PRのイメージカラーは消費者にどのような印象を与えるのか？

1. PRのイメージカラーは
消費者にどのような印象を与えるのか？
- オンラインアンケートを⽤いた RCT 実験 -
⻘⼭学院⼤学経営学部 服部ゼミCチーム
荒井 ⽯井 上室 和⽥

2. 背景
• 企業のプロモーションにおいて、使⽤される⾊が消費者に及ぼ
す影響は重要である。
• 消費者が持つ「⾊への⼀般的⾊なイメージ」に対する研究は多
くあるが、具体的な商品やサービスに対して、消費者がどのよ
うなイメージを持つのかに関する研究は少ない。

3. リサーチクエスチョン
『様々な商品・サービスのプロモーションにおいて、⾊の違い
は消費者にどのようなイメージの違いをもたらすのか？』
をオンラインアンケートを⽤いたランダム化⽐較試験（RCT）
で明らかにする。
1. イタリアン・レストランのサイト
2. アパレルのサイト
3. 学習塾のサイト

4. 実験⽅法
【3グループRCT】
■ JavaScriptによるランダム化により、被験者
を3つのオンラインアンケートサイトに誘導
■ 各サイトには、デザインは同じだがカラーリ
ングのみ異なる商品・サービスPRが掲載され
ており、被験者はそれをみて、商品・サービ
スのイメージやそれへの評価を回答。
■ これらの回答の差を⽐較
Aグループ Bグループ Cグループ
JavaScript

5. 結果： イタリアン・レストラン, アパレルサイトの実験
⾚：⽼舗 （男性の傾向）
緑：ヘルシー & ⾼級
⻩：低価格 & 活気
⿊：⾼級感 （男性の傾向）
⾚ ⻘：違いはみられない

6. 結果： 学習塾サイトの実験
⻘：ハイレベル教育
⻩：褒めて伸ばす教育（⼥性の傾向）
緑：成績の悪い⽣徒向け

7. 意義
• 商品・サービスの種類によって、⾊が消費者のイメージに及ぼ
す影響は異なる ➡ 企業のブランディングに活⽤
• カラーバリエーションのRCT（A/Bテスト）を活⽤するべき