仙台TOC/TOCfE勉強会「対立関係を解消しよう」

1. 対立関係を解消しよう
2018/9/12
仙台TOC/TOCfE勉強会
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2. はじめに
• やること
▫ TOCfEのツールの一つである「クラウド」を
通じて、対立関係を解消する方法を学習
• 対象
▫ TOC/TOCfEに興味のある方
▫ 教育に悩みを抱えている方
▫ 論理的に考えることが苦手な方
▫ 対立に悩んでいる方
• 目標
▫ 「クラウド」を用いて対立関係を整理し、
解決策を導きだせるようになる
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3. もくじ
• はじめに
• TOC/TOCfEとは
• アイスブレイク
• クラウド
• Win-Winな解決策を探す
• クラウドの補足
• おわりに
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4. もくじ
• はじめに
• TOC/TOCfEとは
▫ TOC
▫ TOCfE
▫ TOCfEの3つのツール
• アイスブレイク
• クラウド
• Win-Winな解決策を探す
• クラウドの補足
• おわりに
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5. TOC(Theory of Constraints)
• 企業収益の鍵を握る「制約条件」にフォーカスする事に
よって、最小の努力で最大の効果（利益）を
あげる経営管理手法
▫ 引用：ゴール・システム・コンサルティング株式会社HP
• エリヤフ・ゴールド
ラット博士が開発
▫ 著書「ザ・ゴール」が有名
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6. TOCfE(TOC for Education)
• 教育のためのTOCは、3つの考えるための道具の
活用により、効果的な思考と
コミュミケーション能力の向上を実現します。
▫ 引用：教育のためのTOC日本支部
• 3つの道具で構成
▫ ブランチ
▫ クラウド
▫ アンビシャス・ターゲット・ツリー(ATT)
• 「ちゃんと考える」ための思考ツール
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7. TOCfEの3つのツール
ブランチ
• 問題を整理
クラウド
• 対立を解消
ATT
• 目標を実現
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8. 対立関係を解消しよう
• 「クラウド」について学びます
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9. アイスブレイク
• 自分が抱える「対立」を複数洗い出してみよう
(5分)
• 2,3人でチームを組んで、自己紹介をしよう
(1分／人)
▫ 名前
▫ 今日の目的
▫ 印象深い「対立」
 参加者に共有可能なもので…
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10. もくじ
• はじめに
• TOC/TOCfEとは
• アイスブレイク
• クラウド
▫ 対立
▫ クラウド
▫ 要望
▫ 目標
▫ ロジックを確認する
• Win-Winな解決策を探す
• クラウドの補足
• おわりに
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11. 対立
• 相反する行動、手段、意思決定の衝突
▫ 外部対立：最低2人の間での衝突
▫ 内部対立：1人の人間の中での衝突
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外部対立
ペットを
飼わない
ペットを
飼う 子
親
内部対立
家事を
する
テレビを
見る 自分
自分

12. ワーク[1-1]
• 自分の持つ[対立]を書きだそう(5分)
▫ 参加者に共有可能な[対立]を１つ選ぼう
 できれば、外部対立(2人の対立、自分と誰か)が望ましいです
▫ 付箋を使って、下図のように書き出そう
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行動
行動 立場
立場

13. クラウド
1. 対立する行動から要望を特定し、
共通の目標を設定する
2. 行動→要望間にある仮定を明確にし、
対立の解決策を見つける
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行動
行動 立場
立場
要望
要望
目標
仮定
仮定 解決策
解決策

14. クラウド
1. 対立する行動から要望を特定し、
共通の目標を設定する
2. 行動→要望間にある仮定を明確にし、
対立の解決策を見つける
14
行動
行動 立場
立場
要望
要望
目標
仮定
仮定 解決策
解決策

15. クラウド
1. 対立する行動から要望を特定し、
共通の目標を設定する
2. 行動→要望間にある仮定を明確にし、
対立の解決策を見つける
15
行動
行動 立場
立場
要望
要望
目標
仮定
仮定 解決策
解決策

16. 要望
• [立場]の人が[行動]をしなければならない理由
▫ 複数思い付く場合は最も重要なものを選ぶ
▫ それぞれの[立場]になって推定する
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[行動]ペット
を飼わない
[行動]ペット
を飼う [立場]子
[立場]親
[要望]動物と
触れ合いたい
[要望]家族の
時間を増やす

17. ワーク[1-2]
• 自分で出したそれぞれの[行動]に対して
[要望]を出してみよう(5分)
• 要望
▫ [立場]の人が[行動]をしなければならない理由
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行動
行動 立場
立場
要望
要望

18. 目標
• 両者が合意できる共通のゴール
▫ 対立が解消した結果として起こること
▫ [行動]や[要望]によっては壮大になる場合もある
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[行動]ペット
を飼わない
[行動]ペット
を飼う [立場]子
[立場]親
[要望]動物と
触れ合いたい
[要望]家族の
時間を増やす
[目標]楽しく
生活する

19. ロジックを確認する
• “声に出して”ロジックの妥当性を確認する
• クラウドの左から右に読む (A→B→D, A→C→D’)
▫ [A:目標]するためには[B:要望]しなければならない
▫ [B:要望]するためには[D:行動]しなければならない
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D’:行動
D:行動B:要望
C:要望
A:目標
読む方向
書く方向

20. ワーク[1-3]
• [目的]を出してみよう(5分)
• 声に出してロジックを確認しよう(5分)
▫ 違和感があったら、しっくりする表現を探そう
• クラウドを見せ合い、気付きを共有しよう(5分)
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行動
行動 立場
立場
要望
要望
目標

21. もくじ
• はじめに
• TOC/TOCfEとは
• アイスブレイク
• クラウド
• Win-Winな解決策を探す
▫ 仮定
▫ 仮定のロジックを確認する
▫ 解決策
▫ 一般的な解決方法
• クラウドの補足
• おわりに
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22. クラウド
1. 対立する行動から要望を特定し、
共通の目標を設定する
2. 行動→要望間にある仮定を明確にし、
対立の解決策を見つける
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行動
行動 立場
立場
要望
要望
目標
仮定
仮定 解決策
解決策

23. クラウド
1. 対立する行動から要望を特定し、
共通の目標を設定する
2. 行動→要望間にある仮定を明確にし、
対立の解決策を見つける
23
行動
行動 立場
立場
要望
要望
目標
仮定
仮定 解決策
解決策

24. 仮定
• 状況の背景
▫ なぜ[要望]を満たすために[行動]を
とらなければならないのか
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[行動]ペット
を飼わない
[行動]ペット
を飼う [立場]子
[立場]親
[要望]動物と
触れ合いたい
[要望]家族の
時間を増やす
[目標]楽しく
生活する
[仮定]絵本で見た
動物に興味がある

25. 仮定のロジックを確認する
• 声に出してロジックの妥当性を確認する
• “なぜならば”を追加して声に出す
▫ [B:要望]するためには[D:行動]しなければならない
なぜならば[仮定]だからだ
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行動要望
仮定
するためには しなければならない
なぜならば

26. ワーク[2-1]
• [行動]と[要望]の間の[仮定]を考えてみよう(10分)
▫ 仮定は複数出してみよう
▫ 声に出して妥当性を確認しよう
• 仮定
▫ なぜ[要望]を満たすために
[行動]をとらなければならないのか
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27. 解決策
• 両方の[要望]を満たす新しい[行動]
▫ Win-Winの解決策を目指す
▫ [要望]や[仮定]を通じて新しい[行動]を見つける
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[行動]ペット
を飼わない
[行動]ペット
を飼う [立場]子
[立場]親
[要望]動物と
触れ合いたい
[要望]家族の
時間を増やす
[目標]楽しく
生活する
[仮定]絵本で見た
動物に興味がある
[解決策]
動物園に行く

28. 一般的な解決方法
• 避ける
▫ まるで対立がないかのように振る舞う
• あきらめ(内部対立のみ)
▫ 片方の行動や手段が選択されていない
• 強制(外部対立のみ)
▫ 片方は、思いの行動をとることができない
• 綱引き
▫ 問題が解決されることなく、手段／行動が存在し続ける
• 妥協
▫ 行動が部分的にしか実現していない
• Win-Win
▫ 両者の要望が完全に満たされている
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29. ワーク[2-2]
• これまでの情報をもとに[解決策]を見つけよう(10分)
▫ 片方の[行動]が変更されることによって、
両方の[要望]が満たされる状態を探そう
▫ 仮定をもとに[要望]を満たすための別の[行動]を探そう
• [解決策]を共有し、気付きを共有しよう(5分)
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30. もくじ
• はじめに
• TOC/TOCfEとは
• アイスブレイク
• クラウド
• Win-Winな解決策を探す
• クラウドの補足
▫ 教育で利用するクラウド
▫ 参考書籍
• おわりに
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31. 教育で利用するクラウド
• 自らが責任をもって意思決定を行うことで、
解決策を継続的に実施しやすくなる
▫ 外部対立では相手の立場を考える機会となる
▫ 内部対立では自分の目標や要望を見つめ直す機会となる
• 字が書けなくても、絵で表すこともできる
• ゴールドラット博士のメッセージ
「自分で論理的に考えて答えを見つけ出すのが、
人が学ぶための唯一の方法だとわたしは信じている」
▫ 自分で見つけた答えだから納得する
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32. 参考書籍
• TOCfEのテキストブック「TOCによる学習のつながり」
▫ http://tocforeducation.org/
• 教育
▫ 子どもの考える力をつける
3つの秘密道具
▫ 考える力の育て方
• ビジネス(TOC)
▫ ゴールドラット博士の
論理思考プロセス
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33. おわりに
• 「クラウド」を用いて対立関係を分析する方法を紹介
▫ 対立する行動から要望を特定し、共通の目標を設定する
▫ 仮定を明確にし、対立の解決策を見つける
• 「クラウド」を作成する過程において
相手の立場での要望や共通の目標を考える過程から、
新しい気付きを得ることができる
• 「クラウド」を通じて、要望や目標を満たすような
Win-Winな解決策を見つけることができる
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