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ペットボトル顕微鏡
- 1. 夏合宿~理科工作その①~
ペットボトル顕微鏡を作ろう!!
身近なペットボトルと小さなガラス玉を使ってユニークな顕微鏡を作ります。
顕微鏡といっても複雑にレンズが組み合わされた複式のものではなく、
虫めがねのような (けれど、 倍率は高いよ!!) 単式の簡単な構造です。
私たちは顕微鏡を使うことで、 それまで知られていなかった小さな生物や
生物体の細かいしくみが観察できるようになり、 医学や科学が大きく進歩しました。
さあ、 君もレーベンフック ( 顕微鏡が作られ始めた時期に顕微鏡でいろいろ観察し、
功績を残した代表的な一人 ) のように、 自分で作ったペットボトル顕微鏡でミクロの
世界をのぞいてみましょう。
【用意するもの】
材料 : ペットボトル (炭酸飲料のペットボトルがいいです。) 直径2mm 程度のガラス玉 : (学校側で用意しています)
道具 : 千枚通し (またはドリルドライバー) カッターナイフ はさみ セロテープ ものさし
ふた側の準備
ペットボトルのフタの中央に内側から穴あけます。 (千枚通しを使いましょう。)
あけた穴にフタの内側からガラス玉を入れ、 落ちないようにセロテープで止めます。
フタの内側が青色のものはセロテープが着かないので、 穴を少し大きい目にあけて
ガラス玉を強く押し込みましょう。 うまく穴をあけると落ちない程度に固定できますよ。
深く押し込みすぎると見えません。 ガラス玉が少し出ている程度でOKです。
本体側の準備
カッターナイフで切りこみを入れて、 ハサミを使ってペットボトルの注ぎ口周辺を適当な
大きさに切ります。 これが台になります。 残りの部分でプレパラートを作るので、
平面の箇所を、 幅15mm× 長さ20mm 程度に切り取ります。
角を切り落として、 ほぼペットボトルの口径にあうように調整しましょう。
プレパラートがができたら、 サンプルをのせ、 上からセロテープをはりつけて、
ペットボトルの口に固定します。
観察 ・ 調整
明るい方向にペットボトルの台の方を向けて、 キャップのネジをしめていきます。
ピントがあってきて、 細胞や気孔が見えてきたら成功です。
眼鏡をしている人は、 外した方がピントが合いやすいです。
左の写真は、 佐久間先生が自分で作ったものをデジカメでとったものです。
◆注意すること!
1. 千枚通しやカッターナイフなどを使うときは充分気をつけましょう。
2. ペットボトル顕微鏡で太陽を直接見ないでください。