こよう
                    さくげん
                    ひせいき
                    しょくいん




第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
2


はじめに|10月13日の千葉日報から
県職員給与4年ぶり据え置き・人事委報告「民間と均
衡」 55歳以上の昇給停止も

千葉県人事委員会(清水新次委員長)は12日、本年度の千葉県職員の給与について「民間
と均衡している」として、月給、期末・勤勉手当(ボーナス)とも据え置くよう森田健作知事と川
名寛章県議会議長に報告した。月給の改定見送りは4年ぶり、ボーナスは2年連続で据え置
かれた。また、55歳以上の昇給を原則停止する昇給昇格制度の改正を勧告した。
 県人事委によると、今年4月の県行政職員と民間従業員(事務・技術職)の月給を比較した
結果、民間の39万7千円に対し、県職員は39万6867円で、県職員が民間を133円(0・0
3%)下回った。官民の差が極めて小さいことから、同人事委は改定見送りを決めた。
 ただ、採用と退職により職員構成が変動するため、行政職の年間平均給与は9万9399円
(1・6%)削減され、631万493円となる。県職員の給与は昨年度まで3年連続でマイナス勧
告が続いていた。
 ボーナスについても、県職員の年間平均支給月数は3・95カ月分で、民間の3・97カ月分と
ほぼ均衡したと判断した。



        第14回 図書館系勉強会        担当|山下聡子
3


と、いうわけで今日は

公務員の雇用について経営学の観点から
どのように整理されているのか
勉強してみたかった

今日の参考文献
・原田順子,奥林康司.官民の人的資源論.
 放送大学教材.2009


    第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
4


人的資源管理とは

• 従来では人事労務管理といわれていた企業の制度
• 1980年以降に人的資源管理という呼び方に

なぜ?

• 企業で働く人材を資源として捉え直す
• 開発し活用する対象としてとらえようとした



      第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
5


企業における人的資源管理
    1   雇用管理         募集    採用   退職

    2   教育訓練   新入社員研修      階層別研修     OJT

    3 作業組織管理   職務設計       モチベーション管理

    4   人事考査    目標管理制度      職能資格制度

    5   報酬制度   時間給   役割級    管理職年棒制度

    6 福利厚生制度     住宅手当      健康保険制度

    7   労使関係     団体交渉       労使協議制


         第14回 図書館系勉強会      担当|山下聡子
6


なぜ人的管理の諸制度が官に必要なのか
    官民の人的資源の開発や活用の仕方は
    同じ言葉を使いながらもかなり異なっている

     今日では両者の接近が意図され
     公務員制度の改革や公的事業の民営化が推進されている

    では
    ・共通点は?
    ・相違点は?


         第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
7


官民の人的資源管理の共通点

    1 ゴーング・コンサーンである

    2 人、モノ、金、情報の組み合わせである


    3 目的を達成することを目指す組織体である




       第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
8


官民の人的資源管理の共通点
    1 ゴーング・コンサーンである

     •   国・地方公共団体も企業もともにある事業を継
         続的に行うゴーイング・コンサーンである

     •   行政も企業もともに経営体である点に根本的な
         共通性がある




          第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
9


官民の人的資源管理の共通点
    2 人、モノ、金、情報の組み合わせである

     •   人、モノ、金、情報という経営資源から構成
         されている

     •   4つの経営資源を組み合わせ、結合すること
         によって事業を運営する

     •   経営体には必要不可欠な資源




          第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
10


 官民の人的資源管理の共通点
 3 目的を達成することを目指す組織体である

     •   行政あるいは企業はそれぞれに固有の目的や課題
         を持ち、効率的に達成しようとしている

     •   組織体において人を共通の目的に向けて動かす仕
         組みが人的資源管理




          第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
11


 官民の人的資源管理の相違点

     1 経営環境

     2 雇用制度

     3 職種の専門性


     4 賃金や福利厚生


        第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
12


 官民の人的資源管理の相違点
 1 経営環境

        民間                官
 市場競争             親方日の丸

 • 赤字決済が続けば事業が • 比較的長期的に安定した
   存続不可          経営環境
 • 倒産や買収による組織の • 組織それ自体が消滅する
   消滅            ことは想定されていない
 • 不確実な経営環境を前提
   として存続


        第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
13


 官民の人的資源管理の相違点
 2 雇用制度

      民間              官
 流動的雇用市場        長期安定雇用

 • 倒産や買収        • 終身雇用制
 • 1990年代の不況以降大 • 安定した雇用
   企業においても非正規し
   職員が増大
 • エンプロイヤビリティを
   高めるようになった


      第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
14


 官民の人的資源管理の相違点
 3 職種の専門性

      民間              官
 頻繁な職種転換        専門家の育成

 • 会社内で職種を変わる  • 専門的な職業を長く続け
 • 営業から人事部へ      ることが前提
 • 事業の拡大に伴う異動も • 税務署、警察署、消防署
               • 管理職にもなるが自己の
                 職業意識は変わらず



      第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
15


 官民の人的資源管理の相違点
 4 賃金や福利厚生

      民間              官
 頻繁な職種転換        画一的な処遇

 • 職種転換や事業部内の移 • 地域手当で多少の調整
   動もある        • 全国統一的な賃金等級表
 • 同一企業内で均等な処遇   に基づく賃金が支給
   が出来るように工夫され • 福利厚生などは共通の施
   ている           設を利用できる



      第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
16


 このように、官と民では人的資源管理が
 大きく異なっている
 その前提となる経営環境や雇用制度、キャリアの進め方、処
 遇の適用範囲などが大きく異なっている


 しかし今日では

     今日では両者の接近が意図され
     公務員制度の改革や公的事業の民営化が推進されている




        第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
17

で、でたー!!!

           NPMの推進

 民営化                   独立行政法人化


耳にタコが出来るほどやったので今日はやりません _(:3 」∠ )_




       第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
18


 と、いうわけで今日はここまで。

 ちょっとテーマが壮大だったのでここから
 どうやって勉強していこうか悩み中です




     第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
19


 おわりに
  非正規雇用について説明するために
     経営学     人的資源管理論 効率 専門性の継続 人材の流動性


     経済学    需要と供給 人件費の流動性   相対的賃金と相対的生産性


     社会学      ワークライフバランス    終身雇用制に対する不信


     法律学          規制緩和    保険制度の不均等


     • このへんのキーワードを学ぶ必要がある気がする
     • 今後の勉強の方向が迷子なのでご助言いただきたいです



           第14回 図書館系勉強会     担当|山下聡子
第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
21


 地方自治法改正
 自治体非正規職員にボーナス案→見送りに

 2012.07.27
 • 地方自治体の非正規職員の処遇を図るための地方自治法改
   正案を了承
 • 非正規職員へのボーナスや退職金の支給を自治体の判断で
   可能する
 • 全自治体職員の4人に1人が非正規職員

               →8月の国会で見送りが決定


      第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
22


 改正労働者派遣法が施行
 30日以内で雇用する派遣が禁止に

 2012.10.01
 • 例外:学生・60歳以上・世帯年収が500万円以上あり主た
   る生計者ではない人
 • 短期間の派遣は管理がずさんになり労働災害が起きやすい
 • 賃金が低いままでキャリアも身につかない
               →ワーキングプアの温床に?

 • 改正を受け、紹介に切り替え、直接雇用にする企業も



      第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子
23


 今春大卒の就職率は63.9%
 進路未定・非正規が2割越

 2012.08.28
 • 文部科学省の学校基本調査の結果
 • 5月1日時点で今春大卒の約56万人の進路を調査
 • 正規職員として就職60.0%(33万5295人)
 • 非正規として就職3.9%(2万1990人)
 • 就職も進学もしていない15.5%(8万6638人)
 • アルバイトなど1年未満の仕事3.5%(1万9596人)
        →5人に1人が安定的な職についていない


       第14回 図書館系勉強会   担当|山下聡子

勉強会20121015