SharePoint Online、Power Platform などは基本的に内製で活用するためのクラウドサービスです。ただし、専門の技術者が居ない組織において、内製するのは困難であるため、専門業者へ委託する機会が多いはずです。その際、委託側、受託側共に苦労することはないでしょうか？その原因と対策を Power Automate を使った承認フロー開発を例に解説します。Power Automate を例にするため、多少技術的な内容は含まれますが、ポイントは商習慣ですので、まったく技術が分からない方でもご理解いただける内容です。できれば、経営層やマネージャーに知っていただきたい内容となっております。

1. April, 26. – 28. 2021
MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2021
m365virtualmarathon.com #M365VM
Power Automate 開発を例にした SharePoint、
Power Platform 活用の落とし穴
Fumio Mizobata

2. MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2021 SPONSORS

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AGENDA
 Power Platform 活用のポイント
 Power Automate を使った 2 段階承認の実装
 まとめ
 Q&A

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 溝端 二三雄 (Fumio Mizobata)
 https://mvp.microsoft.com/ja-jp/PublicProfile/10081
株式会社マジェスター
自己紹介

5. April, 26. – 28. 2021
MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2021
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Power Platform 活用のポイント

6. April, 26. – 28. 2021
MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2021
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内製化

7. April, 26. – 28. 2021
MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2021
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“適切な” 要件定義
開発を委託する場合の必須項目

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2 段階承認ワークフロー 【フロー図】
申請情報入力
申請 ①
承認要求送信 ①
承認する
①
承認要求送 ②
承認する
②
通知送信 ①
通知送信 ②
通知送信
①-2
Y
N
却下
①
Y
N
通知送信
②-2
却下
②
差戻

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2 段階承認ワークフロー 【ドキュメント】
申請情報入力
• 申請画面レイアウト
• 項目一覧
• 入力検査
• 自動入力等画面ロジック
• 過去申請の参照
• 一時保存
申請 ①
• 保存先 (申請情報閲覧者の定義)
• ステータス変更 ([申請中])
承認要求送信 ①
• ステータス変更 ([承認待ち①])
• 承認者への通知方法 (メール？)
承認する ①
• 承認方法 (メール？)
• 承認画面レイアウト (承認内容の確認方法を含む)
却下 ①
• ステータスの変更 ([却下] or [却下 ①])
• 通知送信
承認要求送信 ①
• ステータスの変更
• 通知送信
以下、省略・・・

10. m365virtualmarathon.com #M365VM
 差し戻しの必要性
 却下後、再申請の問題点
 入力項目が多すぎる (再利用にて検討)
 本当に順次承認が適しているのか？の検討
 フローの再利用
 申請内容は Word や Excel で作成した添付ファイルにすれば汎用性は上がらない？
(再申請や過去申請の再利用も容易では？)
 代理承認
 SharePoint Workflow や Power Automate フローでは当該承認者が別のユーザーを承認者にすること
 日本のユーザーの多くは、申請者が別の承認者を指定すること
良くある認識の相違 (委託者と受託者)

11. 要件定義 (委託者が受託者に内容を伝える方法) には細かい部分が色々ありますが、
Power Automate で多段階承認を作る方法を紹介します。

12. m365virtualmarathon.com #M365VM
多段承認 – 複数の承認者 ([担当者])

13. m365virtualmarathon.com #M365VM
多段承認 – 複数の承認アクション

14. m365virtualmarathon.com #M365VM
多段承認 – 複数のフロー

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多段承認 – State Machine

16. April, 26. – 28. 2021
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ここまでの振り返り

17. m365virtualmarathon.com #M365VM
業務委託の問題点
委託者 受託者
調整
80%
開発 20%

18. m365virtualmarathon.com #M365VM
本セッションの準備時間
State Machine での2段階承認
約1時間 約2時間
私の場合は仕様書や要件定義書を作成する時間より、
Power Automate でフローを作成する時間の方が短い

19. April, 26. – 28. 2021
MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2021
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まとめ

20. m365virtualmarathon.com #M365VM
 PaaS での開発や IaaS 上のフルスクラッチ開発と異なり、SaaS には出来上がった機能が豊富にあります。
 それらの機能を理解せず、要件を定義してしまうと不適切かつ非効率な開発となってしまいます。
 機能を理解すると開発できてしまうのが Power Platform です (市民開発者) 。
内製化

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技術情報リソース

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最後に
理解できる機能のみを使用して開発を始める事を推奨します。
“理解できる機能” の定義、習得方法、評価を作ることが重要！

23. April, 26. – 28. 2021
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Q&A

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スピーカーやイベントへのフィードバック
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