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AWS で構築する SAP NetWeaver
可用性と災害対策
2019 年 9 月
ベリタステクノロジーズ合同会社
テクノロジーセールス本部
テクニカルホワイトペーパー
2
免責事項
ベリタステクノロジーズ合同会社は、この文書の著作権を留保します。 また、記載された内容の無謬性を保証し
ません。Veritas InfoScale は将来に渡って仕様を変更する可能性を常に含み、これらは予告なく行われること
もあります。なお、当ドキュメントの内容は参考資料として、読者の責任において管理/配布されるようお願いいた
します。
3
目次
免責事項 ........................................................................................................................................................................ 2
1. はじめに .................................................................................................................................................................. 4
本書の目的 .................................................................................................................................................................................. 4
本書の対象 .................................................................................................................................................................................. 4
2. VERITAS INFOSCALE の紹介 ............................................................................................................................ 5
VERITAS INFOSCALE の構成例 ............................................................................................................................................... 6
VERITAS INFOSCALE のレプリケーション................................................................................................................................ 7
VERITAS INFOSCALE のフレキシブルストレージシェアリング ................................................................................................ 7
アベイラビリティゾーン間で FSS または VVR を使用する際の考慮事項 ............................................................................. 7
SAP NETWEAVER 対応の INFOSCALE エージェント .......................................................................................................... 8
SAP ライブラリおよび VERITAS コネクタスクリプトによる INFOSCALE と SAP NETWEAVER の統合................................ 8
INFOSCALE の AWS IP エージェント............................................................................................................................................ 9
INFOSCALE の AWS ROUTE53 エージェント............................................................................................................................. 9
3. AWS 上の SAP NETWEAVER でサポートされるユースケース .............................................................................. 9
AWS へすべての SAP インスタンスを構成する場合.............................................................................................................10
複数のアベイラビリティーゾーンで構成された SAP アプリケーションインスタンス.................................................................11
INFOSCALE エージェントを使用した SAP WEB DISPATCHER HA..........................................................................................12
オンプレミスの SAP から AWS へのフェールオーバー (DR)......................................................................................................14
オンプレミスと AWS 間での DR の設定..................................................................................................................................15
AWS リージョン間をフェールオーバーする SAP.........................................................................................................................17
4. AWS における SAP インスタンスの最適化 ..........................................................................................................17
5. サンプル構成.........................................................................................................................................................18
4
オンプレミスの INFOSCALE の構成例 .......................................................................................................................................18
AWS における INFOSCALE の構成のサンプル ........................................................................................................................28
6. リファレンス............................................................................................................................................................42
更新履歴
バージョン 日付 変更 著者
1.00 2019.7 本書を作成 マシュー・イー
1. はじめに
本書の目的
このドキュメントは、Veritas InfoScale™Enterprise を用いて Amazon Web Service (AWS) 上の SAP
NetWeaver ワークロードに高可用性を実装するためのガイドラインを提供します。このドキュメントは、標準の SAP
ドキュメントまたは AWS ドキュメントを置き換えるものではありません。基本的な AWS における SAP の可用性に
ついては AWS のドキュメントを参照してください。また、AWS に SAP ソリューションをインストールする場合は、それ
ぞれの SAP の標準 SAP ドキュメントとノートを参照してください。
本書の対象
次のユーザーを対象としています。
開発、テスト、トレーニング、サンドボックス、デモンストレーション、またはプロダクションのために AWS に小規模な
SAP システムをデプロイされる方
高可用性と災害復旧のために SAP NetWeaver ベースの製品を監視および管理したい方
AWS に精通しており、AWS 上のシステムで Veritas InfoScale Enterprise を使用した Veritas InfoScale
Enterprise を使用し SAP の可用性を管理したい SAP Basis および SAP 実装コンサルタント
5
2. VERITAS INFOSCALE の紹介
Veritas InfoScale は、Windows や RHEL 等の主要な OS と VMware や MS Hyper-V 等の仮想化テクノロ
ジー上で動作すると同時に、AWS インスタンス上での動作も保証します。一方、AWS は複数のアベイラビリティ
ーゾーン(AZ)を跨いで、データのコピー等を行うことにより、独自の可用性を提供します。しかし、AWS が提供す
るこれらの可用性はインスタンス内側の障害を認識しません。つまり、SAP アプリケーションの障害までカバーする
可用性が必要であれば、インスタンス内に InfoScale のようなクラスタソリューションが必要になります。
SAP 環境の可用性を維持する場合、次のコンポーネントの単一障害点を排除し、保護する必要があります。
•データベースインスタンス
•セントラルサービスインスタンス
•エンキューレプリケーションサーバー
アプリケーションが停止した場合、AWS はインスタンスを再起動するか再デプロイする必要があります。これらの実
施には多くの時間を要するため、目標復旧時間(RTO)を満たせない可能性があります。また、複数の SAP
アプリケーションサーバーがシステム内に構成されている場合、一部の障害がシステム全体の停止に波及しないよう
に、個別のオペレーター介入が必要になります。
顧客は通常、OS 固有のカスタムスクリプトや監視ツールを使用してアプリケーションを監視します。InfoScale は、
SAP や Oracle 向けに開発された監視エージェントを使用する事で、そのような複雑な実装を簡素化します。イン
テリジェントなフェイルオーバー機能により、顧客は待機ノードの数を減らして AWS 内のインスタンス数を最適化で
きます。また、InfoScale のディザスターリカバリー(DR)ソリューションは、AWS のリージョンを跨いで実装でき、
本番業務に影響を与えない DR テストも提供します。
InfoScale は、次のエージェントを使用してこれらのソリューションを提供します。
•AWSIP
•AWSRoute53
•SAPNW
•SAPComponents
6
Veritas InfoScale の構成例
次の図は Veritas InfoScale を使用して作成されたさまざまな可用性のシステム構成を示しています。
図 1 – InfoScale の構成タイプ
SAP エコシステム向けの InfoScale の機能
InfoScale は次の HA および DR 機能により、SAP エコシステムの管理に適しています。
•SAPの監視やリカバリーの自動化により、障害時のアプリケーションのダウンタイムを最小限に抑え、ビジネスの継
続性を向上
•オンプレミスからAWSへのフェールオーバーのサポート
•開発、テスト、または実稼働環境向けの費用対効果の高いフェールオーバー構成によるサーバー使用率の最適
化
•AWS上で稼働するSAPワークロードのコスト最適化、目標復旧時点(RPO)、目標復旧時間(RTO)要件
の順守
•災害復旧(DR)のサポート。これには以下が含まれます。
o オンプレミスから AWS への切り替え
o 災害時に高可用性を達成するための AWS 向けの新しいエージェントのサポート
o サポートされているオンプレミスの SAP エージェントは AWS でもこれまでと同等の付加価値を提供します。
オンプレミスと同様の実装方針方法
AWS のインスタンス間でデータを共有するための独自のフレキシブルストレージシェアリング(FSS)
AWS リージョンまたはオンプレミスと AWS のデータレプリケーションのためのボリュームレプリケーター(VVR)
7
Veritas InfoScale のレプリケーション
VVR は VxVM の堅牢性、使いやすさ、高性能性やパフォーマンスの利点を享受するとともに、現在の VxVM の
構成をアプリケーションにほとんど影響なく透過的にレプリケーションします。
VVR は、ソースボリュームに対するアプリケーションの書き込みを任意の距離にある 1 つ以上のリモートの拠点にレ
プリケーションします。リモートサイトではアプリケーションデータの一貫したコピーを提供し、本番サイトで災害が発生
した場合は、レプリケーション済みデータを使ってビジネスアプリケーションを起動します。通常、本番拠点でアプリケ
ーションが実行されているシステムはプライマリシステムと呼ばれ、レプリケーションターゲットのシステムはセカンダリシ
ステム(もしくは待機系)と呼ばれます。プライマリシステムのボリュームは、セカンダリシステムのボリュームと最初
に同期する必要があります。 VVR とネットワークを使用してプライマリロケーションとリモートロケーション間のアプリケ
ーションデータを同期します。
Veritas InfoScale のフレキシブルストレージシェアリング
InfoScale のフレキシブルストレージシェアリング(FSS)機能を使用すると、分散型の高可用性ファイルシステム
を実現できます。FSS はパフォーマンスや可用性を犠牲にすることなく、ダイレクトアタッチストレージ(DAS)のポテン
シャルを最大限に引き出します。このテクノロジーは従来のストレージエリアネットワーク(SAN)環境の 20%未
満のコストで最大 4 倍のパフォーマンスを発揮します。さらに、FSS は DAS のみの環境に限定されません。AWS
の EBS ボリュームとの組み合わせでも使用することができます。詳細は Veritas FSS のデータシートを参照してくだ
さい。
アベイラビリティゾーン間で FSS または VVR を使用する際の考慮事項
•AZ 間で FSS または VVR を使用する場合は、次の点を考慮してください。FSS はアプリケーションが両方の AZ
のデータに同時にアクセスできるアクティブ/アクティブなアプリケーションで使用できます。 VVR では同期および非
同期のレプリケーションが可能ですが、それぞれの AZ からアサインした EBS へのアクティブ/アクティブな同時アクセ
スはできません。
•FSS または VVR の同期レプリケーションを使用する場合、データを他の AZ にミラーリングまたは同期する必要が
あるため、アプリケーションのスループットはネットワークの性能に依存します。
•ある程度の RPO を維持しながら、高いスループットが必要なアプリケーションの場合、ベリタスは VVR の非同期
レプリケーションの使用を推奨します。
•従来の SAN ストレージ環境とは異なり、EBS ボリュームなどの Amazon ブロックストレージは一度に 1 つの EC2
インスタンスにのみ接続できます。AWS で FSS を使用することにより複数のクラスター内のノードで実行されている
アプリケーションに共有ストレージ環境を提供できます。
•VVR は AWS のリージョン間のレプリケーションに使用できます。
AWS 環境に FSS をデプロイしてより良いパフォーマンスを実現するためのベストプラクティスのいくつかは次のとおり
です。
•インスタンスで Amazon Elastic Network Adapter(ENA)の拡張ネットワーキングを有効にして FSS のデータ
複製が低レイテンシになるようにスループットと秒間パケット数(PPS)を改善します。詳細は AWS のネットワーキン
グについて Amazon のドキュメントを参照してください。
8
•EBS に最適化されたインスタンスを選択して Amazon EBS の I/O とインスタンスからの別のネットワークトラフィッ
クの競合を最小限に抑えて EBS ボリュームの最高のパフォーマンスを実現します。EBS の最適化インスタンスの詳
細については、Amazon のドキュメントを参照してください。
SAP NETWEAVER 対応の InfoScale エージェント
InfoScale のエージェントは、Oracle や SAP などの代表的なエンタープライズアプリケーションのリソースを監視しま
す。リソースのステータスを決定し、外部イベントに従ってそれらを開始または停止します。 SAP NetWeaver 対応
の InfoScale エージェント(以降、SAPNW エージェントと記述)はクラスタ環境下で SAP NetWeaver の起
動・停止・監視・リカバリーを行います。エージェントは SAP インスタンスをオンライン、モニター、オフラインにします。
エージェントはシステムプロセスとサーバーの状態を監視し、予期せぬ障害が発生した場合にフェイルオーバーを行い
ます。
SAP NetWeaver エージェントは、次の SAP インスタンスタイプをサポートしています。
•セントラルサービスインスタンス(ASCS)
•アプリケーションサーバーインスタンス(プライマリアプリケーションサーバーと追加のアプリケーションサーバー)
•エンキューレプリケーションサーバーインスタンス(ERS)
エージェントは、次のタイプの SAP システムをサポートします。
•ABAP
•Java
•アドイン(ABAP + Java)
SAP ライブラリおよび VERITAS コネクタスクリプトによる InfoScale と SAP NetWeaver の統合
SAP NetWeaverエージェントにより、InfoScale をSAP NetWeaver 7.xおよびSAP Kernel 7.20 DCKと統合で
きます。この目的で SAP のライブラリ(saphascriptco.so)とVeritas のクラスタコネクタスクリプト
(sap_symc_cluster_connector)を使用します。この統合で SAP sapstartsrvコンポーネントはSAPインスタン
スのステータス変更をInfoScaleへ通達することが可能となります。
※ InfoScale の統合は、SAP NetWeaver 7.xおよびSAP Kernel 7.20 DCK以降でのみサポートされます。
典型的な InfoScale クラスターでは、SAP 管理者が SAP クライアントを使用して SAP インスタンスのステータスを
変更すると、sapcontrol や startsap など、次のイベントが発生します。
•管理者が SAP インスタンスを停止すると、InfoScale は障害を検出し、クリーン操作を実行します。
•管理者が SAP インスタンスを起動すると、InfoScale はインスタンスがその制御外でオンラインになったことを検
出します。
9
sapstartsrv と InfoScale 間の通信を有効にする必要があります。これにより、割り当てられた SAP インスタンス
を開始または停止したときに、sapstartsrv が InfoScale に通知できるようになります。 これにより InfoScale は
SAP インスタンスの正しいステータスを検出します。
InfoScale の AWS IP エージェント
InfoScale は AWS IP エージェントを提供します。これにより AWS の次のネットワークリソースを監視および管理で
きます。
•Private IP:Private IP はネットワークデバイスが相互に通信するために使用するプライベートアドレスです。
•Elastic IP:Elastic IP は、ダイナミッククラウドコンピューティング用に設計された静的 IPv4 アドレスであり、AWS
アカウントに関連付けられています。
•Overlay IP:AWS ではトラフィックを、サブネットまたは AZ が属している仮想プライベートネットワーク(VPC)
の EC2 インスタンスにリダイレクトできます。Overlay IP を使用するとクラスターノードが複数のサブネットまたは AZ
に分散している場合、クラスターノード間で IP アドレスをリダイレクトすることでフェールオーバーを実現します。
詳細については、InfoScale のドキュメントを参照してください。
InfoScale の AWS Route53 エージェント
Amazon Route 53 は可用性が高くスケーラブルなドメインネームシステム(DNS)サービスです。 InfoScale は、
ホスト名と IP アドレス間のマッピングを更新および監視する AWS Route53 エージェントを提供します。エージェン
トはサブネット間でノードをフェールオーバーするときに Amazon Route 53 ドメインのマッピングを行います。ホストゾ
ーンを作成すると、Amazon Route 53 はゾーンのネームサーバー(NS)レコードと Start of Authority(SOA)
レコードを自動的に作成します。フェイルオーバー中に Amazon Route 53 ドメインでリソースレコードを動的に追加
および削除する必要がある場合は、AWS Route53 エージェントを使用する必要があります。エージェントは、フェー
ルオーバー中に新しいリソースレコードマッピングで DNS を更新し、クライアントがアプリケーションのフェールオーバーイ
ンスタンスに接続できるようにします。なお、AWSRoute53 エージェントを使用したくない場合は、DNS レコードを
管理するためにレガシーDNS エージェントを使用できます。
3. AWS 上の SAP NETWEAVER でサポートされるユースケース
InfoScale は次のシナリオで SAP NetWeaver ベースのアプリケーションインスタンスを監視および制御できます。
•AWS へすべての SAP インスタンスを構成する場合
•複数のアベイラビリティーゾーンで構成する SAP アプリケーションインスタンス
•InfoScale エージェントを使用した SAP Web Dispatcher HA 構成
•SAP インスタンスのオンプレミスから AWS へのフェールオーバー(DR)
•クロスリージョンで構成する SAP on AWS
10
AWS へすべての SAP インスタンスを構成する場合
このユースケースでは、2 つの EC2 インスタンスがそれぞれ SAP スタンドアロンエンキューサーバーと SAP エンキュー複
製サーバー用に構成されています。 SAP セントラルサービスインスタンス(メッセージまたはエンキュー)に障害が発
生すると、SAPNW エージェントはレプリケーションサーバーに切り替えます。
※ フェイルオーバーシナリオは SAP の高可用性認定ガイドラインに従って機能します。
InfoScale SAPNW エージェントはエンキューサーバーおよびエンキューレプリケーションサーバーの以下のフェイルオーバ
ーシナリオを実現します。
1 つのアベイラビリティーゾーン内で構成された SAP アプリケーションインスタンスの場合
仮想ホスト名を使用して SAP Central Service インスタンスをインストールおよび構成し、仮想ホスト名が他のす
べての SAP インスタンスホストから解決できることを確認します。
このユースケースでは、エンキューサーバーとエンキュー複製サーバーのインスタンスは同じ AZ に存在します。エンキュー
またはレプリケーションパラメータを TRUE(enque / server / replication = true)に設定すると、すべてのエン
キューロックがエンキューサーバーにレプリケートされ、レプリケーションサーバーで使用可能になります。エンキューサーバ
ーのインスタンスが失敗するか、利用できなくなると、SAPNW エージェントは障害を検出し、エンキューサーバーのエ
ンキューレプリケーションサーバーノードへのフェイルオーバーを自動的にトリガします。結果、エンキューレプリケーション
サーバーはエンキューサーバーに変換されます。
図 2 - SAP ASCS インスタンスに障害が発生 図 3 - フェールオーバー後にエンキューレプリケーションサーバー
がエンキューサーバーに変換される
障害がクリアされ、フェールバックが完了すると、エンキューレプリケーションサーバーはエンキュー サーバーからエンキュー
ロックのレプリケートを開始します。
11
複数のアベイラビリティーゾーンで構成された SAP アプリケーションインスタンス
このユースケースでは SAP エンキューおよび SAP エンキューレプリケーションインスタンスは、最初にアベイラビリティ
ーゾーン 1 で実行されます。SAP ダイアログと SAP データベースインスタンスは 同じ AZ 内にあるか、複数の
AZ に分散されています。
図 4 – FSS でディスクストレージをアクティブ/アクティブで同期させた複数のアベイラビリティーゾーンの SAP フェールオーバー
SAP エンキューサーバーに障害が発生すると、SAPNW エージェントは自動的にエンキューレプリケーションサーバーに
フェイルオーバーさせ、レプリケートされたエンキューロックをエンキューレプリケーションサーバーからロードします。この場
合、InfoScale の AWS IP および IP エージェントは仮想 IP のフェールオーバーを行います。
図 5 – 複数の AZ での エンキューサーバーのフェールオーバーが完了
次の図はエンキューレプリケーションサーバーがアクティブで、エンキュートランザクションロックがアベイラビリティゾーン 2
にレプリケートされていることを示しています。
12
図 6 - AZ2 にレプリケートされたエンキュートランザクションロック
障害が発生した状態がクリアされ、以前のエンキュー (ASCS) サーバーでメンテナンスが完了したら、前のエンキュー
サーバーでエンキュー レプリケーション サーバーを再起動できます。SAPNW および SAPComponents エージェントを
使用して、エンキュートランザクションロックを失うことなく、AZ 間でエンキューレプリケーションインスタンスを切り替え
ることができます。InfoScale は、SAP データベースおよび SAP ダイアログインスタンスの単一障害点を排除しま
す。詳細については、InfoScale のマニュアル「Cluster Server Agent for SAP NetWeaver Installation and
Configuration Guide」をご覧ください。
InfoScale エージェントを使用した SAP WEB Dispatcher HA
SAPComponents エージェントと AWS Route53 エージェントは連携して AZ 全体で SAP Web ディスパッチャー
インスタンスを監視および制御します。このユースケースでは SAP Web ディスパッチャーはエラスティック IP ではなく
プライベート IP で設定および管理されます。仮想 IP は異なる AZ で同じホスト名にカスタマイズされます。
SAP Web ディスパッチャーが AZ で使用できなくなった場合、SAPComponents エージェントは同じ仮想ホスト名
を使用して別の AZ にフェールオーバーします。このシナリオではクライアントは AZ 間で同じホスト名で接続すること
ができ、これは AWS Route53 エージェントによって管理されます。
次の図は複数の AZ にまたがる一般的な SAP の構成パターンです。SAP Web ディスパッチャーインスタンスはア
ベイラビリティーゾーン 1 でアクティブであり、アベイラビリティーゾーン 2 ではスタンバイです。
13
図 7 - 複数の AZ にまたがる SAP 構成
次の図は SAPComponents エージェントが障害を検出し、インスタンスを別の AZ にフェールオーバーする準備が
できていることを示しています。
図 8 – SAP Web ディスパッチャーのフェールオーバー
次の図は SAP Web ディスパッチャーがアベイラビリティーゾーン 2 にフェールオーバーしたことを示しています。AWS
Route53 エージェントはフェールオーバーポリシーに従い、Web ディスパッチャーホスト名の DNS レコードを変更しま
す。これにより、Web ベースのクライアントの接続が容易になります。
14
図 9 – AWS Route53 エージェントのフェールオーバー
オンプレミスの SAP から AWS へのフェールオーバー (DR)
このユースケースは、すべての SAP アプリケーションインスタンスをプライマリサイトとしてオンプレミスに構成していま
す。 sapmnt、トランス、データベース・データ・ボリューム、ログ・ボリュームなどの共有ディスクコンポーネントは
InfoScale CFS で構成されます。VVR はサイト間でのデータのレプリケーションを管理します。AWS (セカンダリサイ
ト) では、ストレージボリュームは Amazon EBS に割り当てられ、冗長化を実現するために FSS を使用していま
す。次の図は VVR によるオンプレミスと AWS の間のレプリケーションを使った DR のシナリオを示しています。
図 10 – 本番サイトから AWS への DR を実現するためのプリケーション
15
プライマリサイトで障害が発生すると、すべての SAP アプリケーションインスタンスとデータベースインスタンスが AWS
にフェイルオーバーされます。尚、障害発生時でなくても、手動で AWS に切り替えることも可能です。AWS IP お
よび AWS Route53 エージェントは AWS で仮想 IP と仮想ホスト名を管理します。次の図はフェールオーバー後の
環境を示しています。
図 11 – DR フェールオーバー後の AZ での起動
オンプレミスと AWS 間での DR の設定
オンプレミス サイトと AWS 間で DR 環境を構成する為のステップは、以下のようになります。
1. オンプレミスと AWS を接続する VPN を構成します。
2. クラスタを構成する全てのシステムに Veritas InfoScale をインストールしてセットアップします。具体的な
手順については、Veritas InfoScale のインストールガイドを参照してください。
3. SAP の推奨する LUN を割り当て、VxVM および VxFS のコマンドを使用して CFS ディスクグループとボリ
ュームを作成します。
4. SAP のデータ領域様に次のファイルシステムをオンプレ上の稼働系システムでマウントします。
/sapmnt/<SID>
/usr/sap/trans
/usr/sap/<SID>/ASCSxx
/usr/sap/<SID>/ERSxx
/usr/sap/<SID>/DVEBMGSxx
/usr/sap/<SID>/Dxx
具体的な手順については SORT にある次の Veritas の以下のドキュメントも参照してください。
• Storage Foundation Cluster File System High Availability 設定およびアップグレードガイド
• Storage Foundation Cluster File System High Availability 管理者ガイド
16
• Storage Foundation and High Availability 設定およびアップグレードガイド
• Veritas InfoScale ディザスタリカバリー実装ガイド
5. オンプレミスのシステムに SAP 関連コンポーネントをインストールしてセットアップします。ERP、CRM、
SCM、SRM などの SAP アプリケーションを実行できる事を確認します。SAP NetWeaver の導入時に
は、次のように仮想ホスト名を使用して高可用性オプションを選択する必要があります。
SAPINST_USE_HOSTNAME=<virtual_host_name>
個々のインスタンスが異なるホスト名で構成されていることを確認し、仮想ホスト名を用いることを確認します。
AWS で同様の SAP 環境を作成する場合は、SAP のドキュメントを参照してください。
6. オンプレミスと AWS 間のレプリケーションを構成します。データセンターから AWS までのレプリケーションに必
要なすべてのポートが有効になっていることを確認します。具体的な手順については、Veritas InfoScale
Replication Administrator's Guide を参照してください。
7. 次のような次の環境を準備します。
a. Amazon EC2 インスタンスを作成します。
b. 必要な SSD または標準の Amazon EBS ボリュームを接続します。
c. VxVM と VxFS および FSS コマンドを使用してディスク・グループとボリュームを構成します。
d. 異なる EC2 インスタンスの EBS ボリューム間のデータ共有のために FSS を設定します。
e. すべての SAP 共有ボリュームと SAP データベースボリュームをマウントします。
具体的な手順については Storage Foundation Cluster File System High Availability 管理者ガイド を参
照してください。ベリタスは、AWS で SAP NetWeaver の設定を確認するために次の EBS ボリュームタイプをテス
トしています。
• gp2 (SSD)
• Standard (magnetic disks)
※ FSS はすべての EBS ボリュームタイプをサポートします。
17
8. SAP アプリケーションインスタンス、AWS IP エージェント、および AWS Route53 エージェントの InfoScale
クラスターサービスグループとリソースを設定します。16 ページの「構成のサンプル」を参照してください。
9. 最初はオンプレミスのデータセンターで SAP に関連するコンポーネント全体をオンラインにします。
10. 初期データ同期が完了し、VVR が AWS (セカンダリサイト) にデータのレプリケートを開始したことを確認
します。
AWS リージョン間をフェールオーバーする SAP
AWS の異なるリージョンを跨ってのフェールオーバーシナリオは、オンプレミスと AWS の間のフェールオーバーシナリオと
同等です。したがって、AWS リージョン間でのフェールオーバーを同様に設定し、データのレプリケーションと冗長化に
VVR を使用することもできます。これによりアクティブなサイト (リージョン) で障害が発生した場合に、より優れた
RPO と RTO を実現できます。引き続き FSS を使用して AWS リージョン内のストレージを管理します。
4. AWS における SAP インスタンスの最適化
AWS では開発、テスト、運用にわたって SAP インスタンスを作成および最適化できます。SAP アプリケーションイ
ンスタンスの停止が発生した場合、InfoScale はクライアント接続を中断することなく、指定された SAP システム
でインスタンスをフェールオーバーします。これにより AWS で障害や SAP インスタンスが停止した場合の TCO が削
減されます。
次の図は、SAP の本番アプリケーションインスタンスが失敗した場合、InfoScale で障害発生したインスタンスを
検出し、その特定のインスタンスを開発またはテストサーバーに移動することを示しています。
図 12 - SAP のバックアップインスタンスへのフェールオーバー
アクティブインスタンス
スタンバイインスタンス
技術的には開発インスタンスまたはテストインスタンスは、フェールオーバーまたはスイッチオーバー可能ですが、開発
インスタンスまたはテストインスタンスは本番インスタンスノードに移動できないようにする必要があります。
18
5. サンプル構成
このセクションでは SAP アプリケーションでオンプレミスと AWS 間の災害復旧 (DR) を提供する InfoScale の構
成例を示します。各構成には、SAP アプリケーションインスタンス、AWS IP エージェント、および AWS Route53 エ
ージェントのサービスグループとリソースが含まれます。
オンプレミスの InfoScale の構成例
下記はオンプレミスの InfoScale の構成ファイル(main.cf)のサンプルです。このユースケースでは、通常時すべての
SAP 関連のコンポーネントがオンプレミス (プライマリサイト)の2台のホストで稼働します。
include "OracleASMTypes.cf"
include "types.cf"
include "CFSTypes.cf"
include "CRSResource.cf"
include "CSSD.cf"
include "CVMTypes.cf"
include "Db2udbTypes.cf"
include "MultiPrivNIC.cf"
include "OracleTypes.cf"
include "PrivNIC.cf"
include "SAPNWTypes.cf"
include "SybaseTypes.cf"
cluster sapaws_onprem (
UserNames = { admin = aPQiPKpMQlQQoYQkPN }
ClusterAddress = "10.209.58.229"
Administrators = { admin }
HacliUserLevel = COMMANDROOT
)
remotecluster sapawsclus (
ClusterAddress = "10.239.2.75"
ConnectTimeout = 3000
19
SocketTimeout = 3000
)
heartbeat Icmp (
ClusterList = { sapawsclus }
Arguments @sapawsclus = { "10.239.2.75" }
)
system saprhe7 (
)
system saprhel27 (
)
group ClusterService (
SystemList = { saprhel27 = 0, saprhe7 = 1 }
AutoStartList = { saprhel27, saprhe7 }
ClusterFailOverPolicy = Manual
OnlineRetryLimit = 3
OnlineRetryInterval = 120
)
Application wac (
StartProgram = "/opt/VRTSvcs/bin/wacstart"
StopProgram = "/opt/VRTSvcs/bin/wacstop"
MonitorProcesses = { "/opt/VRTSvcs/bin/wac" }
RestartLimit = 3
)
IP webip (
Device = ens192
Address = "10.209.58.229"
NetMask = "255.255.252.0"
)
NIC csgnic (
Device = ens192
)
20
wac requires webip
webip requires csgnic
group Oracle_Database (
SystemList = { saprhe7 = 1, saprhel27 = 0 }
ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 }
ClusterFailOverPolicy = Manual
)
IP IP (
Critical = 0
Device = ens192
Address = "10.209.58.226"
NetMask = "255.255.252.0"
)
Mount SAP_DB_Mount (
Critical = 0
MountPoint = "/oracle"
BlockDevice = "/dev/vx/dsk/sapdbdg/sapdbdg_vol"
FSType = vxfs
MountOpt = rw FsckOpt = "-y"
)
NIC NIC (
Enabled = 0 Device = ens192
)
Netlsnr Listener (
Critical = 0
Owner = oraqas
Home = "/oracle/QAS/121"
)
Oracle Oracle_resource (
Critical = 0
21
Sid = QAS
Owner = oraqas
Home = "/oracle/QAS/121"
)
requires group RVG_Owner_SG online local firm
IP requires NIC
Listener requires Oracle_resource
Oracle_resource requires IP
Oracle_resource requires SAP_DB_Mount
group RVG_Owner_SG (
SystemList = { saprhel27 = 0, saprhe7 = 1 }
)
IP LogOwner_IP_1 (
Device = ens192
Address = "10.209.58.225"
NetMask = "255.255.252.0"
)
NIC NIC_1 (
Device = ens192
)
requires group RVGgroup online local firm
LogOwner_IP_1 requires NIC_1
group RVGgroup (
SystemList = { saprhel27 = 0, saprhe7 = 1 }
Parallel = 1
AutoStartList = { saprhel27, saprhe7 }
)
CVMVolDg DB_DiskGroup (
Critical = 0
22
CVMDiskGroup = sapdbdg
CVMVolume = { sapdbdg_vol, sapsrl_vol }
CVMActivation = sw
)
RVGShared data_rvg (
Critical = 0
RVG = sapdbrvg
DiskGroup = sapdbdg
)
requires group cvm online local firm
data_rvg requires DB_DiskGroup
group cvm (
SystemList = { saprhel27 = 0, saprhe7 = 1 }
AutoFailOver = 0
Parallel = 1
AutoStartList = { saprhel27, saprhe7 }
)
CFSMount sapmnt_res (
Critical = 0
MountPoint = "/sapmnt"
BlockDevice = "/dev/vx/dsk/sapmntdg/sapmntdg_vol"
MountOpt = rw
)
CFSfsckd vxfsckd (
)
CVMCluster cvm_clus (
CVMClustName = sapaws_onprem
CVMNodeId = { saprhel27 = 0, saprhe7 = 1 }
CVMTransport = gab
23
CVMTimeout = 200
)
CVMVolDg sapmntdg_res (
CVMDiskGroup = sapmntdg
CVMVolume = { sapmntdg_vol }
CVMActivation = sw
)
CVMVxconfigd cvm_vxconfigd (
Critical = 0
CVMVxconfigdArgs = { syslog }
)
ProcessOnOnly vxattachd (
Critical = 0
PathName = "/bin/sh"
Arguments = "- /usr/lib/vxvm/bin/vxattachd root"
RestartLimit = 3
)
cvm_clus requires cvm_vxconfigd
sapmnt_res requires sapmntdg_res
sapmnt_res requires vxfsckd
vxfsckd requires cvm_clus
group sap_aas_sg (
SystemList = { saprhel27 = 0, saprhe7 = 1 }
ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 }
ClusterFailOverPolicy = Manual
)
IP sap_aas_ip (
Device = ens192
Address = "10.209.58.228"
NetMask = "255.255.252.0"
24
)
NIC sap_aas_nic (
Device = ens192
)
SAPNW sap_aas_res (
Critical = 0
ResLogLevel = TRACE
InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_D02_qasdi"
SAPAdmin = qasadm
ProcMon = dw
EnvFile = "/home/qasadm/.login"
)
SAPNW sap_aas_sapstartsrv (
ResLogLevel = TRACE
InstType = SAPSTARTSRV
InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_D02_qasdi"
SAPAdmin = qasadm
ProcMon = sapstartsrv
EnvFile = "/home/qasadm/.login"
)
requires group Oracle_Database online global soft
sap_aas_ip requires sap_aas_nic
sap_aas_res requires sap_aas_sapstartsrv
sap_aas_sapstartsrv requires sap_aas_ip
group sap_ascs_sg (
SystemList = { saprhe7 = 0, saprhel27 = 1 }
ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 }
ClusterFailOverPolicy = Manual
PreOnline = 1
25
)
IP sap_ascs_ip (
Critical = 0
Device = ens192
Address = "10.209.58.222"
NetMask = "255.255.252.0"
)
NIC sap_ascs_nic (
Critical = 0
Device = ens192
)
SAPNW sap_ascs_res (
ResLogLevel = TRACE
InstType = ENQUEUE
InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_ASCS00_qasascs"
SAPAdmin = qasadm
ProcMon = "en ms"
EnvFile = "/home/qasadm/.login"
)
SAPNW sap_ascs_sapstartsrv ( Critical = 0
ResLogLevel = TRACE
InstType = SAPSTARTSRV
InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_ASCS00_qasascs"
SAPAdmin = qasadm
ProcMon = sapstartsrv
EnvFile = "/home/qasadm/.login" ToleranceLimit = 5
RestartLimit = 5
)
requires group cvm online local firm
sap_ascs_ip requires sap_ascs_nic
26
sap_ascs_res requires sap_ascs_sapstartsrv
sap_ascs_sapstartsrv requires sap_ascs_ip
group sap_ers_sg (
SystemList = { saprhe7 = 0, saprhel27 = 1 }
AutoStart = 0
ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 }
Authority = 1
ClusterFailOverPolicy = Manual
PreOnline = 1
AutoRestart = 0
)
IP sap_ers_ip (
Device = ens192
Address = "10.209.58.224"
NetMask = "255.255.252.0"
)
NIC sap_ers_nic (
Device = ens192
)
SAPNW sap_ers_res (
ResLogLevel = TRACE
InstType = ENQREP
InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_ERS10_qasers"
SAPAdmin = qasadm
EnqSrvResName = sap_ascs_res
ProcMon = er
EnvFile = "/home/qasadm/.login"
)
SAPNW sap_ers_sapstartsrv (
InstType = SAPSTARTSRV
27
InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_ERS10_qasers"
SAPAdmin = qasadm
ProcMon = sapstartsrv
EnvFile = "/home/qasadm/.login"
)
requires group cvm online local firm
sap_ers_ip requires sap_ers_nic
sap_ers_res requires sap_ers_sapstartsrv
sap_ers_sapstartsrv requires sap_ers_ip
group sap_pas_sg (
SystemList = { saprhe7 = 0, saprhel27 = 1 }
ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 }
ClusterFailOverPolicy = Manual
)
IP sap_pas_ip (
Critical = 0
Device = ens192
Address = "10.209.58.230"
NetMask = "255.255.252.0"
)
NIC sap_pas_nic (
Critical = 0
Device = ens192
)
SAPNW sap_pas_res (
ResLogLevel = TRACE
InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_DVEBMGS01_qaspas"
SAPAdmin = qasadm
ProcMon = dw
28
EnvFile = "/home/qasadm/.login"
)
SAPNW sap_pas_sapstartsrv (
Critical = 0
ResLogLevel = TRACE
InstType = SAPSTARTSRV
InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_DVEBMGS01_qaspas"
SAPAdmin = qasadm
ProcMon = sapstartsrv
EnvFile = "/home/qasadm/.login"
)
requires group Oracle_Database online global soft
sap_pas_ip requires sap_pas_nic
sap_pas_res requires sap_pas_sapstartsrv
sap_pas_sapstartsrv requires sap_pas_ip
AWS における InfoScale の構成のサンプル
下記は、AWS 側の InfoScale の構成ファイル(main.cf)のサンプルです。このユースケースでは、AWS 側に SAP
関連コンポーネントがフェイルオーバーした場合、6台のホストで分散して処理を行います。このように、オンプレと
AWS 側でクラスターを構成するホストの数が異なっても構いません。オンプレと AWS では、ホストの処理能力が
異なることが一般的なので、このような InfoScale の柔軟性が、顧客にとって大きなメリットになります。
include "types.cf"
include "CFSTypes.cf"
include "CRSResource.cf"
include "CSSD.cf"
include "CVMTypes.cf"
include "Db2udbTypes.cf"
include "MultiPrivNIC.cf"
include "OracleTypes.cf"
include "PrivNIC.cf"
include "SAPNWTypes.cf"
29
include "SybaseTypes.cf"
cluster sapawsclus (
UserNames = { admin = GPQiPKpMQlQQoYQkPN }
ClusterAddress = "10.239.2.75"
Administrators = { admin }
)
remotecluster sapaws_onprem (
ClusterAddress = "10.209.58.229"
ConnectTimeout = 3000
SocketTimeout = 3000
)
heartbeat Icmp (
ClusterList = { sapaws_onprem }
Arguments @sapaws_onprem = { "10.209.58.229" }
)
system ip-10-239-2-104 (
)
system ip-10-239-2-201 (
)
system ip-10-239-3-193 (
)
system ip-10-239-3-203 (
)
system ip-10-239-3-238 (
)
system ip-10-239-3-251 (
)
group ClusterService (
SystemList = {
ip-10-239-3-251 = 0,
30
ip-10-239-3-238 = 1,
ip-10-239-3-203 = 2,
ip-10-239-2-104 = 3,
ip-10-239-2-201 = 4,
ip-10-239-3-193 = 5
}
AutoStartList = {
ip-10-239-3-251,
ip-10-239-3-238,
ip-10-239-2-104,
ip-10-239-3-203,
ip-10-239-2-201,
ip-10-239-3-193
}
OnlineRetryLimit = 3
OnlineRetryInterval = 120
)
AWSIP awsgcoip (
PrivateIP = "10.239.2.75"
Device = eth0
AWSBinDir = "/usr/local/bin"
)
Application wac (
StartProgram = "/opt/VRTSvcs/bin/wacstart"
StopProgram = "/opt/VRTSvcs/bin/wacstop"
MonitorProcesses = { "/opt/VRTSvcs/bin/wac" }
RestartLimit = 3
)
IP webip (
Device = eth0
Address = "10.239.2.75"
31
NetMask = "255.255.254.0"
)
NIC csgnic (
Device = eth0
)
awsgcoip requires webip
wac requires webip
webip requires csgnic
group Oracle_Database (
SystemList = { ip-10-239-3-251 = 0, ip-10-239-3-238 = 1 }
AutoFailOver = 0
ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 }
Authority = 1
AutoStartList = { ip-10-239-3-238, ip-10-239-3-251 }
ClusterFailOverPolicy = Manual
AutoRestart = 0
)
AWSIP DB_AWS_IP (
PrivateIP = "10.239.2.72"
Device = eth0
AWSBinDir = "/usr/local/bin"
)
IP DB_IP (
Critical = 0
Device = eth0
Address = "10.239.2.72"
NetMask = "255.255.254.0"
)
Mount SAP_DB_Mount (
32
Critical = 0
MountPoint = "/oracle"
BlockDevice = "/dev/vx/dsk/sapdbdg/sapdbdg_vol"
FSType = vxfs
MountOpt = rw
FsckOpt = "-y"
)
NIC NIC (
Device = eth0
)
Netlsnr Listener (
Critical = 0
Owner = qasadm
Home = "/oracle/QAS/121"
)
Oracle Oracle_resource (
Critical = 0
Sid = QAS
Owner = oraqas
Home = "/oracle/QAS/121"
)
requires group RVG_Owner_SG online local firm
DB_AWS_IP requires NIC
DB_IP requires DB_AWS_IP
Listener requires Oracle_resource
Oracle_resource requires DB_IP
Oracle_resource requires SAP_DB_Mount
group RVG_Owner_SG (
SystemList = {
33
ip-10-239-3-251 = 0,
ip-10-239-3-238 = 1 }
AutoStartList = {
ip-10-239-3-251,
ip-10-239-3-238
}
)
AWSIP LogOwner_AWS_IP_1 (
PrivateIP = "10.239.2.76"
Device = eth0
AWSBinDir = "/usr/local/bin"
)
IP LogOwner_IP_1 (
Device = eth0
Address = "10.239.2.76"
NetMask = "255.255.254.0"
)
NIC NIC_1 (
Device = eth0
)
requires group RVGgroup online local firm
LogOwner_AWS_IP_1 requires NIC_1
LogOwner_IP_1 requires LogOwner_AWS_IP_1
group RVGgroup (
SystemList = { ip-10-239-3-251 = 0, ip-10-239-3-238 = 1 }
Parallel = 1
AutoStartList = { ip-10-239-3-251, ip-10-239-3-238 }
)
CVMVolDg DB_DiskGroup (
34
Critical = 0
CVMDiskGroup = sapdbdg
CVMActivation = sw
)
requires group cvm online local hard
group cvm (
SystemList = {
ip-10-239-3-251 = 0,
ip-10-239-3-238 = 1,
ip-10-239-2-104 = 2,
ip-10-239-3-203 = 3,
ip-10-239-2-201 = 4,
ip-10-239-3-193 = 5
}
AutoFailOver = 0
Parallel = 1
AutoStartList = {
ip-10-239-3-251,
ip-10-239-3-238,
ip-10-239-2-104,
ip-10-239-3-203,
ip-10-239-2-201,
ip-10-239-3-193
}
)
CFSMount sapmnt_res (
Critical = 0
MountPoint = "/sapmnt"
BlockDevice = "/dev/vx/dsk/sapmntdg/sapmntdg_vol"
35
MountOpt = rw
RestartLimit = 5
ToleranceLimit = 5
)
CFSfsckd vxfsckd (
)
CVMCluster cvm_clus (
CVMClustName = sapawsclus
CVMNodeId = {
ip-10-239-2-104 = 2,
ip-10-239-3-203 = 3,
ip-10-239-3-238 = 1,
ip-10-239-3-251 = 0,
ip-10-239-2-201 = 4,
ip-10-239-3-193 = 5
}
CVMTransport = gab
CVMTimeout = 200
)
CVMVolDg sapmnt_dg (
CVMDiskGroup = sapmntdg
CVMVolume = { sapmntdg_vol }
CVMActivation = sw
)
CVMVxconfigd cvm_vxconfigd (
Critical = 0
CVMVxconfigdArgs = { syslog }
)
ProcessOnOnly vxattachd (
Critical = 0
36
PathName = "/bin/sh"
Arguments = "- /usr/lib/vxvm/bin/vxattachd root"
RestartLimit = 3
)
cvm_clus requires cvm_vxconfigd
sapmnt_dg requires cvm_clus
sapmnt_res requires sapmnt_dg
sapmnt_res requires vxfsckd
vxfsckd requires cvm_clus
group sap_aas_sg (
SystemList = { ip-10-239-3-193 = 0, ip-10-239-3-238 = 1 }
ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 }
Authority = 1
ClusterFailOverPolicy = Manual
)
AWSIP AAS_AWS_IP (
Critical = 0
PrivateIP = "10.239.2.74"
Device = eth0
AWSBinDir = "/usr/local/bin"
)
IP sap_aas_ip (
Critical = 0 Device = eth0
Address = "10.239.2.74"
NetMask = "255.255.254.0"
)
NIC sap_aas_nic (
Device = eth0
)
37
SAPNW sap_aas_res (
Critical = 0
ResLogLevel = TRACE
EnvFile = "/home/qasadm/.login"
SAPAdmin = qasadm
InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_D02_qasdi"
ProcMon = dw
)
SAPNW sap_aas_sapstartsrv (
Critical = 0
ResLogLevel = TRACE
EnvFile = "/home/qasadm/.login"
SAPAdmin = qasadm
InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_D02_qasdi"
InstType = SAPSTARTSRV
ProcMon = sapstartsrv
RestartLimit = 5
)
requires group Oracle_Database online global soft
AAS_AWS_IP requires sap_aas_nic
sap_aas_ip requires AAS_AWS_IP
sap_aas_res requires sap_aas_sapstartsrv
sap_aas_sapstartsrv requires sap_aas_ip
group sap_ascs_sg (
SystemList = { ip-10-239-2-201 = 0, ip-10-239-3-203 = 1 }
ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 }
Authority = 1
ClusterFailOverPolicy = Manual
PreOnline = 1
38
)
AWSIP ASCS_AWS_IP (
Critical = 0
PrivateIP = "10.239.2.70"
Device = eth0
AWSBinDir = "/usr/local/bin"
)
IP sap_ascs_ip (
Critical = 0
Device = eth0
Address = "10.239.2.70"
NetMask = "255.255.254.0"
)
NIC sap_ascs_nic (
Critical = 0
Device = eth0
)
SAPNW sap_ascs_res (
ResLogLevel = TRACE
EnvFile = "/home/qasadm/.login"
SAPAdmin = qasadm
InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_ASCS00_qasascs"
InstType = ENQUEUE
ProcMon = "en ms"
)
SAPNW sap_ascs_sapstartsrv (
Critical = 0
ResLogLevel = TRACE
EnvFile = "/home/qasadm/.login"
SAPAdmin = qasadm
InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_ASCS00_qasascs"
39
InstType = SAPSTARTSRV
ProcMon = sapstartsrv
ToleranceLimit = 5
RestartLimit = 5
)
requires group cvm online local firm
sap_ascs_ip requires ASCS_AWS_IP
sap_ascs_ip requires sap_ascs_nic
sap_ascs_res requires sap_ascs_sapstartsrv
sap_ascs_sapstartsrv requires sap_ascs_ip
group sap_ers_sg (
SystemList = { ip-10-239-3-203 = 0, ip-10-239-2-201 = 1 }
AutoStart = 0
ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 } ClusterFailOverPolicy = Manual
PreOnline = 1
AutoRestart = 0
)
AWSIP ERS_AWS_IP (
Critical = 0
PrivateIP = "10.239.2.71"
Device = eth0
AWSBinDir = "/usr/local/bin"
)
IP sap_ers_ip (
Critical = 0
Device = eth0
Address = "10.239.2.71"
NetMask = "255.255.254.0"
)
40
NIC sap_ers_nic (
Device = eth0
)
SAPNW sap_ers_res (
ResLogLevel = TRACE
EnvFile = "/home/qasadm/.login"
SAPAdmin = qasadm
InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_ERS10_qasers"
InstType = ENQREP
ProcMon = er
EnqSrvResName = sap_ascs_res
)
SAPNW sap_ers_sapstartsrv (
EnvFile = "/home/qasadm/.login"
SAPAdmin = qasadm
InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_ERS10_qasers"
InstType = SAPSTARTSRV
ProcMon = sapstartsrv
)
requires group cvm online local firm
sap_ers_ip requires ERS_AWS_IP
sap_ers_ip requires sap_ers_nic
sap_ers_res requires sap_ers_sapstartsrv
sap_ers_sapstartsrv requires sap_ers_ip
group sap_pas_sg (
SystemList = { ip-10-239-2-104 = 0, ip-10-239-3-251 = 1 }
ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 } Authority = 1
ClusterFailOverPolicy = Manual
)
41
AWSIP PAS_AWS_IP (
Critical = 0
PrivateIP = "10.239.2.73"
Device = eth0
AWSBinDir = "/usr/local/bin"
)
IP sap_pas_ip (
Critical = 0
Device = eth0
Address = "10.239.2.73"
NetMask = "255.255.254.0"
)
NIC sap_pas_nic (
Critical = 0
Device = eth0
)
SAPNW sap_pas_res (
Critical = 0
ResLogLevel = TRACE
EnvFile = "/home/qasadm/.login"
SAPAdmin = qasadm
InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_DVEBMGS01_qaspas"
ProcMon = dw
)
SAPNW sap_pas_sapstartsrv (
Critical = 0
ResLogLevel = TRACE
EnvFile = "/home/qasadm/.login"
SAPAdmin = qasadm
InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_DVEBMGS01_qaspas"
InstType = SAPSTARTSRV
42
ProcMon = sapstartsrv
ToleranceLimit = 3
RestartLimit = 5
)
requires group Oracle_Database online global soft
sap_pas_ip requires PAS_AWS_IP
sap_pas_ip requires sap_pas_nic
sap_pas_res requires sap_pas_sapstartsrv
sap_pas_sapstartsrv requires sap_pas_ip
※ main.cf の記載につきましては”hacf -verify”コマンドを用いて構文のチェックを行うことを推奨します
6. リファレンス
Amzon のドキュメント:
https://aws.amazon.com/sap/
https://d0.awsstatic.com/enterprise-marketing/SAP/sap-on-aws-high-availability-guide.pdf
http://awsmedia.s3.amazonaws.com/sap_on_aws_implementation_guide_v2.1.pdf
ベリタスのドキュメント:
https://www.veritas.com/product/software-defined-storage/infoscale-enterprise
https://www.veritas.com/content/trial/en/us/veritas-infoscale-solutions.html
https://sort.veritas.com/documents/doc_details/vie/7.3/Linux/ProductGuides/
https://sort.veritas.com/agents/detail/6860
https://sort.veritas.com/agents/detail/7018
43
© 2019 Veritas Technologies LLC. All rights reserved. Veritas および Veritas のロゴは、米国およびその他の国における Veritas Technologies LLC またはその関連会社の商標ま
たは登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標である場合があります。
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■電話受付時間:10:00 ~ 12:00, 13:00 ~ 17:00 (土、日、祝日、年末年始を除く)
■電話番号:0120-99-3232 (IP 電話からは 03-4531-1799)

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  • 1. AWS で構築する SAP NetWeaver 可用性と災害対策 2019 年 9 月 ベリタステクノロジーズ合同会社 テクノロジーセールス本部 テクニカルホワイトペーパー
  • 2. 2 免責事項 ベリタステクノロジーズ合同会社は、この文書の著作権を留保します。 また、記載された内容の無謬性を保証し ません。Veritas InfoScale は将来に渡って仕様を変更する可能性を常に含み、これらは予告なく行われること もあります。なお、当ドキュメントの内容は参考資料として、読者の責任において管理/配布されるようお願いいた します。
  • 3. 3 目次 免責事項 ........................................................................................................................................................................ 2 1. はじめに .................................................................................................................................................................. 4 本書の目的 .................................................................................................................................................................................. 4 本書の対象 .................................................................................................................................................................................. 4 2. VERITAS INFOSCALE の紹介 ............................................................................................................................ 5 VERITAS INFOSCALE の構成例 ............................................................................................................................................... 6 VERITAS INFOSCALE のレプリケーション................................................................................................................................ 7 VERITAS INFOSCALE のフレキシブルストレージシェアリング ................................................................................................ 7 アベイラビリティゾーン間で FSS または VVR を使用する際の考慮事項 ............................................................................. 7 SAP NETWEAVER 対応の INFOSCALE エージェント .......................................................................................................... 8 SAP ライブラリおよび VERITAS コネクタスクリプトによる INFOSCALE と SAP NETWEAVER の統合................................ 8 INFOSCALE の AWS IP エージェント............................................................................................................................................ 9 INFOSCALE の AWS ROUTE53 エージェント............................................................................................................................. 9 3. AWS 上の SAP NETWEAVER でサポートされるユースケース .............................................................................. 9 AWS へすべての SAP インスタンスを構成する場合.............................................................................................................10 複数のアベイラビリティーゾーンで構成された SAP アプリケーションインスタンス.................................................................11 INFOSCALE エージェントを使用した SAP WEB DISPATCHER HA..........................................................................................12 オンプレミスの SAP から AWS へのフェールオーバー (DR)......................................................................................................14 オンプレミスと AWS 間での DR の設定..................................................................................................................................15 AWS リージョン間をフェールオーバーする SAP.........................................................................................................................17 4. AWS における SAP インスタンスの最適化 ..........................................................................................................17 5. サンプル構成.........................................................................................................................................................18
  • 4. 4 オンプレミスの INFOSCALE の構成例 .......................................................................................................................................18 AWS における INFOSCALE の構成のサンプル ........................................................................................................................28 6. リファレンス............................................................................................................................................................42 更新履歴 バージョン 日付 変更 著者 1.00 2019.7 本書を作成 マシュー・イー 1. はじめに 本書の目的 このドキュメントは、Veritas InfoScale™Enterprise を用いて Amazon Web Service (AWS) 上の SAP NetWeaver ワークロードに高可用性を実装するためのガイドラインを提供します。このドキュメントは、標準の SAP ドキュメントまたは AWS ドキュメントを置き換えるものではありません。基本的な AWS における SAP の可用性に ついては AWS のドキュメントを参照してください。また、AWS に SAP ソリューションをインストールする場合は、それ ぞれの SAP の標準 SAP ドキュメントとノートを参照してください。 本書の対象 次のユーザーを対象としています。 開発、テスト、トレーニング、サンドボックス、デモンストレーション、またはプロダクションのために AWS に小規模な SAP システムをデプロイされる方 高可用性と災害復旧のために SAP NetWeaver ベースの製品を監視および管理したい方 AWS に精通しており、AWS 上のシステムで Veritas InfoScale Enterprise を使用した Veritas InfoScale Enterprise を使用し SAP の可用性を管理したい SAP Basis および SAP 実装コンサルタント
  • 5. 5 2. VERITAS INFOSCALE の紹介 Veritas InfoScale は、Windows や RHEL 等の主要な OS と VMware や MS Hyper-V 等の仮想化テクノロ ジー上で動作すると同時に、AWS インスタンス上での動作も保証します。一方、AWS は複数のアベイラビリティ ーゾーン(AZ)を跨いで、データのコピー等を行うことにより、独自の可用性を提供します。しかし、AWS が提供す るこれらの可用性はインスタンス内側の障害を認識しません。つまり、SAP アプリケーションの障害までカバーする 可用性が必要であれば、インスタンス内に InfoScale のようなクラスタソリューションが必要になります。 SAP 環境の可用性を維持する場合、次のコンポーネントの単一障害点を排除し、保護する必要があります。 •データベースインスタンス •セントラルサービスインスタンス •エンキューレプリケーションサーバー アプリケーションが停止した場合、AWS はインスタンスを再起動するか再デプロイする必要があります。これらの実 施には多くの時間を要するため、目標復旧時間(RTO)を満たせない可能性があります。また、複数の SAP アプリケーションサーバーがシステム内に構成されている場合、一部の障害がシステム全体の停止に波及しないよう に、個別のオペレーター介入が必要になります。 顧客は通常、OS 固有のカスタムスクリプトや監視ツールを使用してアプリケーションを監視します。InfoScale は、 SAP や Oracle 向けに開発された監視エージェントを使用する事で、そのような複雑な実装を簡素化します。イン テリジェントなフェイルオーバー機能により、顧客は待機ノードの数を減らして AWS 内のインスタンス数を最適化で きます。また、InfoScale のディザスターリカバリー(DR)ソリューションは、AWS のリージョンを跨いで実装でき、 本番業務に影響を与えない DR テストも提供します。 InfoScale は、次のエージェントを使用してこれらのソリューションを提供します。 •AWSIP •AWSRoute53 •SAPNW •SAPComponents
  • 6. 6 Veritas InfoScale の構成例 次の図は Veritas InfoScale を使用して作成されたさまざまな可用性のシステム構成を示しています。 図 1 – InfoScale の構成タイプ SAP エコシステム向けの InfoScale の機能 InfoScale は次の HA および DR 機能により、SAP エコシステムの管理に適しています。 •SAPの監視やリカバリーの自動化により、障害時のアプリケーションのダウンタイムを最小限に抑え、ビジネスの継 続性を向上 •オンプレミスからAWSへのフェールオーバーのサポート •開発、テスト、または実稼働環境向けの費用対効果の高いフェールオーバー構成によるサーバー使用率の最適 化 •AWS上で稼働するSAPワークロードのコスト最適化、目標復旧時点(RPO)、目標復旧時間(RTO)要件 の順守 •災害復旧(DR)のサポート。これには以下が含まれます。 o オンプレミスから AWS への切り替え o 災害時に高可用性を達成するための AWS 向けの新しいエージェントのサポート o サポートされているオンプレミスの SAP エージェントは AWS でもこれまでと同等の付加価値を提供します。 オンプレミスと同様の実装方針方法 AWS のインスタンス間でデータを共有するための独自のフレキシブルストレージシェアリング(FSS) AWS リージョンまたはオンプレミスと AWS のデータレプリケーションのためのボリュームレプリケーター(VVR)
  • 7. 7 Veritas InfoScale のレプリケーション VVR は VxVM の堅牢性、使いやすさ、高性能性やパフォーマンスの利点を享受するとともに、現在の VxVM の 構成をアプリケーションにほとんど影響なく透過的にレプリケーションします。 VVR は、ソースボリュームに対するアプリケーションの書き込みを任意の距離にある 1 つ以上のリモートの拠点にレ プリケーションします。リモートサイトではアプリケーションデータの一貫したコピーを提供し、本番サイトで災害が発生 した場合は、レプリケーション済みデータを使ってビジネスアプリケーションを起動します。通常、本番拠点でアプリケ ーションが実行されているシステムはプライマリシステムと呼ばれ、レプリケーションターゲットのシステムはセカンダリシ ステム(もしくは待機系)と呼ばれます。プライマリシステムのボリュームは、セカンダリシステムのボリュームと最初 に同期する必要があります。 VVR とネットワークを使用してプライマリロケーションとリモートロケーション間のアプリケ ーションデータを同期します。 Veritas InfoScale のフレキシブルストレージシェアリング InfoScale のフレキシブルストレージシェアリング(FSS)機能を使用すると、分散型の高可用性ファイルシステム を実現できます。FSS はパフォーマンスや可用性を犠牲にすることなく、ダイレクトアタッチストレージ(DAS)のポテン シャルを最大限に引き出します。このテクノロジーは従来のストレージエリアネットワーク(SAN)環境の 20%未 満のコストで最大 4 倍のパフォーマンスを発揮します。さらに、FSS は DAS のみの環境に限定されません。AWS の EBS ボリュームとの組み合わせでも使用することができます。詳細は Veritas FSS のデータシートを参照してくだ さい。 アベイラビリティゾーン間で FSS または VVR を使用する際の考慮事項 •AZ 間で FSS または VVR を使用する場合は、次の点を考慮してください。FSS はアプリケーションが両方の AZ のデータに同時にアクセスできるアクティブ/アクティブなアプリケーションで使用できます。 VVR では同期および非 同期のレプリケーションが可能ですが、それぞれの AZ からアサインした EBS へのアクティブ/アクティブな同時アクセ スはできません。 •FSS または VVR の同期レプリケーションを使用する場合、データを他の AZ にミラーリングまたは同期する必要が あるため、アプリケーションのスループットはネットワークの性能に依存します。 •ある程度の RPO を維持しながら、高いスループットが必要なアプリケーションの場合、ベリタスは VVR の非同期 レプリケーションの使用を推奨します。 •従来の SAN ストレージ環境とは異なり、EBS ボリュームなどの Amazon ブロックストレージは一度に 1 つの EC2 インスタンスにのみ接続できます。AWS で FSS を使用することにより複数のクラスター内のノードで実行されている アプリケーションに共有ストレージ環境を提供できます。 •VVR は AWS のリージョン間のレプリケーションに使用できます。 AWS 環境に FSS をデプロイしてより良いパフォーマンスを実現するためのベストプラクティスのいくつかは次のとおり です。 •インスタンスで Amazon Elastic Network Adapter(ENA)の拡張ネットワーキングを有効にして FSS のデータ 複製が低レイテンシになるようにスループットと秒間パケット数(PPS)を改善します。詳細は AWS のネットワーキン グについて Amazon のドキュメントを参照してください。
  • 8. 8 •EBS に最適化されたインスタンスを選択して Amazon EBS の I/O とインスタンスからの別のネットワークトラフィッ クの競合を最小限に抑えて EBS ボリュームの最高のパフォーマンスを実現します。EBS の最適化インスタンスの詳 細については、Amazon のドキュメントを参照してください。 SAP NETWEAVER 対応の InfoScale エージェント InfoScale のエージェントは、Oracle や SAP などの代表的なエンタープライズアプリケーションのリソースを監視しま す。リソースのステータスを決定し、外部イベントに従ってそれらを開始または停止します。 SAP NetWeaver 対応 の InfoScale エージェント(以降、SAPNW エージェントと記述)はクラスタ環境下で SAP NetWeaver の起 動・停止・監視・リカバリーを行います。エージェントは SAP インスタンスをオンライン、モニター、オフラインにします。 エージェントはシステムプロセスとサーバーの状態を監視し、予期せぬ障害が発生した場合にフェイルオーバーを行い ます。 SAP NetWeaver エージェントは、次の SAP インスタンスタイプをサポートしています。 •セントラルサービスインスタンス(ASCS) •アプリケーションサーバーインスタンス(プライマリアプリケーションサーバーと追加のアプリケーションサーバー) •エンキューレプリケーションサーバーインスタンス(ERS) エージェントは、次のタイプの SAP システムをサポートします。 •ABAP •Java •アドイン(ABAP + Java) SAP ライブラリおよび VERITAS コネクタスクリプトによる InfoScale と SAP NetWeaver の統合 SAP NetWeaverエージェントにより、InfoScale をSAP NetWeaver 7.xおよびSAP Kernel 7.20 DCKと統合で きます。この目的で SAP のライブラリ(saphascriptco.so)とVeritas のクラスタコネクタスクリプト (sap_symc_cluster_connector)を使用します。この統合で SAP sapstartsrvコンポーネントはSAPインスタン スのステータス変更をInfoScaleへ通達することが可能となります。 ※ InfoScale の統合は、SAP NetWeaver 7.xおよびSAP Kernel 7.20 DCK以降でのみサポートされます。 典型的な InfoScale クラスターでは、SAP 管理者が SAP クライアントを使用して SAP インスタンスのステータスを 変更すると、sapcontrol や startsap など、次のイベントが発生します。 •管理者が SAP インスタンスを停止すると、InfoScale は障害を検出し、クリーン操作を実行します。 •管理者が SAP インスタンスを起動すると、InfoScale はインスタンスがその制御外でオンラインになったことを検 出します。
  • 9. 9 sapstartsrv と InfoScale 間の通信を有効にする必要があります。これにより、割り当てられた SAP インスタンス を開始または停止したときに、sapstartsrv が InfoScale に通知できるようになります。 これにより InfoScale は SAP インスタンスの正しいステータスを検出します。 InfoScale の AWS IP エージェント InfoScale は AWS IP エージェントを提供します。これにより AWS の次のネットワークリソースを監視および管理で きます。 •Private IP:Private IP はネットワークデバイスが相互に通信するために使用するプライベートアドレスです。 •Elastic IP:Elastic IP は、ダイナミッククラウドコンピューティング用に設計された静的 IPv4 アドレスであり、AWS アカウントに関連付けられています。 •Overlay IP:AWS ではトラフィックを、サブネットまたは AZ が属している仮想プライベートネットワーク(VPC) の EC2 インスタンスにリダイレクトできます。Overlay IP を使用するとクラスターノードが複数のサブネットまたは AZ に分散している場合、クラスターノード間で IP アドレスをリダイレクトすることでフェールオーバーを実現します。 詳細については、InfoScale のドキュメントを参照してください。 InfoScale の AWS Route53 エージェント Amazon Route 53 は可用性が高くスケーラブルなドメインネームシステム(DNS)サービスです。 InfoScale は、 ホスト名と IP アドレス間のマッピングを更新および監視する AWS Route53 エージェントを提供します。エージェン トはサブネット間でノードをフェールオーバーするときに Amazon Route 53 ドメインのマッピングを行います。ホストゾ ーンを作成すると、Amazon Route 53 はゾーンのネームサーバー(NS)レコードと Start of Authority(SOA) レコードを自動的に作成します。フェイルオーバー中に Amazon Route 53 ドメインでリソースレコードを動的に追加 および削除する必要がある場合は、AWS Route53 エージェントを使用する必要があります。エージェントは、フェー ルオーバー中に新しいリソースレコードマッピングで DNS を更新し、クライアントがアプリケーションのフェールオーバーイ ンスタンスに接続できるようにします。なお、AWSRoute53 エージェントを使用したくない場合は、DNS レコードを 管理するためにレガシーDNS エージェントを使用できます。 3. AWS 上の SAP NETWEAVER でサポートされるユースケース InfoScale は次のシナリオで SAP NetWeaver ベースのアプリケーションインスタンスを監視および制御できます。 •AWS へすべての SAP インスタンスを構成する場合 •複数のアベイラビリティーゾーンで構成する SAP アプリケーションインスタンス •InfoScale エージェントを使用した SAP Web Dispatcher HA 構成 •SAP インスタンスのオンプレミスから AWS へのフェールオーバー(DR) •クロスリージョンで構成する SAP on AWS
  • 10. 10 AWS へすべての SAP インスタンスを構成する場合 このユースケースでは、2 つの EC2 インスタンスがそれぞれ SAP スタンドアロンエンキューサーバーと SAP エンキュー複 製サーバー用に構成されています。 SAP セントラルサービスインスタンス(メッセージまたはエンキュー)に障害が発 生すると、SAPNW エージェントはレプリケーションサーバーに切り替えます。 ※ フェイルオーバーシナリオは SAP の高可用性認定ガイドラインに従って機能します。 InfoScale SAPNW エージェントはエンキューサーバーおよびエンキューレプリケーションサーバーの以下のフェイルオーバ ーシナリオを実現します。 1 つのアベイラビリティーゾーン内で構成された SAP アプリケーションインスタンスの場合 仮想ホスト名を使用して SAP Central Service インスタンスをインストールおよび構成し、仮想ホスト名が他のす べての SAP インスタンスホストから解決できることを確認します。 このユースケースでは、エンキューサーバーとエンキュー複製サーバーのインスタンスは同じ AZ に存在します。エンキュー またはレプリケーションパラメータを TRUE(enque / server / replication = true)に設定すると、すべてのエン キューロックがエンキューサーバーにレプリケートされ、レプリケーションサーバーで使用可能になります。エンキューサーバ ーのインスタンスが失敗するか、利用できなくなると、SAPNW エージェントは障害を検出し、エンキューサーバーのエ ンキューレプリケーションサーバーノードへのフェイルオーバーを自動的にトリガします。結果、エンキューレプリケーション サーバーはエンキューサーバーに変換されます。 図 2 - SAP ASCS インスタンスに障害が発生 図 3 - フェールオーバー後にエンキューレプリケーションサーバー がエンキューサーバーに変換される 障害がクリアされ、フェールバックが完了すると、エンキューレプリケーションサーバーはエンキュー サーバーからエンキュー ロックのレプリケートを開始します。
  • 11. 11 複数のアベイラビリティーゾーンで構成された SAP アプリケーションインスタンス このユースケースでは SAP エンキューおよび SAP エンキューレプリケーションインスタンスは、最初にアベイラビリティ ーゾーン 1 で実行されます。SAP ダイアログと SAP データベースインスタンスは 同じ AZ 内にあるか、複数の AZ に分散されています。 図 4 – FSS でディスクストレージをアクティブ/アクティブで同期させた複数のアベイラビリティーゾーンの SAP フェールオーバー SAP エンキューサーバーに障害が発生すると、SAPNW エージェントは自動的にエンキューレプリケーションサーバーに フェイルオーバーさせ、レプリケートされたエンキューロックをエンキューレプリケーションサーバーからロードします。この場 合、InfoScale の AWS IP および IP エージェントは仮想 IP のフェールオーバーを行います。 図 5 – 複数の AZ での エンキューサーバーのフェールオーバーが完了 次の図はエンキューレプリケーションサーバーがアクティブで、エンキュートランザクションロックがアベイラビリティゾーン 2 にレプリケートされていることを示しています。
  • 12. 12 図 6 - AZ2 にレプリケートされたエンキュートランザクションロック 障害が発生した状態がクリアされ、以前のエンキュー (ASCS) サーバーでメンテナンスが完了したら、前のエンキュー サーバーでエンキュー レプリケーション サーバーを再起動できます。SAPNW および SAPComponents エージェントを 使用して、エンキュートランザクションロックを失うことなく、AZ 間でエンキューレプリケーションインスタンスを切り替え ることができます。InfoScale は、SAP データベースおよび SAP ダイアログインスタンスの単一障害点を排除しま す。詳細については、InfoScale のマニュアル「Cluster Server Agent for SAP NetWeaver Installation and Configuration Guide」をご覧ください。 InfoScale エージェントを使用した SAP WEB Dispatcher HA SAPComponents エージェントと AWS Route53 エージェントは連携して AZ 全体で SAP Web ディスパッチャー インスタンスを監視および制御します。このユースケースでは SAP Web ディスパッチャーはエラスティック IP ではなく プライベート IP で設定および管理されます。仮想 IP は異なる AZ で同じホスト名にカスタマイズされます。 SAP Web ディスパッチャーが AZ で使用できなくなった場合、SAPComponents エージェントは同じ仮想ホスト名 を使用して別の AZ にフェールオーバーします。このシナリオではクライアントは AZ 間で同じホスト名で接続すること ができ、これは AWS Route53 エージェントによって管理されます。 次の図は複数の AZ にまたがる一般的な SAP の構成パターンです。SAP Web ディスパッチャーインスタンスはア ベイラビリティーゾーン 1 でアクティブであり、アベイラビリティーゾーン 2 ではスタンバイです。
  • 13. 13 図 7 - 複数の AZ にまたがる SAP 構成 次の図は SAPComponents エージェントが障害を検出し、インスタンスを別の AZ にフェールオーバーする準備が できていることを示しています。 図 8 – SAP Web ディスパッチャーのフェールオーバー 次の図は SAP Web ディスパッチャーがアベイラビリティーゾーン 2 にフェールオーバーしたことを示しています。AWS Route53 エージェントはフェールオーバーポリシーに従い、Web ディスパッチャーホスト名の DNS レコードを変更しま す。これにより、Web ベースのクライアントの接続が容易になります。
  • 14. 14 図 9 – AWS Route53 エージェントのフェールオーバー オンプレミスの SAP から AWS へのフェールオーバー (DR) このユースケースは、すべての SAP アプリケーションインスタンスをプライマリサイトとしてオンプレミスに構成していま す。 sapmnt、トランス、データベース・データ・ボリューム、ログ・ボリュームなどの共有ディスクコンポーネントは InfoScale CFS で構成されます。VVR はサイト間でのデータのレプリケーションを管理します。AWS (セカンダリサイ ト) では、ストレージボリュームは Amazon EBS に割り当てられ、冗長化を実現するために FSS を使用していま す。次の図は VVR によるオンプレミスと AWS の間のレプリケーションを使った DR のシナリオを示しています。 図 10 – 本番サイトから AWS への DR を実現するためのプリケーション
  • 15. 15 プライマリサイトで障害が発生すると、すべての SAP アプリケーションインスタンスとデータベースインスタンスが AWS にフェイルオーバーされます。尚、障害発生時でなくても、手動で AWS に切り替えることも可能です。AWS IP お よび AWS Route53 エージェントは AWS で仮想 IP と仮想ホスト名を管理します。次の図はフェールオーバー後の 環境を示しています。 図 11 – DR フェールオーバー後の AZ での起動 オンプレミスと AWS 間での DR の設定 オンプレミス サイトと AWS 間で DR 環境を構成する為のステップは、以下のようになります。 1. オンプレミスと AWS を接続する VPN を構成します。 2. クラスタを構成する全てのシステムに Veritas InfoScale をインストールしてセットアップします。具体的な 手順については、Veritas InfoScale のインストールガイドを参照してください。 3. SAP の推奨する LUN を割り当て、VxVM および VxFS のコマンドを使用して CFS ディスクグループとボリ ュームを作成します。 4. SAP のデータ領域様に次のファイルシステムをオンプレ上の稼働系システムでマウントします。 /sapmnt/<SID> /usr/sap/trans /usr/sap/<SID>/ASCSxx /usr/sap/<SID>/ERSxx /usr/sap/<SID>/DVEBMGSxx /usr/sap/<SID>/Dxx 具体的な手順については SORT にある次の Veritas の以下のドキュメントも参照してください。 • Storage Foundation Cluster File System High Availability 設定およびアップグレードガイド • Storage Foundation Cluster File System High Availability 管理者ガイド
  • 16. 16 • Storage Foundation and High Availability 設定およびアップグレードガイド • Veritas InfoScale ディザスタリカバリー実装ガイド 5. オンプレミスのシステムに SAP 関連コンポーネントをインストールしてセットアップします。ERP、CRM、 SCM、SRM などの SAP アプリケーションを実行できる事を確認します。SAP NetWeaver の導入時に は、次のように仮想ホスト名を使用して高可用性オプションを選択する必要があります。 SAPINST_USE_HOSTNAME=<virtual_host_name> 個々のインスタンスが異なるホスト名で構成されていることを確認し、仮想ホスト名を用いることを確認します。 AWS で同様の SAP 環境を作成する場合は、SAP のドキュメントを参照してください。 6. オンプレミスと AWS 間のレプリケーションを構成します。データセンターから AWS までのレプリケーションに必 要なすべてのポートが有効になっていることを確認します。具体的な手順については、Veritas InfoScale Replication Administrator's Guide を参照してください。 7. 次のような次の環境を準備します。 a. Amazon EC2 インスタンスを作成します。 b. 必要な SSD または標準の Amazon EBS ボリュームを接続します。 c. VxVM と VxFS および FSS コマンドを使用してディスク・グループとボリュームを構成します。 d. 異なる EC2 インスタンスの EBS ボリューム間のデータ共有のために FSS を設定します。 e. すべての SAP 共有ボリュームと SAP データベースボリュームをマウントします。 具体的な手順については Storage Foundation Cluster File System High Availability 管理者ガイド を参 照してください。ベリタスは、AWS で SAP NetWeaver の設定を確認するために次の EBS ボリュームタイプをテス トしています。 • gp2 (SSD) • Standard (magnetic disks) ※ FSS はすべての EBS ボリュームタイプをサポートします。
  • 17. 17 8. SAP アプリケーションインスタンス、AWS IP エージェント、および AWS Route53 エージェントの InfoScale クラスターサービスグループとリソースを設定します。16 ページの「構成のサンプル」を参照してください。 9. 最初はオンプレミスのデータセンターで SAP に関連するコンポーネント全体をオンラインにします。 10. 初期データ同期が完了し、VVR が AWS (セカンダリサイト) にデータのレプリケートを開始したことを確認 します。 AWS リージョン間をフェールオーバーする SAP AWS の異なるリージョンを跨ってのフェールオーバーシナリオは、オンプレミスと AWS の間のフェールオーバーシナリオと 同等です。したがって、AWS リージョン間でのフェールオーバーを同様に設定し、データのレプリケーションと冗長化に VVR を使用することもできます。これによりアクティブなサイト (リージョン) で障害が発生した場合に、より優れた RPO と RTO を実現できます。引き続き FSS を使用して AWS リージョン内のストレージを管理します。 4. AWS における SAP インスタンスの最適化 AWS では開発、テスト、運用にわたって SAP インスタンスを作成および最適化できます。SAP アプリケーションイ ンスタンスの停止が発生した場合、InfoScale はクライアント接続を中断することなく、指定された SAP システム でインスタンスをフェールオーバーします。これにより AWS で障害や SAP インスタンスが停止した場合の TCO が削 減されます。 次の図は、SAP の本番アプリケーションインスタンスが失敗した場合、InfoScale で障害発生したインスタンスを 検出し、その特定のインスタンスを開発またはテストサーバーに移動することを示しています。 図 12 - SAP のバックアップインスタンスへのフェールオーバー アクティブインスタンス スタンバイインスタンス 技術的には開発インスタンスまたはテストインスタンスは、フェールオーバーまたはスイッチオーバー可能ですが、開発 インスタンスまたはテストインスタンスは本番インスタンスノードに移動できないようにする必要があります。
  • 18. 18 5. サンプル構成 このセクションでは SAP アプリケーションでオンプレミスと AWS 間の災害復旧 (DR) を提供する InfoScale の構 成例を示します。各構成には、SAP アプリケーションインスタンス、AWS IP エージェント、および AWS Route53 エ ージェントのサービスグループとリソースが含まれます。 オンプレミスの InfoScale の構成例 下記はオンプレミスの InfoScale の構成ファイル(main.cf)のサンプルです。このユースケースでは、通常時すべての SAP 関連のコンポーネントがオンプレミス (プライマリサイト)の2台のホストで稼働します。 include "OracleASMTypes.cf" include "types.cf" include "CFSTypes.cf" include "CRSResource.cf" include "CSSD.cf" include "CVMTypes.cf" include "Db2udbTypes.cf" include "MultiPrivNIC.cf" include "OracleTypes.cf" include "PrivNIC.cf" include "SAPNWTypes.cf" include "SybaseTypes.cf" cluster sapaws_onprem ( UserNames = { admin = aPQiPKpMQlQQoYQkPN } ClusterAddress = "10.209.58.229" Administrators = { admin } HacliUserLevel = COMMANDROOT ) remotecluster sapawsclus ( ClusterAddress = "10.239.2.75" ConnectTimeout = 3000
  • 19. 19 SocketTimeout = 3000 ) heartbeat Icmp ( ClusterList = { sapawsclus } Arguments @sapawsclus = { "10.239.2.75" } ) system saprhe7 ( ) system saprhel27 ( ) group ClusterService ( SystemList = { saprhel27 = 0, saprhe7 = 1 } AutoStartList = { saprhel27, saprhe7 } ClusterFailOverPolicy = Manual OnlineRetryLimit = 3 OnlineRetryInterval = 120 ) Application wac ( StartProgram = "/opt/VRTSvcs/bin/wacstart" StopProgram = "/opt/VRTSvcs/bin/wacstop" MonitorProcesses = { "/opt/VRTSvcs/bin/wac" } RestartLimit = 3 ) IP webip ( Device = ens192 Address = "10.209.58.229" NetMask = "255.255.252.0" ) NIC csgnic ( Device = ens192 )
  • 20. 20 wac requires webip webip requires csgnic group Oracle_Database ( SystemList = { saprhe7 = 1, saprhel27 = 0 } ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 } ClusterFailOverPolicy = Manual ) IP IP ( Critical = 0 Device = ens192 Address = "10.209.58.226" NetMask = "255.255.252.0" ) Mount SAP_DB_Mount ( Critical = 0 MountPoint = "/oracle" BlockDevice = "/dev/vx/dsk/sapdbdg/sapdbdg_vol" FSType = vxfs MountOpt = rw FsckOpt = "-y" ) NIC NIC ( Enabled = 0 Device = ens192 ) Netlsnr Listener ( Critical = 0 Owner = oraqas Home = "/oracle/QAS/121" ) Oracle Oracle_resource ( Critical = 0
  • 21. 21 Sid = QAS Owner = oraqas Home = "/oracle/QAS/121" ) requires group RVG_Owner_SG online local firm IP requires NIC Listener requires Oracle_resource Oracle_resource requires IP Oracle_resource requires SAP_DB_Mount group RVG_Owner_SG ( SystemList = { saprhel27 = 0, saprhe7 = 1 } ) IP LogOwner_IP_1 ( Device = ens192 Address = "10.209.58.225" NetMask = "255.255.252.0" ) NIC NIC_1 ( Device = ens192 ) requires group RVGgroup online local firm LogOwner_IP_1 requires NIC_1 group RVGgroup ( SystemList = { saprhel27 = 0, saprhe7 = 1 } Parallel = 1 AutoStartList = { saprhel27, saprhe7 } ) CVMVolDg DB_DiskGroup ( Critical = 0
  • 22. 22 CVMDiskGroup = sapdbdg CVMVolume = { sapdbdg_vol, sapsrl_vol } CVMActivation = sw ) RVGShared data_rvg ( Critical = 0 RVG = sapdbrvg DiskGroup = sapdbdg ) requires group cvm online local firm data_rvg requires DB_DiskGroup group cvm ( SystemList = { saprhel27 = 0, saprhe7 = 1 } AutoFailOver = 0 Parallel = 1 AutoStartList = { saprhel27, saprhe7 } ) CFSMount sapmnt_res ( Critical = 0 MountPoint = "/sapmnt" BlockDevice = "/dev/vx/dsk/sapmntdg/sapmntdg_vol" MountOpt = rw ) CFSfsckd vxfsckd ( ) CVMCluster cvm_clus ( CVMClustName = sapaws_onprem CVMNodeId = { saprhel27 = 0, saprhe7 = 1 } CVMTransport = gab
  • 23. 23 CVMTimeout = 200 ) CVMVolDg sapmntdg_res ( CVMDiskGroup = sapmntdg CVMVolume = { sapmntdg_vol } CVMActivation = sw ) CVMVxconfigd cvm_vxconfigd ( Critical = 0 CVMVxconfigdArgs = { syslog } ) ProcessOnOnly vxattachd ( Critical = 0 PathName = "/bin/sh" Arguments = "- /usr/lib/vxvm/bin/vxattachd root" RestartLimit = 3 ) cvm_clus requires cvm_vxconfigd sapmnt_res requires sapmntdg_res sapmnt_res requires vxfsckd vxfsckd requires cvm_clus group sap_aas_sg ( SystemList = { saprhel27 = 0, saprhe7 = 1 } ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 } ClusterFailOverPolicy = Manual ) IP sap_aas_ip ( Device = ens192 Address = "10.209.58.228" NetMask = "255.255.252.0"
  • 24. 24 ) NIC sap_aas_nic ( Device = ens192 ) SAPNW sap_aas_res ( Critical = 0 ResLogLevel = TRACE InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_D02_qasdi" SAPAdmin = qasadm ProcMon = dw EnvFile = "/home/qasadm/.login" ) SAPNW sap_aas_sapstartsrv ( ResLogLevel = TRACE InstType = SAPSTARTSRV InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_D02_qasdi" SAPAdmin = qasadm ProcMon = sapstartsrv EnvFile = "/home/qasadm/.login" ) requires group Oracle_Database online global soft sap_aas_ip requires sap_aas_nic sap_aas_res requires sap_aas_sapstartsrv sap_aas_sapstartsrv requires sap_aas_ip group sap_ascs_sg ( SystemList = { saprhe7 = 0, saprhel27 = 1 } ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 } ClusterFailOverPolicy = Manual PreOnline = 1
  • 25. 25 ) IP sap_ascs_ip ( Critical = 0 Device = ens192 Address = "10.209.58.222" NetMask = "255.255.252.0" ) NIC sap_ascs_nic ( Critical = 0 Device = ens192 ) SAPNW sap_ascs_res ( ResLogLevel = TRACE InstType = ENQUEUE InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_ASCS00_qasascs" SAPAdmin = qasadm ProcMon = "en ms" EnvFile = "/home/qasadm/.login" ) SAPNW sap_ascs_sapstartsrv ( Critical = 0 ResLogLevel = TRACE InstType = SAPSTARTSRV InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_ASCS00_qasascs" SAPAdmin = qasadm ProcMon = sapstartsrv EnvFile = "/home/qasadm/.login" ToleranceLimit = 5 RestartLimit = 5 ) requires group cvm online local firm sap_ascs_ip requires sap_ascs_nic
  • 26. 26 sap_ascs_res requires sap_ascs_sapstartsrv sap_ascs_sapstartsrv requires sap_ascs_ip group sap_ers_sg ( SystemList = { saprhe7 = 0, saprhel27 = 1 } AutoStart = 0 ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 } Authority = 1 ClusterFailOverPolicy = Manual PreOnline = 1 AutoRestart = 0 ) IP sap_ers_ip ( Device = ens192 Address = "10.209.58.224" NetMask = "255.255.252.0" ) NIC sap_ers_nic ( Device = ens192 ) SAPNW sap_ers_res ( ResLogLevel = TRACE InstType = ENQREP InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_ERS10_qasers" SAPAdmin = qasadm EnqSrvResName = sap_ascs_res ProcMon = er EnvFile = "/home/qasadm/.login" ) SAPNW sap_ers_sapstartsrv ( InstType = SAPSTARTSRV
  • 27. 27 InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_ERS10_qasers" SAPAdmin = qasadm ProcMon = sapstartsrv EnvFile = "/home/qasadm/.login" ) requires group cvm online local firm sap_ers_ip requires sap_ers_nic sap_ers_res requires sap_ers_sapstartsrv sap_ers_sapstartsrv requires sap_ers_ip group sap_pas_sg ( SystemList = { saprhe7 = 0, saprhel27 = 1 } ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 } ClusterFailOverPolicy = Manual ) IP sap_pas_ip ( Critical = 0 Device = ens192 Address = "10.209.58.230" NetMask = "255.255.252.0" ) NIC sap_pas_nic ( Critical = 0 Device = ens192 ) SAPNW sap_pas_res ( ResLogLevel = TRACE InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_DVEBMGS01_qaspas" SAPAdmin = qasadm ProcMon = dw
  • 28. 28 EnvFile = "/home/qasadm/.login" ) SAPNW sap_pas_sapstartsrv ( Critical = 0 ResLogLevel = TRACE InstType = SAPSTARTSRV InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_DVEBMGS01_qaspas" SAPAdmin = qasadm ProcMon = sapstartsrv EnvFile = "/home/qasadm/.login" ) requires group Oracle_Database online global soft sap_pas_ip requires sap_pas_nic sap_pas_res requires sap_pas_sapstartsrv sap_pas_sapstartsrv requires sap_pas_ip AWS における InfoScale の構成のサンプル 下記は、AWS 側の InfoScale の構成ファイル(main.cf)のサンプルです。このユースケースでは、AWS 側に SAP 関連コンポーネントがフェイルオーバーした場合、6台のホストで分散して処理を行います。このように、オンプレと AWS 側でクラスターを構成するホストの数が異なっても構いません。オンプレと AWS では、ホストの処理能力が 異なることが一般的なので、このような InfoScale の柔軟性が、顧客にとって大きなメリットになります。 include "types.cf" include "CFSTypes.cf" include "CRSResource.cf" include "CSSD.cf" include "CVMTypes.cf" include "Db2udbTypes.cf" include "MultiPrivNIC.cf" include "OracleTypes.cf" include "PrivNIC.cf" include "SAPNWTypes.cf"
  • 29. 29 include "SybaseTypes.cf" cluster sapawsclus ( UserNames = { admin = GPQiPKpMQlQQoYQkPN } ClusterAddress = "10.239.2.75" Administrators = { admin } ) remotecluster sapaws_onprem ( ClusterAddress = "10.209.58.229" ConnectTimeout = 3000 SocketTimeout = 3000 ) heartbeat Icmp ( ClusterList = { sapaws_onprem } Arguments @sapaws_onprem = { "10.209.58.229" } ) system ip-10-239-2-104 ( ) system ip-10-239-2-201 ( ) system ip-10-239-3-193 ( ) system ip-10-239-3-203 ( ) system ip-10-239-3-238 ( ) system ip-10-239-3-251 ( ) group ClusterService ( SystemList = { ip-10-239-3-251 = 0,
  • 30. 30 ip-10-239-3-238 = 1, ip-10-239-3-203 = 2, ip-10-239-2-104 = 3, ip-10-239-2-201 = 4, ip-10-239-3-193 = 5 } AutoStartList = { ip-10-239-3-251, ip-10-239-3-238, ip-10-239-2-104, ip-10-239-3-203, ip-10-239-2-201, ip-10-239-3-193 } OnlineRetryLimit = 3 OnlineRetryInterval = 120 ) AWSIP awsgcoip ( PrivateIP = "10.239.2.75" Device = eth0 AWSBinDir = "/usr/local/bin" ) Application wac ( StartProgram = "/opt/VRTSvcs/bin/wacstart" StopProgram = "/opt/VRTSvcs/bin/wacstop" MonitorProcesses = { "/opt/VRTSvcs/bin/wac" } RestartLimit = 3 ) IP webip ( Device = eth0 Address = "10.239.2.75"
  • 31. 31 NetMask = "255.255.254.0" ) NIC csgnic ( Device = eth0 ) awsgcoip requires webip wac requires webip webip requires csgnic group Oracle_Database ( SystemList = { ip-10-239-3-251 = 0, ip-10-239-3-238 = 1 } AutoFailOver = 0 ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 } Authority = 1 AutoStartList = { ip-10-239-3-238, ip-10-239-3-251 } ClusterFailOverPolicy = Manual AutoRestart = 0 ) AWSIP DB_AWS_IP ( PrivateIP = "10.239.2.72" Device = eth0 AWSBinDir = "/usr/local/bin" ) IP DB_IP ( Critical = 0 Device = eth0 Address = "10.239.2.72" NetMask = "255.255.254.0" ) Mount SAP_DB_Mount (
  • 32. 32 Critical = 0 MountPoint = "/oracle" BlockDevice = "/dev/vx/dsk/sapdbdg/sapdbdg_vol" FSType = vxfs MountOpt = rw FsckOpt = "-y" ) NIC NIC ( Device = eth0 ) Netlsnr Listener ( Critical = 0 Owner = qasadm Home = "/oracle/QAS/121" ) Oracle Oracle_resource ( Critical = 0 Sid = QAS Owner = oraqas Home = "/oracle/QAS/121" ) requires group RVG_Owner_SG online local firm DB_AWS_IP requires NIC DB_IP requires DB_AWS_IP Listener requires Oracle_resource Oracle_resource requires DB_IP Oracle_resource requires SAP_DB_Mount group RVG_Owner_SG ( SystemList = {
  • 33. 33 ip-10-239-3-251 = 0, ip-10-239-3-238 = 1 } AutoStartList = { ip-10-239-3-251, ip-10-239-3-238 } ) AWSIP LogOwner_AWS_IP_1 ( PrivateIP = "10.239.2.76" Device = eth0 AWSBinDir = "/usr/local/bin" ) IP LogOwner_IP_1 ( Device = eth0 Address = "10.239.2.76" NetMask = "255.255.254.0" ) NIC NIC_1 ( Device = eth0 ) requires group RVGgroup online local firm LogOwner_AWS_IP_1 requires NIC_1 LogOwner_IP_1 requires LogOwner_AWS_IP_1 group RVGgroup ( SystemList = { ip-10-239-3-251 = 0, ip-10-239-3-238 = 1 } Parallel = 1 AutoStartList = { ip-10-239-3-251, ip-10-239-3-238 } ) CVMVolDg DB_DiskGroup (
  • 34. 34 Critical = 0 CVMDiskGroup = sapdbdg CVMActivation = sw ) requires group cvm online local hard group cvm ( SystemList = { ip-10-239-3-251 = 0, ip-10-239-3-238 = 1, ip-10-239-2-104 = 2, ip-10-239-3-203 = 3, ip-10-239-2-201 = 4, ip-10-239-3-193 = 5 } AutoFailOver = 0 Parallel = 1 AutoStartList = { ip-10-239-3-251, ip-10-239-3-238, ip-10-239-2-104, ip-10-239-3-203, ip-10-239-2-201, ip-10-239-3-193 } ) CFSMount sapmnt_res ( Critical = 0 MountPoint = "/sapmnt" BlockDevice = "/dev/vx/dsk/sapmntdg/sapmntdg_vol"
  • 35. 35 MountOpt = rw RestartLimit = 5 ToleranceLimit = 5 ) CFSfsckd vxfsckd ( ) CVMCluster cvm_clus ( CVMClustName = sapawsclus CVMNodeId = { ip-10-239-2-104 = 2, ip-10-239-3-203 = 3, ip-10-239-3-238 = 1, ip-10-239-3-251 = 0, ip-10-239-2-201 = 4, ip-10-239-3-193 = 5 } CVMTransport = gab CVMTimeout = 200 ) CVMVolDg sapmnt_dg ( CVMDiskGroup = sapmntdg CVMVolume = { sapmntdg_vol } CVMActivation = sw ) CVMVxconfigd cvm_vxconfigd ( Critical = 0 CVMVxconfigdArgs = { syslog } ) ProcessOnOnly vxattachd ( Critical = 0
  • 36. 36 PathName = "/bin/sh" Arguments = "- /usr/lib/vxvm/bin/vxattachd root" RestartLimit = 3 ) cvm_clus requires cvm_vxconfigd sapmnt_dg requires cvm_clus sapmnt_res requires sapmnt_dg sapmnt_res requires vxfsckd vxfsckd requires cvm_clus group sap_aas_sg ( SystemList = { ip-10-239-3-193 = 0, ip-10-239-3-238 = 1 } ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 } Authority = 1 ClusterFailOverPolicy = Manual ) AWSIP AAS_AWS_IP ( Critical = 0 PrivateIP = "10.239.2.74" Device = eth0 AWSBinDir = "/usr/local/bin" ) IP sap_aas_ip ( Critical = 0 Device = eth0 Address = "10.239.2.74" NetMask = "255.255.254.0" ) NIC sap_aas_nic ( Device = eth0 )
  • 37. 37 SAPNW sap_aas_res ( Critical = 0 ResLogLevel = TRACE EnvFile = "/home/qasadm/.login" SAPAdmin = qasadm InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_D02_qasdi" ProcMon = dw ) SAPNW sap_aas_sapstartsrv ( Critical = 0 ResLogLevel = TRACE EnvFile = "/home/qasadm/.login" SAPAdmin = qasadm InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_D02_qasdi" InstType = SAPSTARTSRV ProcMon = sapstartsrv RestartLimit = 5 ) requires group Oracle_Database online global soft AAS_AWS_IP requires sap_aas_nic sap_aas_ip requires AAS_AWS_IP sap_aas_res requires sap_aas_sapstartsrv sap_aas_sapstartsrv requires sap_aas_ip group sap_ascs_sg ( SystemList = { ip-10-239-2-201 = 0, ip-10-239-3-203 = 1 } ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 } Authority = 1 ClusterFailOverPolicy = Manual PreOnline = 1
  • 38. 38 ) AWSIP ASCS_AWS_IP ( Critical = 0 PrivateIP = "10.239.2.70" Device = eth0 AWSBinDir = "/usr/local/bin" ) IP sap_ascs_ip ( Critical = 0 Device = eth0 Address = "10.239.2.70" NetMask = "255.255.254.0" ) NIC sap_ascs_nic ( Critical = 0 Device = eth0 ) SAPNW sap_ascs_res ( ResLogLevel = TRACE EnvFile = "/home/qasadm/.login" SAPAdmin = qasadm InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_ASCS00_qasascs" InstType = ENQUEUE ProcMon = "en ms" ) SAPNW sap_ascs_sapstartsrv ( Critical = 0 ResLogLevel = TRACE EnvFile = "/home/qasadm/.login" SAPAdmin = qasadm InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_ASCS00_qasascs"
  • 39. 39 InstType = SAPSTARTSRV ProcMon = sapstartsrv ToleranceLimit = 5 RestartLimit = 5 ) requires group cvm online local firm sap_ascs_ip requires ASCS_AWS_IP sap_ascs_ip requires sap_ascs_nic sap_ascs_res requires sap_ascs_sapstartsrv sap_ascs_sapstartsrv requires sap_ascs_ip group sap_ers_sg ( SystemList = { ip-10-239-3-203 = 0, ip-10-239-2-201 = 1 } AutoStart = 0 ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 } ClusterFailOverPolicy = Manual PreOnline = 1 AutoRestart = 0 ) AWSIP ERS_AWS_IP ( Critical = 0 PrivateIP = "10.239.2.71" Device = eth0 AWSBinDir = "/usr/local/bin" ) IP sap_ers_ip ( Critical = 0 Device = eth0 Address = "10.239.2.71" NetMask = "255.255.254.0" )
  • 40. 40 NIC sap_ers_nic ( Device = eth0 ) SAPNW sap_ers_res ( ResLogLevel = TRACE EnvFile = "/home/qasadm/.login" SAPAdmin = qasadm InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_ERS10_qasers" InstType = ENQREP ProcMon = er EnqSrvResName = sap_ascs_res ) SAPNW sap_ers_sapstartsrv ( EnvFile = "/home/qasadm/.login" SAPAdmin = qasadm InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_ERS10_qasers" InstType = SAPSTARTSRV ProcMon = sapstartsrv ) requires group cvm online local firm sap_ers_ip requires ERS_AWS_IP sap_ers_ip requires sap_ers_nic sap_ers_res requires sap_ers_sapstartsrv sap_ers_sapstartsrv requires sap_ers_ip group sap_pas_sg ( SystemList = { ip-10-239-2-104 = 0, ip-10-239-3-251 = 1 } ClusterList = { sapawsclus = 1, sapaws_onprem = 0 } Authority = 1 ClusterFailOverPolicy = Manual )
  • 41. 41 AWSIP PAS_AWS_IP ( Critical = 0 PrivateIP = "10.239.2.73" Device = eth0 AWSBinDir = "/usr/local/bin" ) IP sap_pas_ip ( Critical = 0 Device = eth0 Address = "10.239.2.73" NetMask = "255.255.254.0" ) NIC sap_pas_nic ( Critical = 0 Device = eth0 ) SAPNW sap_pas_res ( Critical = 0 ResLogLevel = TRACE EnvFile = "/home/qasadm/.login" SAPAdmin = qasadm InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_DVEBMGS01_qaspas" ProcMon = dw ) SAPNW sap_pas_sapstartsrv ( Critical = 0 ResLogLevel = TRACE EnvFile = "/home/qasadm/.login" SAPAdmin = qasadm InstProfile = "/usr/sap/QAS/SYS/profile/QAS_DVEBMGS01_qaspas" InstType = SAPSTARTSRV
  • 42. 42 ProcMon = sapstartsrv ToleranceLimit = 3 RestartLimit = 5 ) requires group Oracle_Database online global soft sap_pas_ip requires PAS_AWS_IP sap_pas_ip requires sap_pas_nic sap_pas_res requires sap_pas_sapstartsrv sap_pas_sapstartsrv requires sap_pas_ip ※ main.cf の記載につきましては”hacf -verify”コマンドを用いて構文のチェックを行うことを推奨します 6. リファレンス Amzon のドキュメント: https://aws.amazon.com/sap/ https://d0.awsstatic.com/enterprise-marketing/SAP/sap-on-aws-high-availability-guide.pdf http://awsmedia.s3.amazonaws.com/sap_on_aws_implementation_guide_v2.1.pdf ベリタスのドキュメント: https://www.veritas.com/product/software-defined-storage/infoscale-enterprise https://www.veritas.com/content/trial/en/us/veritas-infoscale-solutions.html https://sort.veritas.com/documents/doc_details/vie/7.3/Linux/ProductGuides/ https://sort.veritas.com/agents/detail/6860 https://sort.veritas.com/agents/detail/7018
  • 43. 43 © 2019 Veritas Technologies LLC. All rights reserved. Veritas および Veritas のロゴは、米国およびその他の国における Veritas Technologies LLC またはその関連会社の商標ま たは登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標である場合があります。 ベリタステクノロジーズについて Veritas Technologies はエンタープライズデータ管理のグローバルリーダーです。複雑化した IT 環境においてデータ管理の簡素化を実現するために、 世界の先進企業 50,000 社以上、Fortune 500 企業の 99 パーセントが、ベリタスのソリューションを導入しています。ベリタスのエンタープライズ・デ ータサービス・プラットフォームは、お客様のデータ活用を推進するため、データ保護の自動化とデータリカバリを実現して、ビジネスに不可欠なアプリケー ションの可用性を確保し、複雑化するデータ規制対応に必要なインサイトを提供します。ベリタスのソリューションは信頼性とスケーラビリティに優れ、 500 以上のデータソースと 50 のクラウドを含む 150 以上のストレージ環境に対応しています。 ベリタステクノロジーズ合同会社 https://www.veritas.com/ja/jp 〒107-0052 東京都港区赤坂 1-11-44 赤坂インターシティ 4F ベリタスセールスインフォメーションセンター(法人のお客様向け製品購入に関する相談窓口) ■電話受付時間:10:00 ~ 12:00, 13:00 ~ 17:00 (土、日、祝日、年末年始を除く) ■電話番号:0120-99-3232 (IP 電話からは 03-4531-1799)