これまで数多くの科学者が宇宙の全容を解明しようとしてきたが、まだまだ謎に包まれているのが現状です。 現在、科学者たちはどのように宇宙の姿をとらえているのか、「量子重力理論」と「超ひも理論」を元にした仮説を紹介します。 物理学は完成した学問ではありません。 まだまだ私たちの知り得ないことがあふれているのです。 http://courslide.org/

2. 現在、
科学者たちは
宇宙の姿をどのように描こうと
しているのだろうか。

3. 量子重力理論を
元にした仮説

4. 「量子重力理論」
とは、
ミクロな世界の物質のふるまいを
記述する
「量子論」
と、
相対性理論を合体させたもの。

5. 量子重力理論は未完成だが、
これを元にした仮説がある。

6. ホーキングは、
「宇宙が
『虚数の時間』
という
特殊な時間に生まれたとすれば、
宇宙の始まりは特異点にならない」
と語り、

7. ビレンケンは、
「無から宇宙は始まった」
と語っている。

8. 量子論においては、
完全な
“無”
は存在しないとされ、
ミクロな粒子が現れては消滅している
状態を
“無”
としている。

9. そして、
かすかな確率で
宇宙は生まれたのだと。

10. 超ひも理論を
元にした仮説

11. 超ひも理論を元にしたのが、
ブレーン宇宙論。

12. ブレーン宇宙論において、
宇宙は10次元とされ、
ビッグバンは3次元のブレーン同士が
衝突することによって生まれた
とされている。

13. いずれにせよ、
宇宙の全容は解明されていない。

14. 宇宙の構成要素は、
元素
（星など）約5%、
：
暗黒物質 約23%、
：
暗黒エネルギー 約72%
：

15. 暗黒物質も暗黒エネルギーも
正体は不明のままだ。