あしたの郊外 ­Post Suburbia­
週末の仕事場 SHARE MALL(シェアモール)
1.コトはじめの街TORIDE
現在の都心はスペースも情報も高密度に埋め尽くされており、個人で新たな事を始めようとし
ても、チャレンジすることさえ困難な状況にあります。また、始めることが出来たとしても膨大
な情報に埋もれてしまい継続してゆくことが難しい状況です。
一方、都心を離れるとスペース・情報においてスキマといえる大きな余剰が存在しますが、そ
のスキマを有効に活用できるコンテンツが不足している状況です。
取手市のように都心から少し離れた郊外でも同様に適度なスキマが存在し、都心から近いとい
うロケーションを生かしたコンテンツを育てることが重要です。このスキマを有効利用して、
都心では叶わなかった個々の小さな想いである「何か」を実現する場所を提供することができれ
ば、それらの人々とともにともに発展して行くことが出来るのではないでしょうか。
都心の大資本による大型開発とは違った、郊外だからこそ可能な街づくりとして、人々の小さ
な「何か」コトを始めたいという想いを大切にして実現させ育てることが、大きな原動力となり
地域の魅力づくりに発展してゆくことを提案します。
■様々な個人の想いを地域の魅力作りの原動力につなげる
個⼈の想いを満たす、 
⼩さいけど沢⼭の 
「何か」 
地域の 
「スキマ」
持続発展的な 「地域の魅⼒」 
+
=
原動⼒  場・機会 
2 民家を利用したプチモール
取手市は都心から公共交通機関を利用すると一時間以内で訪れることが出来、また高速道路の
インターも近く非常にアクセスの良い立地条件です。都心から「何か」を実現するために訪れる
には絶好のロケーションと云えます。
そこで、取手市の住宅街に点在する空き家を利用し、人々の想いを実現して地域の魅力をつく
り発信する拠点となるシェアモールを提案します。
1)民家を改築したシェアモール
古い戸建住宅の多くは、中廊下形式で個室と共用部分が明確に分かれているプランが多く、
各部屋を一つの小さな貸し区画とすることで、小さなモールが出来上がります。一軒の民家を数
人でシャアすることでスポーツクラブの会員程度の小さな出資でスペースを借りることが出来る
ため、都心で働く人が週末に自己実現する場として気軽に出店することが出来ます。もちろん、
週末だけではなく平日も営業することは可能です。
■1つの部屋が1つの職場【事例】
よい「気」の家 改修前平面図
・中廊下式の平屋の建屋。中央の廊下に対して6つの部屋が配置されており、
部屋単位で店舗利用することで、小さなモールのようなスペースとなる。
庭
よい「気」の家 改修後平面図
・各部屋単位が店舗の小さなモールでは、店舗ミックスによる相乗効果が得られると同時に
ヒューマンスケールの空間で、田舎の実家に戻ったような懐かしくて落ち着いた雰囲気が
味わえます。
庭
【イメージターゲット】
■シェアモールによる魅力の創出のフロー
① ウィークデイは都心で働く人々の「何か」を実現するための活動の場を提供
↓
② 関わる人・訪れる人が増えることで地域への関心が高まる
↓
③ 地域への関心が高まることで、発信力が増大し地域の可能性が引き出される
↓
④ 可能性を求めて、さらにシェアモールが集積し地域の魅力が創出される
■地域に根差したプログラムを仕掛けることで、住民のコミュニケーションも活性化され、地域
全体の魅力を高める。
地域の魅力を掘り起こし発信
① おしゃべりスペースの設置
・来訪者の溜まりスペースを必ず設け、そのスペースに設置された情報端末を通して、
気軽に感想を入力し発信する仕組みを作ることで来訪者が自発的に情報を発信する。
② イベントの開催
・シェアモール主催の地域の文化祭・収穫祭等を、出店者が共同で出資して運営する。
例)地域の魅力を掘り起こすイベント
筍掘り&バーベキュー 自分たちで手入れをすることが困難になった、お年寄
り宅の竹林の筍を掘り。ボランティアの人たちにより
竹林の手入れをすると同時に、取れたての筍を素材と
したバーベキューを開催。
■シェアモールをプロデュースする組織つくり
①複数のシェアモールの管理・セキュリティ等の運営のノウハウを創造し提供する組
織・仕組みつくり(出店者が共同で出資して運営)
・気軽に出店できる仕組みつくり
・出店者同士をつなぎ仕組み
・出店者が共同で出資して運営する
以上

週末の仕事場~SHARE MALL~