SlideShare a Scribd company logo
1 of 25
Download to read offline
第4回 分散システム本読書会
名前付け / Naming
@nishio_dens
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
  
本章の目標
名前と識別子から、いかにしてアドレスを	
  
解決するかが本章の重要なテーマ	
  
	
  
•  様々な名前解決の仕組みを理解する	
  
–  フラットな名前から、どのようにしてエンティティを
見つけるかを理解する	
  
–  構造化された名前から、どのようにしてエンティティ
を見つけるかを理解する	
  
–  分散システムでよく用いられる属性ベース名前付けを
理解する	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   2	
  /	
  25	
  
5.1 名前・識別子・アドレス
•  名前	
  
–  エンティティ(ホストやファイル等)を参照するため
に使われるビット列、または文字列	
  
	
  
•  識別子	
  (Identifier	
  /	
  ID	
  )	
  
–  エンティティを一意に識別するための名前	
  
	
  
•  アドレス	
  
–  アクセスポイントの名前	
  
–  アクセスポイントとは?	
  
•  エンティティにアクセスする際に利用するエンティティ	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   3	
  /	
  25	
  
ヒューマンフレンドリーな名前
•  人間にとって扱いやすいように作られた名前を
ヒューマンフレンドリーな名前と呼ぶ	
  
	
  
•  例)	
  
–  ファイル名	
  
•  UNIXの場合、255文字以内の文字列をユーザが定義可能	
  
–  ドメイン名
•  DNSではドメイン名からIPアドレスを検索	
  
•  ドメイン名は人間が覚えやすい	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   4	
  /	
  25	
  
5.2 フラットな名前付け
•  フラットな名前	
  
–  アクセスポイントを特定するような情報を含まない名前のこと	
  
	
  
•  フラットな名前からどのようにしてエンティティを	
  
特定するか?	
  
–  5.2.1	
  ブロードキャストとマルチキャスト	
  
–  5.2.1	
  転送ポインタ	
  
–  5.2.2	
  ホームベースアプローチ	
  
–  5.2.3	
  分散ハッシュテーブル	
  
–  5.2.4	
  階層的アプローチ	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   5	
  /	
  25	
  
5.2.1 ブロードキャストとマルチキャスト
•  エンティティの識別子を含んだメッセージを全員に	
  
ブロードキャストして探す	
  
•  アドレス解決プロトコル(ARP)がこの手法を利用	
  
•  問題点	
  
–  ネットワークが大きくなると要求メッセージだけで帯域を浪費して
しまう	
  
	
  
マルチキャスト(特定のグループにのみメッセージを送る方式)
を利用することで、ネットワーク帯域浪費を押さえられる
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   6	
  /	
  25	
  
IP:	
  192.168.10.2	
  は	
  
誰ですか?
私です!
5.2.1 転送ポインタ
•  アドレスが変わりやすいモバイルエンティティを特定するための	
  
方法	
  
•  エンティティがAからBに移動する際に、Bの位置を参照する	
  
ポインタをAに残しておく	
  
•  問題点	
  
–  特別な工夫をしない限り、チェーンが長くなる	
  
–  エンティティの特定が必要な期間、チェーンを保持する必要がある	
  
–  リンクの障害を受けやすい	
  
	
  
スケーラビリティに問題あり!	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   7	
  /	
  25	
  
A
BいつもAにアクセス
すれば良い
5.2.2 ホームベースアプローチ(1)
•  大規模ネットワークにおいて効率的にモバイルエンティティの特定
をサポートする方法	
  
•  エンティティの現在位置を保持するホーム位置(home	
  location)	
  を	
  
用いる	
  
•  モバイルIP(下図)は、ホームベースアプローチの後続の例	
  
	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   8	
  /	
  25	
  
5.2.2 ホームベースアプローチ(2)
•  ホームベースアプローチの欠点	
  
–  固定されたホーム位置を用いること	
  
	
  
	
  
•  問題点	
  
–  ホーム位置が変わってしまった場合、エンティティとの通信が
不可能になる可能性がある	
  
–  モバイルエンティティと通信するためには、最初にホームと通
信する必要がある	
  
•  ホームが、モバイルエンティティと全く異なる場所にあった場合は
通信遅延が増大する	
  
•  クライアントが日本、相手のモバイルエンティティが日本にいて
ホームがアメリカにあると考えると。。。	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   9	
  /	
  25	
  
5.2.3 分散ハッシュテーブル(DHT)
•  識別子(ID)に関連付けられたエンティティのアドレス	
  
解決を、DHTに参加しているノード同士で行う	
  
–  アドレス解決のための特別なエンティティを用意する必要が	
  
ないため、スケールする	
  
•  DHTのアルゴリズム	
  
–  Chord	
  (次ページで仕組みを説明)	
  
–  CAN,	
  Pastry,	
  Tapestry,	
  etc…	
  
ChordはDHTの最も有名なアルゴリズム	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   10	
  /	
  25	
  
5.2.3 Chord (1)
•  データは誰が持つ?	
  
–  データとノードにIDを割り当てる	
  
–  ID割当にはmビットの識別子空間を持ったhash関数を用いる	
  
–  データとノードのIDをhashを用いて決める	
  
–  例)	
  
•  Node2 のID
–  hash( Node2 ) = 66
•  データA のID
–  hash (データA) = 41
–  kというキーを持つデータは、識別子
idが id >= k となる最初のノードが
保持する
–  このノードをサクセッサ
( successor )と呼ぶ
右図ではデータA のサクセッサはNode2
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   11	
  /	
  25	
  
ノード名	
  (	
  ID	
  )
図の丸がノード、四角がデータ	
  
5.2.3 Chord (2)
•  データをどのように探す?	
  
–  各ノードは自身の近接ノードについての情報(	
  successor,	
  
predecessor)	
  の情報を持っている	
  
–  単純に	
  successor	
  をたどっていけば、データを見つけられる	
  
–  線形アプローチは明らかにスケーラブルではない	
  
	
  
	
  
	
  
	
  
	
  
	
  
フィンガーテーブルを利用することで、検索効率を改善	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   12	
  /	
  25	
  
5.2.3 Chord (3)
•  フィンガーテーブル	
  
–  最大m個のエントリを保持	
  (	
  m	
  =	
  識別子空間のビット数)	
  
	
  
•  ノードpのi番目のFinger	
  
	
  
•  右図Node1	
  の	
  Finger	
  Table	
  
–  m	
  =	
  5	
  	
  なので、Fingerを5個持つ	
  
	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   13	
  /	
  25	
  
5.2.3 Chord (4)
•  ノード1が k=26 を解決する手順
1.  ノード1にて、
FT[5] <= k < FT[1]
なので、ノード5に要求を送る
2.  ノード18 にて、
FT[2] <= k < FT[3]
なので、ノード20 に要求を送る
3.  ノード20にて、
FT[1] <= k < FT[2]
なので、ノード21に要求を送る
4.  ノード21にて、kのsuccessorは
ノード28だと知っているので、
28にデータを問い合わせる
	
  
フィンガーテーブルを用いると、システムを構成するノード
をN個として、O(logN)	
  ステップでデータを発見できる!	
  
	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   14	
  /	
  25	
  
ネットワーク近傍性の問題
•  Chordの問題点	
  
–  アンダーレイネットワークを考慮していない	
  
•  問題の解決策	
  
–  近傍ルーティング	
  
–  近傍近隣ノード選択	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   15	
  /	
  25	
  
日本
アメリカ
日本
アメリカ
5.2.4 階層的アプローチ (1)
•  特徴	
  
–  ネットワークはドメインの集合に分割される	
  
–  最下位のドメインはリーフドメインと呼ばれる	
  
–  ディレクトリノードは、ドメイン内のエンティティの情報を	
  
持っている	
  
DNSと同じ構造	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   16	
  /	
  25	
  
5.2.4 階層的アプローチ (2)
•  ノード情報が見つかるまで、親に要求を転送しながら	
  
エンティティを探す	
  
•  最悪の場合は、ルートノードまで探索が続く
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   17	
  /	
  25	
  
5.3 構造化された名前付け
•  人間が読みやすい名前からなる構造化された名前	
  
•  名前空間	
  
–  分散システムにおける名前は、共通的に参照される名前空間で
管理される	
  
–  名前空間は、リーフノード、ディレクトリノードからなるラベル
付き有向グラフで表現される	
  
	
  
–  リーフノード	
  
•  出力辺を持たない	
  
	
  
–  ディレクトリノード	
  
•  出力辺を複数持つ	
  
•  ラベル付けされている
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   18	
  /	
  25	
  
5.3.2 名前解決
•  名前空間を使って、パス名が与えられたときに、その名前に
よって参照されるノードが持つ情報を調べること	
  
	
  
•  クロージャメカニズム	
  
–  どのように、どこから名前解決を開始するかを知ること	
  
•  リンクとマウント	
  
–  別名(alias)の使用は、名前解決と強く関連している	
  
–  別名(alias)とは?	
  
•  同じエンティティに対する	
  
異なる名前	
  
–  別名を実現する方法	
  
•  ハードリンク (前ページ図)	
  
•  シンボリックリンク(右図)	
  
	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   19	
  /	
  25	
  
ファイルシステムのマウント
•  異なる名前空間を参照できる	
  
–  異なる名前空間のディレクトリノードの識別子を保存
し、そこで異なる名前空間を参照できる	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   20	
  /	
  25	
  
5.3.3 名前空間の実装
•  名前空間の分散	
  
–  大規模な分散システムの名前空間は、通常階層的に構成される	
  
–  [Cheriton	
  and	
  Mann,	
  1989]	
  は、以下の3つの層に分割した	
  
–  グローバル層	
  
•  ルートノードと論理的に近いディレクトリノードで形成される	
  
•  ディレクトリテーブルの内容がほとんど書き換えられない、安定性がある	
  
	
  
–  部門管理層	
  
•  1つの組織の中で一緒に管理されるディレクトリノードによって形成される	
  
•  グローバル層のノードよりは変化が多いが、比較的安定している	
  
	
  
–  マネージャ層	
  
•  よく変化する可能性があるノードから成り立つ	
  
•  ローカルネットワークのホストに相当するノードが、この層に属する	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   21	
  /	
  25	
  
DNSの名前空間
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   22	
  /	
  25	
  	
  
項目 グローバル層 部門管理層 マネージャ層
地理的スケール 世界 組織 部課
ノード総数 少ない 多い 膨大
探索の応答時間 秒 ミリ秒 即座
更新の伝播 遅い 早い 早い
レプリカの数 多数 なし	
  /	
  ごくわずか なし
キャッシュの有効性 有効 有効 場合による
名前解決の実装 (1)
•  反復名前解決	
  (左図)	
  
–  利点)	
  名前サーバの負荷が(再帰的な方法に比べて)少なくてすむ	
  
–  欠点)	
  通信コストが大きくなる場合がある	
  
•  再帰名前解決	
  (右図)	
  
–  利点)	
  結果のキャッシュが効率的になる	
  /	
  通信コストが減少する	
  
–  欠点)	
  名前サーバに高い性能が要求される	
  
	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   23	
  /	
  25	
  
名前解決の実装 (2)
•  長距離の通信の場合	
  
–  再帰名前解決は長距離通信が1回	
  
–  反復名前解決は長距離通信が3回	
  
	
  
•  名前空間のグローバル層の名前サーバは反復名前解決のみサポート
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   24	
  /	
  25	
  
分散型DNSの実装
•  DNSのスケーラビリティ	
  
–  上位レベルのノードほど、下位レベルのノードに比べて多くの
要求を受信する	
  
–  キャッシュを使うことで、現状この問題を回避している	
  
	
  
•  分散ハッシュテーブル(DHT)を用いたDNSの実装	
  
–  CoDoNS	
  [	
  Ramasubramanian	
  and	
  Sirer,	
  2004a]	
  にて検討されている	
  
	
  
–  利点	
  
•  DHTベースの実装にマッピングすることで、スケーラビリティの問題を解決	
  
–  欠点	
  
•  名前構造を失っている	
  
–  ある特定のドメイン内のすべての子を探索することが困難	
  
–  DHTでは範囲検索を行うのが難しい	
  
2013/04/27	
   第4回 分散システム本読書会	
   25	
  /	
  25	
  

More Related Content

What's hot

それでも僕はユニットテストを書きたい - Pester powered by PowerShell
それでも僕はユニットテストを書きたい - Pester powered by PowerShellそれでも僕はユニットテストを書きたい - Pester powered by PowerShell
それでも僕はユニットテストを書きたい - Pester powered by PowerShellHidari Ikw
 
イルカさんチームからゾウさんチームに教えたいMySQLレプリケーション
イルカさんチームからゾウさんチームに教えたいMySQLレプリケーションイルカさんチームからゾウさんチームに教えたいMySQLレプリケーション
イルカさんチームからゾウさんチームに教えたいMySQLレプリケーションyoku0825
 
雑なMySQLパフォーマンスチューニング
雑なMySQLパフォーマンスチューニング雑なMySQLパフォーマンスチューニング
雑なMySQLパフォーマンスチューニングyoku0825
 
小規模環境におけるNutanix Filesの活用を考える
小規模環境におけるNutanix Filesの活用を考える小規模環境におけるNutanix Filesの活用を考える
小規模環境におけるNutanix Filesの活用を考えるAkiraMasago
 
COPY FROMで異常データをスキップできるようになった話(第45回 PostgreSQLアンカンファレンス@オンライン 発表資料)
COPY FROMで異常データをスキップできるようになった話(第45回 PostgreSQLアンカンファレンス@オンライン 発表資料)COPY FROMで異常データをスキップできるようになった話(第45回 PostgreSQLアンカンファレンス@オンライン 発表資料)
COPY FROMで異常データをスキップできるようになった話(第45回 PostgreSQLアンカンファレンス@オンライン 発表資料)NTT DATA Technology & Innovation
 
[db tech showcase Tokyo 2014] B26: PostgreSQLを拡張してみよう by SRA OSS, Inc. 日本支社 高塚遥
[db tech showcase Tokyo 2014] B26: PostgreSQLを拡張してみよう  by SRA OSS, Inc. 日本支社 高塚遥[db tech showcase Tokyo 2014] B26: PostgreSQLを拡張してみよう  by SRA OSS, Inc. 日本支社 高塚遥
[db tech showcase Tokyo 2014] B26: PostgreSQLを拡張してみよう by SRA OSS, Inc. 日本支社 高塚遥Insight Technology, Inc.
 
地理分散DBについて
地理分散DBについて地理分散DBについて
地理分散DBについてKumazaki Hiroki
 
Cassandraのしくみ データの読み書き編
Cassandraのしくみ データの読み書き編Cassandraのしくみ データの読み書き編
Cassandraのしくみ データの読み書き編Yuki Morishita
 
ZDD基礎
ZDD基礎ZDD基礎
ZDD基礎reew2n
 
[D26] データハブとしてのPostgreSQL~9.3で進化した外部テーブル~ by Shigeru Hanada
[D26] データハブとしてのPostgreSQL~9.3で進化した外部テーブル~ by Shigeru Hanada[D26] データハブとしてのPostgreSQL~9.3で進化した外部テーブル~ by Shigeru Hanada
[D26] データハブとしてのPostgreSQL~9.3で進化した外部テーブル~ by Shigeru HanadaInsight Technology, Inc.
 
深読みビットコイン (2) コンセンサスの行方
深読みビットコイン (2) コンセンサスの行方深読みビットコイン (2) コンセンサスの行方
深読みビットコイン (2) コンセンサスの行方Kenji Saito
 
TiDBのトランザクション
TiDBのトランザクションTiDBのトランザクション
TiDBのトランザクションAkio Mitobe
 
OSC北海道2014_JPUG資料
OSC北海道2014_JPUG資料OSC北海道2014_JPUG資料
OSC北海道2014_JPUG資料Chika SATO
 
DynamoDBだけでソシャゲを作ってみた
DynamoDBだけでソシャゲを作ってみたDynamoDBだけでソシャゲを作ってみた
DynamoDBだけでソシャゲを作ってみた伊藤 祐策
 
VLDB2015 会議報告
VLDB2015 会議報告VLDB2015 会議報告
VLDB2015 会議報告Yuto Hayamizu
 
Open vSwitchソースコードの全体像
Open vSwitchソースコードの全体像 Open vSwitchソースコードの全体像
Open vSwitchソースコードの全体像 Sho Shimizu
 
Docker入門: コンテナ型仮想化技術の仕組みと使い方
Docker入門: コンテナ型仮想化技術の仕組みと使い方Docker入門: コンテナ型仮想化技術の仕組みと使い方
Docker入門: コンテナ型仮想化技術の仕組みと使い方Yuichi Ito
 

What's hot (20)

それでも僕はユニットテストを書きたい - Pester powered by PowerShell
それでも僕はユニットテストを書きたい - Pester powered by PowerShellそれでも僕はユニットテストを書きたい - Pester powered by PowerShell
それでも僕はユニットテストを書きたい - Pester powered by PowerShell
 
イルカさんチームからゾウさんチームに教えたいMySQLレプリケーション
イルカさんチームからゾウさんチームに教えたいMySQLレプリケーションイルカさんチームからゾウさんチームに教えたいMySQLレプリケーション
イルカさんチームからゾウさんチームに教えたいMySQLレプリケーション
 
雑なMySQLパフォーマンスチューニング
雑なMySQLパフォーマンスチューニング雑なMySQLパフォーマンスチューニング
雑なMySQLパフォーマンスチューニング
 
RDF Semantic Graph「RDF 超入門」
RDF Semantic Graph「RDF 超入門」RDF Semantic Graph「RDF 超入門」
RDF Semantic Graph「RDF 超入門」
 
小規模環境におけるNutanix Filesの活用を考える
小規模環境におけるNutanix Filesの活用を考える小規模環境におけるNutanix Filesの活用を考える
小規模環境におけるNutanix Filesの活用を考える
 
B-link-tree
B-link-treeB-link-tree
B-link-tree
 
COPY FROMで異常データをスキップできるようになった話(第45回 PostgreSQLアンカンファレンス@オンライン 発表資料)
COPY FROMで異常データをスキップできるようになった話(第45回 PostgreSQLアンカンファレンス@オンライン 発表資料)COPY FROMで異常データをスキップできるようになった話(第45回 PostgreSQLアンカンファレンス@オンライン 発表資料)
COPY FROMで異常データをスキップできるようになった話(第45回 PostgreSQLアンカンファレンス@オンライン 発表資料)
 
[db tech showcase Tokyo 2014] B26: PostgreSQLを拡張してみよう by SRA OSS, Inc. 日本支社 高塚遥
[db tech showcase Tokyo 2014] B26: PostgreSQLを拡張してみよう  by SRA OSS, Inc. 日本支社 高塚遥[db tech showcase Tokyo 2014] B26: PostgreSQLを拡張してみよう  by SRA OSS, Inc. 日本支社 高塚遥
[db tech showcase Tokyo 2014] B26: PostgreSQLを拡張してみよう by SRA OSS, Inc. 日本支社 高塚遥
 
地理分散DBについて
地理分散DBについて地理分散DBについて
地理分散DBについて
 
Cassandraのしくみ データの読み書き編
Cassandraのしくみ データの読み書き編Cassandraのしくみ データの読み書き編
Cassandraのしくみ データの読み書き編
 
ZDD基礎
ZDD基礎ZDD基礎
ZDD基礎
 
[D26] データハブとしてのPostgreSQL~9.3で進化した外部テーブル~ by Shigeru Hanada
[D26] データハブとしてのPostgreSQL~9.3で進化した外部テーブル~ by Shigeru Hanada[D26] データハブとしてのPostgreSQL~9.3で進化した外部テーブル~ by Shigeru Hanada
[D26] データハブとしてのPostgreSQL~9.3で進化した外部テーブル~ by Shigeru Hanada
 
Hadoop入門
Hadoop入門Hadoop入門
Hadoop入門
 
深読みビットコイン (2) コンセンサスの行方
深読みビットコイン (2) コンセンサスの行方深読みビットコイン (2) コンセンサスの行方
深読みビットコイン (2) コンセンサスの行方
 
TiDBのトランザクション
TiDBのトランザクションTiDBのトランザクション
TiDBのトランザクション
 
OSC北海道2014_JPUG資料
OSC北海道2014_JPUG資料OSC北海道2014_JPUG資料
OSC北海道2014_JPUG資料
 
DynamoDBだけでソシャゲを作ってみた
DynamoDBだけでソシャゲを作ってみたDynamoDBだけでソシャゲを作ってみた
DynamoDBだけでソシャゲを作ってみた
 
VLDB2015 会議報告
VLDB2015 会議報告VLDB2015 会議報告
VLDB2015 会議報告
 
Open vSwitchソースコードの全体像
Open vSwitchソースコードの全体像 Open vSwitchソースコードの全体像
Open vSwitchソースコードの全体像
 
Docker入門: コンテナ型仮想化技術の仕組みと使い方
Docker入門: コンテナ型仮想化技術の仕組みと使い方Docker入門: コンテナ型仮想化技術の仕組みと使い方
Docker入門: コンテナ型仮想化技術の仕組みと使い方
 

Viewers also liked

Distributed Systems 第1章 Introduction
Distributed Systems 第1章 IntroductionDistributed Systems 第1章 Introduction
Distributed Systems 第1章 Introductionaomori ringo
 
分散システム読書会 13章-分散協調ベースシステム
分散システム読書会 13章-分散協調ベースシステム分散システム読書会 13章-分散協調ベースシステム
分散システム読書会 13章-分散協調ベースシステムIchiro TAKAHASHI
 
分散システム読書会 06章-同期(後編)
分散システム読書会 06章-同期(後編)分散システム読書会 06章-同期(後編)
分散システム読書会 06章-同期(後編)Ichiro TAKAHASHI
 
ChordアルゴリズムによるDHT入門
ChordアルゴリズムによるDHT入門ChordアルゴリズムによるDHT入門
ChordアルゴリズムによるDHT入門Hiroya Nagao
 
第2回 分散システム本読書会
第2回 分散システム本読書会第2回 分散システム本読書会
第2回 分散システム本読書会Kenji Ohtsuka
 
第2章アーキテクチャ
第2章アーキテクチャ第2章アーキテクチャ
第2章アーキテクチャKenta Hattori
 
分散システム第7章(前半)
分散システム第7章(前半)分散システム第7章(前半)
分散システム第7章(前半)Kenta Hattori
 
Introduction to DHT with Chord
Introduction to DHT with ChordIntroduction to DHT with Chord
Introduction to DHT with ChordHiroya Nagao
 
Ernst and Young
Ernst and YoungErnst and Young
Ernst and Youngjshappo
 
Securing access inabyod-world-final-ext
Securing access inabyod-world-final-extSecuring access inabyod-world-final-ext
Securing access inabyod-world-final-extOracleIDM
 
What are the keys to success
What are the keys to successWhat are the keys to success
What are the keys to successAbhishek Saha
 
Science Eportfolio Powerpoint
Science Eportfolio PowerpointScience Eportfolio Powerpoint
Science Eportfolio Powerpointlimmervin24
 
Cacciatore: Läpinäkyviä, näkymättömiä, vaikeita? Pojan kriisin huomaaminen ja...
Cacciatore: Läpinäkyviä, näkymättömiä, vaikeita? Pojan kriisin huomaaminen ja...Cacciatore: Läpinäkyviä, näkymättömiä, vaikeita? Pojan kriisin huomaaminen ja...
Cacciatore: Läpinäkyviä, näkymättömiä, vaikeita? Pojan kriisin huomaaminen ja...Kouluterveyskysely
 
Hadoop, Big Data, and the Future of the Enterprise Data Warehouse
Hadoop, Big Data, and the Future of the Enterprise Data WarehouseHadoop, Big Data, and the Future of the Enterprise Data Warehouse
Hadoop, Big Data, and the Future of the Enterprise Data Warehousetervela
 
เบาหวาน+~..
เบาหวาน+~..เบาหวาน+~..
เบาหวาน+~..maygaclever
 
Play decide: Malaria
Play decide: MalariaPlay decide: Malaria
Play decide: MalariaXplore Health
 
Edtc 6340-66 copyright crash course alberto tudon 4th ed
Edtc 6340-66 copyright crash course  alberto tudon 4th edEdtc 6340-66 copyright crash course  alberto tudon 4th ed
Edtc 6340-66 copyright crash course alberto tudon 4th edalbertotudon
 
Evaluation Question 1: Part 3
Evaluation Question 1: Part 3Evaluation Question 1: Part 3
Evaluation Question 1: Part 3Sammi Wilde
 

Viewers also liked (20)

Distributed Systems 第1章 Introduction
Distributed Systems 第1章 IntroductionDistributed Systems 第1章 Introduction
Distributed Systems 第1章 Introduction
 
分散システム読書会 13章-分散協調ベースシステム
分散システム読書会 13章-分散協調ベースシステム分散システム読書会 13章-分散協調ベースシステム
分散システム読書会 13章-分散協調ベースシステム
 
分散システム読書会 06章-同期(後編)
分散システム読書会 06章-同期(後編)分散システム読書会 06章-同期(後編)
分散システム読書会 06章-同期(後編)
 
ChordアルゴリズムによるDHT入門
ChordアルゴリズムによるDHT入門ChordアルゴリズムによるDHT入門
ChordアルゴリズムによるDHT入門
 
第2回 分散システム本読書会
第2回 分散システム本読書会第2回 分散システム本読書会
第2回 分散システム本読書会
 
第2章アーキテクチャ
第2章アーキテクチャ第2章アーキテクチャ
第2章アーキテクチャ
 
分散システム第7章(前半)
分散システム第7章(前半)分散システム第7章(前半)
分散システム第7章(前半)
 
Introduction to DHT with Chord
Introduction to DHT with ChordIntroduction to DHT with Chord
Introduction to DHT with Chord
 
Paxos
PaxosPaxos
Paxos
 
Ernst and Young
Ernst and YoungErnst and Young
Ernst and Young
 
Securing access inabyod-world-final-ext
Securing access inabyod-world-final-extSecuring access inabyod-world-final-ext
Securing access inabyod-world-final-ext
 
What are the keys to success
What are the keys to successWhat are the keys to success
What are the keys to success
 
Science Eportfolio Powerpoint
Science Eportfolio PowerpointScience Eportfolio Powerpoint
Science Eportfolio Powerpoint
 
Cacciatore: Läpinäkyviä, näkymättömiä, vaikeita? Pojan kriisin huomaaminen ja...
Cacciatore: Läpinäkyviä, näkymättömiä, vaikeita? Pojan kriisin huomaaminen ja...Cacciatore: Läpinäkyviä, näkymättömiä, vaikeita? Pojan kriisin huomaaminen ja...
Cacciatore: Läpinäkyviä, näkymättömiä, vaikeita? Pojan kriisin huomaaminen ja...
 
Hadoop, Big Data, and the Future of the Enterprise Data Warehouse
Hadoop, Big Data, and the Future of the Enterprise Data WarehouseHadoop, Big Data, and the Future of the Enterprise Data Warehouse
Hadoop, Big Data, and the Future of the Enterprise Data Warehouse
 
Lo lcats
Lo lcatsLo lcats
Lo lcats
 
เบาหวาน+~..
เบาหวาน+~..เบาหวาน+~..
เบาหวาน+~..
 
Play decide: Malaria
Play decide: MalariaPlay decide: Malaria
Play decide: Malaria
 
Edtc 6340-66 copyright crash course alberto tudon 4th ed
Edtc 6340-66 copyright crash course  alberto tudon 4th edEdtc 6340-66 copyright crash course  alberto tudon 4th ed
Edtc 6340-66 copyright crash course alberto tudon 4th ed
 
Evaluation Question 1: Part 3
Evaluation Question 1: Part 3Evaluation Question 1: Part 3
Evaluation Question 1: Part 3
 

Similar to Naming

Code4Lib 2013 報告会
Code4Lib 2013 報告会Code4Lib 2013 報告会
Code4Lib 2013 報告会Fumihiro Kato
 
詳解UNIXプログラミング 第4章 ファイルとディレクトリ
詳解UNIXプログラミング 第4章 ファイルとディレクトリ詳解UNIXプログラミング 第4章 ファイルとディレクトリ
詳解UNIXプログラミング 第4章 ファイルとディレクトリTakaya Kotohata
 
ドメインオブジェクトの見つけ方・作り方・育て方
ドメインオブジェクトの見つけ方・作り方・育て方ドメインオブジェクトの見つけ方・作り方・育て方
ドメインオブジェクトの見つけ方・作り方・育て方増田 亨
 

Similar to Naming (6)

スキーマとURI
スキーマとURIスキーマとURI
スキーマとURI
 
Slide
SlideSlide
Slide
 
識別子とスキーマ
識別子とスキーマ識別子とスキーマ
識別子とスキーマ
 
Code4Lib 2013 報告会
Code4Lib 2013 報告会Code4Lib 2013 報告会
Code4Lib 2013 報告会
 
詳解UNIXプログラミング 第4章 ファイルとディレクトリ
詳解UNIXプログラミング 第4章 ファイルとディレクトリ詳解UNIXプログラミング 第4章 ファイルとディレクトリ
詳解UNIXプログラミング 第4章 ファイルとディレクトリ
 
ドメインオブジェクトの見つけ方・作り方・育て方
ドメインオブジェクトの見つけ方・作り方・育て方ドメインオブジェクトの見つけ方・作り方・育て方
ドメインオブジェクトの見つけ方・作り方・育て方
 

Recently uploaded

クラウドネイティブなサーバー仮想化基盤 - OpenShift Virtualization.pdf
クラウドネイティブなサーバー仮想化基盤 - OpenShift Virtualization.pdfクラウドネイティブなサーバー仮想化基盤 - OpenShift Virtualization.pdf
クラウドネイティブなサーバー仮想化基盤 - OpenShift Virtualization.pdfFumieNakayama
 
TataPixel: 畳の異方性を利用した切り替え可能なディスプレイの提案
TataPixel: 畳の異方性を利用した切り替え可能なディスプレイの提案TataPixel: 畳の異方性を利用した切り替え可能なディスプレイの提案
TataPixel: 畳の異方性を利用した切り替え可能なディスプレイの提案sugiuralab
 
デジタル・フォレンジックの最新動向(2024年4月27日情洛会総会特別講演スライド)
デジタル・フォレンジックの最新動向(2024年4月27日情洛会総会特別講演スライド)デジタル・フォレンジックの最新動向(2024年4月27日情洛会総会特別講演スライド)
デジタル・フォレンジックの最新動向(2024年4月27日情洛会総会特別講演スライド)UEHARA, Tetsutaro
 
自分史上一番早い2024振り返り〜コロナ後、仕事は通常ペースに戻ったか〜 by IoT fullstack engineer
自分史上一番早い2024振り返り〜コロナ後、仕事は通常ペースに戻ったか〜 by IoT fullstack engineer自分史上一番早い2024振り返り〜コロナ後、仕事は通常ペースに戻ったか〜 by IoT fullstack engineer
自分史上一番早い2024振り返り〜コロナ後、仕事は通常ペースに戻ったか〜 by IoT fullstack engineerYuki Kikuchi
 
業務で生成AIを活用したい人のための生成AI入門講座(社外公開版) 2024年4月作成
業務で生成AIを活用したい人のための生成AI入門講座(社外公開版) 2024年4月作成業務で生成AIを活用したい人のための生成AI入門講座(社外公開版) 2024年4月作成
業務で生成AIを活用したい人のための生成AI入門講座(社外公開版) 2024年4月作成Hiroshi Tomioka
 
モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察 ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Music...
モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察  ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Music...モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察  ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Music...
モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察 ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Music...博三 太田
 
【早稲田AI研究会 講義資料】3DスキャンとTextTo3Dのツールを知ろう!(Vol.1)
【早稲田AI研究会 講義資料】3DスキャンとTextTo3Dのツールを知ろう!(Vol.1)【早稲田AI研究会 講義資料】3DスキャンとTextTo3Dのツールを知ろう!(Vol.1)
【早稲田AI研究会 講義資料】3DスキャンとTextTo3Dのツールを知ろう!(Vol.1)Hiroki Ichikura
 
CTO, VPoE, テックリードなどリーダーポジションに登用したくなるのはどんな人材か?
CTO, VPoE, テックリードなどリーダーポジションに登用したくなるのはどんな人材か?CTO, VPoE, テックリードなどリーダーポジションに登用したくなるのはどんな人材か?
CTO, VPoE, テックリードなどリーダーポジションに登用したくなるのはどんな人材か?akihisamiyanaga1
 
AWS の OpenShift サービス (ROSA) を使った OpenShift Virtualizationの始め方.pdf
AWS の OpenShift サービス (ROSA) を使った OpenShift Virtualizationの始め方.pdfAWS の OpenShift サービス (ROSA) を使った OpenShift Virtualizationの始め方.pdf
AWS の OpenShift サービス (ROSA) を使った OpenShift Virtualizationの始め方.pdfFumieNakayama
 

Recently uploaded (9)

クラウドネイティブなサーバー仮想化基盤 - OpenShift Virtualization.pdf
クラウドネイティブなサーバー仮想化基盤 - OpenShift Virtualization.pdfクラウドネイティブなサーバー仮想化基盤 - OpenShift Virtualization.pdf
クラウドネイティブなサーバー仮想化基盤 - OpenShift Virtualization.pdf
 
TataPixel: 畳の異方性を利用した切り替え可能なディスプレイの提案
TataPixel: 畳の異方性を利用した切り替え可能なディスプレイの提案TataPixel: 畳の異方性を利用した切り替え可能なディスプレイの提案
TataPixel: 畳の異方性を利用した切り替え可能なディスプレイの提案
 
デジタル・フォレンジックの最新動向(2024年4月27日情洛会総会特別講演スライド)
デジタル・フォレンジックの最新動向(2024年4月27日情洛会総会特別講演スライド)デジタル・フォレンジックの最新動向(2024年4月27日情洛会総会特別講演スライド)
デジタル・フォレンジックの最新動向(2024年4月27日情洛会総会特別講演スライド)
 
自分史上一番早い2024振り返り〜コロナ後、仕事は通常ペースに戻ったか〜 by IoT fullstack engineer
自分史上一番早い2024振り返り〜コロナ後、仕事は通常ペースに戻ったか〜 by IoT fullstack engineer自分史上一番早い2024振り返り〜コロナ後、仕事は通常ペースに戻ったか〜 by IoT fullstack engineer
自分史上一番早い2024振り返り〜コロナ後、仕事は通常ペースに戻ったか〜 by IoT fullstack engineer
 
業務で生成AIを活用したい人のための生成AI入門講座(社外公開版) 2024年4月作成
業務で生成AIを活用したい人のための生成AI入門講座(社外公開版) 2024年4月作成業務で生成AIを活用したい人のための生成AI入門講座(社外公開版) 2024年4月作成
業務で生成AIを活用したい人のための生成AI入門講座(社外公開版) 2024年4月作成
 
モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察 ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Music...
モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察  ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Music...モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察  ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Music...
モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察 ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Music...
 
【早稲田AI研究会 講義資料】3DスキャンとTextTo3Dのツールを知ろう!(Vol.1)
【早稲田AI研究会 講義資料】3DスキャンとTextTo3Dのツールを知ろう!(Vol.1)【早稲田AI研究会 講義資料】3DスキャンとTextTo3Dのツールを知ろう!(Vol.1)
【早稲田AI研究会 講義資料】3DスキャンとTextTo3Dのツールを知ろう!(Vol.1)
 
CTO, VPoE, テックリードなどリーダーポジションに登用したくなるのはどんな人材か?
CTO, VPoE, テックリードなどリーダーポジションに登用したくなるのはどんな人材か?CTO, VPoE, テックリードなどリーダーポジションに登用したくなるのはどんな人材か?
CTO, VPoE, テックリードなどリーダーポジションに登用したくなるのはどんな人材か?
 
AWS の OpenShift サービス (ROSA) を使った OpenShift Virtualizationの始め方.pdf
AWS の OpenShift サービス (ROSA) を使った OpenShift Virtualizationの始め方.pdfAWS の OpenShift サービス (ROSA) を使った OpenShift Virtualizationの始め方.pdf
AWS の OpenShift サービス (ROSA) を使った OpenShift Virtualizationの始め方.pdf
 

Naming

  • 1. 第4回 分散システム本読書会 名前付け / Naming @nishio_dens 2013/04/27   第4回 分散システム本読書会  
  • 2. 本章の目標 名前と識別子から、いかにしてアドレスを   解決するかが本章の重要なテーマ     •  様々な名前解決の仕組みを理解する   –  フラットな名前から、どのようにしてエンティティを 見つけるかを理解する   –  構造化された名前から、どのようにしてエンティティ を見つけるかを理解する   –  分散システムでよく用いられる属性ベース名前付けを 理解する   2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   2  /  25  
  • 3. 5.1 名前・識別子・アドレス •  名前   –  エンティティ(ホストやファイル等)を参照するため に使われるビット列、または文字列     •  識別子  (Identifier  /  ID  )   –  エンティティを一意に識別するための名前     •  アドレス   –  アクセスポイントの名前   –  アクセスポイントとは?   •  エンティティにアクセスする際に利用するエンティティ   2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   3  /  25  
  • 4. ヒューマンフレンドリーな名前 •  人間にとって扱いやすいように作られた名前を ヒューマンフレンドリーな名前と呼ぶ     •  例)   –  ファイル名   •  UNIXの場合、255文字以内の文字列をユーザが定義可能   –  ドメイン名 •  DNSではドメイン名からIPアドレスを検索   •  ドメイン名は人間が覚えやすい   2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   4  /  25  
  • 5. 5.2 フラットな名前付け •  フラットな名前   –  アクセスポイントを特定するような情報を含まない名前のこと     •  フラットな名前からどのようにしてエンティティを   特定するか?   –  5.2.1  ブロードキャストとマルチキャスト   –  5.2.1  転送ポインタ   –  5.2.2  ホームベースアプローチ   –  5.2.3  分散ハッシュテーブル   –  5.2.4  階層的アプローチ   2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   5  /  25  
  • 6. 5.2.1 ブロードキャストとマルチキャスト •  エンティティの識別子を含んだメッセージを全員に   ブロードキャストして探す   •  アドレス解決プロトコル(ARP)がこの手法を利用   •  問題点   –  ネットワークが大きくなると要求メッセージだけで帯域を浪費して しまう     マルチキャスト(特定のグループにのみメッセージを送る方式) を利用することで、ネットワーク帯域浪費を押さえられる 2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   6  /  25   IP:  192.168.10.2  は   誰ですか? 私です!
  • 7. 5.2.1 転送ポインタ •  アドレスが変わりやすいモバイルエンティティを特定するための   方法   •  エンティティがAからBに移動する際に、Bの位置を参照する   ポインタをAに残しておく   •  問題点   –  特別な工夫をしない限り、チェーンが長くなる   –  エンティティの特定が必要な期間、チェーンを保持する必要がある   –  リンクの障害を受けやすい     スケーラビリティに問題あり!   2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   7  /  25   A BいつもAにアクセス すれば良い
  • 8. 5.2.2 ホームベースアプローチ(1) •  大規模ネットワークにおいて効率的にモバイルエンティティの特定 をサポートする方法   •  エンティティの現在位置を保持するホーム位置(home  location)  を   用いる   •  モバイルIP(下図)は、ホームベースアプローチの後続の例     2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   8  /  25  
  • 9. 5.2.2 ホームベースアプローチ(2) •  ホームベースアプローチの欠点   –  固定されたホーム位置を用いること       •  問題点   –  ホーム位置が変わってしまった場合、エンティティとの通信が 不可能になる可能性がある   –  モバイルエンティティと通信するためには、最初にホームと通 信する必要がある   •  ホームが、モバイルエンティティと全く異なる場所にあった場合は 通信遅延が増大する   •  クライアントが日本、相手のモバイルエンティティが日本にいて ホームがアメリカにあると考えると。。。   2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   9  /  25  
  • 10. 5.2.3 分散ハッシュテーブル(DHT) •  識別子(ID)に関連付けられたエンティティのアドレス   解決を、DHTに参加しているノード同士で行う   –  アドレス解決のための特別なエンティティを用意する必要が   ないため、スケールする   •  DHTのアルゴリズム   –  Chord  (次ページで仕組みを説明)   –  CAN,  Pastry,  Tapestry,  etc…   ChordはDHTの最も有名なアルゴリズム   2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   10  /  25  
  • 11. 5.2.3 Chord (1) •  データは誰が持つ?   –  データとノードにIDを割り当てる   –  ID割当にはmビットの識別子空間を持ったhash関数を用いる   –  データとノードのIDをhashを用いて決める   –  例)   •  Node2 のID –  hash( Node2 ) = 66 •  データA のID –  hash (データA) = 41 –  kというキーを持つデータは、識別子 idが id >= k となる最初のノードが 保持する –  このノードをサクセッサ ( successor )と呼ぶ 右図ではデータA のサクセッサはNode2 2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   11  /  25   ノード名  (  ID  ) 図の丸がノード、四角がデータ  
  • 12. 5.2.3 Chord (2) •  データをどのように探す?   –  各ノードは自身の近接ノードについての情報(  successor,   predecessor)  の情報を持っている   –  単純に  successor  をたどっていけば、データを見つけられる   –  線形アプローチは明らかにスケーラブルではない               フィンガーテーブルを利用することで、検索効率を改善   2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   12  /  25  
  • 13. 5.2.3 Chord (3) •  フィンガーテーブル   –  最大m個のエントリを保持  (  m  =  識別子空間のビット数)     •  ノードpのi番目のFinger     •  右図Node1  の  Finger  Table   –  m  =  5    なので、Fingerを5個持つ     2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   13  /  25  
  • 14. 5.2.3 Chord (4) •  ノード1が k=26 を解決する手順 1.  ノード1にて、 FT[5] <= k < FT[1] なので、ノード5に要求を送る 2.  ノード18 にて、 FT[2] <= k < FT[3] なので、ノード20 に要求を送る 3.  ノード20にて、 FT[1] <= k < FT[2] なので、ノード21に要求を送る 4.  ノード21にて、kのsuccessorは ノード28だと知っているので、 28にデータを問い合わせる   フィンガーテーブルを用いると、システムを構成するノード をN個として、O(logN)  ステップでデータを発見できる!     2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   14  /  25  
  • 15. ネットワーク近傍性の問題 •  Chordの問題点   –  アンダーレイネットワークを考慮していない   •  問題の解決策   –  近傍ルーティング   –  近傍近隣ノード選択   2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   15  /  25   日本 アメリカ 日本 アメリカ
  • 16. 5.2.4 階層的アプローチ (1) •  特徴   –  ネットワークはドメインの集合に分割される   –  最下位のドメインはリーフドメインと呼ばれる   –  ディレクトリノードは、ドメイン内のエンティティの情報を   持っている   DNSと同じ構造   2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   16  /  25  
  • 17. 5.2.4 階層的アプローチ (2) •  ノード情報が見つかるまで、親に要求を転送しながら   エンティティを探す   •  最悪の場合は、ルートノードまで探索が続く 2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   17  /  25  
  • 18. 5.3 構造化された名前付け •  人間が読みやすい名前からなる構造化された名前   •  名前空間   –  分散システムにおける名前は、共通的に参照される名前空間で 管理される   –  名前空間は、リーフノード、ディレクトリノードからなるラベル 付き有向グラフで表現される     –  リーフノード   •  出力辺を持たない     –  ディレクトリノード   •  出力辺を複数持つ   •  ラベル付けされている 2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   18  /  25  
  • 19. 5.3.2 名前解決 •  名前空間を使って、パス名が与えられたときに、その名前に よって参照されるノードが持つ情報を調べること     •  クロージャメカニズム   –  どのように、どこから名前解決を開始するかを知ること   •  リンクとマウント   –  別名(alias)の使用は、名前解決と強く関連している   –  別名(alias)とは?   •  同じエンティティに対する   異なる名前   –  別名を実現する方法   •  ハードリンク (前ページ図)   •  シンボリックリンク(右図)     2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   19  /  25  
  • 20. ファイルシステムのマウント •  異なる名前空間を参照できる   –  異なる名前空間のディレクトリノードの識別子を保存 し、そこで異なる名前空間を参照できる   2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   20  /  25  
  • 21. 5.3.3 名前空間の実装 •  名前空間の分散   –  大規模な分散システムの名前空間は、通常階層的に構成される   –  [Cheriton  and  Mann,  1989]  は、以下の3つの層に分割した   –  グローバル層   •  ルートノードと論理的に近いディレクトリノードで形成される   •  ディレクトリテーブルの内容がほとんど書き換えられない、安定性がある     –  部門管理層   •  1つの組織の中で一緒に管理されるディレクトリノードによって形成される   •  グローバル層のノードよりは変化が多いが、比較的安定している     –  マネージャ層   •  よく変化する可能性があるノードから成り立つ   •  ローカルネットワークのホストに相当するノードが、この層に属する   2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   21  /  25  
  • 22. DNSの名前空間 2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   22  /  25     項目 グローバル層 部門管理層 マネージャ層 地理的スケール 世界 組織 部課 ノード総数 少ない 多い 膨大 探索の応答時間 秒 ミリ秒 即座 更新の伝播 遅い 早い 早い レプリカの数 多数 なし  /  ごくわずか なし キャッシュの有効性 有効 有効 場合による
  • 23. 名前解決の実装 (1) •  反復名前解決  (左図)   –  利点)  名前サーバの負荷が(再帰的な方法に比べて)少なくてすむ   –  欠点)  通信コストが大きくなる場合がある   •  再帰名前解決  (右図)   –  利点)  結果のキャッシュが効率的になる  /  通信コストが減少する   –  欠点)  名前サーバに高い性能が要求される     2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   23  /  25  
  • 24. 名前解決の実装 (2) •  長距離の通信の場合   –  再帰名前解決は長距離通信が1回   –  反復名前解決は長距離通信が3回     •  名前空間のグローバル層の名前サーバは反復名前解決のみサポート 2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   24  /  25  
  • 25. 分散型DNSの実装 •  DNSのスケーラビリティ   –  上位レベルのノードほど、下位レベルのノードに比べて多くの 要求を受信する   –  キャッシュを使うことで、現状この問題を回避している     •  分散ハッシュテーブル(DHT)を用いたDNSの実装   –  CoDoNS  [  Ramasubramanian  and  Sirer,  2004a]  にて検討されている     –  利点   •  DHTベースの実装にマッピングすることで、スケーラビリティの問題を解決   –  欠点   •  名前構造を失っている   –  ある特定のドメイン内のすべての子を探索することが困難   –  DHTでは範囲検索を行うのが難しい   2013/04/27   第4回 分散システム本読書会   25  /  25