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CommentScreeen is good
- 2. 遠隔授業の辛いところは「孤独感」
• マイクとカメラに向かって講義をするのには慣れましたか?
– 目の前にあるのはカメラとマイクとディスプレイだけ
– Zoom上の出席者はとても無機質で、聞いているかどうか全く分からない
– 教壇上横移動も机間巡視もできない
– 講義以外も講義中もずっと同じ場所で気持ちの切替が難しい
• 我々教員は、遠隔授業に伴う「孤独感」と闘っています
– 学生のカメラがオンにできないので顔色や反応が分からない
– 学生にマイクを許可してもほとんど質問してこない
– チャットですらほとんど書いてくれない
• 同じように、学生さんも「孤独感」と闘っています
– そもそも学生さんはもっと先生と仲良くしたいと思っているようです
– 講義でちょっと目が合ったりすると親近感を持ったりします
– もっと講義内容について質問したいと思っている学生がいます
– できれば雑談もしたいと思っている学生もいます
– 他の人と先生が絡んでいるのを見て楽しむ学生は多いようです
© NISHI, Yasuharu
p.2
- 3. “CommentScreen”で学生とつながろう!
• ニコニコ動画の「弾幕」を
手元のPCのPowerpointなどで実現するソフト
– https://commentscreen.com/
– 学生さんはZoomなどで配信された遠隔授業に
リアルタイムでコメントを投稿して、
先生だけでなく視聴している学生にも流すことができる
– 投稿されたコメントは匿名で講義資料上を流れていくので
Zoomのチャットのように別画面を見る必要がないし、
コメントが流れていくのはチャットより楽しい
• コメントはWebからでもTwitterからでも投稿できる
• 教員はコメントのログを入手できる
• にしの授業の感想では、非常に評判がよい
– リアルタイムに学生さんが自分の意志を先生に伝えられ、
教員もそれを読み上げて即座に回答するので、
とてもインタラクティブな授業になる
• 一方向の堅苦しい情報伝達から双方向の「深夜ラジオ」になる
– 匿名なので学生さんも気楽に質問したりコメントできる
• 半期の講義で566コメントが投稿された
– (電通大生は真面目なので)心配するほど荒れない
© NISHI, Yasuharu
p.3
- 5. 学生さんの生の声(自由記述の講義感想から抜粋)
• 良い感想
– オンライン授業であったがコメントスクリーンを使用することで授業中に質問することができたので、
その点はオンライン授業でよかったなと感じた。
– コメントスクリーンなどでリアルタイムに質問できる点も、講義内容を理解する上で非常に役立った。
そのため、来年以降の講義がどのような形式で行われるかは分からないが、
コメントスクリーンはこれからも使用してほしいと思った。
– Comment screenで学生のコメントが流れることは良いと思った。実際書いているのは数人と思うが、
気軽に質問したり、他の学生のコメントを読んだりすることができ、オンライン講義の制約を少し補えていたと思った。
– コメントスクリーンを利用する事によって匿名で書きこむ事ができる為、
間違いかもしれないからコメントできないという懸念をなくすことができる為、良いと思った。
– コメントスクリーンによる質問対応も素晴らしかったと思います。学生側としても全体的にコメントしやすい雰囲気で、
あらゆる授業の中で一番コメントスクリーンを活用されていたと思います。
– Comment Screen を用いた対話型授業であったことも退屈しなかった要因の一つだと思う.(略)
Comment Screen を用いた対話型授業は標準採用すべきだ
• 悪い感想
– コメントからの脱線が多くなってしまった
– コメントスクリーンで生徒の民度の低さが露呈していたのが良くなかった
(民度が低いのはどうしようもないが)。
授業中に気軽に質問できるのは良かったが、課題に関して同じ質問をぶつけたり、
サイトをみれば分かるようなことを書いているような人がいたのは見ていてイライラした。
© NISHI, Yasuharu
p.5