水平線検出による船体動揺映像の安定化スライド3. 監視カメラ
映像ぶれ補正
装置
ぶれ映像
ぶれ補正映像
シーン
SSII09 第15回画像センシングシンポジウム
4. 【光学式】 【電子式】
レンズ レンズ
速度・加速度センサ+レンズ移動 画像処理
SSII09 第15回画像センシングシンポジウム
6. 海洋上の船体動揺映像では,,
・ 明るさが一様な空
・ 常に細かく動いている波
・ 波飛沫が掛かる窓を掃くワイパー
→ いずれも画像のグローバルな動きの推定の障害
SSII09 第15回画像センシングシンポジウム
11. 濃淡水平エッジ画像 2値化して2値メジアンフィルタ
により孤立点除去する.
→ 静止物体領域マスクを適用
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14. ρ' θ
水平エッジ画素のハフ変換結果から最大ピーク値
(水平線)を検出する.
SSII09 第15回画像センシングシンポジウム
18. 【局所移動物体(ワイパー)のない場合】
6 4
5 3
Θ 4 2 Tx
3 1
2
Θ
0 Ty
1 -1
0 Tx -2
-1 Ty -3
-2 -4
6 34
4 33
θ 2 32 ρ’
0 31
-2 30
θ
-4 29
ρ’
-6 28
0 50 100 150 200 250 300 350 400
field
勾配法による剛体フローの推定結果 と ,ハフ変換による
直線パラメータの推定結果 は,いずれも動揺による
周期的な変化が見られる.
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21. 【局所移動物体(ワイパー)のある場合】
40
ρ' 20
0
-20
-40
prediction
-60 observation
-80
2
θ 1
0
-1
-2 prediction
observation
-3
0 50 100 150 200 250 300 350 400
field
カルマンフィルタによって平滑化されている.
→ 同様補正の結果がさらに安定する.
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23. 【水平線が一時的に消失した期間を含む場合】
160
h 120
80
40 h ±3σ
0
50
ρ' 0
-50
-100
-150 ρ’
-200
6
θ 4
2
0
-2
-4
-6 θ
-8
0 100 200 300 400 500 600
field
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24. ・ 船体動揺映像を映像中の水平線をハフ変換を用いて
検出することにより安定化を行った.
・ 勾配法を用いた剛体フロー推定による安定化手法との
比較を実画像実験により行い,その有効性を確認した.
・ 船体動揺の固有な撮影条件における画像であることを
考慮することによってロバストに画像のグローバルな
動き推定が行えることを示した.
・ 一時的な水平線消失時の判定方法とその場合の対応
処理,水平線の再検出の判定方法について説明し,
実画像実験の結果を示した.
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