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治験・IRB事務局に求められる業務の実際
〜事務局初級者の方へ〜
2019/11/16(土) 日本薬学会長井記念館
第23回臨床研究・治験事務局セミナー2019
信州大学医学部附属病院 長谷山貴博
E-mail:haseyama@shinshu-u.ac.jp
1
はじめに
• 本演題発表に関連して、開示すべきCOI(Conflict of Interest)関係に
ある企業等はありません。
• 本スライドの掲載内容は、演者(大学病院所属)の経験を元にした実
例と個人的見解です。実際の業務に際しては、最新の法規・ガイドラ
イン等を必ずご参照ください。
• セッション後、本スライドを長谷山のSlideShareにアップロードする予
定です。ご質問・ご指摘等あればいつでもご連絡ください。
2
アジェンダ
1. 治験・IRB事務局とは
2. 統一書式
3. 実施可能性調査・要件調査
4. IRB運営
5. 知っておきたいこと
6. 付録: 先人の言葉
3
1. 治験・IRB事務局とは
4
事務のイメージは?
• 事務(じむ)とは主に役所や会社などで、書類の作成や整理などを
行う作業全般と、これを専門に行う職業のこと。(wikipediaより)
• Google検索関連語(シークレットモード)
ハローワーク
求人
正社員
パート
新卒
医療事務
5
1. 治験・IRB事務局とは
• 女性事務員
(いらすとやより)
治験・IRB事務局とは
治験事務局
実施医療機関の長は、治験に係る業務に関する事務を行う者を選
任しなければならない。(GCP省令第38条)
治験審査委員会(IRB)事務局
治験審査委員会の設置者は、治験審査委員会の事務を行う者を選
任しなければならない。(GCP省令第28条第4項)
⇒法規で定められた治験支援の専門職!
6
1. 治験・IRB事務局とは
プロフェッショナル
GCP省令とは
「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令」
(趣旨)
第1条 この省令は、被験者の人権の保護、安全の保持及び福祉の向上を
図り、治験の科学的な質及び成績の信頼性を確保するため、医薬品、医療
機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(以下「法」とい
う。)第 14 条第3項(同条第9項及び法第19 条の2第5項において準用す
る場合を含む。以下同じ。)並びに法第 14 条の4第4項及び第 14 条の6第
4項(これらの規定を法第 19 条の4において準用する場合を含む。以下同
じ。)の厚生労働省令で定める基準のうち医薬品の臨床試験の実施に係る
もの並びに法第 80 条の2第1項、第4項及び第5項に規定する厚生労働
省令で定める基準を定めるものとする。
7
1. 治験・IRB事務局とは
治験事務局の業務
実施医療機関の長の指示により行う、以下に掲げる事務
実施医療機関の長が設置したIRBの委員の指名
治験の契約
治験実施に必要な手順書の作成
文書入手時におけるIRB、治験依頼者、治験責任医師への提出
IRBの意見に基づく実施医療機関の長からの通知文書の作成
記録の保存
その他必要な事務及び支援
(GCP省令第38条;ガイダンス第2項より、一部編集)
8
1. 治験・IRB事務局とは
IRB事務局の業務
IRBの設置者の指示により行う、以下に掲げる事務
設置したIRBの委員の指名
審査の契約
IRBの運営に必要な手順書の作成
委員名簿、会議の記録等文書の作成
実施医療機関の長へのIRBの意見書の提出
記録の保存
その他必要な事務及び支援
(GCP省令第28条、同条ガイダンス等を参考)
9
1. 治験・IRB事務局とは
治験・IRB事務局の兼任
• 治験事務局は、第28条の「治験審査委員会の事務を行う者」が兼ね
ることができる。(GCP省令第38条;ガイダンス第3項)
• 治験審査委員会事務局は、第38条の「治験に係る業務を行う者」が
兼ねることができる。(GCP省令第28条;ガイダンス第4項2)
10
1. 治験・IRB事務局とは
2. 統一書式
11
統一書式とは
• 簡素化と統一化を図るとともに、統一書式の遵守を推進することで、治験等の
効率的な実施に資するもの。(記載の手引きより)
• 誰かが作り、そして渡す…つまり“お手紙”
⇒まずはそれぞれの“意味”と“宛先”を理解しましょう!
12
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
IRB
書式1(履歴書)
• 治験責任医師が要件を満たすことを示す文書。
• 関連するGCP省令: 第10条、第42条
13
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
作成
IRB
書式2(治験分担医師・治験協力者リスト)
• 治験分担医師及び治験協力者に関する分担業務と分担者のリスト。
• 関連するGCP省令: 第36条
14
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
作成
①申請
②了承
③提出
※審査の場合も
IRB
書式3(治験依頼書)
• 治験の依頼時に、治験依頼者が実施医療機関の長に提出する文書。
• 関連するGCP省令: 第10条
15
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
責任医師の
合意のもと作成
IRB
書式4(治験審査依頼書)
• 実施医療機関の長がIRBに治験の実施又は継続について意見を求
める文書。
• 関連するGCP省令: 第30条
16
2. 統一書式
IRB 実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者作成
書式5(治験審査結果通知書)
• IRBが治験の実施又は継続について医療機関の長に通知する文書。(一枚目上部)
• 実施医療機関の長が、IRBの決定に基づく実施医療機関の長の指示、決定を、治験依
頼者及び治験責任医師に通知する文書。(一枚目下部)
• IRBが本基準に従って組織され、活動している旨をIRB自ら確認した文書。(二枚目下部)
• 関連するGCP省令: 第32条、第36条、第46条
17
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
IRB
作成
①通知
②通知
②通知
書式6(治験実施計画書等修正報告書)
• 治験審査結果が「承認」以外の場合に、修正内容を報告する文書。
• 関連するGCP省令: 第32条、第36条
18
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
IRB
責任医師の
合意のもと作成
※治験責任医師
単独の場合も
書式8(緊急の危険を回避するための
治験実施計画書からの逸脱に関する報告書)
• 医療上やむを得ない理由のために、治験責任医師が逸脱又は変更
を行った場合、その内容及び理由等を記述した文書。
• 関連するGCP省令: 第46条
19
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
IRB
作成
書式9(緊急の危険を回避するための
治験実施計画書からの逸脱に関する通知書)
• 治験実施計画書からの緊急の逸脱又は変更について、治験依頼者
が合意したことを示す文書。
• 関連するGCP省令: 第46条
20
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
IRB
作成
②提出
①通知
書式10(治験に関する変更申請書)
• 以下について、治験依頼者又は治験責任医師が実施医療機関の長へ申請す
る文書。
審査対象となる文書の追加、更新又は改訂
被験者に対する危険を増大させるか又は治験の実施に重大な影響を及ぼす治験
に関するあらゆる変更 など
• 関連するGCP省令: 第28条(ガイダンス第2項2)
21
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
IRB
責任医師の
合意のもと作成
※治験責任医師
単独の場合も
書式11(治験実施状況報告書)
• IRBの継続審査を受けるために、治験責任医師が治験の現況の概
要を年に1回又はそれ以上の頻度で作成する文書。
• 関連するGCP省令: 第48条
22
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
IRB
作成
• 治験責任医師が実施医療機関の長及び治験依頼者へ、以下につ
いて報告する文書。
全ての重篤な有害事象
治験実施計画書で安全性評価に重要と規定された有害事象 など
• 関連するGCP省令: 第48条
23
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
IRB
書式12(重篤な有害事象に関する報告書(医薬品治験))
作成
参考: 書式12関連書式
• 書式13、書式14、書式15、書式19、書式20
内容や使用目的は書式12とほぼ同じだが、試験区分が異なる。
書式12(SAEに関する報告書(医薬品治験))
書式13(SAEに関する報告書(医薬品製造販売後臨床試験))
書式14(SAE及び不具合に関する報告書(医療機器治験))
書式15(SAE及び不具合に関する報告書(医療機器製造販売後臨床試験))
書式19(SAE及び不具合に関する報告書(再生医療等製品治験))
書式20(SAE及び不具合に関する報告書(再生医療等製品製造販売後臨床試験))
• 詳細記載用書式(共通添付書式)
有害事象が発現した被験者の詳細として書式12、書式13、書式14、書式15、書式19、
書式20に結合して使用する書式。各書式と取り扱いは同様。
24
2. 統一書式
• 治験依頼者が実施医療機関の長と治験責任医師へ、以下について報告する文書。
被験者の安全に悪影響を及ぼす情報
重篤な副作用等を1年ごとに通知した発現症例一覧等
重篤で予測できない副作用等の報告
治験薬概要書の改訂前に報告する安全性情報 など
• 関連するGCP省令: 第8条、第20条
書式16(安全性情報等に関する報告書)
25
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
IRB
※IRBへの直接提出も可能 作成
書式17(治験終了(中止・中断)報告書)
• 以下について、治験責任医師が実施医療機関の長に報告し、実施医療
機関の長がIRBと治験依頼者に通知する文書。
治験の終了と治験結果の概要
治験の中止又は中断した旨の詳細 など
• 関連するGCP省令: 第40条、第49条
26
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
IRB
作成
①報告
②通知
②通知
書式18(開発の中止に関する報告書)
• 以下について、治験依頼者が実施医療機関の長に報告し、実施医療機
関の長がIRBと治験責任医師に通知する文書。
治験の中止又は中断、被験薬の開発中止
製造販売承認の取得、再審査・再評価結果の通知
文書の保存期間 など
• 関連するGCP省令: 第24条、第40条
27
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
IRB
作成
②通知
②通知
①報告
参考: 参考書式
参考書式1(治験に関する指示・決定通知書)
「治験審査結果通知(書式5)」において、IRBの決定と実施医療機関の
長の指示が異なる場合に使用する。
参考書式2(直接閲覧実施連絡票)
直接閲覧の実施日、閲覧内容等を申請するための書式。
28
2. 統一書式
“お手紙”の先に見えてくるもの
• 審査の流れ
新規治験
安全性情報
重篤な有害事象
• 特殊な体制
外部IRBと内部IRBの違い
(長=責)と(長≠責)の違い
29
2. 統一書式
審査の流れ① 新規治験
30
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
IRB
①書式1
⑥書式2,5
④書式4
⑥書式2,5
③書式3⑤書式5
①書式1
②書式2
審査の流れ② 安全性情報
31
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
IRB
④書式5
②書式4
④書式5
①書式16③書式5
①書式16
①書式16(情報が加工される可能性がないため)
審査の流れ③ 重篤な有害事象(医薬品)
32
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
IRB
①書式12
④書式5
②書式4
④書式5
③書式5
①書式12
特殊な体制① 内部IRBの場合
〇IRB事務局と治験事務局を兼務し、効率化されている。
×一方で、他職種からは業務の切り分けがわかりにくい。
33
2. 統一書式
実施医療機関の長
治験責任医師
治験依頼者
IRB
特殊な体制② (長=責)の場合
「同一人物なのでお手紙の必要がない」と考えれば、
注釈の“(長=責)”を理解しやすい。
34
2. 統一書式
治験責任医師
治験依頼者
IRB 実施医療機関の長
困ったら立ち返る場所
統一書式の注釈
各種SOP(自施設と他施設を比較)
対応するGCP省令及びGCP省令ガイダンス
新たな「治験の依頼等に係る統一書式」記載手引き
「治験に係る文書又は記録について」(事務連絡)
治験119(製薬協)
⇒これらを踏まえ、実務者同士でディスカッション!
35
2. 統一書式
3. 実施可能性調査・要件調査
36
実施可能性調査とは
• 以下のような目的のため、治験開始前に行われる調査のこと。
治験実施計画書作成のため
実施医療機関の選定のため
治験実施地域(国)の選定のため
• Feasibility調査や予備調査と呼ばれることも。
• 目的に応じた様々な内容で、専門医でないとわからないことも多い。
実施計画の妥当性(専門医)
実施可能症例数(専門医)
体制、設備、インフラの確認(事務局でもOK) など
37
3. 実施可能性調査・要件調査
実施可能性調査の対応
• 専門医でないとわからないこと
⇒適切な医師から回答してもらえるように調整する。
⇒実施可能症例数は正確に(誠実に!)報告する。
(過少だと依頼されないが、過大は信頼を損なう可能性大)
• 事務局でわかること
⇒要件調査と同じように対応する。
38
3. 実施可能性調査・要件調査
要件調査とは
• 治験の依頼をしようとする実施施設に対して、あらかじめ実施医療機関の
体制を調査すること。
実施体制
治験手続き
IRB
費用
院内設備 など
• 選定調査や本調査と呼ばれることも。
• 関連法規、業界の動向の他、実施施設のありとあらゆることを理解しなけ
れば回答できない。事務局の花形的業務。(もっと評価されて欲しい…)
39
3. 実施可能性調査・要件調査
要件調査の対応
• 実施体制
標準業務手順書(治験の実施に関わるSOP、IRBのSOPなど)
スタッフの充足(看護師、薬剤師、検査技師等の人数)
CRCの配置状況(人数、SMOの受け入れ)
CRCの業務内容
治験に関するトレーニング(GCPなど)
緊急時の対応
• 文書保管
保管媒体(紙、電磁)
保管スペース
保管期間(終了後3年、15年、25年)
保管責任者
40
3. 実施可能性調査・要件調査
要件調査の対応
• 治験薬管理
治験薬管理者
搬入・回収・破棄の手順(直送の受け入れ)
保管スペース
夜間・土日祝日対応
• 検査
院内検査(検査項目、基準値)
中央検査(Labへの発送、月1発送)
画像検査(撮像条件の受け入れ、機器認定、画像提出)
41
3. 実施可能性調査・要件調査
要件調査の対応
• 手続き
担当者と連絡先の特定(業務ごと)
打診〜契約までの手順、手順ごとの期間目安
書類様式の確認(手続き書類、契約書など)
治験開始前の準備業務に関する情報
押印・押印省略の手順
• IRB
IRB標準業務手順書
委員名簿
年間開催情報
会議の記録の概要の公開方法
実施医療機関の長とIRBとの契約(外部IRB)
42
3. 実施可能性調査・要件調査
要件調査の対応
• 費用
費用の算定方法
費用の納入方法(前払い、後払い、マイルストンなど)
• 医療費
保険外併用療養費制度の期間外
入院費(差額ベッド代、病衣代、食事代)
• 契約
二者契約 or 三者契約(or それ以上)
IRBから契約日までの期間(or 依頼者が入手するまでの期間)
契約締結まで開始してはいけない業務
43
3. 実施可能性調査・要件調査
要件調査の対応
• 院内設備
診療録等(電子カルテ、紙カルテ)
EDC環境(インターネット、OS、ブラウザ)
検体回収等の対応時間
院内消耗品の採用状況、院内物品の流用、物品購入対応
• 精度管理体制
治験薬(管理室、冷蔵庫)
臨床検査(遠心分離機、冷蔵庫、冷凍庫、ディープフリーザー)
画像検査(エコー、X線、CT、MRI、PET)
測定(体重計、身長計、体温計、血圧計)
44
3. 実施可能性調査・要件調査
スマートな対応のためにできること
• よく聞かれる施設情報は外部公開(web等)しておき、調査者にはあ
らかじめその情報を確認してもらえると効率的。
• わからないことを聞かれた時のため、各診療科への問い合わせ経
路を確保したり、各部署の問い合わせ窓口を特定しておく。
• 「なぜその情報が必要なのか」を理解しようとすると、合意形成に至
りやすくなり、過剰な対応もせずにすむ。
• 要件調査の内容自体にも間違いはあるので、おかしいと思ったらス
ルーせずに確認する。
45
3. 実施可能性調査・要件調査
4. IRB運営
46
治験審査委員会(IRB)とは
• 治験を行うことの適否その他の治験に関する調査審議を行う委員会
• 次のいずれかより選択
実施医療機関の長が設置したIRB
一般社団法人又は一般財団法人が設置したIRB
NPO法人が設置したIRB
医療関係者により構成された学術団体が設置したIRB
私立学校法人が設置したIRB
独立行政法人が設置したIRB
国立大学法人が設置したIRB
地方独立行政法人が設置したIRB
(GCP省令第27条第1項より)
47
4. IRB運営
IRB委員構成
• 構成要件
① 5名以上の委員
② 医学等の専門的知識を有する者
③ 医学等の専門的知識を有する者以外の者(3号委員)
④ 実施医療機関との利害のない者(4号委員)
⑤ IRB設置者と利害のない者(5号委員)
• 構成時の注意点
③は④⑤との兼務ができない
委員を増やす場合は③④⑤も増やす等で構成比率を保つ
④⑤は別人か複数が望ましい
男女両性で構成されることが望ましい
(GCP省令第28条ガイダンスより)
48
4. IRB運営
IRB開催準備
• 開催通知
日時、場所、議題
出欠確認
• 申請書類の受付
初回審査(必要書類の有無、試験の特徴について確認)
実施中の各種申請(情報の過不足、内容の妥当性など)
報告のみ、保管のみ、その他特殊案件の把握・判別
• 審査資料の事前配付
配付
質問の事前回収
49
4. IRB運営
IRB当日
• 準備
会場準備
成立要件の確認(委員の出欠等)
特殊案件の再確認
• 開催中
説明(治験依頼者、治験責任医師、CRCなど)
質疑応答
審議採決(治験依頼者、治験責任医師、CRC等の関係者は参加不可)
その他(事務連絡、ミニレクチャーなど)
50
4. IRB運営
IRB終了後
• 結果通知書の作成
出欠リスト(二枚目)の作成
“「修正」以外の場合の理由等”の作成
発行(IRB事務局の業務)
病院長通知(治験事務局の業務)
• 修正の確認
修正内容の確認(相談)
修正報告書の病院長通知対応
• 記録の作成
議事録の作成
「記録の概要」の作成、公開
51
4. IRB運営
より良いIRBのためにできること
• 委員構成
男女比を近づける
専門家委員の専門領域を偏らせない
非専門家委員の構成(他の専門性)
一般の立場の委員が発言しやすい環境に
• 委員教育
e-Learning(ICR-web, e-Training center, e-APRIN, CREDITSなど)
IRB前のミニレクチャー(スライド1枚程度、蓄積して常時共有)
啓発資材(日本QA研IRB委員パンフレットなど)
参考資料(GCPポケット資料集など)
• 活発な審査に
資料の事前配布、質問の事前回収
欠席委員への対応(質問回収、フィードバック)
52
4. IRB運営
より良いIRBのためにできること
• 審査の工夫
迅速審査(被験者への危険を増大させない軽微な内容)
委員の専門性を生かした審議(小児、遺伝子解析など)
• ペーパーレスIRB
コスト削減
労力低下
• 頼れる事務局になる
会議へのオブザーブ参加(適切な情報の提供)
終了後の立ち話
53
4. IRB運営
5. 知っておきたいこと
54
国際共同治験(ICH-GCP準拠対応)
• ICH-GCPの特徴(GCP省令との比較)
対象が治験のみに限定されていない(臨床研究全般を範囲とする)
研究責任者が医師に限定されていない
実施医療機関の長という役割が存在しない(契約は研究責任者がする)
資料の保管期間が長い(15年保管を求められることが多い) など
• 必要となる書類
Curriculum Vitae(履歴書、責任医師だけでなく分担医師も必要)
Confidentiality agreement(秘密保持合意書)
Form FDA1572(FDAへの新薬の使用許可申請(IND)に必要な書類)
Financial Disclosure Form(経済的関与の公表に関する記録)
Delegation list(治験責任医師が治験業務を適任者へ分担させる書類)
Investigator Agreement(治験責任医師との合意記録) など
55
5. 知っておきたいこと
保険外併用療養費制度
• 日本では混合診療(保険診療と保険外診療の併
用)が禁止されているが、一部の保険外診療に
おいてのみ認める制度。
• 対象となる治験
 患者を対象とする第Ⅰ相試験
 第Ⅱ相試験、第Ⅲ相試験
 長期投与試験(第Ⅱ/Ⅲ相試験からの長期投与試験)
 薬事・食品衛生審議会の指示回答のために実施する
追加試験
• 「治験薬投与期間中」における「すべての検査・
画像診断、同種同効薬」以外の部分について、
保険請求が認められる(=当該部分は依頼者へ
請求される)。
56
5. 知っておきたいこと
治験に係る保険外併用療養費制度 解説とQ&A
じほう(2015) より引用・一部改変
費用関係
• 賠償
違法性を前提とする責任。
• 補償
違法性を前提としない責任。
医法研ガイドラインを参考にして設定するのが一般的。
• 各種制度
医薬品副作用被害救済制度
高額療養費制度
国が指定する難病医療費助成制度(特定医療費)
57
5. 知っておきたいこと
治験の仲間たち
• 医療機器治験
医療機器GCP省令
 “不具合”の概念
• 再生医療等製品治験
再生医療等製品GCP省令
“不具合”の概念
• 医師主導治験
医師主導治験に関する基準(GCP省令及びガイダンス)
医統一書式(治験促進センター)
各種SOP雛形(治験促進センター)
58
5. 知っておきたいこと
治験の仲間たち
• 拡大治験(人道的見地から実施される治験)
生命に重大な影響がある疾患であって、既存の治療法に有効なものが存在しな
い疾患の治療のため、国内開発の最終段階である治験(主たる治験)の実施後
あるいは実施中(組み入れ終了後)の治験薬等を、治験の枠組みのもとで提供す
るもの。主たる治験の実施に影響を及ぼさないことを前提とする。
関連資料
人道的見地から実施される治験の実施について(薬正審査発0122第7号)
主たる治験情報リスト(PMDA)
拡大治験情報リスト(PMDA)
59
5. 知っておきたいこと
市販後調査(PMS)
• 調査区分
安全性定期報告
市販直後調査
使用成績調査(一般使用成績調査、特定使用成績調査、使用成績比較調査)
製造販売後データベース調査
製造販売後臨床試験(第Ⅳ相試験)
• 関連法規、参考資料
GVP省令
GPSP省令
各製品の審査報告書(PMDA)
公正競争規約第5条Ⅲ-4調査・研究委託に関する基準(公正取引協議会)
60
5. 知っておきたいこと
まだまだあります関連法規
ヘルシンキ宣言
ICH-ガイドライン
臨床研究法
人を対象とする医学系研究に関する倫理指針
個人情報保護法
ゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針
厚生労働科学研究における利益相反の管理に関する指針について
(厚生労働省) など
61
5. 知っておきたいこと
学びに終わりはない
CRC業務、CRA業務
臨床検査、画像検査、薬理
QMS、品質管理
医療保険、医療福祉
利益相反、知財管理
臨床研究、医療統計
医の倫理、歴史 など
⇒ひとりでは限界がある…パーティーを組みましょう!
それぞれについて、仲間になってくれる人はいますか?
62
5. 知っておきたいこと
参考: 求められる能力
国語: わかりやすい文章の作成
IT: 文書作成ソフトの利用、システムの仕様理解 など
英語: 海外当局査察、外資系企業の施設訪問、SIP(TC) など
コミュニケーションスキル
情報収集力
論理的思考
合意形成術
プロジェクトマネジメントスキル など
63
5. 知っておきたいこと
6. 付録: 先人の言葉
64
かつて初級者だった事務局たちへのアンケート
調査方法: Webアンケート(記名式)
調査対象: 「治験事務局友の会」の会員で、満2年以上の実務経験を
持つ現役事務局
調査期間: 2019/10/16~2019/10/21
回答者数:19名
※意味を損なわないように編集をしてあります。
65
6. 付録: 先人の言葉
Q. 初級者時代に経験した
辛かったこと・苦労したこと・困ったこと
66
◇聞く人がいない
• 独りきりだったので、相談する人がいなく何をするにも不安だった。
• 同僚に相談しても全員知識不足だった時に、立ちすくむ事しかでき
ず途方に暮れていた。
• 色々なケースに対し相談できる相手がなく、相談相手はほぼ経験の
あるモニターだった。
• 前任者にはGCP省令を読めば判ると言われ、引継ぎ1週間で放り出
された。相談する相手もおらず、何を作成するにもモニターに毎回相
談していた。
6. 付録: 先人の言葉
Q. 初級者時代に経験した
辛かったこと・苦労したこと・困ったこと
67
◇他業界からの転職
• 医療業界の経験が全くないまま入職したが、何でも分かっている前
提で話しかけられるので、最初の1年はGCP省令の知識等を身につ
けるのに必死だった。
• 初めて聞く単語ばかりだったので全然理解できなかった。医療従事
者と気軽に話すことはなかったので白衣を着ている人に話しかける
だけで緊張した。依頼者とCROの会社名が長くて聞き取れなかった。
• 治験という業界の浅い深いも知らない状態のため、課題が課題であ
ること自体に気がつくまで時間がかかった。
6. 付録: 先人の言葉
Q. 初級者時代に経験した
辛かったこと・苦労したこと・困ったこと
68
◇知識、情報不足
• GCP省令が理解できず、統一書式の意味や流れを覚えるのに時間
がかかった。
• GCP省令とガイダンス、課長通知の違いがわからなかった。
• 治験に関する知識がなく、資料整理、IRB運用の正解がわからない。
• 統一書式の書類の運用、記載に注意すべきことに慣れるのも大変。
• 新しい制度についてよくわからず困っていた。
6. 付録: 先人の言葉
Q. 初級者時代に経験した
辛かったこと・苦労したこと・困ったこと
69
◇理解できない
• 前回通りの作業をしているだけで、正しいのかも判断できなかった。
• 業務が複雑で、ひも解いて理解するのに時間がかかった。
• 契約書の細かい内容の意図するところがわからなかった。
• 意味も分からずにテープ起こしからIRB議事録を作成していたので、
審議内容が全く見えてこず、読み返しても何が問題なのか理解出来
なかった。
6. 付録: 先人の言葉
Q. 初級者時代に経験した
辛かったこと・苦労したこと・困ったこと
70
◇判断できない
• 依頼者側から矢継ぎ早に求められる見解確認に対し、何に基づいてどう
判断すればよいのか見当もつかず、途方に暮れた。
• 何かトラブルが起こっても、自分一人で適切な判断を下せるほどの知識・
経験がないため困った。
• 直接閲覧や監査での指摘に、しっかり対応・回答できなかった。
• 契約書の条項を追加する要望に、応じても良いのか判断できなかった。
• CRCから相談を受けても、あまり良いアドバイスをしてあげられなかった。
6. 付録: 先人の言葉
Q. 初級者時代に経験した
辛かったこと・苦労したこと・困ったこと
71
◇負担、難しい
• 依頼者やCRCの業務にバラツキがあり、それぞれの方法に合わせた
り、時には正したり、ということが難しかった。
• 担当になった年に実地調査があり、何をすればいいかわからない状
態だった。
• 医師主導治験のSOP作成
• 資料の授受・管理
6. 付録: 先人の言葉
Q. 初級者時代の自分に、今アドバイスできるなら?
72
◇GCP省令、SOP、統一書式
• とりあえずSOP、GCP省令をよく読んでみてください。
• 事務局業務を開始して数カ月経過した際に、手続き関連のところを
作業しながら読み返すと、業務の意味が理解できると思います。
• GCP省令とSOPを読みこなし、何のためにこんな決まりごとがあるの
かを咀嚼すること。その上で、日常の業務場面と諸規定を常にリンク
させる習慣を身につけること。
• 「治験依頼等に係る統一書式」記載の手引きを早く入手し、統一書
式が何を根拠に作成されているか早く理解すること。
6. 付録: 先人の言葉
Q. 初級者時代の自分に、今アドバイスできるなら?
73
◇人に聞く
• 他施設の事務局担当者と交流を持ちましょう。
• 協力者、相談相手を見つけましょう。
• 分かる人に相談して一つ一つ丁寧に対応していけば、なんとかなる
• わからないことは悩まずに周りに聞くこと!
• 恥も気にせず、いろんな人にぜひ聞いてください。
• わからないことはどんどん質問し、聞いたことは必ず記録に残す。
• CRCからのアドバイスはとても有用である。
6. 付録: 先人の言葉
Q. 初級者時代の自分に、今アドバイスできるなら?
74
◇情報収集・勉強
• 自分から情報を取得できるようにアンテナを持つこと。
• 製薬協のウェブサイトに公開されている各種資料に目を通すなどして、ス
ポンサーの事情や取り組みに慣れ親しんでおく。
• セミナー等には自ら積極的に参加しましょう。
• 1年目はセミナー等に参加しても内容についていけないこともありましたが、
経験を積むとともに”これが気になる”と思うものが出てきたりして、情報収
拾の場にしたいと思えるようになりました。焦らず無理のない範囲で参加
してみてください。
• 英語の勉強もするべき!
6. 付録: 先人の言葉
Q. 初級者時代の自分に、今アドバイスできるなら?
75
◇時間が解決する
• 経験を積むことで、自然と知識は身につく。
• 失敗も積み重ねていけば少なくなり、やがて悩んでいたことが薄らいでいく。
• 分からなくても、いつか点と点が線になる。
• 経験により判ってくることもあるので、あんまり焦りすぎないように。
• 最初のうちはGCP省令やSOPを読んで理解できなくても、実務をこなしていく
うちに2年も経てば繋がってくるものなので、焦らずにいきましょう。
6. 付録: 先人の言葉
Q. 初級者時代の自分に、今アドバイスできるなら?
76
◇考え方・マインド
• 絶えず謙虚に諦めず、時には開き直ってやり過し進化を楽しもう!
独りも悪くない。
• 苦労も多いですが、経験を積んでわかってくると、やりがいのある仕
事だと思える日がきっとくる。
• 施設のやり方が絶対というわけではなく、柔軟な発想を持って!
• 各種で様々な対応方法があり、正解はないように思う。非効率と感
じる部分があれば、事務局は改善案を発信しやすい位置にいること
を、頭の片隅に置いておいてください。
6. 付録: 先人の言葉
治験事務局・治験審査委員会(IRB)事務局の実務者コミュニティです。
目的: 情報交換と相互支援を行い、治験・臨床研究の発展, 向上に寄与す
ること。
会員数: 正会員76名、賛助会員6名(2019年8月時点)
FBページ: https://www.facebook.com/chikenjimtomo/
※FBアカウントが無くてもアクセス可、入会申込みフォームあり
最近の話題
• 研究費と手技料について
• 臨床研究の情報・進捗管理について
• 迅速審査の対象について
• SMOへの業務委託について
77
参考: 治験事務局友の会(jimtomo)について 6. 付録: 先人の言葉
謝辞
• スライド作成、レビュー協力
大江祐子、小野雅子、小林邦俊、滝澤真希
村尾知彦、山崎乃里子、雪吉歌小里
• アンケート回答協力
荒木理江、植原佳代子、内田真実、大江祐子、小野雅子
河田慎平、滝澤真希、武石由香里、田中百合子、身崎昌美
村尾知彦、山崎乃里子、雪吉歌小里、吉川実希、米田花織 他4名
(敬称略、50音順)
78

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