環境・貧困・紛争等、地球規模の問題がますます深刻になり、また日本社会の 閉塞感が強まる中、国境を越えて活躍する国際ボランティア活動の持つ様々な力が 大勢の方々に注目されています。NICEは、「国際ボランティア大賞」を国内外の 沢山のNGOやボランティアと共に創設し、より多くの方に魅力をお届けします！2015年国際ボランティア大賞ボランティア部門にノミネートした、桑原恭平さんのスライドです。 .

1. なぜボランティアを受け入れるのか
NICE 大賞15
桑原恭平

2. 活動背景
• 場所：岩手県陸前高田、福島県
• 活動：漁師・農協のお手伝い、児童館訪問
えいごdeキャンプ・福島児童館訪問・グ
ローバルキャンプ
• 目的：東日本大震災の復興支援
• 参加者：日本人3名、チェコ人2名 計5名
※中長期期間中にワークキャンプ参加者あり
• 期間：6/16～8/27

3. 活動概略
• 「個人」
漁師…カキの養殖のお手伝い
農協…ビニールハウスでのトマトの苗の手入れ
児童館…子どもたちとの交流、遊び
• 「地域」
えいごdeキャンプ…子どもたちのサポート
福島児童館訪問…世界の遊び
グローバルキャンプ…高校生のプレゼンのサポート

4. 地域社会の課題解決 個人
漁師・農協・児童館などより身近な「個人」に対し
て、密接な関係を築きつつ行われるボランティア
解決 その人たちに必要な労働力
として人手不足を補うもの

5. 地域社会の課題解決 地域
岩手県、福島県内の被災した子どもたちや陸
前高田の地元の企業など周辺「地域」に対する
ボランティア
解決
周辺「地域」のニーズに対応するこ
とで、より広い範囲の需要に応える
ことができる

6. 自分自身の成長
• 異文化交流はさらなる交流を生み出す
→食べ物、言葉、環境の違いは摩擦を生み出
すのではなく、新しい興味・発見に繋がる
• 当たり前の物事に対する認識の再確認
→相手の質問（特に日本の事）に答えられない
例）食材について
ひらがな、カタカナ、漢字について

7. 今回の現場で感じた社会への思い・考え
• 個人と地域に対するボランティアの関係
個人
地域 地域地域
個人に対するボランティアが土
台となり、地域のボランティア
に広がっている。
えいごdeキャンプ
福島児童館訪問
グローバルキャンプ

8. 今回の現場で感じた社会への思い・考え
• なぜボランティアを受け入れるのか
→始まりは震災復興の緊急救援…必要性
現在では必要性に加えて何らかの要因で受け
入れられているのではないか
震災当時
現在
必要性
必要性
？

9. 自分の将来プラン
• 大学院在籍 ボランティア研究
• 今回のボランティア…よそ者がどのようにして
その社会に入っていくかを見ることができる
→開発援助、国際NGOなどのよそ者がどうすれ
ばその社会で受け入れられるかの示唆
• 今後：ボランティアを受け入れる要因の分析