More Related Content Similar to 統合監視ソフトウェア Zabbix新バージョン2.0の紹介 Similar to 統合監視ソフトウェア Zabbix新バージョン2.0の紹介 (20) More from takanori suzuki More from takanori suzuki (8) 統合監視ソフトウェア Zabbix新バージョン2.0の紹介3. ZABBIX-JP について
日本におけるZabbixコミュニティー
http://www.zabbix.jp
2005年より活動開始
日本向けRPMパッケージ・Yumリポジトリの公開
フォーラムでのサポートの提供
修正パッチの作成・投稿
リリースノート、マニュアル、WebUIの翻訳
各種ドキュメントの公開
今日はZABBIX-JPのブースで Zabbix 2.0.0RC1 の
デモ環境の展示をしているので、触ってみてください。
6. Zabbix = 統合監視ソフトウェア
監視機能
機器から情報を取得する
取得したデータの保存
履歴管理・表示機能
監視データの管理・表示
グラフ、マップの表示
障害履歴管理・表示
障害検知・通知機能
障害を検知するための閾値設定
管理者への障害/復旧通知
7. Zabbixの特徴
主な特徴
オープンソース・ソフトウェア
Webインターフェースから選択式による監視設定、表示が可能
柔軟に設定可能な監視、障害検知、通知機能
マップ、グラフ、複数グラフの表示機能
監視設定、収集データをRDBMSで一元管理
テンプレートによる監視、障害検知、グラフ設定の一元管理
ユーザスクリプトによる監視項目の拡張機能
さまざまなOSに対応した専用エージェント
SNMP、IPMI、ODBC、sshなどエージェントレスの監視にも対応
Zabbixプロキシによる大規模システムの監視機能
8. Zabbix動作環境
障害通知
SNMP &
SNMP Trap
ネットワーク機器
MySQL Zabbixサーバ
Zabbixエージェント
Zabbix エージェント導入サーバ
Ping/ポート監視
Telnet/SSH
表示
Zabbix Web
インターフェース
設定
管理者 Zabbixエージェント未導入サーバ
9. 対応プラットフォーム
プラットフォーム Zabbixサーバ Zabbixエージェント
Linux ○ ○
Windows - ○
Solaris ○ ○
AIX ○ ○
HP-UX ○ ○
Mac OS X ○ ○
FreeBSD ○ ○
OpenBSD ○ ○
Novell Netware - ○
SCO Open Server ○ ○
Tru64/OSF ○ ○
10. 監視機能: Zabbix Agent機能
基本監視項目
リソース監視 (CPU、メモリ、ディスク、ネットワークの各使用率)
ポート監視
プロセス監視
ログ監視
ファイル監視
Windowsサービス監視
Windowsイベントログ監視 など
監視項目を独自に拡張可能
アプリケーションの監視などを独自に設定可能
独自監視プログラムなどで利用
11. 監視機能: SNMP, SNMP Trap監視
SNMP, SNMP Trap によって、ネットワーク機器などの
監視が可能
TelnetまたはSSH経由でのコマンド実行結果を監視結果と
して保存可能
エージェントレスでの監視が可能
パスワードや鍵の事前登録が必要
SNMP
Zabbixサーバ
SNMP Trap
SNMP 対応機器
12. 監視機能: Telnet, SSH監視
Telnet, SSHを利用したサーバ監視が可能
TelnetまたはSSH経由でのコマンド実行結果を監視結果と
して保存可能
エージェントレスでの監視が可能
パスワードや鍵の事前登録が必要
コマンドの実行
Telnet, SSH が
Zabbixサーバ 起動しているサーバ
実行結果の監視
13. 監視機能: その他
IPMI監視
電源の故障、ファンの故障、温度などを監視
データベースモニタ監視
UnixODBCを利用してDBを監視
シンプルチェック監視
TCPポート、Ping などシンプルな監視
Zabbixインターナル監視
Zabbix自体の状況を監視
外部チェック監視
任意のコマンドの実行結果を監視
計算監視
Zabbix内の他の項目の監視結果を、計算して値を監視結果
として保存
などなど
14. 表示機能
監視データ表示
障害発生箇所の一覧表示
グラフ表示
マップ表示
スクリーン機能 (レポート作成機能)
15. 通知機能
メールによる通知
障害時/復旧時の通知
送信するメールの内容を設定可能
通知先・障害レベルの設定が可能
通知するユーザー/グループを設定可能
通知する障害レベル設定が可能
スクリプトにより、通知方法をカスタマイズ可能
自動でプロセスの再起動
特定のアプリケーションを実行
16. その他: Zabbixプロキシによる監視
大規模なシステムや遠隔地の拠点の監視が可能
監視設定や収集データはZabbixサーバで一元管理
• 監視設定
• 監視データ Zabbixサーバ
拠点A
Zabbixプロキシサーバ Zabbixプロキシサーバ
17. その他: 監視テンプレート
監視テンプレートとは
監視項目設定、障害閾値設定、グラフ設定をひとまとめにして
扱うことができる機能
ホストとリンクさせることで、テンプレートに含まれる設定内容を
一括適用することが可能
複数台のサーバで共通の監視設定をテンプレート化して管理
することで、監視設定の管理を容易にすることができる
テンプレートA ホストX
• 監視項目A • 監視項目A • 監視項目B
• 障害閾値A • 障害閾値A • 障害閾値B
• グラフA • グラフA
テンプレートB ホストY
• 監視項目B • 監視項目B
• 障害閾値B リンク • 障害閾値B
19. 2.0 リリース時期について
2012年春を予定
状況によっては予定が変更される可能性もあり
(To be released when ready)
2012/3/13に2.0の最初のRC版(2.0.0 RC1)がリリース
2.0 からは Zabbix SIA から RPM, DEB などのパッケージも
提供
過去のリリース状況
1.4 ・・・ 2007/5
1.6 ・・・ 2008/9
1.8 ・・・ 2009/12
2.0 ・・・ 2012/3, 4??
※奇数バージョンは開発版、偶数バージョンは安定版になります
20. 2.0 での追加機能
Zabbix API の正式実装
JMXを利用したJavaアプリケーション監視機能
監視対象デバイスの自動検知
ハードウェア構成情報の自動収集
Webインターフェイスのデザインの改善
SNMP Trap機能の強化
21. Zabbix API の正式実装
1.8 において試験的に実装されていたZabbix APIを正式に実
装
JSON-RPCを利用したAPIにより、API経由での監視結果の取
得や監視設定の追加・変更・削除が実現可能
コミュニティーにおいて、すでにRubyによるコマンドラインツールや
各種プログラム向けのライブラリが利用可能
APIを利用して作成された、iPhoneやAndroidアプリが存在
APIへアクセス
Zabbixサーバ
Webサーバ JSON-RPC プログラム
結果を取得
22. JMXを利用したJavaアプリケーション監視機能
以前はzapcatを利用し実現していたJavaアプリケーションの監
視機能をZabbix自体に実装
ZabbixサーバーやJavaアプリとは別にZabbix Java Gatewayを経由し
てデータを取得
Zapcatと比べ、記法は少し変更
JBoss, WebLogic, WEBSphere, Tomcat などに対応
Tomcat
Zabbix Server
JMX Tomcat
Zabbix Java Gateway
Zabbix サーバー
24. JMXを利用したJavaアプリケーション監視機能
JMXエージェント監視の設定方法
JMXのセットアップ
/etc/zabbix/zabbix_server.conf の編集
JavaGateway=localhost
JavaGatewayPort=10052
StartJavaPollers=5
/etc/zabbix/zabbix_java_settings.sh の編集
LISTEN_PORT=10052
zabbix-java-gateway サービスの起動
# service zabbix-java-gateway start
監視アイテムのタイプとして「JMXエージェント」を選択して設定
25. 監視対象デバイスの自動検知(LLD)
ネットワークデバイス名、ディスクデバイスの構成などを検知し、
自動的に監視対象に追加
自動検知により、細かな構成の違いによるテンプレートの分割
が不要に
各マシンに合わせて自動的に
監視項目を検知
Zabbixサーバ
監視テンプレート
監視
27. ハードウェア構成情報の自動収集
OS、MACアドレス、CPUアーキテクチャ、などを収集し、インベン
トリ情報として自動登録可能
アイテムの登録画面からインベントリへの取込みが設定可能
30. SNMP Trap機能の強化
煩雑であったSNMP Trap監視設定を容易に設定可能
1.8まで必須であった、Zabbix Sender実行用のカスタムスクリ
プトの作成が不要
snmptrap[正規表現]、snmptrap.fallback というキーが新規
追加
簡易化
32. その他
Zabbix 2.0 のロードマップページ
http://www.zabbix.org/wiki/Docs/specs/2.0_roadmap
43. 2.0.0 RC1版の利用について
ZABBIX-JPから2.0.0 RC1のrpmを提供中
URL: http://www.zabbix.jp/
zabbix-java-gateway パッケージが追加
パッケージの依存関係は、Zabbix-1.8.*用の依存パッケー
ジ + javaパッケージ(1.6.0以上)
JMX関連のものが簡単に設定できるようパッケージング済み
RHEL5, RHEL6相当のOSに対応
バグを見つけたら、バグレポートをお願いします
RPMは以下URLから取得してください
URL: http://www.zabbix.jp/node/1468
44. RPMのインストール
依存パッケージをyumでインストール
# yum install java-1.6.0-openjdk OpenIPMI-libs net-snmp ¥
unixODBC OpenIPMI OpenIPMI-libs mysql httpd php ¥
php-bcmath php-gd php-mbstring php-xml php-mysql ¥
gnutls mysql-server
依存パッケージfping, iksemelをzabbix-jpから取得しイン
ストール(以下はCentOS6 x86-64での例)
http://zabbix.jp/binaries/relatedpkgs/
# rpm -ihv fping-2.4b2-16.el6.JP.x86_64.rpm ¥
iksemel-1.4-2.el6.JP.x86_64.rpm
45. RPMのインストール
Zabbixパッケージをインストール
# rpm -ihv zabbix-2.0.0rc1-0.el5.JP.i386.rpm ¥
zabbix-agent-2.0.0rc1-0.el5.JP.i386.rpm ¥
zabbix-java-gateway-2.0.0rc1-0.el5.JP.i386.rpm ¥
zabbix-server-2.0.0rc1-0.el5.JP.i386.rpm ¥
zabbix-server-mysql-2.0.0rc1-0.el5.JP.i386.rpm ¥
zabbix-web-2.0.0rc1-0.el5.JP.i386.rpm ¥
zabbix-web-mysql-2.0.0rc1-0.el5.JP.i386.rpm
46. MySQLデータベースの設定
/etc/my.cnf を以下のように設定
[mysqld]
・・・デフォルトの設定は残す・・・
character-set-server=utf8
skip-character-set-client-handshake
# mysqldセクションに含まれるよう、mysqld_safeよりも上に設定を書くこと
[mysqld_safe]
・・・デフォルトの設定は残す・・・
設定後、mysqldを起動
# service mysqld start
47. MySQLデータベースの設定
Zabbix用のDBを作成
# mysqladmin create zabbix
DBに権限を設定
以下の太字箇所は左から「DB名」、「ユーザー名」、「パスワード」を
意味しています
# mysql -uroot
mysql> grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost identified by 'zabbix';
mysql> flush privileges;
48. MySQLデータベースの設定
初期データをZabbix用DBへ入力
# mysql -uroot zabbix ¥
< /usr/share/doc/zabbix-server-2.0.0rc1/database/mysql/schema.sql
# mysql -uroot zabbix ¥
< /usr/share/doc/zabbix-server-2.0.0rc1/database/mysql/images.sql
# mysql -uroot zabbix ¥
< /usr/share/doc/zabbix-server-2.0.0rc1/database/mysql/data.sql
58. Zabbix Server の設定
/etc/zabbix/zabbix_server.conf の以下項目を次のよう
に設定
DBName=zabbix <- データベース名を設定
DBUser=zabbix <- データベースユーザ名を設定
DBPassword=zabbix <- コメントアウトを外しデータベースパスワード設定
設定後、zabbix-server を起動
# service zabbix-server start
59. Java Gateway の設定
/etc/zabbix/zabbix_java_settings.sh の以下項目を次のよ
うに設定
LISTEN_PORT=10052 <- JavaGatewayのポートを設定
/etc/zabbix/zabbix_server.conf の以下項目を次のように設
定
JavaGateway=localhost <- JavaGatewayを動作させるホストを設定
JavaGatewayPort=10052 <- zabbix_java_settings.shと同一ポートを設定
StartJavaPollers=5 <- JavaGatewayへ接続するプロセス数を設定
zabbix-server を再起動し、zabbix-java-gatewayを起動
# service zabbix-server restart
# service zabbix-java-gateway start
60. Zabbix Agent の設定
/etc/zabbix/zabbix_agentd.conf の以下項目を次のよう
に設定
Server=127.0.0.1 <- ZabbixサーバのIPアドレスを設定
Hostname=Zabbix Server <- WebUIのホスト設定で登録するホスト名
ListenIP=127.0.0.1 <- ListenするIPインターフェースを設定
設定後、zabbix-agent を起動
# service zabbix-agent start