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2019年度後期
植田 康孝
y-ueda@edogawa-u.ac.jp
情報社会とメディア 第3週
友人や恋人を
裏切った場合、
「真の情報」を
伝えますか?
課題1です。
▪ 父親が大切にしていた
サクラの木を折ってしまった
ワシントンが正直に詫びたところ、
その誠実さを
父親は評価し、
木を折ったことを
不問に付した。
大統領の逸話の中で最も有名な逸話
米国初代大統領「ジョージ・ワシントン」
▪ 紀元前638年、
宋の襄公は、
鄭に攻め込んだ。
▪ 敵軍が河を渡り切る前が
チャンスと部下が進言したが、
襄公は「それは卑怯」と却下した。
つまらない情けをかけてひどい目にあうこと
中国故事「宋襄(そうじょう)の仁」
▪ 襄公はフェアでないと攻めなかったが、
陣形を整えた敵軍が攻め寄せると、
宋はあっけなく敗北した。
▪ 無用の情けや過剰な親切心を
発揮し、そのことで逆に
自分が大きな被害を受ける
ことを、「宋の襄公の思いやり」
という意味で、「襄公の仁」と呼ぶ。
つまらない情けをかけてひどい目にあうこと
中国故事「宋襄(そうじょう)の仁」
「人を見たら
泥棒と思え」を
どう思いますか?
課題2です。
▪ 芸能人とマネージャーの「信頼」関係
マネージャーが高級時計を盗む
アンミカ被害
▪ ジャイアンツ球場の選手ロッカー室
から、坂本、阿部選手らのバット、
菅野選手のグラブなどを盗み、
中古ブランド品買取店に
売却し、100万円を
得ていた。
同僚選手(柿沢)が野球用具を盗む
巨人・菅野、阿部、坂本選手被害
▪ 1990年ワールド杯イタリア大会で
アルゼンチンは
眠り薬を混ぜた
給水のボトルを用意し
試合中にブラジルの選手に
飲ませた、と暴露した。
テレビ番組で暴露話
マラドーナ
•「娘が結婚したいと言って、恋人を家に連れ
てきました。
話してみると誠実で
信頼のおけそうな人柄
なので、安心して
娘をまかせることが
できるのではないか
と考えています」
ケース(1)
•「昨晩、以前に治療してもらった歯が
痛みました。
かなりの金額をかけて治療してもらった
はずなのに、
と思うと腹が立ってきます。
この歯医者は
もう信頼できません」
ケース(2)
•「インターネットで、あまり名前を聞いたこと
のないメーカーが、高性能で低価格のPCを売
り出していることを知りました。
これに対して、信頼できる
大手メーカーのPCは、
性能の割には割高です。
信頼できる大手メーカーの製品を購入すべき
か、ネットで購入すべきか迷っています」
ケース(3)
▪ チンパンジーなどの場合、
個体同士が直接触れ合わなければ
「信頼」は、生まれない。
▪ 同じ種に属していると瞬時に
分からなければ、信頼しない動物もいる。
アリは、臭いが異なる相手を
すべて殺す。
「信頼」の仕方
人間が動物と違うのは・・・
▪ 人間の場合、
「情報」を持つことで、
周りに見知らぬ人がいても
落ち着いていられる。
▪ 人間は、誰かという情報さえ持っていれば
社会が機能する
「信頼」の仕方
人間が動物と違うのは・・・
•ケース1 :彼が有能であるかどうかではなく、
悪意に満ちた人格の持ち主かどうかが問題
•ケース2 :歯医者に悪気があったことが問
題ではなく、能力がなかったことが問題
•ケース3 :評判を損なうような行動をすると
メーカー自身が損をすることが分かっている
安心して任せられるか? が「信頼」の鍵
「信頼」とは?
「信頼」と「信用」 (1):「信頼」
•山岸俊男は、「信頼」を二つに区別
1.相手の意図に対する期待としての信頼
「あいつは、やると言ったことをやる気は
あるし、間違った方向には向いていない
(しかし、
実際に実行できるかどうかは
分からない)」
という信頼。
恋人のケースは「信頼」
「信頼」と「信用」 (2):「信用」
•山岸俊男は、「信頼」を二つに区別
2.相手の能力に対する期待としての信頼
「あいつは、やると言ったことを
ちゃんと実行する能力を
持っている」
という信頼。
歯医者のケースは「信用」
巨人軍 長嶋元監督と松井選手
•長島茂雄が巨人軍監督だった時、
「『信頼』できる選手は多いが、
『信用』できる選手は松井しかいない」
「信頼」は1の意味、「信用」は2の意味。
•「努力をしている選手はたくさんいるが、
試合で期待している結果
を出せるかは分からない。
松井選手は期待できる」
という意味。
▪ 皆が「〇〇(駅名) 歯医者 評判」
の検索を繰り返すが、
応対重視のことが多い。
▪ 2台に患者を座らせて1人の医師が
交互に治療して行くスタイルだと、
他方の患者とのやり取りが聞える
「信用」よりも「別要素」を選ぶ人も・・
歯医者の選び方
▪ 「どうされましたか?」
▪ 感じがいい。これって?
▪ 歯医者は皆が行きたくない所。
▪ オフィス街の歯医者の、
受付の女性は、だいたい美人。
「信用」よりも「別要素」を選ぶ人も・・
歯医者の選び方
•「あなたが彼氏あるいは彼女の浮気を発見
して、すったもんだの挙句、相手は心から
後悔している様子を見せ、
お願いだからもう1度やり直すチャンスを
ください、と言ったとしよう。
あなたは、どうすべきだろうか?」
「課題1」の逆ケースでは・・・
彼氏 or 彼女への信頼
▪ 相手が「信用」に値するのであれば、
相手を信頼してやり直した方が、もう1度新
しい相手を見つけることから始めるより、
幸せな関係をつくれる可能性が大きい。
▪ 相手が「信用」出来ない人間であれば、
新しい相手を探した方が幸せになるだろう。
「信頼」だけではなく、「信用」を見極めることが大事
社会システムへの信頼
▪ マクドナルドでハンバーガーを注文、お金を払えば、
間違いなくハンバーガーがくることを知っている。
▪ なぜ、我々はそう思うのか?
▪ 社会学では、マクドナルドという「システム」を信頼
しているからだ、と分析する。
▪ システムへの信頼がないと、マクドナルドに行くた
び、店舗や店員が、期待を裏切らないかどうか?
(お金をネコババしないか、肉の量をケチらないか)
を確認しなくてはならない。
社会システムへの信頼
▪ 「ここはマクドナルドなんだから大丈夫」という
システムへの信頼が働けば、いちいちお店や店員
について心配しなくて済む。
▪ 社会学では、システムが発達することにより、
「その方がラク」という事態(「複雑性の縮減」と
呼ぶ)を押し進めていく点が、非常に重要になる。
▪ 「名の知れた大企業なら、
提供する商品やサービスの
質を信頼できるだろう」
と多くの人が考える。
▪ この場合、企業名が
「シグナル」になっている。
「シグナル」に頼る
システム信頼
▪ ヤマト運輸で「宅急便」を始めた。
▪ 父を継いで2代目社長となった
小倉氏は、主婦の視点で
日本初の「宅急便」を開始した。
宅急便を始めた頃、荷物の集配所で
社員が段ボール箱から溢れた
ミカン1個を食べてしまった。
ヤマト運輸「小倉昌男」氏
システム信頼
▪ それを聞いた小倉氏は、
「懲戒解雇」を言い渡した。
▪ 「宅急便」の草創期創世記。
▪ 今まで誰もやっていない事業だけに、
少しでも「システム信頼」を失うことが
あってはならない、
という緊張感に満ちていた。
ヤマト運輸「小倉昌男」氏
システム信頼
▪ 「ブランド」の言葉の語源は「焼き印」。
▪ 自分が飼う牛に
他の牧場の牛と
間違えないよう
「焼き印」を当てたこと
から派生した。
「ブランド」
システム信頼
▪ 世の中は情報に溢れており、
「情報」一つは、砂漠砂一粒に相当。
▪ 「ブランド」が信頼されるのは
「企業が資本を投入して
時間を掛けて作り上げて来たものが
多くの人に評価され、受け入れられ、
それが一定期間続いているため」
「情報過多」の時代に「ブランド」重要
システム信頼
▪ 「マクドナルド」や「スターバックス」など
「チェーン店」が信頼されているのは
バイト店員の「信頼(人格)」や
「信用(能力)」からではなく、
企業が作り上げた
ビジネスの仕組みが
「システム信頼」されているからである。
「情報過多」の時代に「ブランド」重要
システム信頼
▪ 中国人旅行者はなぜ「爆買い」する?
▪ 中国には売っていないのか?
▪ 中国国内でも同様の機能の製品が
手に入るにも関わらず、爆買いするのは
変なモノや偽物を売らせない社会が
「システム信頼」されているから。
「情報過多」の時代に「ブランド」重要
システム信頼
▪ 清酒は、室町末~江戸時代、
主に、「伊丹」(兵庫)、「池田」(大阪)
の酒蔵で作られ、
江戸に運ばれて「下り酒」として流行。
▪ 江戸に入った酒は、灘が45%、
伊丹が33%、江戸近郊は5%未満。
江戸時代からあった「ブランド」
上方発 江戸で「清酒」ブーム
▪ 「下り酒」は、
「四斗樽」(72リットル)に詰められて、
当初は、馬、
後に、海上輸送で運ばれ、
酒問屋に卸された。
▪ やがて、樽から徳利に移され
「貧乏徳利」と呼ばれた。は5%未満。
江戸時代からあった「ブランド」
上方発 江戸で「清酒」ブーム
▪ 清酒ブームの中
「偽銘酒」問題も起きた。
18世紀、伊丹産でない酒が
ブランド化していた「伊丹印」で
流通する不正が横行。
▪ 輸送中に劣化した酒に石灰水を
入れて飲めるようにした「直し酒」。
江戸時代からあった「ブランド」
上方発 江戸で「清酒」ブーム
江戸時代からなくす努力をしていた
▪ 花のお江戸の人は、「外食」が大好きだった。
屋台の「すし」「天ぷら」「そば」「うなぎ蒲焼」
▪ 嘉永年間には、グルメガイド
「江戸名物酒飯手引草」出版
▪ 相撲の番付になぞらえた
料理店のランキングも人気
「情報の非対称性」をなくすためには
顧客や視聴者との「情報の非対称性」
ラベリングキャピタル
◼ 働いている会社、通っている学校、
会社での役職、出身校、資格など
「レッテルに基づく信用」を
「ラベリングキャピタル」と呼ぶ。
◼ しかし、有名な大学の出身でも
賢い人と賢くない人がいる。
美味しい牛肉を食べるためには・・・
ラベリングキャピタル
◼ 「高級ブランド牛」は、
松阪牛、神戸牛、米沢牛、・・・
◼ 「地理的表示(GI)」登録は、
農林水産物や食品を地域ブランド
として、保護する国の
「ラベリングキャピタル」
美味しい牛肉を食べるためには・・・
ラベリングキャピタル
◼ 「牛肉」の「地理的表示(G1)」登録は、
「神戸ビーフ」(兵庫県)
「但馬牛」(兵庫県)
「特産松阪牛」(三重県)
「前沢牛」(岩手県)
「米沢牛」(山形県)
美味しい牛肉を食べるためには・・・
ラベリングキャピタル
◼ 一般家庭の消費が鈍い中で
「高級ブランド牛」の卸値は、
高値が続く。・・
◼ 日本独自の牛の品種である
「黒毛和牛」。
霜降りの多さと
甘い口溶けが人気
美味しい牛肉を食べるためには・・・
ラベリングキャピタル
◼ 訪日外国人の増加で
高級外食店で和牛を食べる
「神戸牛」や「松坂牛」など
「特A」の価格は、
1キロ4,000~5,000円。
◼ 「神戸を訪れる外国人観光客の多くは
神戸牛を食べることが目的」
美味しい牛肉を食べるためには・・・
ラベリングキャピタル
◼ 寒暖差が大きいほど美味しいのは、
野菜・果物も同じ(昼夜・夏冬)
◼ きめ細やかな「霜降り」
◼ 低い融点(脂の溶ける温度)
◼ 口の中でまろやかに溶け、
脂っぽさが残らない。
▪ 2016年4月~、「神戸プレジール」
「但馬牛フィレ肉」を
「神戸牛フィレ肉」と
偽って提供
▪ 人気が高い「神戸牛」が品切れに
なることが多く、偽り。
神戸市中央区直営レストラン
「情報の非対称性」とは・・・
美味しい米を食べるためには・・・
ラベリングキャピタル
◼ 「食味ランキング」は、
「日本穀物検定協会」が
毎年3月に発表。
◼ 「ふるさと納税のサイトでは、
『特A』でキーワード検索する人もいる」
「特A評価はお墨付き、
消費者へのアピールになる」
美味しい米を食べるためには・・・
ラベリングキャピタル
◼ 例年、「特A」評価だった
「魚沼コシヒカリ」は、
2018年、「A」に転落、
「魚沼ショック」と大きく報じられた。
◼ 発表翌日から、県議会で質問が飛び、
県や農協で対策が取られた結果、
2019年、「特A」に返り咲いた。
美味しい米を食べるためには・・・
ラベリングキャピタル
◼ 「米」の「特A」は、55銘柄
「魚沼コシヒカリ」(新潟県)
「佐渡コシヒカリ」(新潟県)
「中越コシヒカリ」(新潟県)
「会津コシヒカリ」(福島県)
「県南ひとめぼれ」(岩手県)
「県南あきたこまち」(秋田県)など
美味しい米を食べるためには・・・
ラベリングキャピタル
◼ 規制緩和が進んだ1990年代半ば
以降、銘柄による「価格差」が、
はっきりして来た。
◼ 米の消費が減り、競争が激しくなる中、
産地側が「特A」を取ろうと取り組む
様子も報道され、
消費者へのインパクトも大きくなった。
新しい米ブランドのブーム
ラベリングキャピタル
◼ 2018年、山形県「雪若丸」、
宮城「だて正夢」など、
独自に開発されたブランド米が
続々とリリース。
◼ 10年以上かけて開発した
岩手「銀河のしずく」、
ポスト・コシヒカリを狙う福井「いちほまれ」
4つ星
3つ星
2つ星
1つ星
5つ星
「ホテル」の格付け
ラベリングキャピタル
東京五輪に向けて
ホテルの新規開業数は活況。
これだけホテルが出来ても不足するのは
なぜか?
広さ20㎡前後で、
料金が1泊7千円~2万円の
「3つ星クラス」と呼ばれる
「アパホテル」から「三井ガーデンホテル」
までのビジネスホテルの部屋が
75%を占めており、供給過剰
▪ 消費者が選ぶ「強い企業ブランド」
1位 「アマゾン」
2位 「ユーチューブ」
▪ 「アマゾンプライム」
「ユーチューブプレミアム」
「ユーチューブミュージック」が浸透
▪ かつて上位にあったテレビ局、新聞社、
広告代理店は圏外に。テレ東が45位。
「ブランド評価」
「ブランド・ジャパン2019」
順位 ブランド名 評価値
1 アマゾン 94.4
2 ユーチューブ 91.8
3 日清食品 86.3
4 無印良品 85.3
5 グーグル 83.7
6 トヨタ自動車 82.3
7 ニトリ 81.7
8 ダイソー 81.6
9 サントリー 80.9
10 楽天 80.8
「ブランド評価」
「ブランド・ジャパン2019」
順位 ブランド名 評価値
11 パナソニック 80.0
12 ユニクロ 79.6
13 USJ 79.1
14 ディズニー 78.5
15 スタジオジブリ 77.2
15 ソニー 77.2
17 ハーゲンダッツ 76.9
18 キューピー 76.4
19 カルビー 76.3
19 セブン・イレブン 76.3
「ブランド評価」
「ブランド・ジャパン2019」
順位 ブランド名
21 セブン&アイ
22 カップヌードル
23 ハウス食品
24 キリンビール
25 アップル
26 ヒートテック
27 明治
28 マイクロソフト
29 ローソン
30 ロッテ
「ブランド評価」
「ブランド・ジャパン2019」
順位 ブランド名
31 ヤマザキパン
31 イオン
33 ミスタードーナツ
34 iPhone
35 森永製菓
36 任天堂
37 スシロー
38 スターバックスコーヒー
39 カルピス
40 YAHOO!
「ブランド評価」
「ブランド・ジャパン2019」
順位 ブランド名
41 イオンモール
42 味の素
43 カゴメ
44 キリンビバレッジ
45 テレビ東京
46 コカ・コーラ
47 ダイソン
48 JR
49 ホンダ
49 LINE
「ブランド評価」
「ブランド・ジャパン2019」
▪ 2019年は、10月7日~発表。
▪ 日本人の受賞はトップニュースに。
日本人は「ノーベル賞」というシグナルが大好き
システム信頼
▪ ノーベル文学賞は、セックススキャンダルで
2018年、選考が見送り。
▪ 賞自体の「システム信頼」が
大きく揺らいだ。
▪ 自然科学分野と異なり、
文学は好みによるところが大きく
「システム信頼」が難しい分野。
日本人は「ノーベル賞」というシグナルが大好き
システム信頼
▪ 「文学」は、先端研究がない分野。
若手が、「新規開発」や「発見」で
頭角を現すことが少なく、
先生が「こうだ」と主張すれば、
そのまま話が通ってしまう。
▪ 他の分野と違って、
セクハラ・パワハラが起き易い領域。
日本人は「ノーベル賞」というシグナルが大好き
システム信頼
▪ 「首都大学東京」は、旧都立大など
4大学・短大を統合して
2005年4月に発足。
▪ しかし、知名度不足が続き、
「システム信頼」が得られなかった。
2020年4月1日~「東京都立大学」に戻す。
大学名変更で失敗
システム信頼
システム信頼
ネットというオープンシステムに対する信頼
プロが情報を独占的に伝達する時代
テレビ局や新聞社の時代でした。
昭和~平成 「マスコミ」の時代
全員が情報発信、情報共有する時代。
インターネット、スマホの時代です。
令和 「情報シェア(共有)」の時代
◼ 若者の価値観の変化も後押し。
東芝、東京電力、電通、日産自動車など
苦境に陥ったり批判されたりする
名門企業や大企業を見て
「大企業が安泰とは限らない。
社会が失敗に寛容な学生時代に
起業した方が、選択肢が広がる」
「情報発信」「情報共有」する時代
大人の甘え 若者の怒り
◼ 今、また、関西電力、かんぽ生命、
日本郵政、NHKなど、
不祥事を繰り返す
名門企業や大企業を見て
「どうしようもない大人に
付いて行ってもどうしようもない」
という感覚を持つ方が自然。
「情報発信」「情報共有」する時代
大人の甘え 若者の怒り
▪ 一昔前なら指導者の意見が絶対で
「私のことを聞けばいい」だった。
▪ 外の世界と比べて
自分がどんな環境にいるのか、
選手も学び、賢くなった。
これまでうやむやにされていた
間違った指導があぶり出されるように。
スポーツ「パワハラ」がテコンドーでも
大人の甘え 若者の怒り
▪ 「ノットクール」と答えた留学生の回答は、
部活での「先輩・後輩」。
「たった1つしか年が違わないのに
奴隷と王様みなたいな扱いは変」。
▪ 「クール」の答えは、
「だって、タダでスポーツができるんだぜ!」
「クール」? 「ノットクール」?
「留学生」の「部活Why?」
16歳グレタ・トゥンベリさんが国連演説
▪ 彼女1人から始まった闘い
▪ SNSで拡散、世界中で400万人を超える
若者の一斉デモに(日本は僅か5千人)。
▪ 2019年9月23日、NYで「国連気候行動サミット」
▪ 「私たちは絶滅に差し掛かっているのに
あなたちが話すのはお金のこと」
と厳しく批判、涙を浮かべながら演説。
「ノーベル平和賞」候補に。
大人の甘え 若者の怒り
▪ 「好き・生き方」が重視される時代
▪ 楽しいはずの「仕事」や「勉強」が
まったく楽しくない人生って?
「情報発信」「情報共有」する時代
大人の甘え 若者の怒り
▪ 続発する大人たちによる不正接待、
セクハラ、パワハラなどの不祥事は
これまで顕在化しなかっただけで、
変わらず存在していた。
隠ぺいする共犯者も存在。
▪ 今は隠そうとすれば、
SNSなどで出されてしまう。
「情報発信」「情報共有」する時代
大人の甘え 若者の怒り
▪ ネットの世界では、
明らかに理不尽なことを言ってくる人は
他の読者が淘汰してくれる。
▪ 悪事は、こそこそやるものであって、
オープンなところでは、連鎖しづらい。
オープンなネット世界では、悪事は起きない
システム信頼
▪ 「カーテンを閉めると
何をやっているか分からないから、
お前のことを怪しく思うぞ!
だから閉めるな」
どこの家もカーテンを閉めない
フィンランドでは・・・
ネット市場が「信頼」を得るために
楽天やアマゾンというシステムに対する信頼
顧客や視聴者との「情報の非対称性」
ラベリングキャピタル
◼ 「ラベリングキャピタル」
◼ SNSは、ネット空間で「信用」を創造
これを「ソーシャルキャピタル」と呼ぶ。
たとえば、インスタグラム「いいね」。
アマゾンや楽天の「☆」
◼ 顧客自身が記入する「カスタマー・レビュー」
が1999年に開始された
◼ ユーザー(一般読者)から
多量の投稿があり、
作家や評論家、
ジャーナリストと違った
本音の良さがある
「情報の非対称性」をなくすサービス
アマゾン「カスタマー・レビュー」
ソーシャルキャピタル
◼ プロが運転するタクシーに比べて
「ちょっと怖いな」と思う。
◼ ドライバーの評価
「とても安全な運転でした」
「対応も親切でした」
◼ 「乗ってもいいかな」と思う。
シェアリング・サービス(共有サービス)
ソーシャルキャピタル
◼ 「きれいな部屋でした」
「家主さんはいい人でした」
◼ 「部屋が汚くてがっかり」では、
商売にならなくなる。
◼ サービスを提供する側は一生懸命になる
シェアリング・サービス(共有サービス)
ソーシャルキャピタル
◼ 「Airbnb」の
イノベーションの「核」は、
貸し手と借り手の「信頼」。
◼ 仕組みさえ出来れば、
見知らぬ人同士が
「信頼」でつながれる。
シェアリング・サービス(共有サービス)
ソーシャルキャピタル
◼ 「Airbnb」に泊まった70%超の
利用者は、
ホストの人柄などについて
レビューを書く。
◼ 宿泊費への言及はまずない。
◼ もう一度使いたい理由になっている。
シェアリング・サービス(共有サービス)
中国で流行る「信用スコア」
「システム信頼」するのか?
▪ どの程度、許容するのか?
▪ 情報漏洩はしないでしょう
▪ 悪用はしないでしょう
▪ 監視カメラ:「第三者による監視」にあたる
▪ 警察が事故検証目的なら許容する
▪ 民間人が他人の家を覗いているのは嫌
「市場の魚」に対する「システム信頼」
「豊洲新市場」の問題
▪ 豊洲では、生鮮品の冷蔵・冷凍機能が
強化され、鮮度を保って消費者に
届けやすくなった。
▪ しかし、直接、産地直送にしてくれたら、
新鮮で安い魚が食べられるのに・・・
市場の本当の「価値」とは?
「市場の魚」に対する「システム信頼」
「豊洲新市場」の問題
▪ そもそも、
「市場」って
何であるの?
▪ 直接、産地直送にしてくれたら、
新鮮で安い魚が食べられるのに・・・
「市場の魚」に対する「システム信頼」
「築地市場」の問題
▪ 「仲卸業者」
・水産物 548事業者
・青果 97事業者
▪ 築地市場の「仲卸」は、「目利き集団」と
言われたが、「評価」の技術の高さのこと。
マグロ、アジなどの品質を見定めて
細かく区別する技術が、「信頼」を生む。
「仲卸業者」や「小売店」は必要か?(1)
▪ 「旬の時期のサンマは、1匹100円程度が
相場。これが産地では1匹5円で買える」
▪ 仲卸業者や小売店が
3割~5割の利益を乗せる。
▪ では、仲卸業者や小売店は必要ない方が
良いのでは?
5円のサンマが100円に
「仲卸業者」や「小売店」は必要か?(2)
▪ 「仲卸」や「小売店」がなくなると、
「産地偽装」したり、「密漁品」を売ったりする
不正がはびこる。
「安い魚を高く売りつける悪質業者」を
排除するため、
「仲卸」や「小売店」は消費者に、
「システム信頼」を与えるはずだった・・・・。
「卸」→「仲卸」→「小売店」→「消費者」
「仲卸業者」や「小売店」は必要か?(3)
▪ 産直販売やネット取引が広がった。
▪ また、商社や食品メーカーは
「市場」を通さず、安価な輸入加工品を
直接仕入れるようになった。
▪ 「市場経由率」は、ピーク時7~8割台が
現在は5割台になった。
「卸」→「仲卸」→「小売店」→「消費者」
「仲卸業者」や「小売店」は必要か?(4)
▪ 大型量販店や通販による
市場を通さない流通が増え、
「卸売制度」の見直しが進む。
「目利き」の継承が課題になっている。
「システム信頼」をどこが生むか?
「卸」→「仲卸」→「小売店」→「消費者」
「仲卸業者」や「小売店」は必要か?(5)
▪ 寄生虫「アニサキス」による
「食虫毒」が増え、
安全重視でタタキなどの
加工品が店頭を占める。
寄生虫は冷凍や加熱で死滅する
「スーパー」では「生カツオ」を見ない
▪ いけすの中で泳ぐ魚にも
1匹ずつ「QRコード」が付いている。
▪ 産地
▪ 収穫日
▪ 店舗までの配送履歴
などを参照できる。
トレーサビリティ(生鮮履歴の管理)
中国スーパー いけすの魚に「QRコード」
▪ 全国書店員が選んだ市場売りたい本
▪ 出版社が売りたい本ではなく、
本屋が売りたい本。
▪ 芥川賞、直木賞、三島由紀夫賞、
山本周五郎賞、読売文芸賞、
江戸川乱歩賞などは、
出版社が売りたい本。
「お前、読めよ、こら」では読まない
「本屋大賞」
▪ 「Twitter文学賞」
▪ 他の文学賞と異なり、
作家や批評家が選考に加わらず
1年間に刊行された小説の中から
一般ユーザーが「最も面白い」と思った
国内・海外の作品それぞれに1票を投じる
ことで、順位を決定。
出版社の「オマエ、これ読め」では刺さらない
「Twitter文学賞」
デジタル時代の「出版社」「書店」の役割は?
▪ 村上龍、村上春樹、東野圭吾のような
一流作家や有名作家は、「電子書籍」で
読者とダイレクトにつないだ方が良い。
▪ しかし、無名作家や新人作家には、
出版社の「編集力」や「宣伝力」は必要。
出版社の生き残る道
「作家」→「出版社」→「書店」→「消費者」
▪ 現状の課題は、
「出版社(編集者)」と「作家(マンガ家)」に
「情報の非対称性」
が存在すること。
▪ 編集者の視点からは、
無名作家や新人作家の実力や性格は、
作品の内容から分かる。
「作家」→「出版社」→「書店」→「消費者」
デジタル時代の「出版社」「書店」の役割は?
▪ しかし、作家の視点からは、
「編集者」の実力はまったく分からない。
名刺には、会社名と部署しか
書いていない。
▪ 無名作家や新人作家にとって、
編集者は良い作品を作るための「パートナー」
だが、良く分からない状態。
「作家」→「出版社」→「書店」→「消費者」
デジタル時代の「出版社」「書店」の役割は?
▪ 今後は、出版社で働く編集者は
個々の「能力」をもっと開示して
「情報の非対称性」をなくすべき。
▪ そうしなければ、
「システム信頼」は、得られない状況
「卸」→「仲卸」→「小売店」→「消費者」
デジタル時代の「出版社」「書店」の役割は?
▪ 杉田氏の寄稿を掲載した
月刊誌「新潮45」の
責任を問う声が上がった。
▪ ネット上では
「雑誌がヘイトスピーチをばらまくのか」
など、
批判の矛先は新潮社に向けられた。
「作家」→「出版社」→「書店」→「消費者」
デジタル時代の「出版社」「書店」の役割は?
▪ 2019年9月2日発売
「週刊ポスト」が、炎上。
「嫌韓」よりも「減韓」、「断韓」を。
10ページ大特集
「韓国なんて要らない」
に批判が相次いだ。
「作家」→「出版社」→「書店」→「消費者」
デジタル時代の「出版社」「書店」の役割は?
▪ 日韓の関係が悪化する中、
あるべき外交を様々な角度から
提起するのが、メディアの役割。
▪ 出版物の販売促進狙いで
溜飲を下げる論旨に走るのであれば、
「公器」としての矜持はもはやない。
「システム信頼」は、得られない。
「作家」→「出版社」→「書店」→「消費者」
デジタル時代の「出版社」「書店」の役割は?
「プラシーボ
(偽薬)」を
知っていますか?
ところで、問題3です。
▪ 本物の薬の外見はしているが、
薬として効く成分が入っていない
乳糖やデンプンなど偽物の薬を
飲ませても、身体に効く。
▪ 患者が「薬」だと、「システム信頼」した。
▪ 身体も「情報」によって制御できる。
プラシーボ(偽薬)の効果
システム信頼
▪ 偵察部隊が冬のアルプスで遭難した。
▪ 雪の中で道に迷った時、
ポケットから地図を見つけた兵士がいた。
▪ 部隊は地図を
頼りに道を辿って
帰還。
ミロスラフ・ホルブ(科学者・詩人)
システム信頼
▪ 出迎えた上官が確認すると、
地図は彼らが駐屯していた
アルプスではなく
遠く離れたピレネーの
ものであった。
▪ 誤った地図でも役に立つことがある。
ミロスラフ・ホルブ(科学者・詩人)
システム信頼
なぜ、今日、
授業が開始する
時間通りに
来たのですか?
ところで、問題です。
▪ 1分でも遅刻しないで来る、いい加減ではない
「人格」があるか?
時間前にきちんと授業の準備ができている
「能力」があるか?
一人ひとりの先生を評価して
来る時間を決めたら面倒くさい。
▪ 「先生だから時間通りに来る」と、「システム信頼」。
なぜ時間通りに授業に来たのか?
システム信頼
▪ 私たちは、バス運転手の
健康事情や運転能力を
毎回チェックしている訳ではない。
▪ プロのバス運転手であれば、
能力的に、性格的にも問題なく
安全運転してくれると「システム信頼」。
高齢運転手によるバス事故
システム信頼

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