DC
Interconnect
(MPLS)
The Internet
4x spine,16x leaf による1G & 10G Mixed VCF構成 (Max 16 racks per VCF)
Virtual Chassis Fabricの使用例(1)@DCネットワーク
ネットワーク管理者
Switches to Manage
= 1 !!! For ~28 Racks
DC Edge Router
(MX)
Load-Balancer
Service Gateway
(SRX)
Spine Switch
(QFX5100-24Q x4)
Access Switch
( EX4300-48T x8) Access Switch
( QFX5100-48T x8)
異なるLCへの
NIC Teaming
異なるLCへの
LAG
10G Server1G Server
10G POD1G POD
28.
DC
Interconnect
(MPLS)
The Internet
奇数ラック、偶数ラックでのVCF分割による高可用設計 (Max36 racks per 2x VCFs)
Virtual Chassis Fabricの使用例(2)@DCネットワーク
ネットワーク管理者
Switches to Manage
= 3 !!! For ~60 racks
DC Edge Router
(MX)
Load-Balancer
Service Gateway
(SRX)
Spine Switch for Even VCF
(QFX5100-24Q x2)
Access Switch
(QFX5100-48T)
異なるVCFへの
Teaming
Critical
Server
Cluster
Server
VCFまたぎの
Clustering
Spine Switch for Odd VCF
(QFX5100-24Q x2)
`
Core VC Switch
(QFX5100-24Q x2)
Virtual Chassis Fabricの構成方法について-2
VCFを構成する際には、
Plug-and-PlayでのVCF構成を提供する“Non-Preprovisioned mode”と、
Spineについての設定のみを投入する”Auto-Provisioned mode”、
最低限の設定投入によりVCを構成する“Preprovisioned mode”から選択が可能です。
一般的により高いSLAが求められるデータセンターへのデプロイ時には“Preprovisioned mode”
でのVCF構成を推奨します。
これによりシリアルでのハードウェア管理による、より安定した運用と、OSアップグレード時に
おけるNSSUサービスが提供されます。
# set virtual-chassis preprovisioned
# set virtual-chassis member 0 role routing-engine
# set virtual-chassis member 0 serial-number 111111111111
# set virtual-chassis member 1 role routing-engine
# set virtual-chassis member 1 serial-number 222222222222
# set virtual-chassis member 2 role line-card
# set virtual-chassis member 2 serial-number 333333333333
# set virtual-chassis member 3 role line-card
# set virtual-chassis member 3 serial-number 444444444444
…
Preprovisioned modeを宣言
Spineとして動作させる2〜4台の筐体をRouting-Engineとする
その他の筐体のRoleはすべてLine-card
各筐体毎のシリアルNo.を投入
34.
Virtual Chassis Fabricの接続方法について-1
VCFを構成する際には、VCFの仮想バックプレーン(VCP)同士を接続する必要があります。
プラットフォームによって工場出荷時の状態でVCPが設定されているものとそうでないものがあり
ます。
ファイバーのイーサネットポートをVCPにコンバートするコマンドは以下の通りです。
必要に応じてVCPの設定追加・削除をした上でVC接続を行ってください。
request virtual-chassis vc-port set pic-slot <pic-slot> port <port-number> member <member-id>
request virtual-chassis vc-port delete pic-slot <pic-slot> port <port-number> member <member-id>
EX4300シリーズQFX5100シリーズ
デフォルトのVCP
(et-0/2/0~3)
デフォルトのVCP
(なし)
ファイバー・
イーサネットポート
ファイバー・
イーサネットポート
Virtual Chassis Fabricへのアクセスについて-2
・ネットワークアクセス
仮想管理インターフェイスであるVME(Virtual Management Ethernet)にIPアドレスを付与す
ることでMaster REがVMEのアドレスへのアクセス要求に返答を行います。これによりひとつの
IPアドレスで仮想シャーシへのネットワークアクセスが提供されます。
ケーブリングはMaster REになりうる2〜4つの筐体でのみリンクアップさせておけば他は不要で
す。
ネットワーク管理者
SSH,Telnet,FTP,etc…
管理セグメント
set interface vme unit 0 family inet address <address/mask>
Member2 :LC 2
Member3 :LC 3
Member4 :LC 4
Master RE
Backup RE
39.
Virtual Chassis Fabricメンバー追加方法について
VCFにメンバーの追加を行うには、以下の手順に沿って実行することをおすすめします。
Step.1 動作しているVCFメンバーと同じバージョン※にしたデフォルトコンフィグの筐体を用意し、
動作モードをFabricに変更し、必要なポートをVCPにコンバートした後、電源をOffにしておく
Step.2 必要に応じて、既存VCFに新たに接続するファイバ・イーサネットポートをVCPにコンバートする※
Step.3 新しいメンバーの筐体シリアル番号をVCのコンフィグに追加してCommitする
Step.4 追加する新しいメンバーからまず1本だけVCPの物理結線を行う
Step.5 追加する新しいメンバーの電源を投入して起動するのを待つ
Step.6 正しく新しいメンバーがVCFに組み込まれていることを確認する
Step.7 2本目のVCPの接続を行う
Master RE
※Auto Software UpgradeやAuto VCP Provisioningの手順はここでは割愛
Master RE
Step.1 Step.2~3
Master RE
Step.4〜5
Master RE
Step.6〜7
40.
Virtual Chassis Fabricメンバー交換方法について
ハードウェア障害などによりVC内のメンバーを交換する必要がある場合には、
以下の手順に沿って交換の実行を行うことをおすすめします。
Step.1 交換したいメンバーのシャットダウンを行い、VCFから取り外す
Step.2 OSバージョンをあわせた新しいメンバーを用意し、動作モードをFabricに変更し、接続予定のファイバ・イーサネット
ポートをVCPにコンバートする
Step.3 古いメンバーの筐体シリアル番号を新しいメンバーのものに書き換えてCommitする
Step.4 追加する新しいメンバーからまず1本だけVCPの物理結線を行う
Step.5 追加する新しいメンバーの電源を投入して起動するのを待つ
Step.6 正しく新しいメンバーがVCFに組み込まれていることを確認する
Step.7 2本目のVCPの接続を行う
Master RE Master RE
Step.2~3
Master RE
Step.4〜5
Master RE
Step.6〜7Step.1
replace pattern XXXXXXXXXXXX with YYYYYYYYYYYY
commit
YYYYYYYYYYYY
XXXXXXXXXXXX
41.
Virtual Chassis FabricHA機能について
Routing Engine(RE)の障害時に出来る限り高速な切り替わりを提供するためには、以下の4行
の設定投入をしておく必要があります。
VCFの初期構成時点で使用しているL2/L3プロトコルの種類に限らずこの4行の設定は無条件に投
入しておくことをおすすめします。
set chassis redundancy graceful-switchover
set routing-options nonstop-routing
set protocols layer2-control nonstop-bridging
set system commit synchronize
KernelやInterface、L2/L3テーブルをRE間で同期
L3のプロトコルステータスをRE間で同期
L2のプロトコルステータスをRE間で同期
おまじない
42.
Virtual Chassis FabricHA構成について
Virtual Chassis Fabricによるネットワークデザインにおいて、どのような障害時においてもより
高速なフェイルオーバーを提供するコツは、シングルポイント障害においてインターフェイスの
消滅を招かない構成です。
出来る限りラインカードをまたぐLAGによる外部接続デザインとしておくことをおすすめします。
これはNSSUを使用したOSバージョンアップ時にシステムに対してダウンタイムを最小化する前
提条件でもあります。
Master RE
Backup RE
Master RE
New Master RE
このデザインの場合、New MasterはLCの死活、インターフェイスの有無、プロトコル
への反映などの処理を行うため、切り替わり時間が多少遅くなる
Master RE
Backup RE
外部との接続をラインカード跨ぎの論理インターフェイス(LAG)にしておくこと
で障害時におけるより高速なフェイルオーバーを提供することが可能となる