9. 価値はどこへ行ったのか? Context Style Object 「~らしさ」を構造化する この服ジャンル この服がカッコいい この価値観がカッコいい この顔ジャンル この顔がカッコいい 「独立」 した 「カッコいい」 は消滅 「連結」 することで 「~らしい」 が登場 どんな服ジャンルでも OK どんな価値観でも OK どんな身体でも OK 多様性を 容認する時代 ② 「~らしい」 not value not value not value value それぞれの商品やジャンルで、独立した“カッコよさ”(価値)を見出せなくなった生活者は 「3つ」が“総合的”に 首尾一貫 すること・・ 「~らしい」 に価値を見出した
10. 価値はどこへ行ったのか? Style Context Object time 「カッコいい」を分析する ② 「カッコいい」 は 「首尾一貫」 していること 1人の人間として内包する 「人格」、「身にまとうスタイル」、「姿形」が 首尾一貫 している 「人間軸」に首尾一貫している 1人の総合的な人間性が 時間軸を通して 首尾一貫 している 「時間軸」に首尾一貫している Life
12. 価値はどこへ行ったのか? 「カッコよさ」をまとめる ② それぞれの商品やジャンルで、独立した“カッコよさ”を見出せなくなった生活者は 「3つ」を“総合的”に 首尾一貫 して演出することで、 “ ~らしい” という評価軸を通して “カッコよさ” を手に入れるようになった * その根幹をなす 絶対的 Context は 一貫性の評価指標を獲得する上で極めて重要である ● 生活者にとって価値あるモノは、その総合的な演出を補助・幇助してくれる「情報」「商品」 ① 自分の Context を見出すヒント ( Ex :自伝とかドキュメンタリーとか) ② その Context からスタイルを構築するヒント ( Ex :フォトエッセイ、ファッション・ショー、個人ブログとか) ③ スタイルとオブジェクトの相関のヒント ( Ex: 体型に合った服の着方を勉強できる雑誌) ④ 総合的演出をちょいちょい披露する場 ( Ex:BLOG 、 SNS とか) - などなど、他たくさん Value 首尾一貫した人間 = カッコいい Context Style Object ① Context の発見・創出 ② Context に沿った スタイルの構築 ③ 整合性をとる セルフアレンジ
13. マス広告はどこへ行くのか? ④ ① ② ③ Value ③ マス広告が生活者に与えられる情報 “価値” とは? 個人の姿形にあった One to One な対応が必要 情報の伝達方法によって可能 個人が自らの Context を見出すのは・・自主的・偶発的であることが多い メディアに植えつけられた Context では、「価値」は生まれない 番組内ならまだしも、広告内では不適 Object と Style の整合性をとるセルフアレンジ Context に沿った Style の構築 Context の発見・創出 「カッコいい」を体現している人を事例として取り上げる < 生活者にとっての価値 > 首尾一貫した人間 = カッコいい Context Style Object TV
14. マス広告はどこへ行くのか? Product A 製品 C 生活者にとって 価値ある 【 Context と Style を結ぶ情報提供】 をするためには・・ 「走る最高級ラグジュアリー」な車 モノサシを押し付ける 重みづけ 色づけ 「喋る犬」キャラの携帯会社 表面的 色づけ 販売側都合の商品差別化 < 広告表現に頼った差別化 > 現 状 これから 多様なモノサシを “紹介” -web で繋がった生活者に 表面のメッキはすぐ剥がれる - 商品の実体をつかみにくい 何に重きを置くかは 生活者が決める ③ その商品の バックグラウンド を 生活者に提供できる 生活のシーンに 還元 して情報発信 Context Style Object 夢を追う人の食事 即席食品 A 仕事極める人の食事 即席食品 B 内実に拘る人の食事 即席食品 C