2014年前半の
AWSアップデート
荒木靖宏(@ar1)
自己紹介
• 名前
– 荒木 靖宏(twitter: ar1)
• 肩書
– JAWS-UG→AWSへ
– プリンシパルソリューション
アーキテクト
• 好きなAWSサービス
– Amazon Virtual Private
Cloud
– AWS Direct Connect
前回のおさらい
• 2013年のAWSアップ
デート280個のうち、反
響がおおきかったもの
を10個ピックアップしま
した。=3.5%
• Amazon Redshift
• AWS OpsWorks
• VPC PublicIP
• CloudFront HTTP Methods
• AWS CLI
• CloudFormation並列化
• リージョン間コピー多数
• PostgreSQL版RDS
• オートスケールのコンソール対応
2014年のサービスアップデート
• (2013年12月:17個)
• 1月:5個
• 2月:8個
• 3月:24個
• 4月:30個
• 5月:43個
• 6月:24個 (6月26日現在)
2014年のお楽しみとさせていただいたもの
• Amazon Workspaces
• Amazon Kinesis
• Amazon AppStream
• I2 instance
Amazon WorkspacesがEUリージョンで利用可能に
• 3回のアップデート
• Workspacesを利用可能なリージョン
- 米国東部(バージニア北部)
- 米国西部(オレゴン)
- EU (アイルランド)
- オーストラリア(シドニー)
Amazon Kinesis パブリックベータ開始!
•CORS (Cross-Origin Resource Sharing)もサポート
• ブラウザで実行されるJavaScriptから直接 Amazon Kinesisにデータを
おくことができる。
Amazon AppStream
• 11回のアップデートあり
– 自動化されたバージョン
– Macクライアントのサポート
– ゲームコントローラーをサポート。 また、キーボードやタッチイ
ベント用の拡張された入力マッピングモデルも提供。
– スタートガイドの単純化 - ドキュメントとパッケージングモデル
を改善し、最初のアプリケーションをすぐに実行できるように
– エラーメッセージ、ログの改善
– YUV444カラー
インスタンスタイプ I2 が利用可能に
インスタンスタイプ毎のスペックおよびオンデマンド料金(東京リージョン)
注目度ナンバーワン
S3が66%安くなりました!
1月に6%下げ
4月に65%下げ
2014年の注目アップデート10紹介
レイヤを段々上にあげていきます。
中国(北京)リージョン
2014年初頭からリミテッドプレビューとしてユーザーを限定して
スタート
• 中国用の別のAWSアカウントを作成する必要がある。
• Direct Connect、Cloudfront、Route53が利用不可
Amazon VPCでVPCピアリング(VPC間接続)が可能に
• 同じAWSリージョン内のVPCの間にVPCピ
アリング接続を作成可能
• 同リージョンであれば別のアカウントとも
ピアリング接続可能
• VPCは最大50までの1対1のピアリング接続
を同じリージョン内の他のVPCと持つこと
が可能
• 将来的にはリージョンをまたいだピアリン
グ接続も計画中
2014/03/26 http://bit.ly/1e7nkAM
Elastic Load Balancerのアクセスログを保存可能に
• 以下を設定可能
– Amazon S3のバケット名
– ログファイルに使用されるプレフィックス
– ログをS3に送信する間隔(5分か60分を指定可能)
• ログは設定したIntervalを過ぎるか、ログの量が一定量
を超えた場合にS3に送信される。
• ログは1リクエスト1行の形式で12のフィールドを含む
• Request Processing Time、Backend Processing Time
、Response Processing Timeのフィールドを使って、
どこで時間がかかっているのか確認可能
ELBにConnection Draining機能が追加
• インスタンスをサービスから注意深く取り除くことが出来るよう
に
• ロードバランサからインスタンスを外す際、設定したタイムアウ
トの間は、処理中のリクエストがある場合、待ってくれるように
2014/03/20 http://bit.ly/1gE1QLw
新EBSボリューム(gp2)登場
• SSDベースの新たなEBSボリュームタイプ
• ベースパフォーマンスとして1GBあたり3IOPSを保証
 100GBのボリュームの場合300IOPS、500GBなら1500IOPSとなる
• 最大3000IOPSまでバースト可能
 システムの起動ボリュームや、短期的に読み書きが集中する場合に適する
 バースト可能時間はI/O Creditの残高とベースパフォーマンスに依存(後述)
• シンプルな料金体系
 1GBあたり1ヶ月0.12ドル(東京リージョン)
 IOPSあたりの課金やI/Oリクエストへの課金が無く、容量ベースの課金のみ
参考資料:http://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/EBSVolumeTypes.html
IOPSとI/O Credit残高の関係
IOPS I/O Credit
残高
初期状態で
I/O Credit残高は
5,400,000
I/O Creditが残っ
ている間はバース
ト。3000IOPS出る
バースト中はI/O
Creditの残高を取
り崩す形となる
残高が0になると
バーストは終了
残高が0になるとI/O
性能もベースパフォー
マンスに戻る
I/O負荷がベースパ
フォーマンスを下回る
とCreditが貯金される
再び高負荷が発生す
ると、I/O Creditの残高
に応じてバースト
分
ベースパフォーマンス
(gp2 500GB時)
Amazon S3 でバージョン管理されたオブジェクトもLifecycle管理が可能に
• バージョン管理を有効にしたS3バ
ケットに、Lifecycleルールを適用
することができるように
• 例えば、最新バージョンのオブジ
ェクトをS3に保持しつつ、古いバ
ージョンはGlacierに移行するとい
ったことをすることが可能
2014/05/20 http://bit.ly/1gUmZbv
Amazon CloudSearch 大幅アップデート
• 新機能
– フィールドタイプ - オリジナルのフィールドタイプに加えて、単一または複数(配列
)のdate、double、integer、text、literalをインデックス化および検索することが出来
るように。位置情報(latlon)もインデックス化および検索可能。
– 他言語対応 - CloudSearchは日本語を含む33の異なる言語を語幹解釈とテキスト分
析も含めて、処理できるように。
– 強化された検索 - CloudSearchに次の新しい検索機能を追加
• 近接検索 (Proximity Search)
• 項目ブースト (Term Boosting)
• 全てのフィールドタイプでの範囲検索(Range Searching)
• 全一致のクエリ (Match-All Queries)
• 複数の設定可能なクエリパーサー (シンプルで構造かされたLuceneおよびDisMax)
• 部分検索結果 (Partial Search Results)
2014/03/24 http://bit.ly/1puPIBS
DynamoDBをオートスケールできるDynamic
DynamoDB
•CloudFormationテンプレートから簡単に利用可能
•上限と下限のしきい値を設定して、読み込みと書き込みのス
ループットキャパシティーのスケーリングをそれぞれ別々に
設定可能
•各値に対して、最小値と最大値を設定可能
•circuit-breakerをサポート
ElasticBeanstalkのDockerサポート
• ElasticBeanstalkで任意のDockerコンテナを実行可能に
– Dockerコンテナとして構築できれば任意のDistribution・任意の
言語で構築した実行環境をElasticBeanstalkにデプロイ出来る
• さらに、下記のような運用が可能
– ローカルのコンテナ上でコードを開発&テスト
– 同じコンテナをElasticBeanstalk上の本番環境にデプロイ
meets
AWS Console Mobile Appが複数IDをサポート
• 一人で複数のAWSアカウントを管理可
能に
• サポートサービス
– Amazon EC2、 Elastic Load Balancing、
Amazon S3、Amazon Relational
Database Service、 Route 53 Hosted
Zones、 Auto Scaling、 AWS OpsWorks
、 CloudWatch、 Service Health
Dashboard
無料でAWSを30分で試せるようになりました
新しいビデオとLabでAWSについて無料で勉強!
• 新しいAWSの導入ビデオ "Introduction to AWS” を公開
• Introduction to Amazon Simple Storage Service (S3)
• Introduction to Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)
• Introduction to AWS Identity and Access Management (IAM)
• Introduction to Amazon Relational Database Service (RDS)
• Introduction to Amazon Elastic Block Store (EBS)
• Introduction to Elastic Load Balancing
• Introduction to Amazon Elastic MapReduce
• Introduction to AWS Elastic Beanstalk
• http://bit.ly/1fWUARd
AWSの様々なサービス
お客様のアプリケーション
認証
AWS IAM
モニタリング
Amazon
CloudWatch
Web管理画面
Management
Console
デプロイと自動化
AWS Elastic
Beanstalk
AWS CloudFromation
IDEプラグイン
Eclipse
Visual Studio
ライブラリ & SDKs
Java, PHP, .NET,
Python, Ruby
Development &
Administration
AWS グローバルインフラ
Geographical Regions, Availability Zones, Points of PresenceAZRegion
ネットワーク & ルーティング
Amazon VPC / Amazon Elastic Load Balancer / Amazon Route 53 /AWS Direct Connect
Infrastructure
Service
コンピュータ処理
Amazon EC2
Auto Scale
ストレージ
Amazon S3
Amazon EBS
Amazon Glacier
AWS StorageGateway
データベース
Amazon RDS
Amazon DynamoDB
Amazon SimpleDB
Amazon RedShift
コンテンツ配信
Amazon CloudFront
メッセージ
Amazon SNS
Amazon SQS
Amazon SES
分散処理
Elastic MapReduce
Amazon Kineis
検索エンジン
Amazon Cloud Search
キャッシング
Amazon Elasticache
ワークフロー管理
Amazon SWF
Application
Service
EBSの暗号化サポート
• EC2インスタンスからデータが離れる際に暗号化される
• サポートEC2
– M3、C3、R3、CR1、G2、I2

20140628 AWSの2014前半のアップデートまとめ

Editor's Notes

  • #6 魅力的な新メニューのおしらせ 2014
  • #26 Need to insert AWS Storage Gateway?