地下鉄の中ではGPSの電波が届かないため、位置情報を利用したスマートフォンアプリを作るのが困難でした。今いる場所を調べたり、到着予定時刻を調べたりといったことが、スマホ単体では出来なかったのです。今回私は、スマホの気圧センサを使うだけで、地下鉄のどの駅に止まっているのか、どの区間を走っているのかを推定する仕組みを開発しました。アプリを起動してしばらくすると、どの路線のどの位置を走っているのかが画面に表示され、駅での停車や発車に合わせて切り替わっていきます。今回は、デモも交えながら、このアプリの仕組みを紹介します。