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医療情報の標準化手法について
- 2. データの信憑性確保のための要件 目標に向かって 施設間 施設内 一次利用 二次利用 「物語」を完成してゆく (Intelligenceを動員) 長 マ ク 期 ロ 後利用 データ の 信憑性 向上 物語性 医療者が主観的にAssessment 共通化・標準化 (Intelligence) シナリオの展開により、 Informationを統合・分離 概括性 (Information) Dataの臨床的な関連を「概括」 (Informationを獲得) 連続性 「連続的」にDataを記録 正確性 一つひとつのDataを 「正確」に記録 短 ミ ク 期 ロ (Data) ●患者の主観的な訴え、 家族などの主観情報 ●医療者の客観的な収集情報
- 3. 背景 電子カルテ(EMR)に満足出来ないユーザ 研究活動は待てない データの蓄積は現場で 現場での作り込み 〜車輪の再生産 FileMaker, Microsoft Access等のEUCツールの高機能化 電子カルテに組み込まれたテンプレートシステム 電子カルテ連動したテンプレートシステム eXchart (富士通) Template (IBM) etc.. End user向け データベース 電子カルテに搭載 されたテンプレート機能 電子カルテと連動する テンプレートシステム
- 7. 欧州でのEHR標準規格の取り組み ISO/CEN 13606の前身はGEHR(Good European Health Record) Projectであり、EC圏内すべての健康記録を電子的に保存していく試み ISO/CEN 13606の参照実装としてのopenEHR 「難病向けEHR構築の試み」(厚労省科研 2009-)でopenEHRを利用して開発 本日の話は上記の経験を元に「アプローチの取り方」の提案 注:ISO/CEN 13606を採用しましょうという話ではありません
- 13. 例:がん登録 がん登録の 標準医療情報モデル Import Import Import eXchart (富士通) Template (IBM) End user向け データベース 電子カルテに搭載 されたテンプレート機能 電子カルテと連動する テンプレートシステム がん登録
- 20. CKMにおけるCC採用 CKMに登録されたarchetypeのライセンス CC BY-SA 表示・継承 BY:作品を複製、頒布、展示、実演を行うにあたり、著作権者の表示を要求する(*)。 SA: クリエイティブ・コモンズのライセンスが付与された作品を改変・変形・加工してできた作品についても、元になった作品のライセンスを継承させた上で頒布を認める(*)。 自動処理出来る自由度の高いライセンス 情報モデルのシステムへの自動インストール 商用システムにも取り入れ可能 特化した用途へのカスタマイズ可能 本家ではライセンスについては継続して検討中 * Source http://ja.wikipedia.org/wiki/クリエイティブ・コモンズ
- 22. まとめ Bottom-Up ライセンスの標準化 検討・承認 Repository 医学的妥当性について検討する 臨床評価委員会 (Clinical Review Board: CRB) 妥当性、正統性、最新版の保証の仕掛け モデル定義手法の標準化 配布 考案・登録 Model 臨床医・研究者 利用者 Single Semantics Model 標準医療情報 モデル Share/ Secondary Usage Top-Down