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データドリブンソサエティ


      2013 年 3 月 28 日
Open Knowledge Foundation Japan
        http://okfn.jp/

                 東 富彦
          tomi.a.09@gmail.com
https://www.facebook.com/TomihikoAzuma
オープンデータによる社会イノベーション

 • データをオープンにすることをきっかけとして社会を活性化さ
 せる戦略
 • オープン化する領域を段階的に拡大し、市民を消極的消費者か
 ら積極的行動者に変える
  ▐ Step-1
     データのオープン化 - 市民が関心を持つデータを公開
      する
  ▐ Step-2
     プロセスのオープン化 - データの 5W1H を明らかに
      する
  ▐ Step-3
     コミュニケーションのオープン化 - データの消費者を
      生産者へ変える
  ▐ Step-4
     アクションのオープン化 - 自分たちのことは自分たち
      でやる
               Open Knowledge Foundation Japan
オープンガバメント戦略の一環



                   データの
                  オープン化



         アクションの                                      プロセスの
          オープン化                                      オープン化



              コミュニケーションの
                 オープン化




                   Open Knowledge Foundation Japan
Page 3
イギリスとアメリカの状況

                            data.gov.uk
                            datagm.org.uk
                         data.gov
                         data.cityofnewyork.us
                                データの
                               オープン化
                                                                   TheyWorkForYou
         Code for EU    アクションの                    プロセスの            Where Does My Money Go?
                         オープン化                    オープン化            GovTrack.us
     Code for America
                                                                   Obameter
                           コミュニケーションの
                             オープン化

                            FixMyTransport
                            Love Lewisham
                            We the People
                            Open 311

                                 Open Knowledge Foundation Japan
Page 4
データドリブンソサエティ:イギリスの事例

▐ TheyWorkForYou (http://www.theyworkforyou.com/ )
      mySociety, mySociety Ltd.
      議員の活動のモニタリング
          • 市民が自分たちの代議士の活動について知ることができる
          • 議論の内容を読んだり、文書による回答を見たり、議会で次に議論されることにつ
            いて知ることができる
          • 過去や将来にわたって、関心のある人や事柄があれば、それについてメールで知ら
            せを受け取ることができる
▐ Where Does My Money Go? (http://wheredoesmymoneygo.org/ )
      OpenSpending
      税金の使い道追跡
          • 自分の日々の税金が政府のどの部門にどれだけ使われているのかを知ることができ
            る
          • 政府のそれぞれの機能において、合計でいくら使われたのか、またそれはどこかが
            わかる
          • OpenSpending は、 Open Knowledge Foundation のプロジェクトの1つ



                                   Open Knowledge Foundation Japan
 Page 5
データドリブンソサエティ:イギリスの事例 ( 続 )

▐ FixMyTransport(http://www.fixmytransport.com/ )
      mySociety, mySociety Ltd.
      市民参加型輸送機関サービス向上
          • 利用者が地下鉄やバスの駅、ルートやその道のりでの困ったことを投稿
          • Google Map 上に表示
             – 利便性が悪い、時刻表通りに運行していない、駅が汚いなど
             – 電車の混雑、電車やバスの遅延、運賃について
          • 投稿はサイトを経由して担当者に連絡が入り、その後の対応がどうなったのかを追
            跡可能
          • Twitter や Facebook でサイトをフォローして投稿できるほか、メールでも投稿も
            可能
          • 電車の混雑や遅延についてはリアルタイムで表示
▐ Love Lewisham (http://www.lovelewisham.org/ )
      London Borough of Lewisham
      市民参加型環境向上
          • 市民が環境に関する課題をレビューしたり、提案したりすることができる
          • ルイシャム・ロンドン特別区議会に対して問題を知らせ、その後のフォローアップ
            や報告した結果について追跡可能
 Page 6
          • ウェブサイト、モバイルアプリケーション、 SMS 、 MMS で利用可能
                         Open Knowledge Foundation Japan
データドリブンソサエティ:イギリスの事例 ( 続 )

▐ Code for Europe (http://codeforeurope.net/ )
      Code4EU
      市民参加型公共サービス改革
          • Code for America の EU 版
          • アムステルダム、バルセロナ、ベルリン、ヘルシンキ、マンチェスター、ローマが
            エントリー
          • 課題を抱える都市がエントリーし、一般市民から開発者を募る
          • 開発者は有期・有償で雇用され、行政担当者と都市の課題を分析し、解決するため
            のサービスを開発する
          • 開発したシステムはオープン化され、誰でも再利用できる




                                     Open Knowledge Foundation Japan
 Page 7
データドリブンソサエティ:イギリスの事例 ( 続 )
▐ Old Weather (http://www.oldweather.org/ )
      イギリス気象庁 (The Met Office) 、国立海事博物館 (The National Maritime
       Museum) 、オックスフォード大学の協働プロジェクト、ボランティアも参加
      気候変動対策
          • 古い航海記録の気象データをデータマイニングして、気候変動に関する洞察を得る
          • 国立海事博物館は船長が書いた古い航海日誌のアーカイブを公開、ボランティアが
            クラウドソース型でこれらの手書きの文書をデジタル化して Web に公開
          • 6 ヶ月以内に 400 ページ以上の公開日誌がデジタル化された
          • 科学者はこれらのデータを利用して、 100 年前の気候がどのようであったのかを
            知ることができ、 100 年前と現在を比較することができる
▐ Who Owns My Neighbourhood? (http://whoownsmyneighbourhood.org.uk/ )
      Kirklees Council, NESTA, thumbprint co-operative( 公的機関、非営利組織、
       協働組合の協働 )
      市民による地域課題の報告と解決
          • 誰が近隣の土地を所有しているのかを知ることができる
          • 近隣の課題や問題に対して、住民自らが議論をし、その解決に取り組むのを支援す
            る
          • あなたが特定の土地の一画に興味がある場合、登録することで「コミュニティ・コ
            ンタクト」になることができ、同じエリアに関心がある他の人々と連絡を取り合う
            ことができる
          • さらに、地域の場所に関する最新のニュースを報告したり、地域の歴史や地名に関
 Page 8     する情報を共有することができる
                         Open Knowledge Foundation Japan
データドリブンソサエティ:イギリスの事例 ( 続 )

▐ LIFE Project (http://www.alifewewant.com/ )
      Participle Ltd. , Swindon Borough Council, One Swindon( 公的機関と企業の
       協働 )
      困窮家族救済
          • LIFE とは、 "building new Lives for Individuals and Families to Enjoy" の意味
          • 家族が望む生活を実現するために、さまざまな困難や試練に直面している家族を支
            援し、より良い家族生活を実現する運動
          • 実際に困難な状況を克服した経験のある家族と、プロの専門家が協働で実施
▐ Research Funding Explorer (http://bis.clients.talis.com/ )
      Mapping the UK‘s Research & Intellectual Property (IP) Project( 公的機関と
       企業の協働 )
      高度研究クラスター活用
          • 研究費と特許の関係をビジュアライズ、英国が重点投資をして秀でている 4 つの技
            術領域における活動が、どのようなクラスターを構成しているのかわかるようにし
            たもの
          • Making Public Data Public initiative の一貫として作成
          • 重要な研究チームとその場所が明白になる




                                      Open Knowledge Foundation Japan
 Page 9
データドリブンソサエティ:イギリスの事例 ( 続 )

▐ Know Your Place(http://maps.bristol.gov.uk/knowyourplace/?maptype=js )
        Bristol
        歴史的情報を生かした都市計画
           • ブリストル市の歴史や考古学に関する情報、古い地図や歴史環境に関する記録など
           • 市民が写真などのイメージや歴史的な情報を追加することも可能
           • 市は都市計画の際にこれらの情報を考慮する
▐ Crime and Policing Comparator(http://www.hmic.gov.uk/crime-and-policing-comparator/
   )
        HIMC(Her Majesty’s Inspectorate of Constabulary)
        犯罪重点地域対策と治安向上
           • 犯罪と治安維持に関するオンラインの比較ツール
           • イングランドとウェールズの 43 の警察隊からの過去 3 年間の情報を集約
▐ NHS Direct (http://itunes.apple.com/gb/app/nhs-direct/id439637433?mt=8 )
        National Health Service
        ヘルスケア
           • 具合が悪い時に、その症状を検査することができるアプリケーション
           • 今の状態に関する評価や情報、どのように対処したら良いかのアドバイスが得られ
 Page 10
             る            Open Knowledge Foundation Japan
データドリブンソサエティ:イギリスの事例 ( 続 )

▐ Nottingham Information Prescriptions(http://www.nottsinfoscript.co.uk/ )
      NHS Nottinghamshire County
      パーソナライズされたヘルスケア
           • 長期間を要する病気に関して、パーソナライズされた、 NHS 公認の情報を提供
             (情報処方箋、 Information prescriptions)
           • 心臓病、アスペルガー症候群、脳卒中、老化など
           • オンラインで情報を見るだけでなく、ダウンロードしたり、かかりつけ医からプリ
             ントアウトを入手することもできる
▐ MAGIC(http://magic.defra.gov.uk/ )
      MAGIC
      生活環境向上
           • 政府のさまざまな部門から環境に関する情報を集めて、地図上に表示
           • インタラクティブなマップ、静的なマップ、約 200 種類のデータセットなどがあ
             る
▐ What‘s in your backyard? (http://www.environment-agency.gov.uk/homeandleisure/37793.aspx   )
      Environment Agency
      生活環境向上
           • 住んでいる地域の環境情報
           • 洪水、公害、大気汚染、水質汚染、干ばつ、海岸線浸食など
           • インタラクティブな地図で参照できる
                          Open Knowledge Foundation Japan
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データドリブンソサエティ

  • 1. データドリブンソサエティ 2013 年 3 月 28 日 Open Knowledge Foundation Japan http://okfn.jp/ 東 富彦 tomi.a.09@gmail.com https://www.facebook.com/TomihikoAzuma
  • 2. オープンデータによる社会イノベーション • データをオープンにすることをきっかけとして社会を活性化さ せる戦略 • オープン化する領域を段階的に拡大し、市民を消極的消費者か ら積極的行動者に変える ▐ Step-1  データのオープン化 - 市民が関心を持つデータを公開 する ▐ Step-2  プロセスのオープン化 - データの 5W1H を明らかに する ▐ Step-3  コミュニケーションのオープン化 - データの消費者を 生産者へ変える ▐ Step-4  アクションのオープン化 - 自分たちのことは自分たち でやる Open Knowledge Foundation Japan
  • 3. オープンガバメント戦略の一環 データの オープン化 アクションの プロセスの オープン化 オープン化 コミュニケーションの オープン化 Open Knowledge Foundation Japan Page 3
  • 4. イギリスとアメリカの状況 data.gov.uk datagm.org.uk data.gov data.cityofnewyork.us データの オープン化 TheyWorkForYou Code for EU アクションの プロセスの Where Does My Money Go? オープン化 オープン化 GovTrack.us Code for America Obameter コミュニケーションの オープン化 FixMyTransport Love Lewisham We the People Open 311 Open Knowledge Foundation Japan Page 4
  • 5. データドリブンソサエティ:イギリスの事例 ▐ TheyWorkForYou (http://www.theyworkforyou.com/ )  mySociety, mySociety Ltd.  議員の活動のモニタリング • 市民が自分たちの代議士の活動について知ることができる • 議論の内容を読んだり、文書による回答を見たり、議会で次に議論されることにつ いて知ることができる • 過去や将来にわたって、関心のある人や事柄があれば、それについてメールで知ら せを受け取ることができる ▐ Where Does My Money Go? (http://wheredoesmymoneygo.org/ )  OpenSpending  税金の使い道追跡 • 自分の日々の税金が政府のどの部門にどれだけ使われているのかを知ることができ る • 政府のそれぞれの機能において、合計でいくら使われたのか、またそれはどこかが わかる • OpenSpending は、 Open Knowledge Foundation のプロジェクトの1つ Open Knowledge Foundation Japan Page 5
  • 6. データドリブンソサエティ:イギリスの事例 ( 続 ) ▐ FixMyTransport(http://www.fixmytransport.com/ )  mySociety, mySociety Ltd.  市民参加型輸送機関サービス向上 • 利用者が地下鉄やバスの駅、ルートやその道のりでの困ったことを投稿 • Google Map 上に表示 – 利便性が悪い、時刻表通りに運行していない、駅が汚いなど – 電車の混雑、電車やバスの遅延、運賃について • 投稿はサイトを経由して担当者に連絡が入り、その後の対応がどうなったのかを追 跡可能 • Twitter や Facebook でサイトをフォローして投稿できるほか、メールでも投稿も 可能 • 電車の混雑や遅延についてはリアルタイムで表示 ▐ Love Lewisham (http://www.lovelewisham.org/ )  London Borough of Lewisham  市民参加型環境向上 • 市民が環境に関する課題をレビューしたり、提案したりすることができる • ルイシャム・ロンドン特別区議会に対して問題を知らせ、その後のフォローアップ や報告した結果について追跡可能 Page 6 • ウェブサイト、モバイルアプリケーション、 SMS 、 MMS で利用可能 Open Knowledge Foundation Japan
  • 7. データドリブンソサエティ:イギリスの事例 ( 続 ) ▐ Code for Europe (http://codeforeurope.net/ )  Code4EU  市民参加型公共サービス改革 • Code for America の EU 版 • アムステルダム、バルセロナ、ベルリン、ヘルシンキ、マンチェスター、ローマが エントリー • 課題を抱える都市がエントリーし、一般市民から開発者を募る • 開発者は有期・有償で雇用され、行政担当者と都市の課題を分析し、解決するため のサービスを開発する • 開発したシステムはオープン化され、誰でも再利用できる Open Knowledge Foundation Japan Page 7
  • 8. データドリブンソサエティ:イギリスの事例 ( 続 ) ▐ Old Weather (http://www.oldweather.org/ )  イギリス気象庁 (The Met Office) 、国立海事博物館 (The National Maritime Museum) 、オックスフォード大学の協働プロジェクト、ボランティアも参加  気候変動対策 • 古い航海記録の気象データをデータマイニングして、気候変動に関する洞察を得る • 国立海事博物館は船長が書いた古い航海日誌のアーカイブを公開、ボランティアが クラウドソース型でこれらの手書きの文書をデジタル化して Web に公開 • 6 ヶ月以内に 400 ページ以上の公開日誌がデジタル化された • 科学者はこれらのデータを利用して、 100 年前の気候がどのようであったのかを 知ることができ、 100 年前と現在を比較することができる ▐ Who Owns My Neighbourhood? (http://whoownsmyneighbourhood.org.uk/ )  Kirklees Council, NESTA, thumbprint co-operative( 公的機関、非営利組織、 協働組合の協働 )  市民による地域課題の報告と解決 • 誰が近隣の土地を所有しているのかを知ることができる • 近隣の課題や問題に対して、住民自らが議論をし、その解決に取り組むのを支援す る • あなたが特定の土地の一画に興味がある場合、登録することで「コミュニティ・コ ンタクト」になることができ、同じエリアに関心がある他の人々と連絡を取り合う ことができる • さらに、地域の場所に関する最新のニュースを報告したり、地域の歴史や地名に関 Page 8 する情報を共有することができる Open Knowledge Foundation Japan
  • 9. データドリブンソサエティ:イギリスの事例 ( 続 ) ▐ LIFE Project (http://www.alifewewant.com/ )  Participle Ltd. , Swindon Borough Council, One Swindon( 公的機関と企業の 協働 )  困窮家族救済 • LIFE とは、 "building new Lives for Individuals and Families to Enjoy" の意味 • 家族が望む生活を実現するために、さまざまな困難や試練に直面している家族を支 援し、より良い家族生活を実現する運動 • 実際に困難な状況を克服した経験のある家族と、プロの専門家が協働で実施 ▐ Research Funding Explorer (http://bis.clients.talis.com/ )  Mapping the UK‘s Research & Intellectual Property (IP) Project( 公的機関と 企業の協働 )  高度研究クラスター活用 • 研究費と特許の関係をビジュアライズ、英国が重点投資をして秀でている 4 つの技 術領域における活動が、どのようなクラスターを構成しているのかわかるようにし たもの • Making Public Data Public initiative の一貫として作成 • 重要な研究チームとその場所が明白になる Open Knowledge Foundation Japan Page 9
  • 10. データドリブンソサエティ:イギリスの事例 ( 続 ) ▐ Know Your Place(http://maps.bristol.gov.uk/knowyourplace/?maptype=js )  Bristol  歴史的情報を生かした都市計画 • ブリストル市の歴史や考古学に関する情報、古い地図や歴史環境に関する記録など • 市民が写真などのイメージや歴史的な情報を追加することも可能 • 市は都市計画の際にこれらの情報を考慮する ▐ Crime and Policing Comparator(http://www.hmic.gov.uk/crime-and-policing-comparator/ )  HIMC(Her Majesty’s Inspectorate of Constabulary)  犯罪重点地域対策と治安向上 • 犯罪と治安維持に関するオンラインの比較ツール • イングランドとウェールズの 43 の警察隊からの過去 3 年間の情報を集約 ▐ NHS Direct (http://itunes.apple.com/gb/app/nhs-direct/id439637433?mt=8 )  National Health Service  ヘルスケア • 具合が悪い時に、その症状を検査することができるアプリケーション • 今の状態に関する評価や情報、どのように対処したら良いかのアドバイスが得られ Page 10 る Open Knowledge Foundation Japan
  • 11. データドリブンソサエティ:イギリスの事例 ( 続 ) ▐ Nottingham Information Prescriptions(http://www.nottsinfoscript.co.uk/ )  NHS Nottinghamshire County  パーソナライズされたヘルスケア • 長期間を要する病気に関して、パーソナライズされた、 NHS 公認の情報を提供 (情報処方箋、 Information prescriptions) • 心臓病、アスペルガー症候群、脳卒中、老化など • オンラインで情報を見るだけでなく、ダウンロードしたり、かかりつけ医からプリ ントアウトを入手することもできる ▐ MAGIC(http://magic.defra.gov.uk/ )  MAGIC  生活環境向上 • 政府のさまざまな部門から環境に関する情報を集めて、地図上に表示 • インタラクティブなマップ、静的なマップ、約 200 種類のデータセットなどがあ る ▐ What‘s in your backyard? (http://www.environment-agency.gov.uk/homeandleisure/37793.aspx )  Environment Agency  生活環境向上 • 住んでいる地域の環境情報 • 洪水、公害、大気汚染、水質汚染、干ばつ、海岸線浸食など • インタラクティブな地図で参照できる Open Knowledge Foundation Japan Page 11