スライド 枚
筑波大学大学院 図書館情報メディア研究科
池田 光雪
mitsu@klis.tsukuba.ac.jp
# 本スライドは http://www.slideshare.net/lumely/ にて公開
TF / TA研修会
~心構えから六つ道具,話し方まで
2015/04/08 (水) 23
私のこれまでの経験
池田 光雪|Ikeda Kosetsu / D3・求職中
おそらく本研究科では最もTA / TFをやった人
TA(Teaching Assistant)
– 情報基礎実習(2期)
– 知識情報演習I
– プログラミング演習I(2期)
– プログラミング演習II(2期)
TF(Teaching Fellow)- 非常勤講師相当の権限付与
– 情報基礎実習(3期目, 2015年度採用)
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TAの心構え
TAの対価 / TAとは何者か / 求められる鈍感力
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TAに掛ける時間と対価
 準備や採点などに時間を掛ければ掛けるほど
質や”満足度”は上がる
 熱意を持って取り組んだとしても受講生全員が
それに応えてくれるわけではない
≒給料以外の見返りは明らかでない
– レポートの書き方を春にいくら教えても
夏期休暇明けには大体忘れている
 今回は掛けるコストは同じでも
質をより高める各手法を
中心に紹介
– その前にいくつか心構えを……
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TAは学生である
 TA業務にのめり込み過ぎて
本業である研究が疎かにならないこと
– TAをいくら頑張っても研究上の業績にはならない
– JASSO奨学金返還免除申請の材料にもまずならない
 業務が何であるか,どこまですべきなのかは
担当教員とよく相談した上で授業に臨むこと
– 「それは本来であれば担当教員の業務では?」
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TAは先生である
 受講生(特に学部1年生)は
TAとTF,教員間の区別がついていない
– 我々TAが(おそらく)職階の違いによる教員間の
職務内容の差がわからないのと同様
 したがって,たとえTAであろうとも
受講生にとっては先生ということを意識する
– 「先生」に質問したのに
『わからない.自分で考えて』と言われたら?
 先輩として親しみを
持ってもらうのもよいが,
舐められてはいけない
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TAは有名人である
 私含め数人のTAの経験として,授業以外で
接点のない受講生に各所での目撃情報を
Twitterに許諾なしで投稿されたことがある
– 「龍郎でTAが飯食べてたwwww」
– 「ゲーセンでTFが廃プレーしてた」
 日常生活において
真似されて困ることはしない
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鈍感力を鍛える
 多くの受講生が居ると,TAに対して良い印象を
持たない者・過剰な要求をする者も出てくる
 一部の受講生の不満に引き摺られてモチベーショ
ンが下がらないように鈍感力を鍛える
– 実際に言われた,書かれた事例
 「TFの話し方が気持ち悪い」
 「情報基礎実習とかクソ教科すぎて行く気なくす」
 「(質問のため)手を上げている間
作業ができない,疲れる」
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TIPS・TA六つ道具
出欠確認の方法 / 訂正の方法 /
課題再提出の方法 / TA六つ道具
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出欠確認は正確に
印刷した名簿などにペンで記録を取る場合
 早さより正確さを優先する
– 誰でも同じことが読み取れるように書く
 7と1などに注意
 チェックの印はおそらく✓より○の方が
抜けの見落としや書き損じが起こりにくい
 学籍番号を尋ね記載位置を特定し,
名前を読み上げながら記載する
ことで記入間違いのミスは防げる
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○
✓
○
○
天瀬
石動
古賀
天瀬
石動
古賀
訂正は訂正前/後がわかるように
 出欠確認,採点などにおける訂正は
訂正前/後が誰にでもわかるように注意する
 塗りつぶし取り消し線を使って打ち消し,
隣に新しい記述をする
 塗りつぶしによる訂正や修正テープ,
修正ペンの使用は避ける
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課題の再確認は同じ人が行う
演習内課題の再提出を命じる際は
「前の提出物も持参し」「同じ確認者に」
再確認をお願いするよう指示する
– 修正前/後の提出物を並べることで
確認作業がより迅速になる
– 「あの人とこの人で言っていることが違う」という
問題を回避する
 判断基準はできる限りすり合わせるべきだが,
専門や知識の差によりどうしても起こりがち
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TA六つ道具
無くて困ることはあるが,あって困ることはない
 ボールペン
– 赤とそれ以外の色.複数のTA間で区別が付くように
 ステープラー
– これを忘れレポートを綴じないで出す人も多い
 USBフラッシュメモリ
– ファイルの受け渡しが
必要なことも
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TA六つ道具 cont’d
 クリップボード
– 出欠確認などで重宝する.100円ショップで買える
 裏紙
– 書いて説明するとわかりやすい
 はんこ
– 出勤簿への押印は忘れずに!
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教え方,話し方
十人十色な受講生 / 魚ではなく釣り方を /
大事なことは繰り返し言う / トピックを絞る /
話し方に気をつける
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質問する受講生,しない受講生
 よく質問する受講生は1クラスに最低数人いる
 逆に全く質問せず,1人で悩む受講生もいる
 特定の受講生にかかり切りにならない
– 他に助けを求める人がいるのであれば
一度話を切るなどの工夫も必要
– 「やってみて上手くいかなかったらまた呼んでね」
 1人で悩む受講生を放置しない
– 演習の場合,進み具合を見れば大体分かる
– 「洋服屋の店員」になる
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魚の釣り方を教える
 答えのみを教えてしまうと応用ができなくなる
 基本的には答えではなく答えの求め方を教える
– 例えば「作ったプログラムが動きません」に対しては
エラーメッセージの読み方とエラーの原因を教える
 エラーメッセージの読み方がわかれば
他のエラーにも応用できる
– 参考文献を提示する
 「テキストのここに書いてあるよ」
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大事なことは繰り返し言う
 アナウンスなどを聞き漏らす人は必ず出る
– 作業に集中していた
– 別の作業や私語に夢中だった,etc…
 重要なことは繰り返し何度も言う
– 例えば呼び出しでも複数回言うべき
 ×「学籍番号558,560,570…」
 ○「学籍番号558の池田さん,
558の池田さん,…」
– 演習であればスライドにして
ループ再生するなども効果的
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トピックを絞る
 「一回のプレゼンで伝わることは高々3つ」[2]
– トピックは多くとも3つまでに絞り込む
– 後輩には色々と教えたくなってくることもあるが,
ぐっとこらえる
 重要なことと瑣末なことを同列に扱ってしまうと
重要なことが埋もれて忘れやすくなる
– 特に最近は片っ端からメモを取るような
真面目な受講生が多い
 要点を絞り込むのが苦手?
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2. 本研究科の森嶋厚行先生提唱?
話し方に気をつける
 聞き取りやすい話し方を意識的に真似てみよう
 経験上良いと思う7つのすべきこと
– マイクが使える場合は必ずマイクを使う
– 大きな声で話す
– ゆっくり話す
– 間を置く
– 手を口に当てたまま喋らない
– 聴衆の方を向いて話す
 聴衆の目を見て話す
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まとめ・おわりに
TAをきっかけとして交流を
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まとめ
特に覚えておいて欲しい3点
 TAは学生であり,かつ先生でもある.
本業の研究は疎かにせず,
受講生の規範となるような行動を取ろう
 質問に対しては答えそのものを教えるのではなく
答えの求め方を教えよう
 受講生は十人十色.ときには
演習の進み具合を見てこちらから声を掛けよう
– 「洋服屋の店員」の真似をする
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日頃から交流を
 気晴らしも兼ねてボードゲームでもしながら
TA/TF間で相談などができればいいね
 ボードゲーム仲間募集中
– すぐ終わる2-7人用ゲーム中心
– 1ゲーム 5-20分くらい
 Skype mitsu1_
 Twitter @lumely
 e-mail mitsu@klis.tsukuba.ac.jp
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TA研修会 講演資料