イー・クオーレ自主企画調査① シニア基礎調査
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イー・クオーレの自主企画調査の１回目です。 シニアを対象に基礎的な調査を行いました。 当たり前のことも多いですが、よろしければご覧くださいませ。
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イー・クオーレ自主企画調査① シニア基礎調査
- 2. 2 Contents 調査概要 P ３ 調査概要 P ４ 参加者プロファイル P ５ 調査結果総括 P６ 調査結果サマリ 1. Gr1男性 P１２ 2. Gr2女性 P１９ 調査票 P２３
- 3. 3 調査概要
- 4. 調査概要 4 調査タイトル シニアに関する基礎調査 調査目的 １．シニアの生活意識、モノに対するニーズの全体観をとらえ、シニアに受容される商品カテゴリを選定し、今後物 販での販売を行う際のヒントとする。 ２．イー・クオーレが、シニアパネルとコラボレーションしていく上で、最適な組み方を模索する際の一助とする。 調査手法 グループインタビュー 招集方法 イー・クオーレが保有する『顔が見えるシニアパネル』よりリクルート 対象者 Gr1： 60-70代、リタイアしている男性 Gr2： 60-70代、女性 インタビュー日時 Gr1男性： 2014年10月10日（金）16：00～18：00 Gr2女性： 2014年11月21日（金）11：00～12：30 調査実施主体 株式会社イー・クオーレ Gr1 Gr2
- 5. 参加者プロファイル 5 ID 性別 年齢 未既婚 前職 職業 世帯年収 リタイア 年数 毎月自由に 使えるお金 趣味 ボラン ティア 有無 ボランティア内容 １ 男性 61歳 既婚 業務スタッフ/ 事務機器製造・販売業 無職 500～700万未満 1年7ヶ月 5～7万円未満 野鳥の写真 無 － ２ 男性 67歳 既婚 建築業 無職 － 6年6ヶ月 － ゴルフ 無 － ３ 男性 71歳 既婚 会社員/精密機器 無職 400～500万円未満 7年6ヶ月 3～5万円未満 旅行やゴルフ 無 － ４ 男性 75歳 既婚 環境安全管理/ 石油精製業 無職 200～300万円未満 25年6ヶ月 1～2万円未満 テニスや囲碁、 コーラス、カラオケ 無 － ５ 男性 78歳 既婚 会社員/建築（機械） ビルの管理 500～700万未満 18年 5～7万円未満 － 無 － ６ 男性 78歳 既婚 － 無職 － 10年 － 音楽 有 老人クラブの役員、 住宅の理事 Gr1：男性 Gr2：女性 ID 性別 年齢 未既婚 職業 世帯年収 毎月自由に 使えるお金 趣味 ボラン ティア 有無 ボランティア内容 １ 女性 71歳 既婚 専業主婦 － 2～3万円未満 カラオケで歌うこと、キルティング、料理 無 － ２ 女性 63歳 既婚 農業（梨園） わからない 7～10万円未満 コーラス、カラオケ、ミシンで色々縫う、 フラワーアレンジメント 無 － ３ 女性 65歳 既婚 専業主婦 わからない 15～20万円未満 コーラス、詩吟、編み物、ヨガ、 太極拳、旅行、カラオケ 有 「多摩川の里」の植木 の水やり ４ 女性 68歳 既婚 ヘルパー（介護） － 7～10万円未満 編み物教室、ショートテニス 無 － ５ 女性 66歳 既婚 専業主婦 わからない 3～5万円未満 ガーデニング 無 － ６ 女性 67歳 既婚 製本 － － バイオリン、友禅染め 有 演奏活動
- 6. 6 調査結果総括
- 7. リタイア後のシニア男性の生活 7 非コミュ ニティ 対象者： ID1・2 趣味 重視 対象者： ID6 仕事とコ ミュニティ 重視 対象者： ID3・4・5 60代前半 60代後半 70代前半 70代後半 男性傾向 シニア男性のリタイア後の生活は、主に３つに分類できる。外部と交流をしない人（非コミュニティ）、趣味に邁進する人 （趣味重視）、仕事をしつつ地域の縁を作ろうと努力する人（仕事とコミュニティ重視）。 定年退職 やっと仕事から解放され 無気力状態 病気もありゆっくりしようと 決める。働くつもりはない 家事、ネットやTV、たまに 趣味（旅行やゴルフ等） 一人でいる時間が一番楽 しい、ラク 仕事はせず、自分の好き なことをしよう！と決める 音楽が好きだったので、ネッ トで探して地域のコーラス に入る いつのまにか、３つのコーラ ス会に所属 マンションの自治会や老人 会のボランティアを始める 忙しいけれど、心に負担のない日々 仕事をせずに好きなことをやれるのは幸せなこと だと実感 仕事しかしてこなかったので、周りに仲間がいなく、寂しい思いを した（退職前にハローワークの定年前研修に参加した人も） 老人センターの教室に顔を出したり、マンションでやってるコーラス やテニスに参加するなどして気の合いそうな仲間を増やした。新た な趣味にはまりはじめる様子もみられる 仕事はビルやマンションの管理人を週数回行う 70を過ぎたあたりから仕事を辞める人が多い 年金だけで暮らさねばならないため節約意識が 高まる あと10年ほどしか生きられないのだから、健康に 気を付けてのんびりと暮らしたい
- 8. シニア女性の日常生活 8 趣味 充実 対象者： ID1・3・5 趣味 健康仕事/孫 自宅での余暇 女性傾向 シニア男性の生活が３つに分類されたのに対し、女性はみんな活動的で類似した傾向がみられる。（同じコーラスのグループ からリクルートした為だと考えられる）習い事は１人平均3個、自宅にいるよりも外に出て好きなことをやって過ごしたい。 介護がひと段落し、自分の 趣味に使える時間ができた コーラス、詩吟、編み物教 室、カラオケ、ガーデニングな ど、外に出て人と繋がり、好 きな趣味に勤しんでいる 旅行も好きでよく行く - 夜はゆっくりテレビを見ながら 編み物をする 世話は大変だがガーデニン グも楽しい スポーツジムに通い水泳や、 ヨガや太極拳をする 整体に行く 仕事も 趣味も 対象者： ID1・2・ 4・6 介護がひと段落し、自分の 趣味に使える時間ができた バイオリン、友禅染め、編み 物教室、ショートテニス、コー ラス、カラオケ、フラワーアレン ジメント、ガーデニング、料理 教室、手仕事会でホビー・ キルティングなど、外に出て 人と繋がり、好きな趣味に 勤しんでいる 製本屋で働きお金を稼いで 趣味に充てる（ID6） 介護の仕事（ID4） 自宅で料理教室（ID1） 自宅でやっている梨園を手 伝う（ID2）など 家ではなく外に出たい 孫の世話をしている人は1 名だけ。娘が近所に住んで いるためしょっちゅう呼び出さ れては面倒をみている ボーっとテレビを見て過ごすの は嫌だ。家で過ごすよりも外 に出ていたい だんだんと無理が利かなく なってきているとは感じつつも、 自分も夫も健康体。好きな ことをやって過ごしたい ウォーキング、階段の上り下 り、孫のお世話が筋トレ替わ り
- 9. シニアが求めること 9 全体傾向 シニア男性と女性では、消費意識に大きな違いが見られた。男性はより質素に無駄なく暮らしていきたいと考えているのに対 し、女性はより快適に生活の質を上げたいと考えている。女性の方が毎日アクティブに活動している傾向がみられる。 シニア男性 シニア女性 家族が皆健康で、病気をしないでいるためにすべきこと （→ただし、ほぼみんな歩くことしか実行していない） 人に迷惑をかけずコロリと逝くためにどうあるべきか 次の旅行はどこに行くか 関心事 健康であり続けるために食事に気を付け、手作りする （果物や野菜をミキサーにかけて飲むのが人気） 特に認知症の予防への関心が高く、油に注目をしている 現在はまっている趣味のこと、人とのつながり 今あるモノを使いこなす、使い切ることの方が重要 年金暮らしで余裕はない生活なので、故障以外で新し いものを購入することはほとんどない。新しいものに対し て関心が低い （生活を便利にするためにスマホを新しく買ったという人は一人だけ） 孫がいる人は、孫へのおもちゃなどに使う 消費意識 TVで見たり、口コミで聞いたり、お店で見つけた便利な ものは取りあえず買ってみる 便利、時短、快適など生活の質が上がりそうなものには 関心が高い。良いものは人に勧めたり、多めに買ってお すそ分けすることもある お金をかけず、 やりたい事をやって のんびり過ごす いつまでも健康で ピンピンコロリと逝きたい 身体が動くうちは 好きなことをして、毎日 アクティブに過ごしたい 健康、特に認知症には 気を付けたい
- 11. 今後の展開 11 認知症予防に油は本当によいのか？ その他認知症予防に良い飲料・フード ぴんぴんコロリの健康法 ぴんぴんコロリのサポート飲料・フード 年金暮らしを応援、もっとエコ、もっと節約グッズ 定年退職後の生き方サポート、コミュニティへの入り方 地場のシニアコミュニティと企業との繋がり 注目すべき テーマ 顔が見えるシニアコミュニティ内での自主調査は、今回が第1弾 だったのですが、ただグルインで話を聞くだけではもったいないくらい、 知識とご経験を持った方々だなと改めて感じました。 第2弾は、インタビューではなく、もっと活発に意見を頂く、ワーク ショップやフューチャーセッション形式でまだ見ぬ潜在的なシニアの 方々の想いを汲み上げていきたいと思います。 イー・クオーレと シニアとの関わり方
- 12. 12 調査結果サマリ Gr1男性
- 13. 家事分担について 13 ほとんどの人が家事をしていた。妻が病気になったことで料理教室に通ったり、家事をするようになった人がいた。単身赴任をしていた人が多いた め、家事については苦労はあまりしていない。 家事をやらない人が1名いたが、掃除は奥さんに言われたやる程度で、自らやることはない。 家事をしている ■洗濯は妻のやり方があるのでやっていないが、他はほとんどやっている 去年の3月、家内が軽度の脳梗塞で倒れたこともあり、去年はほとんど家事は自分でやっ ていた。洗濯は家内が自分のやり方だと嫌なので自分は一切やっていない。就職して15 年間はずっと一人で料理もできれば何でもやっていたので苦ではない。家内も回復している が、スーパーは狭くて危ないので買い物はたいがいは自分がやっている。(ID1/61歳) ■妻がいない時は自分で色々やっているが、人のために料理はわざわざしない ご飯は自分で作っているけど人に食べさせるようなものではありません。自分で作ったものは まずくても食べられますが、わざわざ作ってあげようとは思いません。家内が冬の半分はス キーに行っているから、その時は自分で作っています。自身の周りを自身でやるようにしてい る。(ID2/67歳) ■妻が病気した時に料理教室に通うようになり、今ではほとんどやっている 妻が病気をした時、食うに困るとなり、料理教室に行くようになった。今も市の老人センター で料理教室のOB会があって月１回くらい行く。今は妻も元気になって家にそんなにいない ので、買い物からなにから逆転して、 8割自分がやっています。無理やりやらされているとい うよりは暇だからやっている感じ。最初は嫌だったけど、最近は洗濯、買い物など苦ではなく なった。(ID3/71歳) ■洗濯は好きだが、料理は一切やらない 30年くらいは単身赴任していたので洗濯は大好きだけど、料理は全然だめ。女房の手料 理に満足しているので不満はありません。(ID5/78歳) ■家事をやらないと文句を言われるので料理は一緒にやっている やらないと文句を言われるので料理は妻と一緒にやっています。「今日の昼はあなた！」と 決められます。単身赴任を5年くらいしていたし、若い頃にレストランの調理場で働いてたの で、包丁さばきとかがプロ並みだし、料理をしていても全然苦にもなりません。(ID6/78歳) 家事をしていない ■料理は一切しないし、洗濯も言われたらやるが自分からはやらない 料理は一切やりません。子供時代に散々やらされてきたので、もう絶対台所に立たないと 決めています。冷蔵庫があるから弁当を買いに行けばいいだけで、何も料理なんてやること はないと思っている。洗濯もやらないが、掃除は「あれやってよ、これやってよ」と言われたらや るくらいで、私からやることはありません。(ID4/75歳)