C#とは 講習の進め方 開発環境準備 コンソールアプリケーション コンソール出力 コンソール入力 変数 基本的な文法

1. C#画像処理講習
ー第１回ー
K.Miyauchi
2021.12.07

2. 目次
・C#とは
・講習の進め方
・開発環境準備
・コンソールアプリケーション
・コンソール出力
・コンソール入力
・変数
・基本的な文法
(c) K.Miyauchi 2

3. 本講習で使用するもの
パソコン：Windows, Mac
開発環境：Visual Studio 2022 Community
(c) K.Miyauchi 3

4. C#とは
Microsoftが開発したオブジェクト指向型プログラミング言語である．
C#という名がついているが，
C言語やC++とは互換性がないので注意が必要である．
※文法は似ているが，Javaの方が似ている．
XamarinやUnityをC#に組み込むことによって，
AndroidやiOSのクロスプラットフォーム開発や
3Dゲーム等の開発を行うことができる．
また，Microsoftが開発している言語ということもあり，
Windows系のアプリケーションに開発することに特化している．
(c) K.Miyauchi 4

5. 講習の進め方
前述したように，C#は，C言語と文法がとても似ています．
基本的な文法などについては，
説明が省かれているところがあります．
また，文法が異なるところでも，
説明があるところとないところがあったりします．
演習では，説明がされていない部分を用いる可能性もあります（極
力そのようにならないようにします）．
演習でプログラムを作成していて，ステートメントエラーがでたとき
には，文法を疑ってください．
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6. 講習の進め方
「C# ○○」のように，
Googleなどで検索することで記事はたくさん出てきます．
プログラムの開発スピードを上げることで重要なのは，
検索力をつけることです．
本講習を通して，検索力を身につけてください．
また，○○のプロフェッショナルみたいな人が，
「これは，調べればすぐでてくるから覚えていない」
とか言っている人がいますが，これはウソです．
検索に必要な最低限なキーワードは覚えています．
最低限な部分はしっかりと覚えていきましょう．
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7. 開発環境準備
開発環境には，Visual Studio 2022 Communityを使用する．
(c) K.Miyauchi 7
Visual Studio 2022 download
で検索
「Visual Studio Toolのダウンロード」
をクリック

8. 開発環境準備
(c) K.Miyauchi 8
インストーラをダウンロード
コミュニティを
無料ダウンロード

9. 開発環境準備
ダウンロード待ち
(c) K.Miyauchi 9
ダウンロードした
ものを開く
ダウンロードが始まらな
い場合にはクリック

10. 開発環境準備
プライバシー，ライセンス条項の同意
(c) K.Miyauchi 10
クリック

11. 開発環境準備
.NETデスクトップ開発のみインストール
(c) K.Miyauchi 11
インストール
.NET デスクトップ開発
にチェック

12. 開発環境準備
インストールが終了するまで待機
(c) K.Miyauchi 12

13. 開発環境準備
スタートメニューからVisual Studio 2022をクリックして起動．
起動時にテーマの選択がある場合は，適当なのを選択して進む．
このような画面が出ればOK．
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14. コンソールアプリケーション
コンソールアプリケーションとは，
CUIベースのアプリケーションである．
(c) K.Miyauchi 14
新しいプロジェクトの作成
をクリック

15. コンソールアプリケーション
コンソールアプリを選択
(c) K.Miyauchi 15
コンソールアプリ
を選択
次へ
をクリック

16. コンソールアプリケーション
プロジェクトの作成
(c) K.Miyauchi 16
プロジェクト名を
適当に入力
※ソースコードのグループ名
次へ
をクリック
ソリューション名を
適当に入力
※プロジェクトのグループ名

17. コンソールアプリケーション
プロジェクトの設定
(c) K.Miyauchi 17
最新バージョンか
確認
作成
をクリック

18. コンソールアプリケーション
このような画面が出ればOK
(c) K.Miyauchi 18

19. コンソールアプリケーション
このような画面が出ればOK
(c) K.Miyauchi 19
「▶」をクリック

20. コンソール出力
プログラムを以下のように変更
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いっときの間は，Mainの中身
だけを変更していく．

21. コンソール出力
コンソールで文字出力をしてみましょう．
(c) K.Miyauchi 21
Writeは，
“”で囲まれた文字を改行
なしで出力する．
WriteLineは，
“”で囲まれた文字を改行
で出力する．
Enviroment.NewLineは，
マシンに適した改行コー
ドを挿入する．
¥r¥nは，Windowsマシン
の改行コード．

22. コンソール入力
プログラムの内容が変わるので，
ソリューションにプロジェクトを追加します．
(c) K.Miyauchi 22
新しいプロジェクト
をクリック

23. コンソール入力
コンソールで文字入力をしてみましょう．
(c) K.Miyauchi 23
ReadLineは，
改行されるまでの文字を
入力として受け取る
Readは，
1文字を入力として受け
取る．(int型で返される)
(char)を書くことによって，
キャストをcharにする．

24. 変数
変数とは，データを入れておくことのできる箱みたいなものである．
自由に，好きな時にデータの読み書きをすることができる．
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123
Hello
World
0.124

25. 変数
変数によって，
扱うことのできるデータの種類が変わる．
（整数，実数，文字，文字列．．．etc.）
扱うことのできるデータの種類のことを「型」という．
また，C#は変数を使用する際には，
「宣言」をする必要がある．
宣言の書き方は，以下の通りである（C/C++と同じ）．
変数型 変数名;
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26. 変数
変数名には，使えない文字が存在するので注意．
また，変数名の先頭には数字を使用することは不可．
使用できない文字を使用しているときには，
プログラムの実行時にエラーが出るので，
エラーが出たときに，使えない文字と認識するのでOK．
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27. 変数
数値を扱うことのできる変数型として，以下のものがある．
(c) K.Miyauchi 27
変数型名 扱える種類 データサイズ[bit] 扱える範囲
sbyte 整数 8 −128 ~ 127
short 整数 16 −215
~215
− 1
int 整数 32 −231~231 − 1
long 整数 64 −263~263 − 1
float 実数 32
±1.5 × 10−45
~
± 3.4 × 1038
double 実数 64
±5.0 × 10−324~
± 1.7 × 10308
decimal 実数 128
±1.0 × 10−28
~
± 7.9 × 1028

28. 変数
変数の入力や出力は，以下のような書き方で行うことができる．
(c) K.Miyauchi 28
ReadLine()は，
string型（文字列型）で入力
文字が返される．
WriteLine(変数)で，変数の
中身を表示する．
一定の文字列と変数を組み
合わせたものを表示する．
C/C++のprintfのような記法
一定の文字列と変数を組み合わせた
ものを表示する．
上記とは違い，組み込むような記法

29. 基本的な文法
if-else, for, whileなどの基本的な制御については，C/C++と文法は同
じである．
(c) K.Miyauchi 29
if (/*条件式*/)
{
// 条件式がtrueのときの処理
}
else
{
// 条件式がfalseのときの処理
}

30. 基本的な文法
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switch (/*変数*/)
{
case 0:
// 変数=0のときの処理
break;
case 1:
// 変数=1のときの処理
break;
default:
// どのcaseにも当てはまらない時の処理
break;
}

31. 基本的な文法
(c) K.Miyauchi 31
while (/*条件式*/)// 処理前に条件式を確認する
{
// 条件式が成立する間の処理
}
do
{
// 条件式が成立する間の処理
}while(/*条件式*/);//処理後に条件式を確認する
for(/*処理1*/; /*条件式*/; /*処理3*/ )
{
// 処理2
}
処理1⇒条件式⇒処理2⇒
処理3⇒条件式⇒処理2⇒…
と処理されていく．

32. 演習
・二次方程式𝑎𝑥2 + 𝑏𝑥 + 𝑐 = 0の係数𝑎 ≠ 0 , 𝑏, 𝑐を入力して解を
求めるプログラムを作成せよ．ただし，重解のときは解は１つのみ
表示するものとする．
・ループ処理を使用し，九九表を作成せよ．
・一つの整数を入力し，その整数が素数であるかを判定するプログ
ラムを作成せよ．
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