2014/11/25 アジャイルひよこクラブ第3回の、現場をより良くするためにやっていることを3つの観点で振り返る「KPT発表会」のスライド。 実際にKPTをやってみてよかったこと、未解決の問題など。

1. KPT発表会
2014.11.25 アジャイルひよこクラブ

2. 自己紹介
• 原田敦@harada4atsushi
• 日本シーエイダブリュウ株式会社
• WEBアプリケーションエンジニア
• Androidは趣味

3. 日本シーエイダブリュウ
• 見積もらない受託開発
• Ruby on Rails専門
• WEBアプリケーション
• AWS

4. MA10受賞しました

5. 一人用KPTツール「KPTodo」
https://www.kptodo.tokyo/

6. KPTについて
• 振り返りフレームワーク
• Keep「良かったこと」を出す
• Problem「問題だったこと」を出す
• Try「Problemに対して挑戦すること」を出す

7. 弊社のKPTの様子

8. Problem①
コードレビューで指摘事項が少ない

9. 原因は？
• そもそもRailsスキル不足？
• コードレビューの時間が足りない？

10. Try①
• 週１回のオープンソースコードレビュー
• 30分でコードを読んで、もう30分でディスカッション

11. Keep①
• 知らなかったコードの書き方を使えるようになった
• 気軽にライブラリのソースを読めるようになった
• 便利メソッドの発見

12. Problem②
イテレーションの見積り精度が低い

13. 原因は？
• 高い見積りを出すことの不安
• 作り手が見積もると少なく見積もる傾向がある

14. Try②
• 複数人でプランニングポーカーで見積もってみた
• 見積りをもっと小さい単位に分割する

15. プランニングポーカー

16. プランニングポーカー
• あるタスクの工数のポイント数を、チームメンバーそれぞれが
カードの中から選びます（まだ他のメンバーには見せない）
• 全員が選び終えたら、一斉にカードを出し合います
• 全員の出した数字が一致していたら、出した数字を、そのタス
クの工数とします
• 全員の出した数字が一致しなかった場合、なぜその数字にした
かの理由をそれぞれ述べていきます
• その理由を元に、もう一度カードを選び直します
• 以下、全員の数字が一致するまで1~4を繰り返します
引用： http://alpha.mixi.co.jp/entry/2012/10857/

17. Keep②
• 見積りの不安がなくなった
• 考慮漏れの見積りミスが大幅に減った
• 見積もりにかかる時間の軽減

18. Try②追加
• お客さんにも見積もってもらってみた
• 結果はまだ出てない

19. Problem③
残業が減らない

20. 原因は？
• 見積りミス
• 雑多な作業が多すぎる
• 「残業しないと終わらない」という先入観

21. Try③
• 意図的にベロシティを下げてみる
• 自分達以外でも出来る仕事はアウトソーシングする
• 結果はまだ出てない

22. KPTの良いところ
• 自律的に成長するエンジンになる
• チームの文化を伝える機会になる

23. よくあるKPTの問題
• だんだん形骸化する
• Tryが実行されない
• Tryが曖昧になる
• Problemを深堀しすぎる
• 活発な人の独り舞台

24. みなさんどうしてる？

25. ありがとうございました