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鶏糞堆肥ができるまで

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株式会社コトブキ園の協力の元で知っていった鶏糞を使う際の注意点

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鶏糞堆肥ができるまで

  1. 1. 鶏糞堆肥ができるまで
  2. 2. 畜糞堆肥 〇家畜糞堆肥の前提 ・排泄物のため、成分が明確にわからない ・飼料によって排泄される成分が異なる ・発酵具合によって成分が異なる ・発酵期間が短い場合、作物にとって有害な物質が  含まれていることがある ・敷き藁が混ざっている場合もあり、腐植が多く含  まれていることもある(牛や平飼いの鶏) 肥育方法と排泄物の処理の面で畜舎ごとに異なるの で、品質は出所によって大きく異なる
  3. 3. 畜糞堆肥 〇家畜糞堆肥の前提 窒素分は分子量が小さくなる程、肥効は即効性になる
  4. 4. 畜糞堆肥 〇給餌が堆肥に与える影響について 餌が排泄物の成分に大きく関わるので、 給餌している材料の構成が肥効を判断するために重 要となる 牛、豚と鶏で与える餌は異なる上、 乳牛と肉牛、産卵鶏と肉鶏でも餌は異なる 産卵鶏と肉鶏のどちらも鶏糞として扱われるが、別物 だと認識しておいた方が良い
  5. 5. 畜糞堆肥 主成分はわら: 植物性の繊維質多め 牛の餌 http://photogra-farmer.com/tag/飼料設計写真:
  6. 6. 畜糞堆肥 雑穀:植物性の繊維質少なめ 豚の餌 http://fukuyuki.com/2011/08/30/2011年6月12日 日曜日は生産農場への定期訪問日/写真:
  7. 7. 畜糞堆肥 雑穀:植物性の繊維質少なめ 鶏の餌
  8. 8. 畜糞堆肥 〇家畜糞堆肥 豚と鶏には同じような飼料を与えているのに、なぜ 鶏糞だけあんなに嫌われるのか? 牛糞には植物性の残渣がたくさん入っていそうなので、 土作りに役にたちそう ※敷き藁を混ぜていない状態での話
  9. 9. 畜糞堆肥 〇家畜の生理的特徴から見た違い 牛、豚 → 哺乳類 鶏 → 鳥類 哺乳類と鳥類の大きな違いは 哺乳類なら液体状の尿として尿素を排出 鳥類なら固形物の尿酸として糞と一緒に排出
  10. 10. 鶏糞のみの特徴 白い物体が尿酸 多い時は7割近くが 尿酸らしい 黒い物体が糞 鶏糞は尿酸分だけ他の家畜糞よりも肥料の効きが早く 堆肥としての緩行性の特徴を弱めてしまうため、 他の家畜糞よりも市場価値が下がっている。 まとめると、成分がわかってない化学肥料のようなもの
  11. 11. 鶏糞堆肥の発酵処理 鶏糞の発酵方法は他の家畜糞よりも複雑で、鶏糞がわか れば、他の家畜糞は行程が鶏糞よりも少ないだけ
  12. 12. 未熟状態では、尿酸やアンモニアの含有量が多い アンモニアは人体や植物にとって有害で、 アンモニアガスの発生している所にいると目が痛くなる 堆肥舎で発酵が開始された直後の 湯気に触れると痛く感じる 鶏糞の発酵
  13. 13. 鶏糞の発酵 〇作物にアンモニアを多く含む堆肥を施用すると 矢印の箇所のように 葉が肥料焼けを起こし壊死する
  14. 14. 鶏糞の発酵 〇鶏糞の発酵とは? 作物や栽培者にとって有害な尿酸を堆肥舎の中で 予め揮発させておく または 尿酸を無害な形に再合成する過程のことを指す ※尿酸は尿素よりも若干遅効性なだけで、ほぼ化学肥料  として扱える成分  堆肥として使用する際に含まれているのはよろしくない
  15. 15. 鶏糞の発酵 〇尿酸の揮発 白い物体が尿酸
  16. 16. 鶏糞の発酵 〇尿酸の揮発 尿酸は大量の酸素を消費して、 二酸化炭素とアンモニアまで分解される。 アンモニアの大半は揮発し、一部は糞に残る
  17. 17. 鶏糞の発酵 〇尿酸の揮発 尿酸の分解に関与する細菌は緑膿菌(りょくのうきん)で、 人体にとっては食中毒の細菌として扱われてる 緑膿菌は鶏の糞中に生息し、糞の排泄の際に尿酸に付着し、 尿酸の分解を始める。 好気性細菌でやや高温気味でpHの高い環境を好み、増殖は早い。 ※好気→酸素が多いところを好む
  18. 18. 鶏糞の発酵 〇尿酸の揮発 未熟な鶏糞は攪拌して、常に酸素を供給しつつ、 発生したアンモニア、二酸化炭素と発酵熱を逃がしてやれば良い
  19. 19. 鶏糞の発酵 〇尿酸の揮発 ・酸素がたくさんある環境では尿酸がアンモニアになりやすい ・アンモニアが十分にある環境ではpHは高くなる ・アンモニアは湯気が発生しているところでは常に揮発して  いる 鶏糞の最初の処理でロータリを導入しているところの方が 肥料焼けを起こしにくい堆肥を製造していることになる
  20. 20. 鶏糞の発酵 〇尿酸の揮発 尿酸が揮発したかの確認は、 尿酸の色が白なので、堆肥中に白い塊がなくなれば良い
  21. 21. 鶏糞の発酵 〇尿酸の揮発 鶏糞の山から白い部分が消えたといえ、 揮発し損ねたアンモニアや、 糞由来のアンモニア成分が堆肥中に残っているため、 このアンモニアを安全な形にまで再合成させる必要がある。 尿酸の揮発が終わったら、硝化作用を行う
  22. 22. 鶏糞の発酵 〇硝化作用 アンモニアから生成される亜硝酸と硝酸は非常に少量のため、 硝化作用は長い時間をかけて反応が進む 硝化作用に関わる亜硝酸菌と硝酸菌は土壌中にいる細菌で、 常温環境を好み、増殖は遅い ※硝化作用と同時に糞にある成分の分解が行われている
  23. 23. 鶏糞の発酵 始めに尿酸の揮発の反応から始まり、一旦反応が止まる 冷めてから硝化作用が長時間かけて行われる。 ※上のグラフはあくまで目安です
  24. 24. 鶏糞の発酵 1 次 2 次 3 次 4 次 1次の急激な温度上昇と尿酸の揮発が大体1週間 2~4次の硝化作用で大体2ヶ月を必要とし、 市販の発酵鶏糞の大体が2次の中期で販売しているらしい
  25. 25. 鶏糞の発酵 1次発酵より前(左)と4次発酵後(右) ※糞や小便だけでなく羽や殻も入っている
  26. 26. 鶏糞堆肥の構成成分
  27. 27. 鶏糞堆肥の構成 〇尿酸由来の窒素以外の成分 ・尿酸を除いた鶏糞の成分は飼料に影響される ・餌の種類によっては消化率が3割を切っているものがある  らしく餌がそのまま施肥に影響を与えるものがある 餌として与えているもの、給餌の方法を把握することで、 より深く鶏糞のことを考えることができる様になる
  28. 28. http://www.kyodo-shiryo.co.jp/product/product_01.html 鶏糞堆肥の構成
  29. 29. http://www.kyodo-shiryo.co.jp/product/product_01.html 鶏糞堆肥の構成
  30. 30. http://www.kyodo-shiryo.co.jp/product/product_01.html 鶏糞堆肥の構成
  31. 31. http://www.kyodo-shiryo.co.jp/product/product_01.html 鶏糞堆肥の構成
  32. 32. http://www.kyodo-shiryo.co.jp/product/product_01.html 鶏糞堆肥の構成
  33. 33. 鶏糞堆肥の構成 鶏の飼料は栽培で使う有機、無機の肥料と同じもの で構成されている 栽培時に残留性のある成分は家畜糞の中にも入っている ・トウモロコシ:有機態リン酸 ・炭カル:く溶性石灰 ・リンカル:く溶性石灰 分解後の粕、未消化分、消化時に関与した腸内細菌の 死骸や脱毛した羽由来のタンパクが肥料としての肥効となる 鶏糞を連続で施肥した時に他成分の肥効が徐々に落ちる のはおそらく上記由来か?
  34. 34. 鶏糞堆肥の構成 鶏糞の中には 炭カルやリンカル が残っている
  35. 35. 給餌 有機態リン酸やく溶性石灰は給餌の面で見ても消化されずに 下痢の要因にもなるので、吸収率を高めるために様々な努力 をしている ※給餌したものの7割が排泄されるものもある→餌代が無駄 対応は把握しているもので大きく二つ ・酵素処理 ・餌の発酵
  36. 36. 給餌 〇酵素処理:フィターゼ処理飼料 フィチン酸からリン酸を切り離す酵素 →リン酸とフィチン酸に他の要素(ミネラル等)がとられる  ことを防止する
  37. 37. 給餌 〇餌の発酵:ボカシ餌 乳酸菌の嫌気発酵等 トウモロコシの乳酸発酵はワクチン低減でも見直されている(豚) ※イムノバイオティクス 酸の強さ 乳酸 > 炭酸 炭酸塩、リン酸塩の吸収効率 の向上が見込める

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