2. ウィルフォート国際特許事務所

3. アイディエーション・ジャパン㈱

4. IDEATION INTERNATIONAL INC.1

5. 問題解決のプロセスとツール Willfort International Patent Firm Ideation Japan Inc. Ideation International Inc. 2

6. 問題解決のためのI-TRIZの全体プロセスとツール Step 1 Step 2 Step 4 Step 5 Step 3 創造的 解決策 問題的 状況 タスク 生成と選択 アイデア 創出 課題 定義 コンセプト 構築 評価 他のタスクへ Willfort International Patent Firm Ideation Japan Inc. Ideation International Inc. システム・アプローチ オペレータ 資源把握 ﾌﾟﾛﾌﾞﾚﾑ･ﾌｫｰﾐｭﾚｰﾀ 状況を多方面から把握し、課題（方向性）を見出す 利用できる資源を徹底的に洗い出す 状況の機能構造を可視化し、問題（タスク）を漏れなく見つけ出す 既知の類似問題の解法を与え、新アイデア創出を助ける 3

7. システム・アプローチ ■通常人は、問題が起きているシステムだけに注目しがち。だが、熟練した問題解決者は異なる見方をする。彼らは、スーパーシステムにもサブシステムにも同時に着目する。ほかにも視座と視点を変えて状況を分析する。 ■システム・アプローチは熟達者と同様の見方、つまり多軸観察（4次元モデル）を行う。 ■各軸で「どこがどう変われば 状況が改善されるか？」を考える。 ■優れた解決への有望な方向性 （最重要課題）を見出すことができる。 Willfort International Patent Firm Ideation Japan Inc. Ideation International Inc. ① システム階層：スーパー/システム/サブ ② 時間：過去/現在/未来 ③ 問題：原因/効果（結果） ④ 機能：入力/出力 4

8. 利用可能資源の把握利用可能資源の豊富さが、アイデアの豊富さを左右する！誰も気づいてない未利用資源の発見と活用が、斬新なアイデアを生む！！ 機能(FUNCTIONAL) システムやその環境が、革新につながる追加の機能や格別の効果（しばしば予想外）を生みだす能力 全資源の “ＦＦＩＳＳＴ（握り拳）” 場(FIELDS)(エネルギー) システムや環境で利用可能な、あらゆる種類のエネルギー、動作、力など。（機械的、熱的、化学的、電気的、磁気的、電磁気的） 時間(TIME ) プロセスの開始前、終了後、サイクル間に存在する、部分的または全く未利用な時間 情報(INFORMATION) システムとその環境に関する追加の情報であり、システムに吸収され、システムを通過する、またはシステムから出てくる物質や場から得られる。 空間(SPACE) システムとその環境内に存在する未利用の空き空間 物質(SUBSTANCES) システムとその環境を作っているあらゆる種類の材料や部材 Willfort International Patent Firm Ideation Japan Inc. Ideation International Inc. 5

9. プロブレム・フォーミュレータ課題を達成するために取り組むべき問題（タスク）を網羅的に洗い出す 状況を機能モデル化する。 すなわち、システムや環境に存在する機能要素（モノ、動作、作用、効果）間の原因と結果の関係を描いていく。 Willfort International Patent Firm Ideation Japan Inc. Ideation International Inc. 取り組むべき具体的問題（タスク）を 網羅的に抽出する。 機能ダイヤグラムに一定のロジックを適用することにより、あらゆるタスクを抽出することができる。 意外なところに、素晴らしい解決を導くヒントが隠れていることが少なくない！ 網羅的にタスクを洗い出すことで、その意外なヒントを発見することができる！！ 6

10. プロブレム・フォーミュレータ機能ダイヤグラムの例 飛行機を 破壊 破片が 飛散 高エネルギーの破片 カバーが 強い 破片を 止める 飛行機の空調用ファン の外カバーが、ファンが 破壊した時の破片飛散を 防ぐために厚く重く、定期 試験が大変である、という 状況をモデル化した例 ファンが 破壊 材料が 傷つく カバーが 厚い 遠心力 カバーが 重い 試験が容易 ファン回転 高速回転 空気移動 Willfort International Patent Firm Ideation Japan Inc. Ideation International Inc. 7

11. プロブレム・フォーミュレータタスク生成ロジックを使って、取り組み可能なタスクを網羅的に見つけ出す 前頁の機能ダイヤグラムから得られたタスクの一部を示した例 1. 有害要素「カバーが重い」を除去、軽減、防止する手段を見つけろ。 その手段は有益要素「カバーが厚い」があっても機能する。 2. 有益要素「試験が容易」を得る別の手段を見つけろ。 その手段は有害要素「カバーが重い」に影響されない。 4. 矛盾を解決せよ： 有益要素「カバーが厚い」は、 有益要素「カバーが強い」を提供するのに存在すべきであるが、 有害要素「カバーが重い」 を回避するのに存在すべきでない。 17. 有害要素「高エネルギーの破片」を除去、軽減、防止する手段を見つけろ。その手段は有害要素「機体を破壊」を回避する。 その手段は有益要素「高速回転」があっても機能する。 Willfort International Patent Firm Ideation Japan Inc. Ideation International Inc. 8

12. プロブレム・フォーミュレータの威力 多くの階の人を乗せる エレベータが多くの階で止まる 人がうんざりする 人が待つ エレベータが遅い Willfort International Patent Firm Ideation Japan Inc. Ideation International Inc. 高層ビルで遅いエレベータを待つ 人々がウンザリするという状況例 アイデア 待っている間 ・有益なこと ・興味あること を行う １．エレベータが多くの階で止まるに影響されずに多くの階の人を乗せる を得る別の方法を見つける。 ２．人が待つがあっても人がうんざりする を解消する方法を見つける。 ３．エレベータが遅いがあっても人が待つ を解消する方法を見つける。 ４．エレベータが多くの階で止まるがあってもエレベーターが遅い を解消する方法を見つける。 ５．矛盾を解決する：エレベーターが多くの階で止まる は多くの階の人々を乗せる を提供すべきであり、かつ エレベーターが遅い を提供すべきでない。 普通なら気付かない着眼点 9

13. オペレータでアイデア創造オペレータは数百万の優れた特許の解決原理を法則（一般パターン）化したもの歴史上最もイノベーティブ、クリエーティブだった人々の知恵を拝借するのである オペレータ・システム ①有害要素を除去 ②有益要素を改善 ③矛盾を解決 類似する 既知の 問題 類似する 既知の 解決策 ①有害要素除去のため のオペレータ群 ②有益要素改善のため のオペレータ群 ③矛盾解決のため のオペレータ群 機能モデリング でタスクを定式化 資源、効果を考え、 類推思考 新しい 問題 新しい 解決策 ・試行錯誤では効率が悪い！ 心理的惰性に阻まれる！ ・オペレータから知恵をもらえば、 心理的惰性を打破して斬新な アイデアが効率的に出せる！！ 試行錯誤のアプローチ Willfort International Patent Firm Ideation Japan Inc. Ideation International Inc. 10

15. ダイヤモンドを割る

16. フィルターを掃除する

17. ヒマワリ種の殻を外すこの問題に取り組む人は、 近い食品分野のピーマン例を比較的容易に知り得て応用できるかもしれない。 他方、これらの問題に取り組む人は、遠い食品分野のピーマン例など知る確率は非常に低く、試行錯誤を繰り返す。しかし、オペレータによりピーマン例を容易に応用できるのである。 11

19. そこに含まれるオペレーターの数は数百。

20. プロブレム・フォーミュレーターにより分類されたタスクのタイプに応じて、各タスクに適したオペーレーターを使い分けることができる。

21. I-TRIZのブレインストーミング法に従いオペレータを使うことで、人々は、少ない頭脳ストレスで、高いモティベーションを保ちつつアイデアを出せる。

22. だから、実用的、効率的、効果的！タイプ１：有用機能を得るための 別な方法を見つける 有用な特性を強化する 有害な特性を低下させる 理想化 有用な作用の効果を増やす 部分的/過剰な作用を加える 逆転させる 統合する・組み合わせる 分解する・分割する 新システムを合成する タイプ２：有害な機能を除去、緩和する 方法を見つける 有害な特性を低下させる 有用な特性を強化する 有害な効果を打ち消す システムを有害な効果から保護する 有害な作用に影響を与える 有害な結果を弱めるか、そこから利益を得る Willfort International Patent Firm Ideation Japan Inc. Ideation International Inc. 12

24. しかも、マトリックスは、多くのTRIZ専門家・実務家が（TRIZ開発者のアルトシュラー氏ですら）「実用的でない」と評している。

25. I-TRIZでは、機能ダイヤグラムを描けば、自ずと矛盾が抽出される。

26. そして、すべての矛盾を「物理的矛盾」に統一して扱えるように工夫されている。

27. マトリックスは最早使用しない。

28. だから、実用的、効率的、効果的！タイプ３：矛盾を解決する 矛盾を解決するには、有用機能を２つの状態に分離して、一方の状態では有用結果が提供され、他方の状態では有害機能が打ち消されるようにする。 次の方法を検討せよ： 空間で分離する 時間で分離する 構造で分離する 状態で分離する Willfort International Patent Firm Ideation Japan Inc. Ideation International Inc. 13

29. コンセプトのブラッシュ・アップ - 不具合予測で欠点探索 Willfort International Patent Firm Ideation Japan Inc. Ideation International Inc. 不具合予測のためのオペレーター 14