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CoSTEP2013年度
オープニングワークショップ
2013.5.12
このチームで何が出来るか?
目的
• 受講生同士が、お互いの人となり、バックグラウンド、
やりたいことなどを知る。
• CoSTEPの活動で重要な要素を占める、「チームでの
作業」と「企画の作成」を体験する。
• ワークショップの中で浮かび上がってきた様々な発見、
疑問点や課題を参考にしながら、これからの一年間
の自らの学習目標について考える。
概要
1. 6~7名程度のチームに分かれ、それぞれ科学技術
コミュニケーションに関する何らかのプロジェクトを企
画する。
2. プロジェクトは、チームのメンバー自身が中心になっ
て実行するようなものであることが条件。
3. メンバーそれぞれのバックグラウンドやスキル、モチ
ベーションを紹介しあい、それらをうまく活用した内
容を企画する。
4. 最後に、簡単な「企画書」を完成させ、発表する。
スケジュール
1. 全体説明(201) 12:30~12:55
2. グループディスカッション 13:00~14:30
(205, 206, 304, 305)
– 自己紹介 13:00~13:20
– ディスカッション 13:20~13:55
– 企画書作成 13:55~14:30
3. 発表(201) 14:40~16:10
– ※1グループ発表5分+質疑等2分
4. シェアリング(201) 16:10~16:30
ディスカッションの流れ
1. 6~7人程度を一組として、チームを作る。
– チーム分けを発表するので、それに従ってチームに分かれる。それぞ
れのチームごとにファシリテーターとしてスタッフがつく。
2. 自己紹介(20分)
– チームのメンバーとして、自分はどんな力を発揮できるか、科学技術
コミュニケーションの分野で具体的にどんなことをやりたいかをA3の
紙に書いて、他のメンバーに向けて簡単に説明する。
3. 必要なら司会者と書記を決める。
4. どんなプロジェクトを行うのかを話し合って決める。 (35分)
5. 企画書をまとめる。 (35分)
企画書の作り方
■企画書に盛り込む内容
1. プロジェクトのタイトル
2. 目的
3. 内容
4. 役割分担
■企画書は、模造紙にマジックで書き込んで作成する。
■聴衆(他の受講生とスタッフ)にいかにアピールするか、
を工夫して作成する。
発表の方法
1. チーム毎に発表者を決め(複数でもよい)、
企画を発表する。
2. 教室正面の黒板に、作成した企画書を貼る。
3. 発表者は、まずチームのメンバーを一人ひと
り、一言で紹介する。(例:「○○の得意な
△△さんです。」)
4. 企画書を提示しながら企画内容を説明する。
5. 発表時間は5分+質疑2分程度
CoSTEP2013 オープニングワークショップ
「このチームで何が出来るか?」
ふり返り
ワークショップの目的
• 受講生同士が様々な形で刺激しあうことにより、これからの一年間の学習
に対するモチベーションを高める。
• 受講生同士が互いの人となり、バックグラウンド、やりたいことを知ることに
より、今後の共同作業が活発に営まれる環境を作る。
• 基本的なディスカッションや企画作成、プレゼンテーション、チーム作業など
を体験し、コミュニケーターに必要なスキルと、現時点での自分の課題を認
識してもらうことで、これからの一年間の学習目標を明確に定めるための
助けとする。
• 今回のワークショップを機会に、実際にユニークなプロジェクトが受講生の側
から生まれてくることも期待する。
グループワークのこつ(≠正解)
• 演説をしない
• 短く話す、短く書く、大きい字で書く
• 全員が作業のプロセスに参加できているかを確認
• 口で話すだけでなく、紙に書く
• 付箋紙を使う
• 「そもそも論」をしすぎない
• 個々のアイディアの上位目的は何か?
• 何を、どの順番で、どれだけの時間を使って話すか
• 絶対譲れないこと、譲ってもいいことを見極める
• 空気を読みすぎない
• 批評する前に質問してみる
企画のこつ(≠正解)
• 従来のものとは違う、その企画の優位性を示
す。
• 「これなら実現できる」という手法・根拠を示す。
• 誰(主催者/参加者/運営者/出資者等)が
それぞれ具体的に何をするのか、何を体験す
るのか(得るのか)を示す。
企画の3要素
やりたいこと
できること
もとめられて
いること

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