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ソーシャルエンジニアリング
               高専カンファレンスin富山




                 渥美 清隆(BH)



2012/11/17       (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   1
アジェンダ
 ●   始める前に
 ●   我々は本当に存在しているのか?
 ●   ソーシャルエンジニアリングとは?
 ●   ケーススタディ
 ●   情報化社会の未来,あるいは過去




2012/11/17     (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   2
アジェンダ
 ●   始める前に
 ●   我々は本当に存在しているのか?
 ●   ソーシャルエンジニアリングとは?
 ●   ケーススタディ
 ●   情報化社会の未来,あるいは過去




2012/11/17     (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   3
始める前にしなければ
      ならないことがあります.



2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   4
(省略)



2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   5
すみません,
             本題入ります.



2012/11/17    (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   6
アジェンダ
 ●   始める前に
 ●   我々は本当に存在しているのか?
 ●   ソーシャルエンジニアリングとは?
 ●   ケーススタディ
 ●   情報化社会の未来,あるいは過去




2012/11/17     (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   7
テーマとの関係

  Beyond the Border
  Between 文系 and 理系



参考 weblio: http://ejje.weblio.jp/content/social+engineering
2012/11/17            (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp             8
テーマとの関係

勝手訳:
文系と理系の垣根を超えて



参考 weblio: http://ejje.weblio.jp/content/social+engineering
2012/11/17            (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp             9
テーマとの関係

勝手訳:
文系と理系の垣根を超えて
      融合
       Social Engineering
       社会工学
参考 weblio: http://ejje.weblio.jp/content/social+engineering
2012/11/17            (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp             10
つまり,



2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   11
使えるものは何でも使って
   攻撃しようぜ(゚∀゚)キタコレ!!



2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   12
昔からあるんだけどね...
         ● スパイ・諜報活動とか,
         ● トロイの木馬とか,


         ● ハニートラップとか,


         ● 美人局とか,


         ● and so on...




2012/11/17    (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   13
ex) トロイの木馬




    出典 Wikipedia: http://ja.wikipedia.org/wiki/トロイアの木馬
2012/11/17           (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp         14
さて,突然ですが,



2012/11/17     (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   15
自分の存在を
             証明できますか?



2012/11/17     (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   16
自分の存在を証明する
 ●   身分証明書を使う
     –   偽造じゃない?
 ●   友人に示してもらう
     –   友人が存在する証明は?
 ●   住民票や戸籍謄本を示す
     –   役場って本当に存在するの?

             絶対に存在すると信じられる
             「信頼の起点」がない.
2012/11/17         (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   17
デカルトは考える
 ●   視覚,聴覚,嗅覚,味覚,触覚は全て悪魔の仕業
 ●   1+1=2だって悪魔の仕業
 ●   いろいろな思いつきも悪魔の仕業
 ●   映画「MATRIX」のような世界
 ●   信じられるものは何もない!
 ●   でも,それを考えている自分自身は否定出来ない



2012/11/17    (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   18
だから,



2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   19
我思う,ゆえに我あり
              Cogito ergo sum



2012/11/17        (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   20
Are you sure?



2012/11/17      (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   21
自分は納得しても,
             人を説得できない!



2012/11/17     (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   22
諦めよう...
             (´;ω;`)ブワッ



2012/11/17     (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   23
色即是空空即是色,
    この世は全て夢幻よ.
   夢から覚めれば全て解決.

             カーツ!(by 錯乱坊)

2012/11/17      (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   24
改めて,人の存在証明
 ●   残念ながら我々は夢から覚めません.
     存在を求めるのは幻を求めるようなもの.
 ●   それでも,話をすれば応えてくれる(と思える).
 ●   変顔すれば誰かが笑ってくれる(と思える).
 ●   叩けば痛い(と思える).
 ●   記録や記憶も一応ある(と思える).

     つまり,

2012/11/17     (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   25
コミュニケーションが相対的に
自分の存在証明をしてくれる.



2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   26
ゆるい関係...

             素晴らしい


2012/11/17    (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   27
そこに別の意図を持った
 コミュニケータが現れたら...



2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   28
アジェンダ
 ●   始める前に
 ●   我々は本当に存在しているのか?
 ●   ソーシャルエンジニアリングとは?
 ●   ケーススタディ
 ●   情報化社会の未来,あるいは過去




2012/11/17     (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   29
ソーシャルエンジニアリングとは,


コミュニケーションで人を動かし,
自分の意図した成果を得ること


2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   30
ソーシャルエンジニアリング
    のための「その1」



2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   31
自らの身を隠せ!
              (なりすまし)



2012/11/17     (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   32
電子メールの場合




                                ここを変えるだけ


2012/11/17    (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   33
郵便物では...



内容証明・配達証明郵便で,
勝手な差出人を書く


2012/11/17    (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   34
郵便物では...


        郵便局員に聞かれても,
        代理ですと言えば通る!
        (確認済)

2012/11/17    (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   35
注意


     返信を期待するなら...

     詐称しつつ受け取れる所が必要



2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   36
ソーシャルエンジニアリング
    のための「その2」



2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   37
ターゲットの徹底調査!



2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   38
情報の取得
                          ●   好きな料理
                          ●   レビュー
                          ●   家族
                          ●   スポーツチーム
                          ●   興味・関心
                          ●   癖
                          ●   周囲の人の関係
                        オフラインからも盗る!
2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   39
ソーシャルエンジニアリング
    のための「その3」



2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   40
嵌めるための筋書き



2012/11/17     (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   41
筋書き
 ●   慈善福引受付担当者になりすまし
 ●   ターゲットの社長に資料を郵送,以下のものが当
     たると謳う.
     –   人気のレストランの食事券(社長がよく利用する)
     –   野球の試合の入場券(社長の応援チーム)
 ●   適当なタイミングで電話.詳細の連絡と登録のた
     め電子メールアドレスを要求.社長応える.
 ●   トロイの木馬付きPDFファイルをメール送付.
出典 ITPro: 本当は怖い「ソーシャル・エンジニアリング」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20121106/4353
82/?ST=security&P=1
2012/11/17           (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp            42
つまり,
ソーシャルエンジニアリングとは,



2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   43
人をハックすること!
               Σ(゚д゚lll)



2012/11/17      (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   44
アジェンダ
 ●   始める前に
 ●   我々は本当に存在しているのか?
 ●   ソーシャルエンジニアリングとは?
 ●   ケーススタディ
 ●   情報化社会の未来,あるいは過去




2012/11/17     (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   45
もう少し簡易な
             ケーススタディ2つ



2012/11/17     (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   46
ケーススタディその1(条件)
 ●   ターゲット:α高専のパワハラ教授と被害学生
 ●   目的:パワハラ教授の「私の講義を1回でも休んだ
     ら不可にしてやる」の口を塞ぎ,被害学生が安心
     して外部の勉強会に参加出来るようにする.
 ●   期限:2週間

     さて,皆さんならどうします?
     病欠参加? 安心は出来無さそうですね.
     校長意見箱? Time over
2012/11/17       (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   47
ケーススタディその1(筋書き)
 ●   攻撃者は機構本部の発言力のある情報系委員に
     なりすまし,その立場を活用
 ●   機構本部に以下のように連絡

     「おめでとうございます.この勉強会に参加できる
     のは特別に優秀な学生だけなので,是非広報しま
     しょう」

     → α高専総務課と協議に入る


2012/11/17       (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   48
ケーススタディその1(筋書き)
 ●   α高専情報処理センター長に以下のように連絡

     「おめでとうございます.この勉強会に参加できる
     のは特別に優秀な学生だけなので,安心して参加
     出来るようにご配慮下さい」

     → 校内で協議
 ●   挟むような情報伝達で学校全体を歓迎ムードにし
     て当該学生を送り出さざるを得なくする.
     \(^o^)/

2012/11/17       (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   49
ケーススタディその2(条件)
 ●   ターゲット:Facebook上の特定ユーザ
 ●   目的:精神的に追い詰めるいじめをする.
 ●   期限:無期限
        ただし,開始日を出来るだけ揃える


     さて,皆さんならどうします?
     ターゲットにされることも考えて.

2012/11/17       (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   50
ケーススタディその2(筋書き)
 ●   特になりすまさず,攻撃者とターゲットの共通の友
     人を活用
 ●   共通の友人に,ターゲットの悪評を吹き込む.
 ●   共通の友人は,攻撃者に同情し,あるいは義憤に
     かられる.
 ●   さりげなく,Facebookの設定変更を促す.




2012/11/17       (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   51
ターゲットのメッセージを削除
                 ターゲット

                                               選択




2012/11/17       (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp        52
自分のメッセージを
             ターゲットに送らない
                     クリック




                                     クリック
                                     リストにターゲットを
                                     入れる
2012/11/17     (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp        53
ケーススタディその2(筋書き)
 ●   共通ユーザがことごとくターゲットのメッセージに
     無反応になる.「いいね」もくれない.
 ●   共通ユーザからのメッセージがターゲットに届か
     なくなる.「いいね」も出来ない.
 ●   ターゲットはネット上でシカトされる状態となる.
     ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
 ●   共通ユーザは罪悪感を持たない.
 ●   誰が裏で糸を引いているかも分からない.


2012/11/17       (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   54
ターゲットにされてしまったら
 ●   急に反応が変わった友達を洗い出す.
 ●   その人が本当に友達かどうか吟味する.
 ●   友達ではなければ,友達リストから外す.
 ●   友達だと思えば,メッセージ機能や別手段で状況
     を確認する.
 ●   何かしないと,精神的に不安定になって危ない.



2012/11/17       (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   55
アジェンダ
 ●   始める前に
 ●   我々は本当に存在しているのか?
 ●   ソーシャルエンジニアリングとは?
 ●   ケーススタディ
 ●   情報化社会の未来,あるいは過去




2012/11/17     (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   56
何が問題なのか
 ●   人は脆弱なコミュニケーションによって支えられて
     いる.
 ●   脆弱だと感じていない人が多い.
 ●   難しい判断を避けたがる.肩書きなどテンプレート
     マッチングに走る.
 ●   ちょっとくらい声色が違っても,最初のセリフに誘
     導されてしまう.(正常性バイアス)
 ●   and so on...

2012/11/17          (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   57
それは解決されるのか?
 ●   人はそんなに急に変われない.
 ●   誰でも攻撃者になれる材料は揃った.
 ●   今後,ますます被害者が増える.
 ●   秩序も法律も追いつかない.
 ●   暫くは混沌とした時代が続くのではないか?




2012/11/17      (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   58
私達に出来ることは無いのか?
 ●   普段から,人に興味を持って接する.
 ●   人やコンピュータに対して,「普段と何か違う」とい
     うことを感じる感性を持つ.
 ●   一人で抱え込まない.必ず誰かに相談する.
 ●   他者に自分の意思をはっきり伝える.




2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   59
おわり


2012/11/17   (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp   60

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ソーシャルエンジニアリング

  • 1. ソーシャルエンジニアリング 高専カンファレンスin富山 渥美 清隆(BH) 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 1
  • 2. アジェンダ ● 始める前に ● 我々は本当に存在しているのか? ● ソーシャルエンジニアリングとは? ● ケーススタディ ● 情報化社会の未来,あるいは過去 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 2
  • 3. アジェンダ ● 始める前に ● 我々は本当に存在しているのか? ● ソーシャルエンジニアリングとは? ● ケーススタディ ● 情報化社会の未来,あるいは過去 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 3
  • 4. 始める前にしなければ ならないことがあります. 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 4
  • 5. (省略) 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 5
  • 6. すみません, 本題入ります. 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 6
  • 7. アジェンダ ● 始める前に ● 我々は本当に存在しているのか? ● ソーシャルエンジニアリングとは? ● ケーススタディ ● 情報化社会の未来,あるいは過去 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 7
  • 8. テーマとの関係 Beyond the Border Between 文系 and 理系 参考 weblio: http://ejje.weblio.jp/content/social+engineering 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 8
  • 10. テーマとの関係 勝手訳: 文系と理系の垣根を超えて 融合 Social Engineering 社会工学 参考 weblio: http://ejje.weblio.jp/content/social+engineering 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 10
  • 11. つまり, 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 11
  • 12. 使えるものは何でも使って 攻撃しようぜ(゚∀゚)キタコレ!! 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 12
  • 13. 昔からあるんだけどね... ● スパイ・諜報活動とか, ● トロイの木馬とか, ● ハニートラップとか, ● 美人局とか, ● and so on... 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 13
  • 14. ex) トロイの木馬 出典 Wikipedia: http://ja.wikipedia.org/wiki/トロイアの木馬 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 14
  • 15. さて,突然ですが, 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 15
  • 16. 自分の存在を 証明できますか? 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 16
  • 17. 自分の存在を証明する ● 身分証明書を使う – 偽造じゃない? ● 友人に示してもらう – 友人が存在する証明は? ● 住民票や戸籍謄本を示す – 役場って本当に存在するの? 絶対に存在すると信じられる 「信頼の起点」がない. 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 17
  • 18. デカルトは考える ● 視覚,聴覚,嗅覚,味覚,触覚は全て悪魔の仕業 ● 1+1=2だって悪魔の仕業 ● いろいろな思いつきも悪魔の仕業 ● 映画「MATRIX」のような世界 ● 信じられるものは何もない! ● でも,それを考えている自分自身は否定出来ない 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 18
  • 19. だから, 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 19
  • 20. 我思う,ゆえに我あり Cogito ergo sum 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 20
  • 21. Are you sure? 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 21
  • 22. 自分は納得しても, 人を説得できない! 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 22
  • 23. 諦めよう... (´;ω;`)ブワッ 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 23
  • 24. 色即是空空即是色, この世は全て夢幻よ. 夢から覚めれば全て解決. カーツ!(by 錯乱坊) 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 24
  • 25. 改めて,人の存在証明 ● 残念ながら我々は夢から覚めません. 存在を求めるのは幻を求めるようなもの. ● それでも,話をすれば応えてくれる(と思える). ● 変顔すれば誰かが笑ってくれる(と思える). ● 叩けば痛い(と思える). ● 記録や記憶も一応ある(と思える). つまり, 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 25
  • 27. ゆるい関係... 素晴らしい 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 27
  • 29. アジェンダ ● 始める前に ● 我々は本当に存在しているのか? ● ソーシャルエンジニアリングとは? ● ケーススタディ ● 情報化社会の未来,あるいは過去 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 29
  • 31. ソーシャルエンジニアリング のための「その1」 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 31
  • 32. 自らの身を隠せ! (なりすまし) 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 32
  • 33. 電子メールの場合 ここを変えるだけ 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 33
  • 35. 郵便物では... 郵便局員に聞かれても, 代理ですと言えば通る! (確認済) 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 35
  • 36. 注意 返信を期待するなら... 詐称しつつ受け取れる所が必要 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 36
  • 37. ソーシャルエンジニアリング のための「その2」 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 37
  • 38. ターゲットの徹底調査! 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 38
  • 39. 情報の取得 ● 好きな料理 ● レビュー ● 家族 ● スポーツチーム ● 興味・関心 ● 癖 ● 周囲の人の関係 オフラインからも盗る! 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 39
  • 40. ソーシャルエンジニアリング のための「その3」 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 40
  • 41. 嵌めるための筋書き 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 41
  • 42. 筋書き ● 慈善福引受付担当者になりすまし ● ターゲットの社長に資料を郵送,以下のものが当 たると謳う. – 人気のレストランの食事券(社長がよく利用する) – 野球の試合の入場券(社長の応援チーム) ● 適当なタイミングで電話.詳細の連絡と登録のた め電子メールアドレスを要求.社長応える. ● トロイの木馬付きPDFファイルをメール送付. 出典 ITPro: 本当は怖い「ソーシャル・エンジニアリング」 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20121106/4353 82/?ST=security&P=1 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 42
  • 44. 人をハックすること! Σ(゚д゚lll) 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 44
  • 45. アジェンダ ● 始める前に ● 我々は本当に存在しているのか? ● ソーシャルエンジニアリングとは? ● ケーススタディ ● 情報化社会の未来,あるいは過去 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 45
  • 46. もう少し簡易な ケーススタディ2つ 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 46
  • 47. ケーススタディその1(条件) ● ターゲット:α高専のパワハラ教授と被害学生 ● 目的:パワハラ教授の「私の講義を1回でも休んだ ら不可にしてやる」の口を塞ぎ,被害学生が安心 して外部の勉強会に参加出来るようにする. ● 期限:2週間 さて,皆さんならどうします? 病欠参加? 安心は出来無さそうですね. 校長意見箱? Time over 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 47
  • 48. ケーススタディその1(筋書き) ● 攻撃者は機構本部の発言力のある情報系委員に なりすまし,その立場を活用 ● 機構本部に以下のように連絡 「おめでとうございます.この勉強会に参加できる のは特別に優秀な学生だけなので,是非広報しま しょう」 → α高専総務課と協議に入る 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 48
  • 49. ケーススタディその1(筋書き) ● α高専情報処理センター長に以下のように連絡 「おめでとうございます.この勉強会に参加できる のは特別に優秀な学生だけなので,安心して参加 出来るようにご配慮下さい」 → 校内で協議 ● 挟むような情報伝達で学校全体を歓迎ムードにし て当該学生を送り出さざるを得なくする. \(^o^)/ 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 49
  • 50. ケーススタディその2(条件) ● ターゲット:Facebook上の特定ユーザ ● 目的:精神的に追い詰めるいじめをする. ● 期限:無期限 ただし,開始日を出来るだけ揃える さて,皆さんならどうします? ターゲットにされることも考えて. 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 50
  • 51. ケーススタディその2(筋書き) ● 特になりすまさず,攻撃者とターゲットの共通の友 人を活用 ● 共通の友人に,ターゲットの悪評を吹き込む. ● 共通の友人は,攻撃者に同情し,あるいは義憤に かられる. ● さりげなく,Facebookの設定変更を促す. 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 51
  • 52. ターゲットのメッセージを削除 ターゲット 選択 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 52
  • 53. 自分のメッセージを ターゲットに送らない クリック クリック リストにターゲットを 入れる 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 53
  • 54. ケーススタディその2(筋書き) ● 共通ユーザがことごとくターゲットのメッセージに 無反応になる.「いいね」もくれない. ● 共通ユーザからのメッセージがターゲットに届か なくなる.「いいね」も出来ない. ● ターゲットはネット上でシカトされる状態となる. ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル ● 共通ユーザは罪悪感を持たない. ● 誰が裏で糸を引いているかも分からない. 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 54
  • 55. ターゲットにされてしまったら ● 急に反応が変わった友達を洗い出す. ● その人が本当に友達かどうか吟味する. ● 友達ではなければ,友達リストから外す. ● 友達だと思えば,メッセージ機能や別手段で状況 を確認する. ● 何かしないと,精神的に不安定になって危ない. 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 55
  • 56. アジェンダ ● 始める前に ● 我々は本当に存在しているのか? ● ソーシャルエンジニアリングとは? ● ケーススタディ ● 情報化社会の未来,あるいは過去 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 56
  • 57. 何が問題なのか ● 人は脆弱なコミュニケーションによって支えられて いる. ● 脆弱だと感じていない人が多い. ● 難しい判断を避けたがる.肩書きなどテンプレート マッチングに走る. ● ちょっとくらい声色が違っても,最初のセリフに誘 導されてしまう.(正常性バイアス) ● and so on... 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 57
  • 58. それは解決されるのか? ● 人はそんなに急に変われない. ● 誰でも攻撃者になれる材料は揃った. ● 今後,ますます被害者が増える. ● 秩序も法律も追いつかない. ● 暫くは混沌とした時代が続くのではないか? 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 58
  • 59. 私達に出来ることは無いのか? ● 普段から,人に興味を持って接する. ● 人やコンピュータに対して,「普段と何か違う」とい うことを感じる感性を持つ. ● 一人で抱え込まない.必ず誰かに相談する. ● 他者に自分の意思をはっきり伝える. 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 59
  • 60. おわり 2012/11/17 (c) 2012 kiyotaka@ka-lab.jp 60