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第2回 関西golang勉強会
Kentaro Kawano
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• Go, Python, Rails, swift
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• goroutine周りでちょっとハマった程度
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• 今までと比べて遜色ない効率で進んでいる
– 最初の方は低迷してたけど乗り切った
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Goでのチーム開発とコード管理の悩み

Editor's Notes

  1. かわのけんたろうと良います。ツイッターでは @kawaken でやっています。 シナジーマーケティングという会社でウェブアプリケーションエンジニアをやっています。 今はGoをメインでやっていて、たまにPythonを触っています。仕事ではRailsが多いですが、Goに乗り換えていきたいと思っています。あと、swiftを触っています。 週2で親会社に出向していて、天気アプリの改修のお手伝いをしています。
  2. 簡単に私のGo歴をご紹介します。 1.2になった頃から触っていて、CLIツールの作成ばかりで、ウェブアプリは作ってなかったです。 仕事では、データ作成やチャット用のツールなどを作成していました。 9月から本格的にプロジェクトに導入することになり、今に至ります。まだ絶賛開発中です。 JavaかGoか?みたいな紆余曲折もありましたが、なんとか画策して無事導入に至りました。 今日はこのプロジェクトでの悩みについてです。
  3. まずはチーム開発での悩みです
  4. Goのレベル上げということで、 まずは学習が必須ということです。触っているメンバーも少なかったですし、教育のためにGo Quizみたいな教材をほぼ日で提供しました。 プロジェクトが佳境に入ってからはやってないのですが、30弱問題を作りましたが、結構しんどかったです。 あとは週1回30分の簡単な勉強会でGoQuizの振り返りとか解答の解説みたいなものをやっていました。 書籍もあまりないですが、昨日、オライリーから新しいのが出ましたね!
  5. 情報収集は欠かさず行っていて、BlogとかGoConとかにも参加しています。AdventCalendarがちょうど色んなネタが出てきたのでありがたかったです。 他社事例などはやっぱり参考になることが多いです。そのままフィットするということはないので、参考になりそうなものを取り入れています。 外部サービスを使った事例とかすごくうらやましいんですが、自社ではそういうのが使えないのであきらめたりしているモノもあります。 あと、どこどもも使ってますね!みたいな話は上司にもやっぱり受けが良いし、 自分たちが採用したものが増えているというのはメンバーにも安心感を与えるのでありがたいです。
  6. 開発環境構築についてです 今までのプロジェクトでは、標準仮想環境ってのがあって、VirtualBoxのイメージをプロジェクトリーダーが調整して配布したりしていましたが、そういうのはやめました。 メンバーそれぞれの環境については、基本はそれぞれお任せにしました。 今までと同じ流れでVirtualBoxを使っている人もいるし、僕はMacで直接開発してます。エディタも特に制限無くみんなバラバラです。 golintやgomなどのよく使うツールはインストールスクリプトを作成して、簡単に共通のツールがセットアップできるようにしました。
  7. CI/CD環境についてですが、 今までのRailsの手法が流用できることがあまりないので、新しく構築しなおしました。 CI環境からデプロイ手法まで、一連の流れの構築が必要になりましたが、できるだけコード化したいという目的があって、 その辺を意識して環境構築を行うようにしました。 まだ運用に乗っていませんので、まだまだこれからですが、Docker、Ansible, Terraformなどで調整しています。 まだ答えが出てないのですが、CSS,JSなどのアセット関連や設定ファイルなどの静的ファイルの扱いをどうしようか悩み中です。 go-bindataでまとめた方が良いかなどうかなーという感じです。 個人で使ったときにgo-bindataでコンパイルがすごい遅くなったこともあって、ムリにまとめなくても良いかとも。
  8. レビューについてです。 gofmt,golintなどのツールがあるので、些末な部分の指摘は回避できています。 CIでもチェックしているので、「golintに怒られてるから確認して」で済んでいます。 ツールで指摘されない部分については、コーディングガイドを設けています。 例えばreturn値の変数名は定義しないとか。x, y int みたいな定義をしないとか。 あと、goって良くも悪くも愚直にコードを書かないといけないし、薄いフレームワークを使用しているからかもしれませんが 本来のコーディングスキルが現れやすい気がします。 そうするとどうしても悪い方が目立ってしまいます。 goだからというか、プログラミングの根本的な指摘をすることもあって、教育が大事ですね、みたいな意識の高まりがありました。 Railsだと見えてなかったところでした。 あとは、Goらしいコードとは何か?というのを探索しています。 Go自体のコードがGoで書かれているので、気になったことはできるだけコードを読むようにしています。
  9. 次はコード管理の悩みです。
  10. ライブラリの選択もかなり悩みました。 githubのスターが多いモノでも、アクティビティがなかったりするものもあって、単に枯れているだけなのか、メンテナンスがされていないのか判断が難しいなと感じます。 とっかかりとしては、フレームワークの比較記事や、こういうライブラリ採用していますみたいな記事になりますが、 単純なベンチマークだけではわからないし「○○が最速なので○○にしましょう」みたいな記事とかに踊らされないように気をつけたり、 何をしたいかによって採用基準は変わってくるので、とりあえずこれ使っとけばいいんだ、みたいなのはやめるようにしました。 あとは、ムリにフレームワークを使わないようにしました。合わないなと思ったら標準でがんばるみたいな。
  11. 例えば、Ginですが、 Qiitaのフレームワーク比較の記事などで、Gin最速!みたいな記事があるし、採用事例も見かけるのですが、 GitHubの方では、メンテされてるの?みたいなIssueが立っていたり(ちゃんと解答されていましたが)、contribのプルリクが放置されていたり… 絶賛メンテ中だという感じですが、GitHubでは反映されていなかったり、ちょっとオープンじゃない感じも… 使ってる人は多そうだけど、本当に大丈夫か?最悪自分たちでメンテナンスしないといけない、という覚悟で採用
  12. 次に、パッケージ構成についてです。 ソースコード管理にはGitLabを使用しています。 サブパッケージの go get ができないという問題があって、個別にリポジトリを作って対応しました。 実装上の不都合はないのですが、CIの設定などが手間です。
  13. パッケージ管理にはGOMを使用しています。 RailsでBundlerを使っていたので使用感が似ているため採用しました。 で、masterに問題があると(コンパイルエラーとか)があると、ブランチやタグの切り替えができない。 gin-gonic/contrib/sessions と、少し前にaws/aws-sdk-go でもmasterがビルドエラーになっていて、 gom installでこけていました。 回避策として、一時的にforkして修正、そちらのリポジトリを参照するようにしています。 対応策をプルリクしたいのですが、手つかずです…
  14. 次にデータベース関連です。 ライブラリの選定中に、紆余曲折ありましたが、最終的にdatabase/sqlとlib/pqを使用して標準で頑張っています。 drone/sqlgen というモデルからScanメソッドをラップしたようなコードを生成してくれるツールがありますが、 JSON周りでちょっと合わなかったので、使用をやめました。 ER図からモデルを作成できるコードジェネレータを自作しました。 検索機能やインポート機能の部分で、SQLの組み立てに苦労していて、 クエリビルダは採用しても良かったかも、と思いました。
  15. 次に名前付けの問題です。 これが一番悩ましいのですが、冗長で似たような名前の定義が増えて困っています。 例えば、リクエストパラメータ保持用のstructとか、 コード値管理用のconstで 微妙に違うモノなので共通化もできず… pythonだと1ファイル1モジュールで分けられますし RubyはModuleで明示的にスコープが分けられます Goの場合はパッケージを細かくするしかないのか?悩ましいところです。
  16. 最後にテスト関連ですが、 素のtestingパッケージだけではつらかったので、testifyを使ってassertionは簡単に書けるようにしています。 go test ですが、最近まで使い方を誤っていて、サブパッケージのテストが実施されていませんでした。 ./... をつける必要があります。 また、 race オプションをしようすると非同期処理で怪しいところが検出できるので、必ずつけるようにしました。 でもテストの結果がわかりにくいので、その辺りをどうにかしたいです。