1. HTML5開発者にとっての
BaaS活用のメリット
安藤幸央（株式会社エクサ）
2014/5/30 17:40∼18:10
yukio-ando@exa-corp.co.jp

2. HTML5開発者にとっての
BaaS活用のメリット
安藤幸央（株式会社エクサ）
2014/5/30 17:40∼18:10
yukio-ando@exa-corp.co.jp

3. BaaS : Backend as a Service バックエンド
SaaS : Software as a Service ソフト
HaaS : Hardware as a Service ハードウェア
PaaS : Platform as a Service 基盤
IaaS : Infrastructure as a Service インフラ
DaaS : Desktop as a Service デスクトップ
⃝aa⃝

4. BaaS
Backend as a Service
(Mobile) MBaaS

5. Photo by kevin dooley
CLOUD

6. Photo by argo72

8. images via. kinvey.com

11. iOS SDK
Android SDK
Windows Phone
HTML5 + JavaScript
BaaS +

12. 認証／ユーザープロファイル／パスワード管理
ストレージ／データ保存管理
画像ファイルのアーカイブ／加工
プッシュ通知
メール通知
GPS位置情報の管理
アクセス解析
SNS連携（Twitter, Facebook, Google+ .....）
課金／決済

13. [言語] Ruby / PHP / Java / JavaScript(node.js) / Scala / Python
[ミドルウェア] Passenger / Nginx / MongoDB / MySQL(PerconaDB) /
Fluentd
[フレームワーク] RoR / FuelPHP / Play Framwork
[OS] ubuntu
求めるスキル・経験
Linux上でのPHP、Perl、Java、Ruby、Python等のWEB言語における
サーバーサイドのシステム開発経験２年以上
あるとよい知識・経験
・MVCフレームワークでの開発経験
・RestfulなAPIの設計経験
・ミドルウェアの選定やチューニング経験
・SVN もしくは gitを使った開発経験
・トラフィックの多いサーバーやDB等との技術連携
・AWS利用経験
・障害対応・切り分け経験
あるサーバーサイドエンジニアの求人

14. 約84億円（資本7億円）
2013/4/25買収
約9万のアプリやサービスが
その後10倍へ。
無料＆安くなった。
LocalDatabaseの活用。

15. Parse Online Demo

16. 2012年 216億円市場 → 2017年 7,700億円市場

17. SPEED
RESOURCE
COST

18. 7%
8%
10%
11%
29%
35%
プロト／設計 開発 テスト βテスト 修正 バージョンアップ

19. アプリ開発：サーバー側開発／設定
開発リソース（時間と人）

20. アプリ開発：BaaS活用
開発リソース（時間と人）

26. BaaS はフルスタックエンジニアの代わり？
サーバーサイドの設計から運用、デプロイまで
Webパフォーマンスチューニングやテストも運用も

28. Photo via. uknowkids

29. http://www.scribd.com/doc/89025069/Mike-Krieger-Instagram-at-the-Airbnb-tech-talk-on-Scaling-Instagram

33. BaaS活⽤用が功を奏する5つのケース
1. コンシューマ向けサービスのバックエンド構築に慣れていな
い、もしくは初めての場合
2. バックエンド周辺を助けてもらえる⼈人はいるが、⼗十分なリソー
スは割けない場合
3. アプリの開発や、サービスそのものに注⼒力力し、バックエンドに
は⼿手間を掛けたくない場合
4. ユーザー管理理など、⼀一般的な機能の組み合わせで実現できるシ
ンプルなアプリの場合
5. サービス⽴立立ち上げまでのスピードが重要で、すぐにでもサービ
スをローンチしたい場合

34. BaaS活⽤用が功を奏する5つのケース
1. コンシューマ向けサービスのバックエンド構築に慣れていな
い、もしくは初めての場合
2. バックエンド周辺を助けてもらえる⼈人はいるが、⼗十分なリソー
スは割けない場合
3. アプリの開発や、サービスそのものに注⼒力力し、バックエンドに
は⼿手間を掛けたくない場合
4. ユーザー管理理など、⼀一般的な機能の組み合わせで実現できるシ
ンプルなアプリの場合
5. サービス⽴立立ち上げまでのスピードが重要で、すぐにでもサービ
スをローンチしたい場合

35. BaaS活⽤用が功を奏する5つのケース
1. コンシューマ向けサービスのバックエンド構築に慣れていな
い、もしくは初めての場合
2. バックエンド周辺を助けてもらえる⼈人はいるが、⼗十分なリソー
スは割けない場合
3. アプリの開発や、サービスそのものに注⼒力力し、バックエンドに
は⼿手間を掛けたくない場合
4. ユーザー管理理など、⼀一般的な機能の組み合わせで実現できるシ
ンプルなアプリの場合
5. サービス⽴立立ち上げまでのスピードが重要で、すぐにでもサービ
スをローンチしたい場合

36. BaaS活⽤用が功を奏する5つのケース
1. コンシューマ向けサービスのバックエンド構築に慣れていな
い、もしくは初めての場合
2. バックエンド周辺を助けてもらえる⼈人はいるが、⼗十分なリソー
スは割けない場合
3. アプリの開発や、サービスそのものに注⼒力力し、バックエンドに
は⼿手間を掛けたくない場合
4. ユーザー管理理など、⼀一般的な機能の組み合わせで実現できるシ
ンプルなアプリの場合
5. サービス⽴立立ち上げまでのスピードが重要で、すぐにでもサービ
スをローンチしたい場合

37. BaaS活⽤用が功を奏する5つのケース
1. コンシューマ向けサービスのバックエンド構築に慣れていな
い、もしくは初めての場合
2. バックエンド周辺を助けてもらえる⼈人はいるが、⼗十分なリソー
スは割けない場合
3. アプリの開発や、サービスそのものに注⼒力力し、バックエンドに
は⼿手間を掛けたくない場合
4. ユーザー管理理など、⼀一般的な機能の組み合わせで実現できるシ
ンプルなアプリの場合
5. サービス⽴立立ち上げまでのスピードが重要で、すぐにでもサービ
スをローンチしたい場合

38. 最適なBaaSを選択
1. 料料⾦金金は適切切か？（初期費⽤用と、運⽤用費⽤用の合計はいくらぐらいか？ サービスの料料
⾦金金設定に変更更があることも考慮しておく）
2. 想定APIアクセス数から計算し、⼗十分か？ スケーラブルか？（急な⾼高負荷やユー
ザーの増加に耐えうるか？）
3. セットアップの容易易さ（必要な知識識や、設定のための時間が少なくて済むか？）
4. 環境依存度度は？（他のプラットフォームに移⾏行行しやすい？ しにくい？）
5. 必要とするインターフェイスが整っているか？（REST、JSON、SOAPなど）
6. 必要とするプラットフォーム⽤用のSDKが⽤用意されているか？（iOS、Android、
Windows Phone、Webアプリ（HTML5＋JavaScript）⽤用）
7. 本番商⽤用環境／開発環境の使い分けができるか？
8. アクセス解析の仕組みが⽤用意されているか？ 他のサービスを使わなければいけな
いのか？
9. 慣れている⼈人（バックエンド担当）が居るか？

39. BaaS 一覧（順不同）
Parse (Facebook)
Kinvey
QuickBlox
StackMob
Tiggzi
Appcelerator Cloud Services
CloudMine
Buddy
appiaries
Pankia
Windows Azure Mobile Services
Kii Cloud
CloudyRec
FreeHenry
Knode
ScottyApp
Google Mobile Backend Starter
Monaca BaaS
Applicasa
Nifty Cloud Mobile backend
Salesforce Platform Mobile Services
Fairy
■エンタープライズ向け BaaS .... 全体の5%

40. BaaSのデメリット
セキュリティ
ロックイン
ダウンタイム
テストの切り分け
価格付け
機能が足りない？
長期的に使うものの場合、コストメリットが出にくい

41. BaaSのデメリット
セキュリティ →報告すれば、すぐに直る可能性は高い
ロックイン →二つのサービスにまたがって動作させる。自分で
も後追いでバックエンドを開発。OSSの BaaS 環境を構築
ダウンタイム（あきらめと、落ちる前提でサービス企画。ステー
タスが確認できるページを用意）
テストの切り分け →ダミー構築。テスト環境構築。
価格付け →的確な予想と、こまめな解析のフィードバック
機能が足りない？ →自分で作る。そこに集中できる

42. 経済的な面からみた
メリット、デメリット
素早くサービスを市場に投入できる、ローンチ時期を見込める
サーバー機周辺の資産を持たなくて良い。必要分の費用だけ。
スモールスタートから始められ、柔軟に拡大していける
サービスの保守性を確保できるとともに、素早い撤退も可能
急激に拡大した場合、クラウド周辺の経費が見込めない
契約や支払い形態が面倒（カード決済のみのサービスも）
まだベータ版のサービスもあり、買収や撤退の可能性も

43. 経済的な面からみた
判断材料
コストとスケジュール、開発メンバーのバランスを考える
サービスの永続性が重要な場合か？
セキュリティ上の判断は？
法務的判断（情報を海外データセンターに置けない場合など）
サービスが急激に成長した際のコスト判断
プラットフォームのダウンタイムに左右される範囲は？
最初は BaaS で、徐々に自社サーバーに移行という方策もあり

44. いろいろな用途
ソーシャルゲームや単発キャンペーンのプラットフォームに
数多くのゲームやサービスを早いスピードでリリースできる
エンタープライズ用途
似通ったシステムを同業種多数に継続的に提供
インハウス用途、社内用途
統合認証他、社内独自の仕組みを素早く提供／更新
教育分野∼アプリ開発そのものの学習

45. リソースの不足や
その他のプロジェクトに
立ちはだかる困難が、
Creativityを生みだす源泉
(Biz Stone : Twitter)

46. Zuckerberg: Facebookを始めた時に
Parse があればどんなに良かったか....

47. BaaS は皆の助っ人！

48. BasS

49. UX
User eXperience
all images (cc) by FlickrCC