75.Romance of the Three Kingdoms
- 2. 第 75 集 六出祁山(孔明、最後の北征に出る)2009.10.28 更新
―「3 時間で~」第 78 話参照
チャプター① 亡き劉備の像に向って拝礼し、魏を討つことを誓う孔明~
チャプター② 孔明、「渭水に九本の浮橋を架けた仲達に対抗する策」を諸将にさずける~
チャプター③ 渭水戦で敗退し落胆する孔明、呉の孫権に魏を討つ要請書を書く~
チャプター④ 仲達が篭城するなか、自軍の兵糧運搬の便を図るため、兵糧運搬車・木牛流馬を
考案する孔明~
チャプター⑤ 魏の木牛流馬+兵糧が、蜀軍に奪われたと聞き怒る仲達、ただちに取り戻すよう
命じる~
~孔明、「仲達を上方谷で焼き討ちにする手はず」を諸将に命じる。
本第 75 集のあらすじは以下の通り(1→5):
1劉備の廟に詣で、北征成就を祈願した孔明のもと、関興(関羽の息子)の訃報が入る。孔明はこ
れを聞き、涙にくれるが、気を取り直し、34 万の大軍を率いて再度、祁山に向う(第六次北征開
始)。
2これに対し仲達も 40 万の大軍を率い、先ず渭水の南岸に本営をおくと同時に北岸にも城を築き、
その間を行き来できるよう、九本の浮橋を渭水に架ける。また魏の食料基地である北原(渭水北
岸)にも砦を設け、蜀軍の襲撃に備えた。こうして万全の備えを整えた仲達に対し、孔明は「ま
ず、北原を襲って魏軍を北原に釘付けにし、その隙を突いて九本の浮橋を焼き払い、南岸にあ
る魏の本営を孤立化。直後に本営に大攻撃をかける」という作戦を考えた。
3しかし、これは仲達にすべて読まれ、蜀軍は大敗を喫する。
魏軍との戦いに敗れ、惨め
な状態で帰陣する馬岱(中)
と魏延(右)そして蜀兵たち
(後方)
- 3. 蜀軍敗北で、前途の希望を失い、
頭を抱える孔明
孔明は窮余の策として呉の孫権に使者を送り、呉による魏討伐を依頼。孫権がそれを承知した
ため、魏は蜀と呉に挟み撃ちされる形となり、あせった仲達は、早く勝負をつけて蜀国境から
引き揚げようと部下に偽の投降をさせる。が、それは孔明によまれ、逆に利用されて、今度は
魏軍の方が敗戦の憂き目に遭う。
4蜀道の険しさにより、兵糧の運搬が滞り、慢性的な兵糧不足に悩む蜀軍。その問題を打開する
ため、孔明は兵糧運搬車・木牛流馬を考案。ところが、蜀軍がこの木牛流馬で兵糧を運搬して
いるとの噂が魏陣営にも伝わり、仲達は、早速これを盗み出す。そして大工に命じて同じよう
なものを作らせ、自軍の兵糧輸送に用いる。孔明は今度、この魏の木牛流馬を襲って奪い、魏
軍が取り戻しに来ると、木牛流馬の中にある仕掛けを用いて動けなくし、魏軍を立ち往生させ、
魏の木牛流馬+兵糧を奪い取ることに成功。と同時に仲達を追い詰め、あと少しで虜にすると
ころまで迫った。
5これに懲りた仲達、本営に篭もって守りに徹し、打って出ない。
仲達の兜を手に入れた蜀軍は、
仲達の目の前で、兜をボールに
見立て、サッカー遊び
しかし、忍耐強い仲達は、この
屈辱をも忍んで、篭城を続ける