© NISHI, Yasuharu
IoT時代と第3者検証
IVIA IT検証フォーラム2015 パネルディスカッション
2015/7/15(水)
電気通信大学 大学院情報理工学研究科
総合情報学専攻 経営情報学コース
西 康晴
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自己紹介
大学教員:
電気通信大学 大学院情報理工学研究科 総合情報学専攻 経営情報学コース 講師
国内委員会主査・代表委員
ISO/IEC JTC1/SC7/WG26 Software testing
前職:
IVIA某会員企業のコンサルティング部長
理事長:
ソフトウェアテスト技術振興協会 (ASTER)
ステアリング委員長:
Japan Software Testing Qualifications Board (JSTQB)
立ち上げメンバ:
ソフトウェアテストシンポジウム東京 (JaSST東京)
お世話係:
テスト技術者交流会 (TEF)
副委員長:
日本科学技術連盟ソフトウェア品質委員会 (SQiP)
総合実行委員長:
IEEE International Conference on Software Testing 2017 東京 (ICST2017東京)
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テストを取り巻く環境の変遷と事業としての成長
• テスト企業を取り巻く環境
– 歯止めの利かない低単価化: もはやテスト労働に価値はない
» オフショア化、自動化、クラウドソーシングによる国内エンジニアの低単価化
» もはやテスト労働に価値は無い
– 顧客企業の内製化などによる国内市場は縮小していく
– IoTブームなど営業的好況による目くらましに惑わされている
– 技術の多軸化による競争が発生し、業界秩序が塗りかわっている
– 顧客は高いテスト技術であれば高い単価を払ってもいいと思っている
– 技術ロジスティックスを構築し盤石な体制を構築している企業は無い
» ビジョナリーとテクノロジエキスパートを重用する企業が勝ちつつある
– 世界一のテスト技術で世界市場を制覇するのが最適解である
» 世界には大きな市場があり、日本は二位グループであり、ブランド力もつくれる
» 世界一のテスト技術があれば、日本でも高単価のビジネスが可能になる
日本を「ソフトウェアテスト立国」にしよう!
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IoT時代のテスト
• IoT = 通信 + 制御 + エネルギー + クラウド + セキュリティ?
– 個々の要素技術のテストの集合が本質ではない
• IoTの本質とは何か?:仕様の無い世界の評価
– 人間の感性とインタラクションするデバイスのテスト
» 使い心地、面白さ、安心などの評価
» ユーザとの共創の評価
– Big dataからの推論のテスト
» ユーザよりもユーザを理解する:データの分布およびばらつきの設計
» ユーザよりもユーザを理解する:推論の価値の評価
– Systems of systemsのテスト
» きっちり決まっていないシステムの接続による想定外の動作の評価
» 品の悪いシステムの動作の評価
» 急に変わる/これから新たにつながるシステム要素の影響の波及の評価
新たなテスト技術が求められている
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産業構造変革(検証産業の育成)の必要性
• 産業構造の変革が必要なのではなく、変革は既に起きている
– 高技術高単価企業と労働集約ダンピング企業の2極化
» 技術開発競争に挑戦しない企業は市場から退場を命ぜられる
– 縮小する国内市場から世界に羽ばたけば未来は明るい
• 産業構造の変革に求められること
– 多軸化したテスト技術の向上への挑戦
» テスト設計の高度化、自動化、プロセス/プロセス改善、周辺技術との融合などがある
– 技術ロジスティックスのデザインと運用
» テクノロジエキスパートとビジョナリーが重要な役割を果たす
– 課題先進国アプローチ・ブランド化・産業クラスター化
» 課題に共感する現場、常に学び挑戦する現場、いつも変化できる現場が重要
» 現場の声を傾聴する経営、挑戦に資源を配分する経営、
継続的カイゼンを主導する経営が重要
– 方法論やツールのグローバル化とオープン化による技術向上
» 外モジュラー・内インテグラルをいかに実現するか
日本を「ソフトウェアテスト立国」にしよう!
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よい議論をしましょう
電気通信大学 大学院情報理工学研究科
総合情報学専攻 経営情報学コース
西 康晴(Yasuharu.Nishi@uec.ac.jp)

IoT時代と第3者検証

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    © NISHI, Yasuharu IoT時代と第3者検証 IVIAIT検証フォーラム2015 パネルディスカッション 2015/7/15(水) 電気通信大学 大学院情報理工学研究科 総合情報学専攻 経営情報学コース 西 康晴
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    © NISHI, Yasuharu2 自己紹介 大学教員: 電気通信大学大学院情報理工学研究科 総合情報学専攻 経営情報学コース 講師 国内委員会主査・代表委員 ISO/IEC JTC1/SC7/WG26 Software testing 前職: IVIA某会員企業のコンサルティング部長 理事長: ソフトウェアテスト技術振興協会 (ASTER) ステアリング委員長: Japan Software Testing Qualifications Board (JSTQB) 立ち上げメンバ: ソフトウェアテストシンポジウム東京 (JaSST東京) お世話係: テスト技術者交流会 (TEF) 副委員長: 日本科学技術連盟ソフトウェア品質委員会 (SQiP) 総合実行委員長: IEEE International Conference on Software Testing 2017 東京 (ICST2017東京)
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    © NISHI, Yasuharu3 テストを取り巻く環境の変遷と事業としての成長 •テスト企業を取り巻く環境 – 歯止めの利かない低単価化: もはやテスト労働に価値はない » オフショア化、自動化、クラウドソーシングによる国内エンジニアの低単価化 » もはやテスト労働に価値は無い – 顧客企業の内製化などによる国内市場は縮小していく – IoTブームなど営業的好況による目くらましに惑わされている – 技術の多軸化による競争が発生し、業界秩序が塗りかわっている – 顧客は高いテスト技術であれば高い単価を払ってもいいと思っている – 技術ロジスティックスを構築し盤石な体制を構築している企業は無い » ビジョナリーとテクノロジエキスパートを重用する企業が勝ちつつある – 世界一のテスト技術で世界市場を制覇するのが最適解である » 世界には大きな市場があり、日本は二位グループであり、ブランド力もつくれる » 世界一のテスト技術があれば、日本でも高単価のビジネスが可能になる 日本を「ソフトウェアテスト立国」にしよう!
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    © NISHI, Yasuharu4 IoT時代のテスト •IoT = 通信 + 制御 + エネルギー + クラウド + セキュリティ? – 個々の要素技術のテストの集合が本質ではない • IoTの本質とは何か?:仕様の無い世界の評価 – 人間の感性とインタラクションするデバイスのテスト » 使い心地、面白さ、安心などの評価 » ユーザとの共創の評価 – Big dataからの推論のテスト » ユーザよりもユーザを理解する:データの分布およびばらつきの設計 » ユーザよりもユーザを理解する:推論の価値の評価 – Systems of systemsのテスト » きっちり決まっていないシステムの接続による想定外の動作の評価 » 品の悪いシステムの動作の評価 » 急に変わる/これから新たにつながるシステム要素の影響の波及の評価 新たなテスト技術が求められている
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    © NISHI, Yasuharu5 産業構造変革(検証産業の育成)の必要性 •産業構造の変革が必要なのではなく、変革は既に起きている – 高技術高単価企業と労働集約ダンピング企業の2極化 » 技術開発競争に挑戦しない企業は市場から退場を命ぜられる – 縮小する国内市場から世界に羽ばたけば未来は明るい • 産業構造の変革に求められること – 多軸化したテスト技術の向上への挑戦 » テスト設計の高度化、自動化、プロセス/プロセス改善、周辺技術との融合などがある – 技術ロジスティックスのデザインと運用 » テクノロジエキスパートとビジョナリーが重要な役割を果たす – 課題先進国アプローチ・ブランド化・産業クラスター化 » 課題に共感する現場、常に学び挑戦する現場、いつも変化できる現場が重要 » 現場の声を傾聴する経営、挑戦に資源を配分する経営、 継続的カイゼンを主導する経営が重要 – 方法論やツールのグローバル化とオープン化による技術向上 » 外モジュラー・内インテグラルをいかに実現するか 日本を「ソフトウェアテスト立国」にしよう!
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    © NISHI, Yasuharu よい議論をしましょう 電気通信大学大学院情報理工学研究科 総合情報学専攻 経営情報学コース 西 康晴(Yasuharu.Nishi@uec.ac.jp)