Test
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ポジショニング
製品を売りやすくではなく、製品を買いやすくするた
めにどうしたらよいか考える。
ポジショニングの目的とは、ターゲット・カスタマー
の頭の中に、「この状況ではこの製品を購入するのが
ベスト」という観念を植え付け、それが未来永劫消え
ないようにすることである。
Positioning
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ターゲット顧客の頭の中に、自社製品について独自のポジションを築き、ユニークな差別化
イメージを植えつけるための活動。顧客に自社製品のユニークな価値を認めてもらうこと
で、競合製品に対して優位に立つことを目的にしている。
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出典:Globis.jp
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ポジショニングを考える時に注意する4項目
• ポジショニングという言葉は名詞であって、決して動詞ではない。つまり、ポジショニングというのは、
企業あるいは製品のあるがままの特質を表すものであり、「そうであればよい」とか、「その方向にもっ
1 ていきたい」という属性を表す言葉ではない。
• ポジショニングは、購入に関する顧客の決断にもっとも大きな影響を与える要素である。顧客は、企業あ
るいは製品のポジショニングをもとにして製品を評価したり、購入に関する決断を下したりする。このこ
とから、顧客が製品を評価するという行為は、単純に、すでに確定しているポジショニングを是認するか
2 どうかということでもある。
• ポジショニングは、企業あるいは製品に対して人々が抱いている観念に根ざすものであり、決して、ベン
ダーが随意に選んだ言葉で表わされるものではない。よって、正しいポジショニングをしたいと願うなら
ば、宣伝のキャッチコピーをそのまま使うのではなく、製品に対して人々が感じていることをフレーム
3 ワークとすべきである。
• ポジショニングの変更はなかなか受け入れがたいものである。つまり、人々は、すでに自分の頭の中にあ
る観念を変えてほしくないと願うものであり、このことから、人が考えていることをできるだけ変えなく
4 て済むようにするというのが、ポジショニングの要諦のひとつである。
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ポジショニングプロセス
1.メッセージの作成
•「ターゲットマーケットにおいて、マーケットリーダーとしての
地位を確立している」というベンダーのメッセージを、2つのセ
ンテンスからなるポジションステートメントに要約する
4.フィードバックと作戦変更 2.裏付けの準備
•競争相手はこちらのポジショニングの不備な点を見つけてそこを突いて •作成したメッセージが簡単に反駁されるようなものであれば意味をなさな
くるだろう。その時には不備な点を修復して反撃に出なければならない。 い。ここで大切なのはそのような反駁を打ち破るための十分な裏付けを用
意しておくことである。
3.顧客への伝達
•ここで大切なのは、しかるべき順序で、しかるべき相手に向かっ
て、メッセージを正しく伝えることである。