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オープンサイエンス時代の
考古学・埋蔵文化財情報
企画:野口 淳・高田祐一
日本考古学協会第87回総会 セッション4
オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
趣旨説明
文化財保護法や博物館法に示されているとおり、文化財としての考古学
資料と情報は広く公開されるべきである。デジタル機器とインターネッ
トの普及は、専門家に限らず、一般市民を含め誰もが情報を検索し、入
手し、分析あるいは加工・編集し、それを発信することを容易にした。
このような時代における考古学・埋蔵文化財情報の公開と共有について、
実践例を紹介し、今後の方向性を議論する。
野口 淳 考古学・埋蔵文化財情報のオープン化
高田 祐一 考古学・埋蔵文化財情報の画像検索と地理情報検索
樋上 昇・堀木真美子 愛知県埋蔵文化財センターの取り組み
中村 耕作 大学博物館所蔵資料の3Dデータ化と公開
-考古学実習・博物館実習とのかかわりの中でー
三好 清超 行政と学校、市民の協働-飛騨市モデルの事例報告-
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
なぜオープンサイエンス?
文化財保護法や博物館法に示されているとおり、文化財としての考古学
資料と情報は広く公開されるべきである。デジタル機器とインターネッ
トの普及は、専門家に限らず、一般市民を含め誰もが情報を検索し、入
手し、分析あるいは加工・編集し、それを発信することを容易にした。
このような時代における考古学・埋蔵文化財情報の公開と共有について、
実践例を紹介し、今後の方向性を議論する。
1. 資料と情報を公開するだけでなく...
2. 制限なく誰もが情報を検索、入手、分析、編集・加工、発信できる
3. 公開と共有の実践
☞ つまりオープン化・オープンサイエンス
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
2021年の現状と課題
○ デジタル化・コンピューター利用の一般化、IT・ICTの拡大
☞ オープンアクセスの技術的・環境的基盤が整った
○ オープンデータ、オープンサイエンス政策
☞ オープンデータの認知・行政施策としての推進
 COVID-19による大学・博物館・図書館の閉鎖・利用制限
☞ オープンアクセス・オープンデータは追加的な利得ではない
基本的な権利の保障と考えるべき
+ 一般愛好家層の拡大↔︎利活用推進の要請
☞ オープンアクセス・オープンデータ×オープンメソドロジー
オープンサイエンスはもはや必須、不可避の方向性
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
論点
目 的:誰のために、なんのために
公 開:誰が、なにを、どのように
方 法:プラットフォーム、形式、ライセンス
効果測定:目的は達成されたか、評価の基準
野口 総論・概説
高田 国立研究機関、総合・プラットフォーム
樋上・堀木 都道府県・調査機関、公開普及、ウェブメディア
中村 大学・博物館、3Dデータ、教育訓練
三好 市町村行政機関、遠隔地小規模施設、地域連携、関係人口
考古学・埋蔵文化財情報の
オープン化
野口 淳
(奈良文化財研究所客員研究員)
日本考古学協会第87回総会 セッション4
オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
1.オープンサイエンスとは?
2.オープンサイエンス:何を・どのように?
3. 何が問題なのか?
4. プラットフォームと経路の多様化
5. 見る・聞く・知る・触れるから、
つかう・つくる・参加するへ
考古学・埋蔵文化財情報のオープン化
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
オープンサイエンスとは?
Wikipedia日本語版「オープンサイエンス」
https://ja.wikipedia.org/wiki/オープンサイエンス
オープンサイエンス(英: open science)とは、研究者のような専門家だ
けでなく非専門家であっても、あらゆる人々が学術的研究や調査の成果
やその他の発信される情報にアクセスしたり、研究活動に多様な方法で
参加したりできるようにするさまざまな運動のことである。オープンサ
イエンスは、オープンアクセスの推進など科学的な知をもっとオープン
にし、社会に伝えるというさまざまな活動を含む。
内閣府「第5期科学技術基本計画」
https://www8.cao.go.jp/cstp/kihonkeikaku/5honbun.pdf
「オープンサイエンスとは、オープンアクセスと研究データのオープン化
(オープンデータ)を含む概念である」
1. オープンサイエンスとは?
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
オープンサイエンスとは?
内閣府「第5期科学技術基本計画」
https://www8.cao.go.jp/cstp/kihonkeikaku/5honbun.pdf
オープンアクセス=あらゆるユーザーが研究成果を広く利用可能
☞ 研究者の所属機関、専門分野、国境を越えた協働、知の創出を加
速、新たな価値を生み出す
オープンデータ=研究プロセス透明化、成果の活用、
市民参画・国際交流
☞ 研究の基礎データを市民が提供、研究プロジェクトに参画
☞ 市民参画型:シチズンサイエンスの拡大
=オープンイノベーションの重要な基盤
1. オープンサイエンスとは?
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
オープンサイエンスにいたる潮流
2003:NIHデータシェアリング・ポリシー
2004:OECD科学技術大臣会合「公共資金による研究成果へのアクセス」宣言
2007:同上ガイドライン
2009〜2013:欧米学術機関・団体等の声明・方針表明
2013:G8科学技術大臣声明
「オープンサイエンス、学術研究成果へのアクセスの拡大」
2014:EU「サイエンス2.0:移行期の学術研究」提言
2015:米国「科学技術研究のためのフェア・アクセス」法
2015:OECD「オープンサイエンスを実現するために」宣言
2015:サイエンス・インターナショナル
「ビッグデータの世界におけるオープンデータ」
2016:EU
「オープンイノベーションとオープンサイエンスによる開かれた世界へ」
☞ 国際的には2015〜16に実装化、日本はやや立ち遅れ
2017:内閣府第5次科学技術基本計画
https://rcos.nii.ac.jp/openscience/overseas/
1. オープンサイエンスとは?
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
オープンサイエンス:3つの柱
Marwick(2020) 「考古学における研究成果公開の動向
-データ管理・方法の透明性・再現性-」 『デジ
タル技術による文化財情報の記録と利活用2』
奈良文化財研究所研究報告24 http://hdl.handle.net/11177/7242
オープンアクセス
• 個人や図書館が学術研究や書籍に負担や制限なく恒久的にアクセスできること
オープンデータ
• 学術研究や書籍内の属性情報・データに自由にアクセスし再利用できること
オープンメソドロジー
• 学術研究などに利用された手段・方法・手順が公開され、
誰でも再検証ができること=説明責任
1. オープンサイエンスとは?
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
オープンサイエンス:何を・どのように?
Marwick(2020) 「考古学における研究成果公開の動向
-データ管理・方法の透明性・再現性-」
『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用2』
奈良文化財研究所研究報告24 http://hdl.handle.net/11177/7242
科学における公開性
①インフラ:研究の効率を向上するためのツールやサービスを作る
②公共性 :科学者以外もアクセスできる
③評 価 :研究のインパクトを測る新たな指標を開発する
④民主主義:すべての人が自由に知識にアクセスできる
⑤実 用 :共同研究をより効率的におこなう
2. オープンサイエンス:何を・どのように?
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
定義:考古学・埋蔵文化財情報のオープン化
基礎的な情報・データの公開=オープンデータ・オープンアクセス
☞ 調査研究成果の公開だけではない
• 誰でも利用できる/再利用できる
☞ 従来の成果の上に新しい成果を積み上げる
☞ 参入障壁を下げる/なくす
• 追証・再検証できる
☞ 透明性・検証(反証)可能性
• 説明責任
☞ 公的機関・公的資金の成果公開、社会の一員として
(参考)EU・米国におけるオープン化の要請はここがきわめて大きい!!
なぜ?
2. オープンサイエンス:何を・どのように?
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
従来型の枠組み
蓄積型×積み上げ型
• 下位=原データ (raw)
• 上位=加工・分析・編
集済みデータ
☞ 裾野の広さが上位の成
果を支える
野口(2020)「発掘調査報告書とデータの公開利用」
『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用2』図1、
https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/7259
2. オープンサイエンス:何を・どのように?
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
従来型枠組みの問題点
最下層と直上層の関係が一対一
• 上位階層では相互に参照し合っている
• 報告書の階層のみ、基本的に個別調査
のデータしか参照されない
• 報告者が取捨選別したデータしか利用
されない
☞ 裾野部分のデータ利用の構造が脆弱
野口(2020)「発掘調査報告書とデータの公開利用」
『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用2』図2、
https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/7259
⇨ 調査データの多面的な公開
により裾野を広げる
この部分のノードが少ない×単線的
3. 何が問題なのか
オープンデータの重要性
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
議論の焦点:2019年
3. 何が問題なのか
ストック=蓄積
フロー =ストックの変化量
☞基準はストック(蓄積量)の大きさ?
/フローの大きさ(流通量) ?
考古学=蓄積型学問(高田2019)
=ストックの増加が成果なのか?
社会環境の変化=使われてこそ
意義・価値がある
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:StockFlow.gif
一方的な蓄積から、
利活用の促進によるフローの増加
=ストック自体の価値増大
⇒2021年の論点
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
情報流通経路を考える
調査・報告者 :調査記録を報告書にまとめる
専門家・研究者:報告書を参照し論文を執筆する
報告書・論文を参照し書籍を執筆する
一般市民 :一般向け書籍、講演、博物館展示の受容
熱心な愛好家 :もっと詳しく知りたい
既存の主要経路
限定的な経路:報告書
↓
「全国遺跡報告総覧」
原データ・情報
:オープンな経路がない・少ない
☞ 精製され、まとめられた情報が伝えられる
=原データには戻せない/原データが一般利用されにくい
3. 何が問題なのか
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
官民データ活用推進基本法
3. 何が問題なのか
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/hourei/detakatsuyo_honbun.html
行政セクターにおける文化財行政はもちろんのこと
公共性を鑑み、考古学・文化財全般に関わることと捉えるべき
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
何が問題なのか?
• 透明性・公開性 :検証は専門家・研究者だけが担えばよいのか?
説明責任は果たされているのか?
• 双方向性・参加性:専門家・研究者以外の意思・アイデアは
反映されるか?
資料・情報へのアクセスは保障されているのか?
理念:国民共有の財産 ⇔ 現状:研究者・専門家偏重
意図的か否かに関わらず、情報の囲い込みの状況が生じている
☞ それが最大の利得を生んでいるならば許容されるか? (テクノクラシー)
「国民共有の財産」は国民にオープンでなければならないのではないか?
(国法では「国民」だがUNESCO憲章などでは「世界市民」)
オープンサイエンス、シチズンサイエンス(市民参加)=民主化
考古学の将来/埋蔵文化財保護行政の将来
3. 何が問題なのか
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
オープンアクセスのプラットフォームと経路
図書館 博物館
大学研究室 埋蔵文化財センター
図書館 博物館
大学研究室 埋蔵文化財センター
専門家・
高度な利用者
一般利用者
専門家・
高度な利用者
一般利用者
所在・経路を知っている
アクセスできる
よく知らない、アクセスできない
共通プラットフォームとオープンアクセス=公共性・民主化
4. プラットフォームと経路の多様化
探せる・アクセスできる
登録・公開する
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
オープンアクセス2.0:経路の多様化
オウンドメディア
ソーシャルプラットフォーム
4. プラットフォームと経路の多様化
https://facebook.com
https://twitter.com
https://instagram.com
https://sketchfab.com/kokutochi-sankokan https://ja.wikipedia.org/wiki/メインページ
https://live.nicovideo.jp/watch/lv328837719
https://sites.google.com/kokugakuintochigi.ac.jp/
kokutochi-museum/
https://www.sekiboclub.com/
https://www.harp.lg.jp/opendata/
http://www.maibun.com/
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
テキスト
画 像
地 図 (遺跡地図・GIS)
データ (オープンデータカタログ、データベース)
動 画
3Dデータ
クラフト・体験キット
オープンアクセス2.0:情報・コンテンツの多様化
4. プラットフォームと経路の多様化
(書籍・報告書・論文・図録・ウェブページ)https://sitereports.nabunken.go.jp/ja
https://www.harp.lg.jp/opendata/
https://sketchfab.com/kokutochi-sankokan
https://sitereports.nabunken.
go.jp/ja/search-video
https://live.nicovideo.jp/
watch/lv328837719
https://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/ouchi-museum/
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
オープンアクセス2.0:ライセンスと再利用可能性
4. プラットフォームと経路の多様化
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/densi/kettei/gl2_betten_1_gaiyou.pdf
誰もが・どのようにでも・再利用できることの重要性
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
オープンアクセス2.0:発信者の立ち位置
4. プラットフォームと経路の多様化
福島2020「文化財情報を真の公共財とする
ために」『デジタル技術による文化財情報
の記録と利活用2』
https://repository.nabunken.go.jp/dspace/
handle/11177/7247
調査・報告者 :調査記録を報告書にまとめる
専門家・研究者:報告書を参照し論文を執筆する
報告書・論文を参照し書籍を執筆する
一般市民 :一般向け書籍、講演、博物館展示の受容
熱心な愛好家 :もっと詳しく知りたい
・情報のフローを考える
⇒ 公開・発信がなければ
フロー自体が生まれない!!
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
見る・聞く・知る・触れるから
つかう・つくる・参加するへ
利活用1.0
博物館展示、報告書・論文・図録刊行、講演、ウェブページ公開
☞ 提供側が選んだものを見る・聞く・知る
利活用1.x
ハンズオン展示、体験学習 ⇒ 触れる・参加する
☞ 体験の拡張 ⇔ 供給は一方向的
オープン化・プラットフォームの整備 ⇒ 検索性
情報・コンテンツの多様化
☞ 利用側の選択肢の拡大(+バリアフリーによる参加可能性増加)
利活用2.0
利用者がつかう・つくる
⇒オープン化と自由な再利用を保障するライセンス
☞ 利用側の自発的意思とフィードバック、対等で双方向的な関係
野口 「考古学・埋蔵文化財情報のオープン化」
日本考古学協会第87回総会セッション5 「オープンサイエンス時代の考古学・埋蔵文化財情報」
「これから」の課題
基礎データの公開
成果の公開
再利用性
検索性
利用可能性
双方向性
参加可能性
資料・情報の公開
誰でも見つけられるか
閲覧・入手できるか
誰でも利用できるか
見る・知る
・触れる
つくる①
つくる②
参加する
二次コンテンツ制作
調査研究への参画
Civic Tech
利活用1.0 ⇒従来型の利活用
利活用2.0 ⇒拡張的利活用
利活用x.0 ⇒オープンサイエンス
上段側=全体に影響
5. 見る・聞く・知る・触れるから、つかう・つくる・参加するへ
基礎データ、
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再利用可能
参加可能
経路と情報・コンテンツの多様化×自由な利用×参加・双方向性

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