組織の中で体系化されたタスク管理を行うデザイナー／エンジニアとは違い、フリーランスは、案件ごとに異なるタスク管理方法にチャンネルを切り替える必要があります。特に顧客が非IT系業種の場合、「タスク管理という概念」そのものから教育したり、場合によってはタスク管理システムの導入を諦めたり……。黒野が出会った様々な現場でのタスク管理法について、いくつかのケースに分けてご紹介します。

1. フリーランスが出会う
現場のタスク管理法あれこれ
DIST.20 / crema design 黒野明子

2. 自己紹介
黒野明子 @crema
フリーランスWebデザイナー
▶ 小売店や小企業のWebサイト構築と運用
▶ 小・中規模のWebサイトのUI設計
▶ Illustrator, Photoshop, XD関連の講師業
▶ Adobe Community Evangelist

3. フリーランスは
案件ごとに
環境が大きく変わる

4. どのようなタスク管理が
可能になるかは
顧客のITリテラシーに
影響を受ける

5. 顧客（と私）のITリテラシーレベルに合わせた
ケースを見てみましょう
つの4

6. 初級編 メーリングリストですべてをやりとり
中級編 顧客にBacklogの使い方を教育
中級編
黒野が そもそもRedmineやBacklogの
使い方をエンジニアさんに教育された
上級編 いまどきっぽい？GitHubのIssueと
Projectでのカンバン方式

7. 初級編 メーリングリストですべてをやりとり

8. 初級編 メーリングリストですべてをやりとり
▶ 日本の伝統産業関連の団体
▶ 平均年齢高め
▶ パソコンかなり苦手
▶ ただし最近ほとんどのメンバーがスマホに買い換えた

9. スマホの標準メールアプリで
すべてが完結するように進める
ポイント

10. やりとりはメーリングリストで
→ Backlogのアプリは複雑すぎる
→ LINEだと話題が流れる

11. 1議題1スレッドになるように管理
→ メールにそのまま「返信」するルール

12. 黒野はGmailの中で
スレッドにタグをつけて管理

14. スマホでチェックできるよう
写真やテキストを.zipで固めない
→ .docや.pdfも、そのままならメールアプリ内で読める

15. たまに
リストに入ってない人からも
連絡あり
→ ゲストとして投稿権限を付与する

16. 夜中には連絡しない
→ スマホが鳴るとマズいので……！

17. 中級編 顧客にBacklogの使い方を教育

18. 中級編 顧客にBacklogの使い方を教育
▶ ソフトウェア販売代理店
▶ Windows利用可能（Word, Excel, PowerPoint）
▶ 黒野はWebサイトの情報更新をすべて請負い
▶ タスク管理システムの概念は知らなかった
▶ 最初はメールにすべてのタスクが書いてあった

19. Backlogは
「交換日記のようなものですよ」
からはじめる
ポイント

20. 最初にBacklogの使い方を伝授
→ 会社訪問し、隣に座ってご説明

21. 1タスク1課題の徹底
→ 最初は黒野がタスクを分割することも

22. 納品→検収が済んだら
顧客にステイタスを
「完了」に変更してもらう
→ タスクを追加した人が「完了」するルール

23. 月末に「完了」の課題を数えて
請求書に記載

24. 担当者さんの産休により
社長もBacklogに挑戦

25. 中級編
そもそもRedmineやBacklogの
使い方をエンジニアさんに教育された
黒野が

26. ▶ 2010年ごろ
▶ 受託メイン
▶ タスクは紙に書いて管理していました……
中級編
そもそもRedmineやBacklogの
使い方をエンジニアさんに教育された
黒野が

27. とあるサービス開発に
アサインされ、
エンジニアさんと組むことに

28. エンジニアさん達は、
業務システム系の開発経験が多く
チケット駆動型に慣れていた

29. ▶ タスクの粒度
▶ マイルストーンの設定
▶ ガントチャートの使い方
▶ 週一回のチケットクレンジング
▶ 担当者の設定ルール
▶ ステイタスの変更ルール などをこのときに学ぶ

30. ある意味文化の継承、的な

31. 上級編 いまどきっぽい？GitHubのIssueと
Projectでのカンバン方式

32. ▶ 都心のスタートアップ
▶ 20代から30代前半がメイン
▶ コミュニケーションはSlackで
上級編 いまどきっぽい？GitHubのIssueと
Projectでのカンバン方式

33. ▶ タスクはGitHubのissueで管理
▶ Project機能でカンバン方式の管理
▶ 週次MTGで進捗把握

35. 詳細は
三宅さんのセッションで！

36. Thank you!詳細は懇親会でお話ししましょう