バイナリ潜在特徴モデルのための
尤度関数にラプラス分布を用いた
ベイズモデル
丹治 寛樹,村上 隆啓,鎌田 弘之
明治大学 理工学部 電気電子生命学科
第32回 信号処理シンポジウム
目次 2
バイナリ潜在特徴モデル
線形ガウスモデル
ラプラス分布を用いたモデル
シミュレーション
今後の課題
推論アルゴリズム
本題
バイナリ潜在特徴モデル 3
観測データを特徴ベクトルの和で表現
, , の要素が非負の実数なら非負値行列因子分解(NMF)
データ数
次元数 特徴数
観測データ バイナリ行列 特徴
番目のデータ 番目の特徴
バイナリマスク
[Griffiths 2005]
実数 実数バイナリ
信号処理との関係 4
混合過程
雑音
観測信号
音源と混合過程を推定
混合過程のみ推定
モデル
応用例
独立成分分析
システム同定
[Knowles 2007]
[Tanji 2016]
厳密にはもう少し複雑
音源
ベイズモデル 5
事前分布
尤度 雑音の分布を考慮
事後分布
音源 観測信号混合過程
雑音
どうにかして知りたい
線形ガウスモデル [Griffiths 2005] 6
事前分布
尤度
正規分布
ベータ分布
ベルヌーイ分布
正規分布
特徴のインデックス
データのインデックス
研究の位置づけ 7
音源
混合過程
雑音
推論アルゴリズム
尤度
周辺化
ギブスサンプラー
周辺化
変分ベイズ法
正規分布 [Griffiths 2005]
ラプラス分布
観測信号
研究の位置づけ 8
ラプラス分布
推論アルゴリズム
尤度
話し声,スパイクノイズ
音源
混合過程 観測信号
周辺化
ギブスサンプラー
周辺化
変分ベイズ法
正規分布 [Griffiths 2005]
ラプラス分布 本研究
研究の位置づけ 9
推論アルゴリズム
尤度
周辺化
ギブスサンプラー
周辺化
変分ベイズ法
正規分布 [Griffiths 2005]
ラプラス分布 本研究
目的
バイナリ潜在特徴モデルの
尤度関数・推論アルゴリズムを変化させ,挙動を調べる
信号処理への適用はFuture Work
データの生成過程|ラプラス分布を使う 10
事前分布
尤度
正規分布
ベータ分布
ベルヌーイ分布
正規分布
指数分布 を積分消去すれば,
尤度がラプラス分布になる
特徴のインデックス
データのインデックス
周辺化変分ベイズ法(Collaplsed Variational Bayes) 11
事後分布 必須
問題を簡単にする
最大化する汎関数
尤度がラプラス分布の場合
更新式
が の近似になる
から を除いたもの
CVB0|テイラー展開による近似 12
期待値
周りで対数関数をテイラー展開
0次の項
本当に0次の項だけで大丈夫?Q
Notation:
 0次のみでも実験的には事後分布の推論が可能
 本来は2次の近似(ラプラス近似)が良い?
 LDA(全く違うモデル)では, -divergence最小化の意味で妥当
テイラー展開
0次 1次 2次
[Sato 2012]
シミュレーション 13
データ数 128
尤度の分散 0.2
4特徴数
事前分布
タスク 乱数の系列をバイナリ行列と実ベクトルに分解する
具体的な信号処理のアプリケーションを想定しない
確認事項 推定誤差のL1またはL2ノルムを小さくできるか
尤度関数 正規分布,ラプラス分布
推論手法 周辺化ギブスサンプラー(CGS),
周辺化変分ベイズ法(CVB)
合計4通り
初期値 5通り
シミュレーション|L1ノルム 14
Fig. L1ノルムの推移
L1ノルムが最小
CGS 周辺化ギブスサンプラー
CVB0 周辺化変分ベイズ法
 初期値を変えても安定して動作
 収束先によっては振動的
CVB0
 乱数なので,常に動く
 CVB0より良い解を発見できる
可能性がある
CGS
シミュレーション|L2ノルム 15
Fig. L2ノルムの推移
CGS 周辺化ギブスサンプラー
CVB0 周辺化変分ベイズ法
 初期値を変えても安定して動作
 収束先によっては振動的
 乱数なので,常に動く
 CVB0より良い解を発見できる
可能性がある
CVB0
CGS
L2ノルムが最小
まとめ 16
推論アルゴリズム
尤度
周辺化
ギブスサンプラー
周辺化
変分ベイズ法
正規分布 [Griffiths 2005]
ラプラス分布 本研究
今後の課題
 信号処理への適用と評価
 周辺化変分ベイズ法の理論解析
0次のテイラー展開による近似は妥当か
バイナリ潜在特徴モデル
文献 17
[Griffiths 2005]
T. Griffiths and Z. Ghahramani, “Infinite latent feature models and the
Indian buffet process”, NIPS2005, pp.475-482, Dec. 2005.
[Knowles 2007]
D.A. Knowles and Z. Ghahramani, “Infinite sparse factor analysis and infinite
independent components analysis”, ICA2007, pp.381-388, Sep. 2007.
[Tanji 2016]
H. Tanji, R. Tanaka T. Murakami, and Y. Ishida, “FIR system identification
based on a nonparametric Bayesian model using the Indian buffet process”,
Signal, Image, and Video Processing, 10(6), pp.1105-1112, Feb. 2016.
[Sato 2012]
I. Sato and H. Nakagawa, “Rethinking collapsed variational Bayes inference
for LDA”, ICML2012, pp.999-1006, Jun. 2012.

バイナリ潜在特徴モデルのための尤度関数にラプラス分布を用いたベイズモデル