AWS & Google Cloud
両⽅を駆使するチームでの技術選定
アイレット株式会社 ⾼橋修⼀
⾃⼰紹介:⾼橋 修⼀
所属:
アイレット株式会社
MSP開発セクション@⼤阪
属性:開発エンジニア・プログラマ
役割:グループリーダー
クラウド:
AWS: 2020APN AWS Top Engineers、All certificates
Google Cloud: 5 certificates
技術選定の背景
=私のポジション
AWSプレミアコンサルティングパートナー Google Cloudプレミアサービスパートナー
クラウド導⼊実績2,000社以上、年間プロジェクト3,200以上
構築・2次運用 お客様
MSP運用
お客様環境
MSP社内サービス
(サービス数:18)
MSP開発
利用・操作認証
情報取得・操作
利用
依頼・要望・FB
ヒアリング・提案
開発・運用保守
構築・監視運用保守
ここ
MSP開発
課題管理
外部サービス
技術選定の話
以降、個⼈の⾒解!
基本的な考え
できるだけマネージドなものを使う
・AWSであればEC2よりもFargateやLambdaなど。
・Google CloudであればGCEよりもCloud Run、Cloud Functionsなど。
3rdのSaaSやソフトも活⽤
・New Relic、PagerDuty、Slack、Twilio、Terraformなどなど
→こちらで担保すべき範囲を減らし、開発の⾼速化↑/保守コストの低下↓
etc.
3rdの活⽤
メインのアーキテクチャは
AWS、Google Cloudのサービスで構成
デプロイや監視・モニタリングなどは
3rdを活⽤することが多くなってきた
デプロイ
監視
テスト
クラウドベンダーサービス or 3rd
AWS Google Cloud 3rd
CI/CD Code Pipeline
Code Build
Code Deploy
Cloud Build Circle CI
Travis CI
GitHub Actions
IaC Cloud Formation
SAM
CDK
Deployment Manager Terraform
severless
監視・モニタリング Cloud Watch
X-Ray
Cloud Monitoring
Cloud Trace
Cloud Profiler
New Relic
Datadog
Mackerel
例
これらを組み合わせて利用することも可能
例) CI/CDでパイプラインはCircle CIを使い、デプロイはCode Deployを呼び出す
クラウドベンダーサービス or 3rd
3rdのメリット
• AWSでもGoogle Cloudでも、同じ⽅法で対応できる。
• 習得コストが低く抑えられ、保守体勢も組みやすい
• (個⼈的に)機能が豊富、痒いところに⼿が届く。
クラウドベンダーサービス or 3rd
クラウドベンダーサービスのメリット
• クラウド内のサービス連携が強い
• 権限やユーザーの管理がIAMで完結
• 別途キーの管理やユーザー管理を考えなくていい
• 利⽤料⾦がクラウドサービス内で完結する
• 別途プラン選択や料⾦管理を考えなくていい
できないことの確認
どのサービスを使うにしても「制限/上限」は確認する。
その「上限」が引き上げリクエストができるタイプものかも確認。
例
・FaaSの同実⾏可能数
・作成できるリソース数上限
・性能(受けられるリクエストレート)
ベストプラクティス
お役⽴ち情報
ベストプラクティス
Well-Architected ツール
• ベストプラクティスに沿っているか⾃⼰診断するチェックリスト
• 「運⽤」「セキュリティ」「信頼性」「パフォーマンス」「コスト最
適化」の5つの観点
ベストプラクティス
ソリューション デザインパターン
• https://events.withgoogle.com/solution-design-pattern/
• ワークフローごとにアーキテクチャの解説
• 「注意事項」や「向かないケース」も載っている
いろいろ使う上で考慮していること
• チームとして保守していけそうか
• 作業環境の再現性
• 作業環境もリポジトリにDockerfileで定義
• 選定理由を残しておく★
• EOLやアップデート追従への管理★
選定理由を残しておく
• 設計資料として残す
• Wikiにディシジョンレコード
• Slackのpublicな独り⾔チャンネルに垂れ流し
• 他の⼈の発⾔を検索でひっかけ役⽴つこともあるのでpublicで!
EOLやアップデート追従の管理
⾔語やフレームワークのサポート期限、推奨APIバージョンの変更など
計画的に対応する必要がある。
現状:スプレッドシートで⼀覧にし、⽉1定期で対象や状況を⾒直し。
という泥臭い⽅法でやってます。「こんな感じでやってるよ〜」とかあればコメントもら
えると助かります!
ご清聴ありがとうございました

AWS & Google Cloud 両方を駆使するチームでの技術選定