アンケートシステムをシステム的にm3.comから独立させるための工夫を紹介します。

1. アンケートシステムを
m3.comから独立させる
エムスリー エンジニア 岩本次郎
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2. 自己紹介
前職
・SIer
エムスリーでの主なプロダクト
・アンケートデザインシステム(survey-designer-js)
・アンケート周りの配信システムなど
担当領域
・インフラ・サーバサイド・クライアントサイドの
設計・実装・運用を担当 2

3. 背景
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4. 背景
Reactを使って本気でアンケートシステムをつくった
● エンジニアでなくてもGUIでアンケートが作成できる
● エンジニアが追加でカスタマイズすることもできる
エムスリーの海外グループ会社から使えないかという打診
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5. 背景
難しい
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6. 背景
1. m3.comの会員情報が必要
2. m3.comの外部システムと密に結合している
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7. アンケートシステムの仕組み
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8. アンケートシステムの仕組み
NO フェーズ 手順 実施モジュール
1 アンケート
作成・配信
アンケートの設計 アンケート設計システム
2 対象者の登録 アンケート管理システム
3 アンケートの開始 アンケート管理システム
4 メール・お知らせなどのチャネルへの配信 アンケート管理システム
5 ユーザ回答 チャネルへの表示 アンケート回答システム
6 認証 アンケート回答システム
7 回答 アンケート回答システム
8 ポイント等の進呈 アンケート回答システム
9 目標回答数に達した場合にアンケート終了 アンケート回答システム
10 チャネルの配信停止 アンケート回答システム 8

9. 9

10. 切り出したい箇所
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11. 切り出しに問題となる依存
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12. m3.comからアンケートシステムを独立させる変更
1. システムの役割整理
2. 認証の依存を排除
3. システム間の依存関係を排除
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13. システムの役割整理
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14. アンケートシステムの仕組みの実施モジュール整理
NO フェーズ 手順 実施モジュール
1 アンケート
作成・配信
アンケートの設計 アンケート設計システム
2 対象者の登録 アンケート管理システム
3 アンケートの開始 アンケート管理システム
4 メール・お知らせなどのチャネルへの配信 配信管理システム
5 ユーザ回答 チャネルへの表示 配信管理システム
6 認証 配信管理システム
7 回答 アンケート回答システム
8 ポイント等の進呈 配信管理システム
9 目標回答数に達した場合にアンケート終了 配信管理システム
10 チャネルの配信停止 配信管理システム 14

15. 15

16. 認証の依存を排除
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17. 17

18. 認証方法
1. 配信管理システムにエントリポイントを作成
2. ユーザアクセスの認証
3. アンケート回答システムにリダイレクト
このときにURLのクエリパラメータにJWTを設定
4. アンケート回答システムでJWTの検証
注意点
JWTが使いまわしできないように有効期限を短くする
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19. システム間の依存関係を排除
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21. m3.comとのシステム連携
1. メールやお知らせに関することは配信管理システムの責任
2. GCP Pub/Subを利用することで依存を切る
a. アンケート回答側はイベントを送信するまでが責任範囲
b. 配信管理はイベントを受け取ってからが責任範囲
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22. GCP Pub / Subを使うときの注意点
1. at-least-once 配信であることに注意する
結果整合性を保った実装にする必要がある
2. 順序が指定されていない場合は順不同で取得される
順序を指定することも可能
3. トランザクションに注意する
次ページ以降参照
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23. Pub / Subを使うときの注意点
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24. Pub / Subを使うときの注意点
レスポンスが無い レスポンスがない場合の事象
・Pub / Subの登録に成功
・Pub / Subの登録に失敗
どっち？
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25. Pub / Subを使うときの注意点
結果整合性がある処理なので、
Pub/Sub登録が成功するまで繰り返す
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26. 26

27. まとめ
キレイな設計を行うために行ったこと
1. システムの役割整理
行っている処理の責任範囲を明確に分けてた
2. 認証の依存を排除
JWTによる認証
3. システム間の依存関係を排除
GCP Pub / Subを使った依存関係の排除
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