若者リーダーフォーラム（関東甲信越静ブロック）で実施したファシリテーション入門講座の資料。 ファシリテーションのスキルではなく、コンテントとプロセスに焦点を絞って、「観る」ということを演習と振り返りから学ぶプログラム。

1. ©Takayuki Ishimoto . All Rights Reserved.
認定NPO法人 新潟NPO協会
理事・事務局次長 石本 貴之
〒950-0994 新潟市中央区上所2-2-2新潟ユニゾンプラザ1F
[TEL]025-280-8750 [FAX]025-281-0014
[E-mail]ishimoto@nponiigata.jp [URL]http://nan-web.jimdo.com/

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新潟ＮＰＯ協会（NAN）は、県内のNPO活動を応援、推進する中間支援組織です
―さまざまな市民活動を応援し、つないでいく、
市民による市民のための新潟全県規模のネットワークです―
「市民が主体となり、誰もが幸せを感じられる社会をつくる」
事業：NPO設立・運営相談、情報受発信、イベント企画運営、調査・研究
設立：２００２年５月（法人化２００３年５月） 事務所： 新潟市、佐渡市
役員：20名（理事 18名、監事２名） 会員： 142（個人、NPO、企業含む） 職員：7名
MISSION
CONCEPT
「どんどんつくる。ぐるぐるまわす。ぐんぐんそだてる。」
VALUE
NPO
応援ローン
NPO
表彰制度
講座・ワー
クショップ
設立運営
相談
NPO
セレクトショップ
自殺対策
ネットワーキング
私たちは、市民、NPO、行政、企業等の多様な主体と協働して、以下の事業を行っています。
他多数
新潟NPO協会とは？

3. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
石本貴之です。
≫ 認定NPO法人新潟NPO協会
理事・事務局次長
≫ 一般社団法人あがのがわ環境学舎
研究員
≫ NPO法人NPOコミュニケーション支援機構
監事
≫ファシリテーター/ワークショップデザイナー
これからの教育フューチャーセッション/パブリックコメント・ワーク
ショップ、お寺で対話する夜等、実績多数
★三条市のみんなのまちの交流拠点「みんくる」にて、月1回のファシリテー
ション講座も開講しています。
自己紹介

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地域・社会の未来をデザインする。

5. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
これからの教育フューチャーセッション

6. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
交流を促す。

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子育てボランティア育成セミナー修了者交流会

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NPO・ボランティア交流会

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チームを活性化する。

10. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
魚沼基幹病院チームビルディング研修

11. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
環境/公害を学ぶ。

12. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
公害学習プログラム・ツアー「新潟水俣病の発生経緯」

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・聴く、話す、合意形成を図るというコミュニケーション
能力を培う。
・ファシリテーションの基本的な技術を習得する。
・参加した人たちが、ファシリテーションのコツを得て、
色々な人との対話の場を作りたくなっている。

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オリエンテーション（10分）
ファシリテーションとは？（15分）
ファシリテーション演習1（10分）
ファシリテーション演習2（30分）
ふりかえり（30分）
まとめ（5分）
16:00-16:10
16:10-16:25
16:25-16:35
16:30-17:05
17:05-17:35
17:35-17:40

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互いから
学ぶ
楽しく
学ぶ
体験から
学ぶ
参加の心構え

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集団による知的相互作用の働き
ー堀公俊：ファシリテーション入門より
対象（個人、対人間、チーム、組織）となるものが直面し
ているさまざまな障害（心理的・物理的）を自ら取り除き、
目標達成を進めていけるように、援助促進すること。
ー津村俊充・金子欣生：実践人間関係づくりファシリテーションより
プロセスに気づき、そのプロセスに関わり、そしてグルー
プの課題とメンバーやグループの成長に向けて、特にグ
ループメンバーが求める目標を達成することを容易にする
働き。
ー津村俊充：人間関係における「プロセス」を再考する ―G.Weinstein, E.H.Schein & W.B.Reddyのプロセスの視点―より

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フォーミング
Forming
（形成期）
はじめはみんな不安で
緊張しています。発言
に遠慮があり、ひとま
かせです。
ストーミング
Storming
（混乱期）
本音の意見が出てきま
すが、自分勝手な意見
も多い、声の大きな人
がリーダーシップを取
り始めます。
ノーミング
Norming
（規範期）
ゴール（目的・目標）
が共有され、そのゴー
ルを見据えた行動がで
き始めます。
パフォーミング
Performing
（機能期）
全員がゴールに向かっ
て、自律的・揚力的に
動きます。活気にあふ
れ、大きな成果を達成
します。
成果高い
低い
コミュニケーション量を増やす
素直に関わる
ゴールを共有する 「絶対に達成する」
という強い意志を持つ

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中立的な立場で、チームのプロセスを管理し、チームワー
クを引き出し、そのチームの成果が最大となるように支援
する。
ーフラン・リース著・黒田由貴子訳：ファシリテーター型リーダーの時代より
ファシリテーターは教えない。支援し、促進する。場をつ
くり、つなぎ、取り持つ。そそのかし、引き出し、待つ。
共に在り、問いかけ、まとめる。
ー中野民夫：ファシリテーション革命-参加型場づくりの技法-より
自らの行動の意味を考え、自ら何がその場で起きているか
を感じ取り、さらに良い場にするためにはどのように振る
舞えばよいのか考えて行動する。
ー津村俊充：人間関係における「プロセス」を再考する ―G.Weinstein, E.H.Schein & W.B.Reddyのプロセスの視点―より

22. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
結果の質 思考の質
関係の質
行動の質
マサチューセッツ工科大学 ダニエル・キム
“A Model for Organizational Success”

23. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
結果の質 思考の質
関係の質
行動の質
マサチューセッツ工科大学 ダニエル・キム
“A Model for Organizational Success”
質の高い関係性を築くためには、「対話のデザイン」が必要！
・目的と成果目標、プロセスが共有されていること。
・話し合うためのルールが明示されていること。
・問いを投げかけて、待って、話を聴くこと。
・お互いの背景が分かり合えていること。
・緊張を解きほぐすために、身体、口を動かすことから始める。
ーなど

24. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
24
議論（ディスカッション） 対話（ダイアログ）
目的 勝つこと 共通の基盤を探すこと
前提
正しい答えがあるはずだ。
それは自分の答えだ
誰もが良いアイディアを持っているはずだ。
それらを持ち寄れば、良い解決案が見出せ
るだろう
態度
戦闘的：参加者は、相手が間違っている
ことを証明しようとする
協力的：参加者は、共通の理解を目指して
協力する
聞き方
相手の欠点を探しながら、そして反論を
組み立てながら、相手の話を聞く
理解しよう、意義を見出そう、同意しよう
として相手の話を聞く
評価 相手の立場を批判する すべての立場を再調査
自説の扱い 相手の見解に反対し、自説を主張する
相手の考え方を取り入れれば自分の考えも
改善できると認める
香取一昭、大川恒「ホールシステム・アプローチ」

25. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
FML
リーダー マネージャー ファシリテーター
HOW WHYWHAT
組織の方向性を決める。組織が
存在する意味（ミッション）、
組織が目指す目標（ビジョン）
とそこに至る道筋（戦略）を指
し示す。
目標を達成するための具体的な
計画を作り、組織が持つ資源の
配分や構造を決める。また、進
捗管理を行い、その過程を振り
返り業務の質を高める。
堀公俊：ファシリテーション入門より編集
コミュニケーションの場をつく
り、人と人をつないでチームの
力を引き出し、多様な人々の思
いをまとめていく。メンバーの
主体性を育み、優れたコンセン
サスを生み出していく。

26. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
4つのタイプの教育者像（津村・石田, 2012）
F
ファシリテーター
C
コンサルタント
P
教授者
I
インストラクター・教示者
参加・対話型教育
伝達・指示型教育
プロセス志向
心理・関係的
過程尊重
コンテント志
向
成果・結果尊重
学習者が主体的に学ぶ教
育プログラムづくりや学
習環境づくりを行い、学
習者の可能性を共に探る
とともに実現することが
可能な人材
企業のマネージャー、
コンサルタント
学校教師、教育研修の講
師
レクリエーションや野外
教育のインストラクター

27. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
ミニ演習
２人１組になってください。

28. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
ミニ演習
２人１組になってください。
というテーマで、2分間話し合ってください。

29. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.

30. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
：
津村俊充：人間関係における「プロセス」を再考する ―G.Weinstein, E.H.Schein & W.B.Reddyのプロセスの視点より―

31. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
自らの行動の意味を考え、
自ら何がその場で起きているかを
感じ取り、さらに良い場にするためには
どのように振る舞えばよいのか考えて
行動する。

32. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.

33. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
私たちが目を背けて、
対話できていないことはなんだろうか？

34. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
私たちが対話をし続けていく
問いはなんだろうか。
・ファシリテーター役を決める。
・チームで話し合いを行う。（30分）
・チームでの結論を導く。（話し合いの過程でも可）
チームが与えられた課題を達成し、同時にチームメンバーがある
程度満足できるように、チームをファシリテーションすること。

35. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.

36. ©Niigata Association of Nonprofits . All Rights Reserved.
・ふりかえりの進行のファシリテーター役を決める。
・演習のファシリテーターは、達成度とその点数をつけ
た理由を共有する。（1分）
・メンバーは、チームの達成度とその点数をつけた理由
を共有する。（4分）
・以降は、ふりかえりシートに記入した、各メンバーが
感じたことを共有し合う。（10分）
・最後に、自分がファシリテーター役をする時に心がけ
ることを話し合って、ふりかえりシートに記入する。
（5分）