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DXと名の付くプロジェクトで忘れてはならないこと

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DXと名の付くプロジェクトで忘れてはならないこと 〜匠Methodによるビジネスデザインの本質~

DX(デジタルトランスフォーメーション)を掲げたプロジェクトや組織が大流行していますが、これは正にコロナ禍において世の中やビジネスの変革期到来の証と言えるでしょう。
2021年6月30日19時より「DXプロジェクトに求められる企画力」というタイトルで、講演と佐藤 治夫さん、田中 豊久さんと対談をさせていただいた下記のBPStudyでの私が担当する講演パートでお話しした内容です。

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DXと名の付くプロジェクトで忘れてはならないこと

  1. 1. © Takumi Business Place 2009-2021 DXと名の付くプロジェクトで忘れてはならないこと 〜匠Methodによるビジネスデザインの本質~ 株式会社 匠 Business Place
  2. 2. © Takumi Business Place 2009-2021 自己紹介 1 匠Business Place 代表取締役会長 萩本 順三 1990年~2000年 IT業界に入り、実践の中でソフトウェアエンジニアリングの追求を行う。オブジェクト指向方法論Dropの開 発、Javaベースの分散オブジェクト技術HORB2.0の開発リーダなどを勤める。 2000年、オブジェクト指向技術を中心としたエンジニアリングをビジネスに活かす会社として豆蔵を仲間と設立。CTO、取締 役、副社長などを務めながら、ビジネスとITを繋げる手法、要求開発方法論(Openthology)の初版バージョン0.6を策定。 また、 Openthology ver1.0では、プロセスとモデルを主に担当し、同じ志を持つ他の理事達と方法論を策定し、現場に拘り 続け、要求開発の普及を促進する。現在も要求開発 理事として、Openthology ver2.0の開発リーダを務めている。2009 年3月までの3年間、総務省行政管理局技術顧問、内閣官房IT室GPMO補佐官として政府のIT化戦略・実施マネジメント(e- japan)に携わる。 2008年7月7日、IT業界の改革を促進するために株式会社匠Labを設立、要求開発をベースにビジネスデザインメソッド(匠 Method)を初期バージョンを開発し現在も進化させている。2009年7月7日、株式会社 匠BusinessPlaceを設立し社長 となる。IT業界の価値を高め、ユーザ企業のビジネス活性化する独創的なサービスを提供。現在は、匠Methodをベースとす るコンサル・教育等のサービスを展開している。 また、最近では、学校教育にも興味を持ちはじめ、2015年から2018年まで慶応義塾大学大学院SDM学科でのビジネスデ ザインの授業で匠Methodを担当、2016年から現在まで、早稲田大学理工学術院のソフトウェア工学の授業で匠Methodを 教えている。2019年1月から、匠Methodをコアにおいた新たなソフトウェア工学体系「SE4BS(Software Engineering for Business and Society、ビジネスと社会のためのソフトウエア工学)」を早稲田大学鷲崎教授や永和システムマネジメ ントの平鍋氏、豆蔵羽生田氏と共に開発し、日本から世界に向けて発信している。 主な著書 「ビジネス価値を創造する匠Method活用法 翔泳社」 「匠Method、アマゾン、萩本順三」 「要求開発の著書「要求開発、日経BP、共著」
  3. 3. © Takumi Business Place 2009-2021 匠Methodによるビジネスデザインの基本 2
  4. 4. © Takumi Business Place 2009-2021 匠Methodの活用領域 ビジネスデザイン (製品やサービス企画) 業務改革・改善 企業・中長期戦略 部門デザイン プロジェクトデザイン (ITシステム開発、業務活動) キャリア・デザイン 3
  5. 5. © Takumi Business Place 2009-2021 匠Methodで目指したこと 4 素早く立ち上げる ビジネス価値が検証できている 実現性のリスクが少ない 小さく立ち上げて大きく成長 ビジネスの変化に耐えられる
  6. 6. © Takumi Business Place 2009-2021 情 カーデザイン 乗り味 各種広報 知 エンジニアリング 先端技術活用 安全性 意 クルマに対する 哲学 魅力のある製品とは 良いものを捉える人の感性は、 芸術と何も変わらない! 機能やスペックを知り乗って 体感「納得する」 創り手と受け手の 心の共鳴 利用者の心 見て触って「感じる」 5
  7. 7. © Takumi Business Place 2009-2021 美しい絵 情 美しい絵 楽しい絵 奇想天外な絵 知 若冲の卓越した 絵師としての技 意 若冲の志自分の 絵を理解する人を 1000年待つ 6
  8. 8. © Takumi Business Place 2009-2021 匠Methodの思考法はDXプロジェクトにも必須(哲学者カントの知・情・意) 人の立場や心を理解し、ハート で物ごとを見て存在しない モノやコトをカタチにする 論理展開ができ 抽象化・具象化 賢く判断し素早い処理ができる 深く洞察し本質を見抜き全体 感を持って方向性を定める 情の思考 デザイン思考 知の思考 論理思考 意の思考 コンセプト思考 7
  9. 9. © Takumi Business Place 2009-2021 情の思考 デザイン思考 知の思考 論理思考 意の思考 コンセプト思考 カント「知・情・意」の一部の思考だけだと問題が生じる 魅力的な言葉やデザインは あるが、具体的なアイデアや ビジネスに落ちない 論理的な展開ができるが、 手段思考に、はしりがち 狙い自体には魅力を感じるが、 視野が狭く、アイデアに 具現化できない 狙いが明確で、実現までの 説明が分かりやすいが、視野 が狭く、あまり魅力を感じない 狙いと発想力が豊かで分かり やすく魅力的であるが、 深い説明ができない 魅力的かつ説明的であるが、 まとまりが感じられない 8
  10. 10. © Takumi Business Place 2009-2021 情の思考 デザイン思考 知の思考 ロジカル思考 意の思考 コンセプト思考 ビジネスプロデューサとして身に付けるべき思考法 ビジネス的、社会的な魅力があり、 プロダクトに対する意志が明確で、 成功に導く具体的な展開が できている 9 「山路(やまみち)を登 りながら、こう考えた。 知に働けば角が立つ、情 に棹(さお)させば流さ れる。 意地を通せば窮屈 だ。 とかくに人の世は住 みにくい。」 夏目漱石、 『草枕』の冒頭
  11. 11. © Takumi Business Place 2009-2021 お客様のビジネスを成功に導くために… 意 コンセプト思考 知 論理思考 情 デザイン思考 共創型ビジネスのための知のフレーム ワーク匠Method(方法論)と、その思考 法を身に付けたメンバー ※匠Methodは天才を創るものではありませんが、集合天才を創り出すことを目標としています。 知 ・ 情 ・ 意 の重要性を知り、それぞ れの思考を鍛えることが大切。 その上で、参加メンバーの強味を活か しながら、活動を成功に導きましょう。 意 知 情 10
  12. 12. © Takumi Business Place 2009-2021 未来を創るセルフデザインの強化 最後まで 打ち込める仕事 情 幅広い視野人の 嬉しいを描く 社会を強く意識 知 身に付けておく 技論理思考 意 己を魂を強くする 何をなすべきか? 意の思考 コンセプト思考 知の思考 ロジカル思考 情の思考 デザイン思考 皆が喜ぶ 明るく楽しくウキウキと やりがいのある仕事 11
  13. 13. © Takumi Business Place 2009-2021 未来を創るセルフデザインの強化 を蓄積してこそ、やりたいことを実現できる を広くしてこそ、人を集め情熱を共有することができる を持ち続けてこそ、高い志を貫ける それぞれの強化が、それぞれを強くする 意 知 情 哲学者カントの3つの思考 ⚫ 若冲の知情意、プロダクトの知情意、 これらは普遍的な人としての在り方 ⚫ 魅力的なビジネスプロデューサーとし て知・情・意を強化する匠Methodを 身に付けましょう ・ 意 知 情 ・ 情 知 意 12
  14. 14. © Takumi Business Place 2009-2021 情の思考 デザイン思考 知の思考 論理思考 意の思考 コンセプト思考 匠Methodで共創型ビジネスを創る(3つの思考との関係) ビジネスステークホルダーの価値を描く 主要なビジネスステークホルダー定義 価値分析モデル (ニーズデザイン) ステークホルダーモデル (ニーズデザイン) 価値デザインモデル (シーズデザイン) 要求分析ツリー (要求のデザイン) ゴール記述モデル (活動のデザイン) 活動のイメージを 持ち覚悟する 戦略-業務-活動を つなげる コンセプトの強化 シーズから ニーズを創造 匠Methodのモデル(図)を活用する 1. 1枚の図として使っても有効なものです 2. セットにして使うと更に有効なツールとなります 13
  15. 15. © Takumi Business Place 2009-2021 これからのビジネス開発活動のポイント 価値がなく無理無駄の多いプロジェクトを排除 ビジネスパーソンにとって必要は新たな思考法(価値創造サイクル) 第2のサイクル(実施サイクル) ◼ 価値が高く、実現性が容易なプランの形成 第1のサイクル(価値創造サイクル) ◼ 価値を描き・価値共感と価値検証を行う 価値 創造 価値 業務 活動 要求 Project 作業 P D C A 14
  16. 16. © Takumi Business Place 2009-2021 匠Method知識体系(ビジネス企画・製品企画などすべてに共通) 作用 行動力UP 動機力UP 要求分析ツリー 価値分析モデル 価値デザインモデル ゴール記述モデル 業務フロー 現業務フロー プロト開発等 change ※「モデル」とは、形式を持った図のことです。 価値の要素 ステークホルダー モデル 基本は6枚の図でビジネスデザインを仕上げる ビジネス コンテキストフロー 要求 価値 業務 活動 理想 現状 お客様 15
  17. 17. © Takumi Business Place 2009-2021 モデルによる知情意思考の原理 16
  18. 18. © Takumi Business Place 2009-2021 価値デザインモデル 17 人が魅力を感じるモノにはストーリーがある 価値デザインモデルは全体的ストーリーを描いている もの 価格 企業のストーリー (アップル) 深層的価値 いつの間にか人の心に忍び込む 価値の持続性 長い 短い デザイン 機能性 見た目 創造者のストーリー (ジョブズの生きざま) 製品のストーリー (製品の成長・コンセプト) 製品の活用ストーリー シーズ デザイン 表層的価値 一見して分かる 意
  19. 19. © Takumi Business Place 2009-2021 価値デザインモデル 18 「匠」ロゴの中にITを表現する IT業界をより高い価値を生み出せるよう変革し、 ユーザ (日本企業)の総合力を強くする 1. 職人気質を取り戻す 2. ITをビジネスに繋げる道筋を知っている 1.ビジネスデザインから活動まで一気通貫のメソッド開発 2. IT関連企業に対するコンサルティング・啓蒙を展開 3. 学生や若手ビジネスパーソン層への普及を図る 4. ビジネス全領域での活用実績を重ねる 5. ビジネスパーソンの必須スキルとして「匠Method」 を展開 ビジョン コンセプト 言葉 意味 デザイン ストーリー 企業(価値)デザイン 匠BusinessPlace 1. 【価値ドリブン手法】ユーザの価値をデザインして持続的に提供する 2. 【ビジネスとITの融合】当該のビジネスとITを融合させる手法を 確立する 3. 【価値ドリブンのIT活用の仕組み】企業価値を最大限化できる IT活用法を提供する 企業デザインの例 オノつくりをITに変えた現代の匠を創出する プロジェクトを一言でいうと何? (キャッチフレーズ) 将来プロジェクトで 達成すべき夢 ビジョンに近づくために重要 とする3大目標(構想) プロジェクトの ロゴイメージ ビジョンに向かって 進む道のりをストーリー化 プロジェクトの全体が示す 意味を解説 シーズ デザイン 意
  20. 20. © Takumi Business Place 2009-2021 価値デザインモデル 19 突き上げる価値観を デザインする ビジョン (到達点) 現在  ストーリー (ステップアップ) コンセプト (3つの構想) 価値デザインモデル全体でストーリーを表現する ステップ 1 ステップ 2 ステップ 3 ステップ n+1 1 2 3  言葉(魅力的なキャッチフレーズ)  意味(全体の説明)  デザイン(象徴的なイメージ) シーズ デザイン 意
  21. 21. © Takumi Business Place 2009-2021 価値デザインモデル 20 不動産企業の業務システム開発プロジェクトを例に…. 暮らしやすい住宅環境の提供 お客様が幸せな暮らしを実現するため 住宅パートナーとして一体化したサービスを提供する 1. 業務課題の合意形成(数十年放置してきた反省) 2. 社員のコラボによる業務改革の成功 3. 不動産業界に新たな価値を創出する新サービスの確立 4. お客様ご家族にも愛される不動産サービスの継続的 提供 ビジョン コンセプト 言葉 意味 デザイン ストーリー ⚫ 【新サービス開発】社員同士のコラボによる新サービスの確立 ⚫ 【新ブランド開発】不動産企業としての魅力的なブランド価値の向上 ⚫ 【データ駆動営業】データ活用による効率向上と攻めの営業 新時代の不動産企業として明快でスマートな ビジネスの実現 シーズ デザイン 意
  22. 22. © Takumi Business Place 2009-2021 ステークホルダーモデル 21 業者 花屋 引っ越し オーナー (クライアント) 個人 法人 ファミリー不動産 仲介事業部 メンテナンス 事業部 情報システム部 経理・人事部 役員 購入時の情報が メンテナンス部門に 伝わっていないようだ。 顧客管理がバラ バラで、EXCEL 情報が正しいか 分からない 見込み客の管理 がEXCEL 営業間での連携が 取れていない。 売り上げが伸 び悩んでいる 営業活動に 問題がある 原因がよくわ からない 成約率50% とよくない 営業業務改善 連携する まずはステークホルダーモデルにより、主要ステークホルダーを洗い出す 問題意識 二ーズ デザイン 情
  23. 23. © Takumi Business Place 2009-2021 価値分析モデルの構造 22 A A D B D C B C C D 自社経営者 A+B部門 パートナー ユーザ企業 ユーザ A. お客様満足度向上 C B D ステークホルダーの例 目的の例 対応付け ステーク ホルダー 価値記述 プロジェクト 目的 二ーズ デザイン 情
  24. 24. © Takumi Business Place 2009-2021 価値分析モデル(価値記述と目的の関係性) 23 価値記述 ステーク ホルダー プロジェクト の目的 データ活用に よるお客様サー ビスの強化(A) 営業活動の 見える化(B) 事業部門の 連携強化(C) 提案力の 向上(D) 宣伝力の 強化(E) 経営判断の スピードUP(F) 新たな不動産 ブランドの確立(G) 自社ブランドに誇りを持てて嬉しい(G) リード獲得の方向性・ 実績の傾向が把握で き、Webサイトの改善 が図れて嬉しい(E) 各部門の成約状況が 分かる事で、Webサイ トに載せる優先順位が 付けやすくなって 嬉しい(E) 情報システム部 売り上げがリアルタイ ムに見られるようにな り、経営判断に役立て られて嬉しい(F) 社員が協力することで、 会社の課題を解決で きるようになって 嬉しい(C) 役員 情報の一元化により書 類作成が簡略化され、 戦略的財務状況を報 告できるようになって 嬉しい(F) 案件のステータスが分 かり、書類の事前準備 がスムーズで、残業・ケ アレスミスが無くなり 嬉しい(G) 経理・人事 購入時からメンテナン スまで一貫したサービ スが受けられ、安心し て住めるので嬉しい (A) メンテ情報が管理され ていて、故障等が先に 分かるような仕組みが あるのが嬉しい(A) お客様の情報がしつかりと管理されているた め、お客様サービスが向上できて嬉しい(A) メンテナンス情報がアラートとして上がるので、 いちいち管理していなくても、お客様への対応 が取れるようになって嬉しい(A) 欲しい物件が的確に 探せる仕組みが あって嬉しい(A) この不動産会社は、 お客様サービスが一貫 しているので安心でき ると聞いています(G) お客様 仲介事業部 メンテナンス事業部 店舗(テナント) 営業活動(日報)が見える化・共有化されたこと で、お客様への最適なアプローチが図れて嬉し い(B) お客様(候補も含めて)情報が一元化され、精度 の高い営業ができて嬉しい(C) 仲介サービスとメンテサービスを統合したサー ビスを確立したことで、成約確度を向上できて 嬉しい(C) お客様が我々のブランドを理解してくれている ので、営業がやりすい(G) お客様の情報を的 確に捉えることで、 新たな企画ができ るようになって 嬉しい(D) 改修等、オーナーからの 問いあわせに対応してい たが、こちらからお客様 の状況を把握して攻めの 営業ができて嬉しい(D) ※価値記述と目的の 対応付けを記号と 色で示しています 不 動 産 企 業 の 業 務 シ ス テ ム 開 発 プ ロ ジ ェ ク ト を 例 に … 購入時からメンテナンスまで 一貫したサービスが受けら れ、安心して住めるので嬉し い(A) 二ーズ デザイン 情 購入時からのすべて のサービスリ履歴が分 かりやすく管理されて いて嬉しい (A)
  25. 25. © Takumi Business Place 2009-2021 価値分析モデル(図短縮版) 24 A.. A 価値 記述 目的 ステークホルダーの価値視点 (主語はステークホルダー) 自分達の価値視点 (主語は自分達) 具体化 抽象化 手段 目的 関係付け 価値記述の例 目的の例 〇価値記述文の構成要素 ➢シチュエーション =購入時からメンテナンスまで ➢手段 =一貫したサービスが受けられ 価値の言葉 =安心して住めるので嬉しい(A) 二ーズ デザイン 購入時からメンテナンス まで一貫したサービスが 受けられ、安心して住め るので嬉しい(A) データ活用に よるお客様サー ビスの強化(A) 情
  26. 26. © Takumi Business Place 2009-2021 匠Methodが目指す 「シーズからニーズをプロモーション・ブランド化」 25 シーズからニーズをプロモーション・ブランド化情報洪水時代(情報過多)に最も必要な事! 自分事として 取り組む 他人を知る 心の世界 価値デザインモデル 価値分析モデル 価値 目的 コンセプト ストーリー ニーズ思考 シーズ思考 ビジョン コンセプト アーキテクチャ 方 向 性 ユーザ ニーズとシーズの バランス(調整)
  27. 27. © Takumi Business Place 2009-2021 要求分析ツリーの構造 26 目的 目的と手段の連鎖 価値デザインモデル のビジョンとコンセプト 価値分析モデルの プロジェクト目的 手段目的 手段目的 手段目的 手段目的 手段目的 戦略要求 業務要求 IT要求 活動 問題・課題 要求分析ツリーの構造 部門デザインなどでは省略可能 省略可能 知 要求デザイン 戦略と実現の線上にだけ価値が存在する
  28. 28. © Takumi Business Place 2009-2021 要求分析ツリー 27 不動産企業の業務システム開発プロジェクトを例に…. 戦略要求 業務要求 IT要求 活動 問題・課題 新ブランドデザイン 確立のためのチーム設立 お客様情報の分析 スマフォアプリ対応 クラウド営業支援システムの 導入 お客様情報活用法の 初期検討検討 統合サービスの検討 データ活用チームの設立 BIツールの選定 活用情報分析 経営者ヒアリング メンテ情報の自動アラート データ分析AI検討 営業が、いつでも どこでも参照可能 メンテ情報の 自動アラート 営業日報のIT化 BIツールの選定 データ分析による AI活用 お客様状況の 早期把握 お客様情報の分析と 営業での活用検討 お客様の情報を 的確に捉える 仲介サービスと メンテサービスの統合 お客様情報の 一元管理 営業活動の 見える化 経営情報の 見える化 活用すべき情報の 分析 経営ミッションの ヒアリング 統合化された 新サービスの確立 データを軸とした 合理的な営業活動の実施 自社サービスの 魅力度向上のための分析 暮らしやすい 住宅環境 の提供 【データ駆動営業】 データ活用による 効率向上と攻めの営業 【新サービス開発】 社員同士が協力して 新しいサービスの確立 【新ブランド開発】 不動産企業としての 魅力度の向上 データ活用による お客様サービスの 強化(A) 経営判断の スピードアップ(F) 営業プロセス 最適化(B) 事業部間の 連携強化(C) 提案力の 向上(D) 宣伝力の 強化(E) 新たな不動産 ブランドの確立(G) 購入時の情報が メンテナンス部門に 伝わっていない ようだ お客様管理が バラバラで、EXCEL で作られている 成約率が50% しかない 売り上げが 伸び悩んでいる 要求デザイン 知
  29. 29. © Takumi Business Place 2009-2021 目的と手段の連鎖によるトレーサビリティ確保の意義 28 目的 目的と手段の連鎖 手段目的 手段目的 手段目的 手段目的 手段目的 戦略要求 業務要求 IT要求 活動 問題 要求分析ツリーの構造 戦略志向(Howの手探り) イノベーション(Howからの突き上げ) 手段側にブレイクダウン(右方向)し、 最も価値が高い手段を選びだしておく 手段(IT)側から目的側(左方向)の言葉を作り だし、戦略要求や価値との整合性を取る。 要求デザイン 知
  30. 30. © Takumi Business Place 2009-2021 業務モデルの例 29 業務デザイン 将来(ToBe) 現状(AsIs) ビジネスコンテキストフローを使って現状と将来の業務を書く 知
  31. 31. © Takumi Business Place 2009-2021 ゴール記述モデルの例 30 活動デザイン 要求モデルの活動部分を左端にコピーし、優先順に分類した後ゴール目標を定める 知
  32. 32. © Takumi Business Place 2009-2021 意と情で知(要求分析ツリー)の骨格を形成する 31 情 意 知 価値分析モデル 価値 記述 目的 価値デザインモデル ビジョン コンセプト ゴール記述モデル ステークホルダーモデル 要求分析ツリー ビジョン コンセプト 戦略要求 業務/IT要求 活動 要求分析ツリーの骨格 を作成 手段部分 を要求化 目的 コンセプト ビジョン 活動 業務活動 の1シーン 活動 • 「意」と「情」から知を創り上げることで、「知」の向かうべき方向性を明確にできる • 見つけ出した「知」の要素がなぜ必要なのかを「意」と「情」で問うことができる ポイント
  33. 33. © Takumi Business Place 2009-2021 DXに必要な6つのこと 32
  34. 34. © Takumi Business Place 2009-2021 DXに必要な6つのこと 33 1.プロジェクト基準の視点 ビジネス(社会)ステークホルダーの未来価値で評価する視点を持て 2.プロジェクトマネジメント&計画の視点 制御可能で制御価値がある所から手を付けよ 3.プロジェクトデザイン視点 テクノロジのアイデアの模索からビジネス全体価値を基にした戦略思考へシフトせよ 4.発想法の視点 論理的追求の前に思考のジャンプから生み出す逆転の発想を大切にせよ 5.インナー・アウターブランディング視点 世の中や業界に魅力をもたらす集合意志を形成せよ 6.テクノロジーによる変革という視点 世の中や業界に魅力をもたらす集合意志を形成せよ
  35. 35. © Takumi Business Place 2009-2021 34 ビジネス(社会)ステークホルダーの未来価値で評価する視点を持て 目的を考えるだけでは不足、価値を問う 不 動 産 企 業 の 業 務 シ ス テ ム 開 発 プ ロ ジ ェ ク ト を 例 に … ステークホル ダーの未来 価値 未来のステークホル ダーも登場させる 価値記述 ステーク ホルダー プロジェクト の目的 データ活用に よるお客様サー ビスの強化(A) 営業活動の 見える化(B) 事業部門の 連携強化(C) 提案力の 向上(D) 宣伝力の 強化(E) 経営判断の スピードUP(F) 新たな不動産 ブランドの確立(G) 自社ブランドに誇りを持てて嬉しい(G) リード獲得の方向性・実 績の傾向が把握でき、 Webサイトの改善が図れ て嬉しい(E) 各部門の成約状況が分 かる事で、Webサイトに 載せる優先順位が付け やすくなって 嬉しい(E) 情報システム部 売り上げがリアルタイム に見られるようになり、 経営判断に役立てられて 嬉しい(F) 社員が協力することで、 会社の課題を解決でき るようになって 嬉しい(C) 役員 情報の一元化により書類 作成が簡略化され、戦略 的財務状況を報告でき るようになって嬉しい (F) 案件のステータスが分か り、書類の事前準備がス ムーズで、残業・ケアレス ミスが無くなり嬉しい (G) 経理・人事 購入時からメンテナンス まで一貫したサービスが 受けられ、安心して住め るので嬉しい(A) メンテ情報が管理されて いて、故障等が先に分か るような仕組みがあるの が嬉しい(A) お客様の情報がしつかりと管理されているため、お客 様サービスが向上できて嬉しい(A) メンテナンス情報がアラートとして上がるので、いち いち管理していなくても、お客様への対応が取れるよ うになって嬉しい(A) 欲しい物件が的確に探せ る仕組みが あって嬉しい(A) この不動産会社は、 お客様サービスが一貫し ているので安心できると 聞いています(G) お客様 仲介事業部 メンテナンス事業部 店舗(テナント) 営業活動(日報)が見える化・共有化されたことで、お 客様への最適なアプローチが図れて嬉しい(B) お客様(候補も含めて)情報が一元化され、精度の高 い営業ができて嬉しい(C) 仲介サービスとメンテサービスを統合したサービスを 確立したことで、成約確度を向上できて嬉しい(C) お客様が我々のブランドを理解してくれているので、 営業がやりすい(G) お客様の情報を的確 に捉えることで、新た な企画ができるよう になって 嬉しい(D) 改修等、オーナーからの問 いあわせに対応していたが、 こちらからお客様の状況を 把握して攻めの営業ができ て嬉しい(D) 購入時からのすべての サービスリ履歴が分かり やすく管理されていて嬉 しい (A)
  36. 36. © Takumi Business Place 2009-2021 2.プロジェクトマネジメント&計画の視点 35 制御可能で制御価値がある所から手を付けよ 戦略要求 業務要求 IT要求 活動 新ブランドデザイン 確立のためのチーム設立 お客様情報の分析 スマフォアプリ対応 クラウド営業支援システムの 導入 お客様情報活用法の 初期検討検討 統合サービスの検討 データ活用チームの設立 BIツールの選定 活用情報分析 経営者ヒアリング メンテ情報の自動アラート データ分析AI検討 営業が、いつでも どこでも参照可能 メンテ情報の 自動アラート 営業日報のIT化 BIツールの選定 データ分析による AI活用 お客様状況の 早期把握 お客様情報の分析と 営業での活用検討 お客様の情報を 的確に捉える 仲介サービスと メンテサービスの統合 お客様情報の 一元管理 営業活動の 見える化 経営情報の 見える化 活用すべき情報の 分析 経営ミッションの ヒアリング 統合化された 新サービスの確立 データを軸とした 合理的な営業活動の実施 自社サービスの 魅力度向上のための分析 暮らしやすい 住宅環境 の提供 【データ駆動営業】 データ活用による 効率向上と攻めの営業 【新サービス開発】 社員同士が協力して 新しいサービスの確立 【新ブランド開発】 不動産企業としての 魅力度の向上 データ活用による お客様サービスの 強化(A) 経営判断の スピードアップ(F) 営業プロセス 最適化(B) 事業部間の 連携強化(C) 提案力の 向上(D) 宣伝力の 強化(E) 新たな不動産 ブランドの確立(G) 優先度(高) 優先度(中) 優先度(低)
  37. 37. © Takumi Business Place 2009-2021 3.プロジェクトデザイン視点 36 テクノロジのアイデアの模索からビジネス全体価値を基にした戦略思考へシフトせよ 戦略要求 業務要求 IT要求 活動 新ブランドデザイン 確立のためのチーム設立 お客様情報の分析 スマフォアプリ対応 クラウド営業支援システムの 導入 お客様情報活用法の 初期検討検討 統合サービスの検討 データ活用チームの設立 BIツールの選定 活用情報分析 経営者ヒアリング メンテ情報の自動アラート データ分析AI検討 営業が、いつでも どこでも参照可能 メンテ情報の 自動アラート 営業日報のIT化 BIツールの選定 データ分析による AI活用 お客様状況の 早期把握 お客様情報の分析と 営業での活用検討 お客様の情報を 的確に捉える 仲介サービスと メンテサービスの統合 お客様情報の 一元管理 営業活動の 見える化 経営情報の 見える化 活用すべき情報の 分析 経営ミッションの ヒアリング 統合化された 新サービスの確立 データを軸とした 合理的な営業活動の実施 自社サービスの 魅力度向上のための分析 暮らしやすい 住宅環境 の提供 【データ駆動営業】 データ活用による 効率向上と攻めの営業 【新サービス開発】 社員同士が協力して 新しいサービスの確立 【新ブランド開発】 不動産企業としての 魅力度の向上 データ活用による お客様サービスの 強化(A) 経営判断の スピードアップ(F) 営業プロセス 最適化(B) 事業部間の 連携強化(C) 提案力の 向上(D) 宣伝力の 強化(E) 新たな不動産 ブランドの確立(G) 優先度(高) 優先度(中) 優先度(低) いくつかの テクノロジのアイデア
  38. 38. © Takumi Business Place 2009-2021 4.発想法の視点 37 論理的追求の前に思考のジャンプから生み出す逆転の発想を大切にせよ ➢ パラダイムチェンジ 大きな変化を与えそ うなもの
  39. 39. © Takumi Business Place 2009-2021 4.発想法の視点 38 ビジネスアイデア・ビジネスイノベーション発掘のために、 ビジネスの構想要素の中身なき枠組み構造を持っておき、 そこに具体的な要素を当てはめる。その後、当てはめた要 素のどれかをまったく別の要素にすり替えてみると、新た なビジネスモデルが生まれることがある。例えば、ステーク ホルダー(ユーザー)を老人から子供にチェンジする。 このようなシステム思考(知)を行いつつも思考をジャンプ させると新たな発想やアイデアが生み出せる。 そのために(意)と(情)の思考が必須である。 (意)人にとってより良い社会を形成するという価値を創 発するための高い志と社会的責任。 (情)視野を広げ、その領域の人々に関心を持ち、そこに寄 り添う心を育める。 ビジネス構成要素の分類 解説
  40. 40. © Takumi Business Place 2009-2021 5.インナー・アウターブランディング視点 39 世の中や業界に魅力をもたらす集合意志を形成せよ (自分達視点) 人の生活をより良くしたいとい う方向性(集合意志の形成) (他人視点) 関係者がどのようにチェンジす ることで、どのような価値が生 まれてどう嬉しいのか? 感性的 論理的 連結 目標化 フィード バック 戦略要求として… スウェーデ ン・ウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が 提唱した概念であり、「進化し続けるテ クノロジ ーにより人々の生活をより良くしていく」というもの。 重要なことは、イノベーションの文化を組織や個人に集合意志として作形成できるか。 意 情 知
  41. 41. © Takumi Business Place 2009-2021 5.インナー・アウターブランディング視点 40 世の中や業界に魅力をもたらす集合意志を形成せよ 社会、市場、お客様 ⚫ 魅力的な社会・市場づくり ⚫ 購買意欲の向上 ⚫ ファン作り 社内、関係者 ⚫ 企画段階…認知度向上承認スピード アップ ⚫ 開発段階…共通価値・戦略に基づく 最適な活動とプロジェクト力強化 情 知 意 当事者たちの想い 自信と誇り 生きがい・やりがい 社会的責任 語りの力 市場 最終ユーザー ブランド化 営業 企画 開発 社長 運用業務 強いチーム形成 (集合意志) スピーディな 決断と決済 宣言型による素 早いフアン作り
  42. 42. © Takumi Business Place 2009-2021 6.テクノロジーによる変革という視点 41 「Howからの突き上げ」を意識し、説明責任と早期検証を実施せよ イノベーションは「Howからの突き上げ」であり、これには説明責任を伴うものである。未来像にどう貢 献する(意)のか?、どんなシーンで人々に役立つ(情)のかを明らかにし、そのためのチェンジの仕組み を魅力的なビジネスモデルイメージを伝える。 (自分達視点) 人の生活をより良くしたいとい う方向性(集合意志の形成) (他人視点) 関係者がどのようにチェンジ することで、どのような価値が 生まれてどう嬉しいのか? DX手段のテクノロジーの検証 (PoC) このテクノロジ の活用により、 ビジネスをより 良いものにチェ ンジできる 感性的 論理的 意 情 知
  43. 43. © Takumi Business Place 2009-2021 6.テクノロジーによる変革という視点 42 イノベーション(Howからの突き上げ) 手段(IT)側から目的側(左方向)の言葉を作り だし、戦略要求や価値との整合性を取る。 説明責任(Howからの突き上げ)と早期検証(PoC) 目的 目的と手段の連鎖 手段目的 手段目的 手段目的 手段目的 手段目的 戦略要求 業務要求 IT要求 活動 要求分析ツリーの構造
  44. 44. © Takumi Business Place 2009-2021 匠Methodの深層にあるもの… 43
  45. 45. © Takumi Business Place 2009-2021 匠Method の最も重要なフィロソフィ 44 製品 サービス 自社 お客様 企業 地域 個人 日本 世界 大きなコトやモノのデザインでも常に己に立ち返ることができる 匠Methodにおけるミクロ・マクロ同一活用の原則 家族 友達 現状価値観 プロジェクト視点 プロダクト視点 プログラム視点 日々改善 新意識改革 未来ビジネス 未来・魅力 現状ビジネス 未来のあるべき 価値観 現状価値 未来価値 ビジョン コンセプト 要求 活動 私 未来社会からお客様、組織、モノづくり私をデザインする(ビジョナリーとしての責任) 己の視点でものづくり、組織、お客様、社会をデザインする(魂を入れてヒトに役立つもの) 社会 お客様 組織 モノ づくり
  46. 46. © Takumi Business Place 2009-2021 ミクロ・マクロ同一活用の原則 (プロダクトにおける知の継承) 45 葛飾北斎の波図に表れるフラクタル ~人が感じる普遍的な美~ イテレーション開発 プロジェクト PDCA PDCA 全体(プログラム) プロジェクト 価値創造 Project 作業 P D C A Project 作業 P D C A 価値 業務 活動 要求 価値 創造 価値 業務 活動 要求 価値 創造 Project 作業 P D C A Project 作業 P D C A 価値 業務 活動 要求 価値 創造
  47. 47. © Takumi Business Place 2009-2021 匠Methodの本質 ・二元論で理解する ・思考体型を頭に入れる 46
  48. 48. © Takumi Business Place 2009-2021 匠Methodの知識体系を支える思考体系 47 Howのチューニング 匠Methodには、匠Methodの考え方の基本を伝える匠Think(言葉のマップ)がある 本 質 的 実 践 的 リスクマネジメント的 守り イノベーション的 攻め コンセプト編 行動編 結果イメージの予測 描く力と作る力の両立 制御可能で制御価値のある ものから手を付ける Howの手探り Howからの突き上げ 目的を考えるだけでは不足、 価値を問う 現在の価値と将来の価値を 考える 戦略と実現の線の上にだけ 価値が存在する 価値、目的、要求、すべては 描く事からはじめる は、これまでの解説の中で使われています。どこでしょう?
  49. 49. © Takumi Business Place 2009-2021 匠Methodによる思考はシンプル(多くの思考は二元論で説明可能) 48 ※オレンジ色字…なかなか持ちにくい意識 表現 (Design) 活動 (Action) シーズ 思考 ニーズ 思考 価値 Project 目的 価値 ストーリ 未来価値 現在価値 新意識 現意識 戦略 実現 What How How の手探り Howから の突き上げ 価値分析モデル 価値デザインモデル 要求分析ツリー ビジネスモデル図 ゴール記述モデル 外の価値 内なる 活動 マクロ (社会) ミクロ (自分) 匠Method 匠Methodの 活用
  50. 50. © Takumi Business Place 2009-2021 お疲れ様でした 49 匠には誰もがなれるわけではない 匠を目指そうとするものだけに、その権利は与えられる

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