七度捕われ、七度許された孟獲の帰順
- 2. 第 67 集 七擒孟獲(孟獲七回の釈放をへて、ついに帰順)2009.10.3 更新
―「3 時間で~」第 70 話参照
チャプター① 解説「孔明は孟獲を五度捕らえ五度放した後、三江城を占領。この危機に際し孟
獲の妻・祝融夫人は...」~
チャプター② 兀突骨と藤甲軍を盤蛇谷におびき寄せる蜀将・魏延~
チャプター③ 解説「建興三年の秋、帰還の途についた孔明が瀘水の辺に着くと、突如、雨雲が
厚く垂れこめ、狂風が起こり...」~
チャプター④ 完全に帰順した孟獲をはじめとする南蛮人たち、孔明のもとに集まる~
~喜んで踊りまくる南蛮人たち。それを見て笑う孔明と孟獲。
本第 67 集のあらすじは以下の通り(1→5):
1既に五度も釈放されている孟獲に、妻の祝融夫人が見かねて自ら出馬。蜀将の張嶷・馬忠と一
騎打ちをし、見事彼らを生け捕りにした。
美しく且つ格好よく戦う祝融夫人
しかし、その後の戦いで孔明の策にかかり、今度は自分が生け捕りにされ、人質交換によって
帰陣する。
2妻・祝融の敵討ちのため孟獲は、八納洞主・木鹿大王に援軍を頼む。木鹿大王は白象にまたが
り猛獣を操って戦うため、蜀兵たちも勘が狂い、敗退する。
←オッカナイ虎が吼えまくる
- 5. 5孟獲との戦いで散々苦汁を舐めさせられた蜀将・魏延は、捕まえた孟獲を煮殺してやろうと図
る。 孔明の命を受けた馬謖に助けられ、
が、 妻や弟と共に遠方へ落ち延びようとするところを、
やはり孔明の命を受けた馬岱に、食糧の差し入れを送られる。これに対し、さすがの孟獲も心
が動き、ついに帰順する。
「七擒七縦(七度捕らえて、七度放す)」とは言うものの、こうして見ていくと、1の祝融夫人の
一騎打ちや 2の木鹿大王による猛獣攻撃の直後には孟獲は捕まっておらず、したがって「七擒」
の対象から外されている。もし、これらの戦いもカウントされたら、孔明と孟獲は一体何度戦っ
たことになるのだろう?
半分フィクションとは言え、気の長い中国人の戦いぶりには驚愕してしまう。
ここまで来るの
に長い道のりだ
った。
(見ている方も疲
れるよ~!)