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Qlik Tips: 実践！ExcelDataの抽出と加工.pptx
- 1. Yuki Suzuki Senior Solution Architect, Qlik Qlik Tips 実践！Excelデータの抽出と加工 2023年7月25日
- 3. 3 3 3 3 3 3 だからといってExcel を加工すると… Qlik Sense データ 準備 シート 作成 分析 行数が変わると対応 が必要 データが更新される たび加工 手作業なのでミスも 発生しがち 効率よくデータを分析できな い 極力Qlik Senseの データ準備機能で加工
- 7. 7 7 7 7 7 7 Excelシートの加工例① 見出し行 ロードスクリプトでの加工 LOAD [F1] AS [部門], [F2] AS [月度], [F3] AS [予算金額], [受注 金額] AS [受注金額], [見込 金額] AS [見込金額], [失注 金額] AS [失注金額], [F7] AS [達成率] FROM [lib://Webセミナー:DataFiles/予実対比表.xlsx] (ooxml, embedded labels, header is 3 lines, table is 予実); 最初に不要 な行がある 01 見出しが改 行されてい る 03 見出し行が 複数行ある 02
- 9. 9 9 9 9 9 9 不要な行が 混在してい る 04 Excelシートの加工例① 不要な行の混在 ロードスクリプトでの加工 LOAD [F1] AS [部門], [F2] AS [月度], [F3] AS [予算金額], [受注 金額] AS [受注金額], [見込 金額] AS [見込金額], [失注 金額] AS [失注金額], [F7] AS [達成率] FROM [lib://Webセミナー:DataFiles/予実対比表.xlsx] (ooxml, embedded labels, header is 3 lines, table is 予実) WHERE [F2] >= '1月'; ※注：ロードスクリプト上では、この時点では変換前のExcelデータからのロードなので、 ２つ目の項目名は「F2」 ロードスクリプトではWhere句を使用します。
- 10. 10 10 10 10 10 10 Excelシートの加工例① グループヘッダー If(len(F1)>0,F1,Peek(部門)) AS 部門, Peek: 最後にロードした値を返す 部門の文字数が0より大きい（何か入ってる）場合は F1の値を部門とし、 それ以外（何も入っていない）場合は、 最後にロードした部門の値を部門とする Peek https://help.qlik.com/ja-JP/cloud-services/Subsystems/Hub/Content/Sense_Hub/Scripting/use-inter-record-functions.htm#anchor-1 グループ単 位のヘッ ダー 05 ロードスクリプトでの加工 グループの最初の行にしか値が設定されていない場合に、空白行にも同じ値を補完します。 セルが結合されている場合、実際にExcelシートで値の入っている列にのみ値が格納されます
- 11. 11 11 11 11 11 11 値が改行 されている 06 Excelシートの加工例① 改行された値の分割 Left(部門,FindOneOf(部門, chr(13) & chr(10))-1) as 部門コード, mid(部門,FindOneOf(部門, chr(13) & chr(10))+1,len(部門)- FindOneOf(部門, chr(13) & chr(10))) as 部門名, chr(13) & chr(10) : 改行マーク FindOneOf(x,y): x の中に y の文字が何番目にあるかを返す 部門の値の左から改行マークの１文字前までの文字列を部門コードとす る 部門の値の、改行マークの１文字後から、部門の文字数から改行マーク までの文字数を引いた文字を部門名とする ※注：今回のデータ例では部門コードの文字数が4桁で共通なので、 FindOneOfを使用せず固定の文字数を指定してもOK FindOneOf https://help.qlik.com/ja-JP/cloud-services/Subsystems/Hub/Content/Sense_Hub/Scripting/StringFunctions/FindOneOf.htm ロードスクリプトでの加工（データマネージャーの分割では不可）
- 12. 12 12 12 12 12 12 先行ロードを使おう Load Left(部門,FindOneOf(部門, chr(13) & chr(10))-1) as 部門コード, mid(部門,FindOneOf(部門, chr(13) & chr(10))+1,len(部門)-FindOneOf(部門, chr(13) & chr(10))) as 部門名, *; Load If(len(F1)>0,F1,Peek(部門)) AS 部門, [F2] AS [月度], [F3] AS [予算金額], [受注 金額] AS [受注金額], [見込 金額] AS [見込金額], [失注 金額] AS [失注金額], [F7] AS [達成率] FROM [lib://Webセミナー:DataFiles/予実対比表.xlsx] (ooxml, embedded labels, header is 3 lines, table is 予実) WHERE [F2] >= '1月'; 先行ロードで複数の連続した変換を定義できます。スクリプトは、最下部から順番に、上に向かって 実行されます。 Resident を使用しても同じ結果を得られますが、ほとんどの場合、先行ロードの方が時間がかかりま せん。 先行ロードでは変換した項目をその上のロードでそのまま使用できます。先行ロードはいくつでも重 ねることができます。 欠損を補完した「部門」 をそのまま使用できる ※注：下記の場合は先行ロードが使えません • Order_by 節を使用して、LOAD ステートメ ントを処理する前にレコードをソートしたい 場合。 • 以下のプレフィックスのいずれかを使用した い場合 Crosstable Join
- 16. 16 16 16 16 16 16 CROSSTABLE (月度,金額,1) LOAD [部門名], [1月], [2月], [3月], [4月], [5月], [6月], [7月], [8月], [9月], [10月], [11月], [12月] FROM [lib://Webセミナー:DataFiles/ピボット.xlsx] (ooxml, embedded labels, header is 1 lines, table is 部門別); クロス集計 07 Excelシートの加工例② クロス集計 ロードスクリプトでの加工 ロードスクリプトではCrossTableを使用します。 CrossTable(x,y,z) で、前から z 個の項目をキーとして、それ以降を縦持ちに変換し、 属性項目名を x 、値項目名を y として変換します。
- 17. 17 17 17 17 17 17 Excelシートの加工例③ 不要な列を含むクロス集 計 不要な列を 含むクロス 集計 08 不要な列を含むクロス集計となっている表を加工して取り込みます。 不要な列 不要な列
- 20. 20 20 20 20 20 20 Excelシートの加工例⑤ 横軸がグループのクロス 集計 横軸がグルー プのクロス集 計 09 ロードスクリプトで、キー項目と、同じ横軸の列のみそれぞれ読み込み、後で Joinします。 部門名と各案件金額のみCrossTableでロードします。 部門名と各予算金額のみCrossTableでロードします。 ふたつめのテーブルをひとつめのテーブルにJoinしま す。 ふたつめのテーブルをDropします。 部門名 月度 案件金額 部門名 月度 予算金額 部門名 月度 案件金額 予算金額
- 21. 21 21 21 21 21 21 [月別予実]: CROSSTABLE ([月度],[案件金額],1) LOAD [部門名], [案件金額] AS [1月], [案件金額1] AS [2月], [案件金額2] AS [3月], [案件金額3] AS [4月], [案件金額4] AS [5月], [案件金額5] AS [6月], [案件金額6] AS [7月], [案件金額7] AS [8月], [案件金額8] AS [9月], [案件金額9] AS [10月], [案件金額10] AS [11月], [案件金額11] AS [12月] FROM [lib://Webセミナー:DataFiles/月別予実.xlsx] (ooxml, embedded labels, header is 1 lines, table is 月別 予実); 予算金額: CROSSTABLE ([月度],[予算金額],1) LOAD [部門名], [予算金額] AS [1月], [予算金額1] AS [2月], [予算金額2] AS [3月], [予算金額3] AS [4月], [予算金額4] AS [5月], [予算金額5] AS [6月], [予算金額6] AS [7月], [予算金額7] AS [8月], [予算金額8] AS [9月], [予算金額9] AS [10月], [予算金額10] AS [11月], [予算金額11] AS [12月] FROM [lib://Webセミナー:DataFiles/月別予実.xlsx] (ooxml, embedded labels, header is 1 lines, table is 月別 予実); Join(月別予実) Load * resident 予算金額; Drop tables 予算金額; Excelシートの加工例⑤ 横軸がグループのクロス 集計 横軸がグルー プのクロス集 計 09 同じ名前の項目には自 動で連番が付きます。 月名に変更します。 不要になったテーブ ルを削除します。 部門名と月度で Joinされます
- 22. 22 22 22 22 22 22 Excelシートの抽出① ファイルが増えていく ファイルが増 えていく 10 １ 月 度 売上1月 .xlsx 売上2月 .xlsx 売上3月 .xlsx 売上4月 .xlsx [売上]: LOAD ～省略～ ： ： FROM [lib://Webセミナー:DataFiles/売上*.xlsx] (ooxml, embedded labels, header is 1 lines, table is 月別売上); 同じ接続先（フォルダ）にある、同じレイアウト、シート名のファイルであれ ば、 ファイル名をワイルドカードで指定することで、まとめて複数ファイルの取り 込みが可能です。 「売上」で始まり、拡張子が「xlsx」のファイルを すべて ロードします。
- 23. 23 23 23 23 23 23 Excelシートの抽出② シートが増えていく シートが増え ていく 11 １ 月 度 Set M = 1; Do while M < Month(Today()) [売上]: LOAD ～省略～ ： ： FROM [lib://Webセミナー:DataFiles/地域別.xlsx] (ooxml, embedded labels, table is [売上$(M)月]); Let M = M+1; Loop 例えば月別にシートが増えていく Excel ファイルの場合、シート名を変えなが らロードを繰り返す必要があります。 Mに１を足して次の ループを行います。 Mが１から前月ま での回数繰り返し ます。 シート名は変数を 使用して指定して います。 繰り返し回数を変数に指定しています。この 例ではシート名は[売上$(M)月]としており、 繰り返しに伴い、売上1月、売上2月と変化 していきます。
- 24. 24 24 24 24 24 24 Q＆A # 質問 回答 1 2種類のデータを使ってアプリ作成をしようと思っていますが、年 月の持ち方が、2023/06 と 202306 となっているので、どの ようにアプリ上で統一させたらいいですか？ 日付型の項目の「表示形式」をそろえたい場合はDate()関数を使用します。文字 列として読み込まれているもののデータ型を「日付型」に変換したい場合は Date#()関数を使用します。 実装に関する質問への回答に関しては、実際のデータと実現されたいことのイ メージを明確にする必要がありますので、コミュニティの方に可能であればサン プルデータ、サンプルアプリとともに質問いただいた方がいいかと思います。 https://community.qlik.com/t5/Japan/gh-p/japan-group 2 非常に初歩で恐縮ですが、データカタログについて質問です。 スペースにアップロードした日毎のCSVデータを月ごとに整理し たいのですが、スペース内でフォルダを作るようなことはできな いのでしょうか？ 残念ながらスペース内にフォルダ構造を作成することはできません。 3 一度クロス集計解除を設定したら、月度でファイルが増えていく 場合でも同じように読み込みますか？ 同じレイアウトのファイルであり、ファイル名がワイルドカードを使って指定さ れておりファイルが読み込み対象となるのであれば、同じようにピボット解除さ れて読み込みます。 4 Excelファイルの「シートが増えていく」場合の対処法について Loop処理を記述されていたかと思います。この場合、Excelのシー トは、どのシートから順番に（優先して）読み込まれるのでしょ うか？（例：一番左に配置しているシートから順番に読み込まれ るなど） Webinarでは、シート名にワイルドカードを使用して複数シートをまとめて取り 込むと誤ったご説明をしましたが、実際は変数を使用してシート名の指定を変更 しながら読み込む必要があります。公開資料と動画は修正しています。
- 25. Thank you ！