TwilioJP-UG大阪＆AWScean合同勉強会 2016-02-27

1. ノンEC2のススメ
2016年2月27日
cloudpack 河村敏貴

2. 自己紹介
河村敏貴
・アイレット株式会社cloudpack事業部
・インフラエンジニア見習い
・元業務系アプリエンジニア
・運用メイン・構築少々
https://www.facebook.com/kawamurats

3. 本日お話したいこと
元開発エンジニアがインフラエンジニアに
転向して感じたこと

4. アジェンダ
• ノンEC2？
• Lambdaとは
• EC2とLambda

5. ノンEC2？

6. どういうこと？

7. EC2使うのやめましょー

8. なんで？

9. EC2は運用負荷が高い

10. 鳴り響くアラート
◆死活監視
◆CPUアラート
◆メモリアラート
◆ロードアベレージ
◆ディスクアラート
etc

11. 大 変

12. なぜ運用負荷が高い？

13. EC2は柔軟すぎる

14. ごった煮

15. ごった煮
• 障害が発生しやすい
• 障害時の切り分けが困難
• スケールアウトできない
• 可用性低い

16. PaaS
使いましょー

17. EC2
PaaS

18. PaaSのいいところ
• 手軽に開始できる
• 目的に特化された機能
• インフラの管理が不要
• 運用が考慮された便利な機能

19. PaaSの困るところ
• 学習コスト
• 制限色々
• サービス特有の癖をつかむ必要がある
• 障害の際に調査できる限界がある

20. メリット ＞ デメリット

21. 運用負荷軽減
&&
可用性向上

22. PaaS
使いましょー

23. etc
Lambda
SES
RDS
API Gateway
PaaS

24. etc
Lambda
SES
RDS
API Gateway
PaaS

25. Lambdaとは

26. Lambdaとは
• コードをAWS上で実行できるプラットフォーム
• リソースの柔軟な割当（メモリ：128MB〜1536MB）
• 自動的にスケーリング
• イベントドリブンで実行可能
• 100ミリ秒単位の課金

28. ということは？

29. インフラの管理
が不要

30. インフラエンジニアも
不要

31. コードに集中

32. 使うしかない！

33. EC2とLambda

34. EC2とLambdaの比較
具体例としてS3に配置された画像の変換処理につ
いてEC2とLambdaそれぞれで実行する時の構築か
ら運用までを比較してみます

35. 構成
EC2 Lambda

36. EC2の場合（構築時）
EC2
サーバ準備
初期設定
ミドルウェア導入
プログラム開発
監視設定
パッケージ更新
ロケール設定
不要サービス停止
ユーザー管理
死活監視
CPU監視
メモリ監視
ディスク
ロードアベレージ
ログ監視

37. Lambdaの場合（構築時）
Lambda
サーバ準備
初期設定
ミドルウェア導入
プログラム開発
監視設定
実行回数監視
エラー回数監視
ログ監視

38. EC2の場合（運用時）
プログラムバグ
監視アラート
脆弱性対応
EC2

39. Lambdaの場合（運用時）
プログラムバグ
監視アラート
脆弱性対応 AWSにて対応
Lambda

40. 構築・運用時の作業ボリューム
EC2 > Lambda

41. とはいえ
Lambdaも万能ではない

42. Lambdaの制約
• 開発言語の制約（node.js,java,python)
• スペックの制限
• 実行時間の制限
• VPC対応無し ←(今月から対応）
参照 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/lambda/latest/dg/limits.html

43. それでも
Lambda使いましょー

44. インフラエンジニアに心
の平安を