たのしい国際協力学
目次
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3.まとめ (5分)
2.学んでいる学生のタイプ(5分)
1.国際協力学の定義と現状(10分)
計 45分
1.国際協力学の定義と現状
1.1国際協力学の定義
 国際協力とは
世界の人々が暮らす社会を伸びやかで豊かにし、そのこと
を通じて人々を幸せにさせること。
(例:恵まれない○○への募金、PKO、国際NGOの活動)
 国際協力学とは
ある国が何かしらの問題を抱えてたら国家レベルであるべ
き社会のモデルを提示し、それに至る方法を提供する事。
 国際開発と実は違う
【開発とは】集団組織としての生産性向上に役立つ前提と
なる「規律」を人々に植え付ける事。しかもそれを強制する
のではなく、「自然」に体が従うようなインセンティブと文化
の設計を行う事→植民地支配が原点(例:日本⇒台湾)
3 国際協力⇒世界平和、開発⇒規律を植え付ける事
1.国際協力学の定義と現状
1.2国際協力のオワコン化
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 世間の声【一部】
「震災やら何やらで日本は大変なのに他国への援助に予算
使っている場合じゃねえだろ」
⇒その通りです! ODA (政府開発援助)予算減ってるし。
ただ、「贈り物」したら返ってくることもあります。
(例:震災後カタール 女川に大型冷凍施設建設)
 国民が納得しないのは、ODA予算がどう使われているか
見えないから
⇒コンテンツがオモシロかったら皆納得して税金払う?
(例:phaさんの作っている物が面白いからiphone等皆あげ
る)
国際協力学 学生のタイプ 意思決定論 メンバー ダム 修士論文 まとめ
援助対象者の可視化=国民が納得する?
1.国際協力学の定義と現状
1.3学べる所は多いのか?
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【日本国内】
 国際学部は結構あるけど、国際協力学学部はない
⇒(学部)国際協力コース(津田塾)(専攻)東大、桜美林だけ!
【海外】
 あまりない
⇒University of Sassex(イギリス)が代表格
国際協力学というよりはUniversity of British Columbiaの環境
資源とサステナビリティ学部というように
国際協力学+α学で、実務者になるときもその他の専門がある
事を求められている。
国際協力学だけは日本、海外共にあまりない
国際協力学 学生のタイプ 意思決定論 メンバー ダム 修士論文 まとめ
1.国際協力学の定義と現状
1.4学んでいて何が面白いの?
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【何故学びたかったか】全く関係の無い人に力を注ぐって凄いと
思ったから(きっかけ:エチオピアで植林をしている人)
【面白いポイント3点】
①どのような形で他人に「贈与」するかがベストなのか、と考え
るのが面白い。
(例:低収入の農家にコンバインとか機械を与えまくって、効率
性を上げさせるのが果たして良いのか⇒そこにあるもので(農
家の環境をあまり変えずに)何とかならんのか、とか考える。)
②国籍の違う人と共同作業したり、話し合うのが楽しい
⇒国際競争力をリアルに感じられる
③スラム街で頑張っている自分が好き
⇒日本という恵まれた環境にいることに感謝できる
国際協力学 学生のタイプ 意思決定論 メンバー ダム 修士論文 まとめ
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 国際協力学の実務者の例
①政府機関(例:JICA,アジア開発銀行、世銀)
②国際NGO
③研究者(アジア研究所等)
④国連
 上記の職業になる為の条件
①英語力
②修士以上の学士
③実務経験2年以上
1.国際協力学の定義と現状
1.5 国際協力学の就職は狭き門過ぎる
仕事にするにはあまりにもハードル高いから
あまり就職する人いない
国際協力学 学生のタイプ 意思決定論 メンバー ダム 修士論文 まとめ
2.学んでいる学生のタイプ
2.1 何故国際協力学を学ぶのか
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学んでいる学生のタイプ
①女性が多い
(普通で優しい人が多い)
②語学が堪能
③男性は優しいor
グローバル志向
④外国人多い
学ぶモチベーション
①「私がいないとこの人はダメ
になる」というような母性本能
をくすぐる
②④自分の取り柄が活かされ
る
③国際協力を仕事にしたいの
ではなく、学ぶ事を利用して海
外で仕事が出来る会社に就職
したい
国際協力学 学生のタイプ 意思決定論 メンバー ダム 修士論文 まとめ
語学力+優しい人が多い
2.学んでいる学生のタイプ
2.2国際協力学学徒の会話
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【case 1】(事実)
某女助教「談話室が汚れて
いますよ! 皆(共有)のもの
であるからこそ、みんなが
好き勝手に利用すれば、環
境を悪化させてしまうのはコ
モンズの悲劇(農民が共有
地を自由に利用する限り、
資源である牧草地は荒れ
果てる法則)ですよね。では、
こうした環境悪化に対する
処方箋は何であると、ハー
ディンは説いていますか?」
生徒「政府等が適切な規制
をする事です。この談話室
の場合、利用の頻度が多い
者がゴミ捨てに行くなどが
考えられます」
※写真と会話内容は一切関係がございません
3.社会的意思決定の支援
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 世の中アクターが多過ぎて決められない事が多過ぎる!
例:COP17CO2 削減量決め方の決め方問題
⇒温室効果ガスの目標削減パーセンテージはきちんとした
裏づけが無いまま決められている
では、国民1人/一国当たりの排出量で決める?
【堀田研】意思決定プロセスをどのように支援するこ
とができるのかを研究しています。
図:国ごとの排出量
5.まとめ
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①国際協力学とはある国が何かしらの問題を抱えてたら
国家レベルであるべき社会のモデルを提示し、それに至る
方法を提供する事。
②国際協力学を学ぶ人は女性が多い。
③ ODA (政府開発援助)予算減ってるので、日本国内で
は国際協力の重要性は低くなっている。
④国際協力を職業にするには難しいので、一般の企業に
就職する人が多い。
国際協力学 学生のタイプ 意思決定論 メンバー ダム
修士論文
博論
まとめ
おすすめ文献
12
【国際協力学】
 東京大学新領域創成科学研究科「国際協力学」
東京大学出版社
 ダンビサ・モヨ「援助じゃアフリカは発展しない」東洋経済
新報社
【社会的意思決定論】
 宇佐見誠「決定」東京大学出版社
Thank you for listening!
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たのしい国際協力学

Editor's Notes

  • #11 2011年11月28日~12月11日  南アフリカのダーバンにおいて、国連気候変動枠組み条約第17回締約国会議(COP17) 開催。 EU(15カ国)で8%削減はずるい!  日本は実は1990年時点で世界のCO2の5%しか排出していなかった!GDPもアメリカの3分の1。なのに何故6%も?