1. 12N1099 藤森 亘
ブロードエーカー・シティとレヴィット
タウンの比較と考察

2. はじめに
ブロードエーカー・シティとは？

3. ブロードエーカー・シティ
ブロードエーカー・シティとはフランク・ロイド・ラ
イトが1920年代後半田園と都市が融合した新しい民主
主義の社会の形を詳細な模型とともに提案したもので
あり、現在の都市の拒否として設計したものである。
ブロードエーカー・シティの模型

4. フランク・ロイド・ライト
(1867年6月8日 - 1959年4月9日)
アメリカの建築家。近代建築の三大巨匠と言われる。
ブロードエーカー・シティを詳細な模型とともに提案し
た。彼はブロードエーカー・シティを大変重要なテーマ
としてとらえておりブロードエーカー・シティに関する
本を3回出版している。

5. ブロードエーカー・シティの詳細
典型的な通りの様子。空はヘリコプターが飛んでおり手前は自動車が
走っている。

6. 自動車とヘリコプター
通常とは異なったデザインをしている。
動力は後方の動力源から大きな車輪に伝わる。
自動車のために道幅が大きくとられている。
ブロードエーカー・シティを飛ぶヘリコプターの
デザイン。現代のヘリコプターとは異なったデザ
インをしていることが伺える。

7. ブロードエーカー・シティの建物
小農場の様子。複合の農業建築となっており組み立てられたプレ
ハブのユニットとしてできている。フランク・ロイド・ライトは
ブロードエーカーシティにおいて農業を重要視しており真に有機
的な社会である農耕社会を民主主義と呼んだ。

8. ガソリンステーション
ガソリンステーションの様子。それまでのガソリンステーションはた
だ道に給油所がおいてあるだけであったがブロードエーカー・シティ
の案においてはステーションとして作られ、現在と同じシステムが使
用されている。

9. その他の施設
小住宅
モーテル

10. レヴィット・タウン
レヴィットタウンとは戦後アメリカ郊外の典型的な中流家庭向けの住宅が多
く建てられてる郊外の街のことである。英国の田園都市の姿をイメージとし
ている郊外住宅地であり緑の芝生の庭と住宅が一体化しているのが特徴であ
るといえる。

11. レヴィットタウンの航空写真
航空写真を見るとわかるように街が整然と並んでいるのが特徴である。

12. 街並み
写真を見ると分かるように同じ建物がずっと建てられていることが
分かる。

13. この状態を批判したのがルイス・マンフォードである。
彼は家が同じ形で同じ間隔で並んでおり同じ階級の人
が住んでいるという点を批判した。
ルイス・マンフォード

14. 2つの街の比較
左 ブロードエーカー・シティ
右 レヴィットタウン

15. 共通点
・郊外に存在しているという点
・自動車のため道路が広いという点
相違点
・ブロードエーカー・シティは模型だけだがレヴィット・
タウンは実在する。
・レヴィット・タウンは住宅だけだがブロードエーカー・
シティは住宅以外にもアミューズメント施設も考えてる。

16. 考察
ブロードエーカー・シティとレヴィット・タウンはど
ちらも自然を取り入れているという点はいい点である
と感じる。けれどもレヴィット・タウンは人口的な自
然というイメージがする

17. 写真を見ると分かるが自然が建築物のために作られて
いるというイメージがする。

18. 一方、ブロードエーカー・シティは自然を第一に考えて作
られたような感じがする。これはフランク・ロイド・ラ
イトの有機性に基づくものであるのではないかと感じる。

19. また、ブロード・エーカー・シティはレヴィット・
タウンとは異なり街が動きのようなものを感じる。
そのため、住んでみたいということを感じるのはブ
ロード・エーカー・シティのほうだと個人的には感
じる。
ブロード・エーカー・シティはSFの映画のような
設定だが実現してみるとまた新たな発見があるので
はないかと感じた。
感想

20. 出典
Broadacre City Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Broadacre_City
ライト50年記念事業
http://www.wright50years.com/haifu-shiryou--mokuji/1-burodoekashitino-mokei
Levit town Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Levittown,_New_York
米国における住みたくなる街のデザインと管理を探る
http://www.machinami.or.jp/contents/summary/pdf/inspection2008.pdf