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緩和ケアセミナー
限られた時間の中で満足度の高い生活を!
桜新町アーバンクリニック
篠田裕美
今日の流れ
1、緩和ケアとは、包括的アセスメント 10分
2、予後予測と病の軌跡
3、グループワーク①看取り期の指標は? 20分
考える5分 発表5分(1班)
当院のデータより
4、グループワーク②看取り期に何をどうする? 40分
症例提示 3分
聞きたいこと 5分、追加情報 5分
担当者会議 15分
発表 5分(1班)
5、緩和ケアパスについて 15分
説明5分、触れてもらう
6、緩和あるある 10分
7、患者の意向に沿うアプローチ
8、まとめ
9、質疑応答 10分
time
18:30
19:00
19:40
20:00
緩和
ケア
生命を脅かす病に
関する問題に直面
している患者と家
族の痛み、その他
の身体的、心理社
会的、スピリチュ
アルな問題を早期
に同定し適切に評
価し対応する。
(2002年;WHO)
全人的苦痛(トータルペイン)
がん患者の苦痛は多面的であり、全人的に捉えなければならない
包括的がん医療のモデル
早期からの緩和ケア導入による延命効果
QOLに有意差あり、かつ
生存期間でも約3ヶ月延長
身体・精神症状緩和
+
通院中から緩和ケア開始
肺癌患者に対する早期からの緩和ケア導入の有無でQOLに差が生じるか
希望する療養場所は変化する
「痛みを伴う末期状態(余命が半年以下)の場合 一般集団2527人(2008年)
<希望する療養場所> <希望する看取りの場>
緩和ケア病棟
自宅
今まで通った病院
がん治療病院
緩和ケア病棟
自宅
今まで通った病院
がん治療病院
いつでも、どこでも、切れ目のない緩和ケアが
提供できる体制を整備する必要がある
在宅チームは橋渡し役
ホームヘルパー
ケアマネージャー
在宅医 訪問看護師 訪問リハビリ
訪問薬剤師
今まで通った
病院緩和ケア病棟
在宅医療
包括的アセスメント
身体症状
精神
症状
社会的
問題
心理的
問題
実存的
問題
生き方に関わる問題
病との取り組み方
コミュニケーション
の問題
痛み、だるさ、呼吸困難
ADLの問題
せん妄
うつ病
薬剤性精神症状
経済的な問題、介護力、就労
身体的アセスメント
•症状
•病状・見通しの認識
• 診断や病期▶治療方針と予後
• 医学的事実と患者/家族/スタッフ間の認識のずれ
社会的アセスメント
• 家族構成、居住地
• 関係性
• 医学的意思決定
• 経済状況
• 日常生活支援
• 介護者の状況
• 薬局へのアクセス
• 必要物資へのアクセス
(US) Clinical Practice guideline for quality palliative care National Cousensus Project for
Quality Palliative Care 2004
下記の包括的な多職種アセスメントが必要
ちょっとしたコツがあります
• アセスメントは医療で関わる私たちがいつも
やっていること
• 在宅チームが少しのコツを知っていたら、
もっと良いケアが提供できるかも。。。
予後予測と
がん終末期の病の軌跡。
さあ、今日は在宅緩和ケア成功のために学びましょう
これから何が起きるのだろう。。
飲めない
食欲ない
眠れない
元気が
でない
便が
でない
トイレに
いけない
痛い 苦しい
吐き気
不安
意識障害
認知障害
せん妄
医療・介護側も・・・
この人はあと
どれくらい
なのだろう?
どんな症状が
でるのだろう?
どんなこと
をしてあげ
たらいいの?
『先』を知っておく大切さ
予後予測
病気の経過
覚悟ができる説明
適切なサービス導入
病の軌跡
体調、ADL、QOL
時間
約1~2ヶ月
癌の種類などで
差はある
ADL:日常生活動作 QOL:生活の質
癌、腎不全
ケア提供者・患者・家族用資料
癌の症状経過
ひと月経っても大きな変化がなければ
まあまあ期=月の単位です
ケア提供者・患者・家族用資料
まあまあ
1週間前と様子が違えば
だんだん期=週の単位です
日々状態が変わっていれば
どんどん期=日の単位です
患者・家族用資料
まあまあ
痛みはあるが、自立して生活。
病院で治療していることが多い。
・症状はコントロールできていますか?
・気持ちの落ち込みはありませんか?
・今後、介護保険などが必要となります。
手続きはできていますか?
まあまあ期とは
だんだん期とは
患者・家族用資料
まあまあ
歩くのが大変。
食欲が低下。
・介護ベッド、てすり、トイレ、入浴介助を手
配しましょう
・療養場所はどこにしたいか考えましょう
最期まで自宅? 入院したいのか?
・伝えたいこと話したいことはありませんか?
どんどん期とは
患者・家族用資料
まあまあ
エアーマット
おむつ
訪問入浴
内服薬の中止
歩けない
寝返りがうてない
ほとんど眠っている
1週間
1週間
看取り
1週間
予後1ヶ月
急速に病状の変化
→環境整備の転換期!
Group Work 1
Q1.予後1ヶ月の看取り期だなと
考える症状やADL、患者さん
の様子はどんなことでしょう?
討論5分、発表5分
主な予後予測法
Palliative Prognostic Index
>6で3週間以内に死亡する確率が高い 感度80% 特異度85%
Morita T, Support Care Cancer 1999,7,128-133
Palliative Prognostic Score
Maltori M. J Pain Symptom Manege 1999;17:240-247
簡便な予後予測因子を見つけよう
2014年7月~12月
看取りを行った癌末期42例
死亡日から1ヶ月前の状態
起居
活動
症状
ADL
経口
摂取
意識
結果
100%起居
2%
ほとんど起居
5%
ほとんど座位もし
くは臥床
36%
ほとんど臥床
33%
常に臥床
24%
いかなる活動も
できない
3%
ほとんどの
行動が制限
52%
どんな仕事も
することが困難
24%
趣味や家事を
行う事が困難
14%
通常の仕事や
業務が困難
2%
正常な活動が
可能
5%
症状がない
0%
簡便な予後予測因子
自立
9%
ときに介助
9%
しばしば介助
29%ほとんど介助
35%
全介助
18%
起居 活動と症状 ADL
臥床か座位
行動が制限
介助を要する
簡便な予後予測因子
正常
7%
正常もしくは減少
59%
数口以下
29%
マウスケアのみ
5%
清明
71%
清明もしくは混乱
14%
清明もしくは傾眠+/-
混乱
15%
簡便な予後予測因子
経口摂取 意識
正常もしくは減少
簡便な予後予測因子
経口
摂取
Conclusion
看取り期の指標は
•ベッドにいる時間が主体
•一人でトイレに行けない
•経口摂取が減少
簡便な予後予測因子
GroupWork 2
73歳, 女性
盲腸癌術後、腹膜播種
2011年に右半結腸切除術。
緩和ケア中心となり在宅移行。
Group Work 2
介護保険;申請なし
ADL;歩行可能
症状;息切れ、食欲不振
告知;予後半年と告知済み
自宅の様子12/25
玄関
酸
素
それほど辛くないです・・
動くと苦しいです。
歩くとはあはあしている。
食欲はないです。
ずっとソファーに寝たま
ま。。
医療的介入
134/66,P86,SpO2 91%,36.8℃
→HOT1L導入、リンデロン1mg/日
オプソ5mg、エネーボ
薬は夫が管理。
安静にしていないと
いけないのでは?
お風呂は入れてい
ません。
介護保険?
追加情報
息子の年齢、仕事 30代、朝8時出勤・夜21時帰宅
夫の年齢、仕事 同年代、リタイア、仕事不明、家事していない
他に頼れる人はいるか いない、親戚兄弟は出てこない
経済力 持ち家、3割ではない
内服薬
薬局へのアクセス
ロペラミド(1)2T2X、アリナミンF2T2X、ベリチーム3g3X、
フォサマック1T1x週1回、エックスフォージ1T1X朝食後
息子・夫が取りに行く 1/30から訪問調剤
食材へのアクセス 夫が買ってきたものを温める
介護保険の申請 夫に説明したがなかなかいけなかった
訪問看護の受け入れ 嫌がっていなかったが必要性を理解していなかった
寝室は? 2階にベッドがあるが上がれなかった
電話は? 本人は動けない、家族がかけた
身体的症状 肺転移からの呼吸困難、痛みなし、表情硬い
経過
2/2
死亡
1/8
2回目
往診
介護
12/25
初回
往診
医療
ステロイド
導入
HOT 1L
レスキュー処方
申請
してお
らず
訪問看護未
ベッド未
介護保険
申請を
お願い
呼吸困難
HOT 2L
HOT 3L
1/22
3回目
往診
ケアマネ
さんに
連絡
1/27訪問看護
オキシコン
チン処方
1/27
臨時
往診
フェントスで
増量。
レスキュー座薬
↓ ↓ ↓↓↓
せん妄 傾眠
📞 📞 📞 📞📞📞 📞📞
1/30
臨時
往診
2/2
臨時
往診
2/2
臨時
往診
看取
り期
適切な
サービス導入は難しい。。。
そこで
作りました。緩和ケアクリニカルパスです。
なぜ緩和ケアパスが必要か
•治療方針と臨時対応の共有
•患者や介護者に病の軌跡をあらかじめ
知らせておくことで心構えができる
•必要なケア、介護用具を過不足なく導入
緩和ケアパス概要
• 導入期、維持期、看取り期に分け、それぞれのフェーズで
必要なことを
の視点でまとめた。
医療 ケア 教育 在宅
癌の症状経過
まあまあ期=導入期
だんだん期=維持期
どんどん期=看取り期
まあまあ
パスの使い方 紹介状から必要
情報を記入。
医療機器
・麻薬や緩和坐薬
を処方したら記入
・痛みの性質(電
撃痛など)
・疼痛コントロー
ルがうまくいって
いるか評価する
・変更したら追記
内服困難時に坐
薬、注射に変更
したら記載
1ヶ月毎
5/1 5/8 6/8 7/8 9/8
ケアや介護用具の導入
緩和ケアクリティカルパス
(医療者用)
患者氏名
(疾患
名: )
才
医師名
担当Ns名
訪問予定 週 回( 曜日)
原発巣や症状
のある部位を
記載
看取りへ向けて
の指導を行う
訴えられていない
症状はないか
スクリーニング
看取り期で
あることを
見つける予
後予測因子
をチェック
理解度を主
治医が主観
的に記載。
治療方針
• 症状コントロールができているか
• 現在使用しているオピオイドがすぐわかるように記す
医療
訴えていない症状はないかの評価
Pain
Tiredness
Drowsiness
Nausea
Shortness
of Breath
Lack of
Appetite
Depression
Anxiety
Well-being
Other
痛み
倦怠感
眠気
吐き気
食欲不振
息切れ
落ち込み
不安感
心身の状態
0〜10で点数をつけて
病状をみていきます。
全く
なかった
これ以上考えられな
いほどひどかった
0 10
ケア提供者・患者・家族用資料
• それぞれのフェーズで必要なことを
ひと月先回りして説明し、導入を準備
• 看護の視点
褥瘡や清潔ケア、マットレスなど
• 介護用具や環境で必要なもの
必要なサービスを必要なときに速やかに入れるこ
とを目標。
ケアマネさんに共有したい部分
ケア
教育用資料を作成
• 症状パンフレット
• 医療用麻薬、レスキュー
• 座薬の入れ方
• 病の軌跡/看取りのパンフレット
• レスパイト先資料
• 吸引のポイント
• 口が乾燥するとき
• 介護に疲れた時
• お看取りのあとで
教育
在宅でいけるのかな?
• 介護者の有無・・・・家族構成、介護力評価
• 身体的苦痛の解決
• 訪問看護の導入
• 本人の在宅死希望・・本人の気持ちを聞き出す
• 家族の在宅死容認・・介護者の疲労を察知
在宅
バックベッド先の手配
緊急コールの方法を確認
家族だけでは足りない介護力をヘルパーなどで補う
在宅看取りを成功させる5つの因子
鈴木央 何が在宅での看取りを可能にするのか プライマリケアvol.28 No.4;2005.12;251-260
本人の
在宅希望
身体的苦痛
の解決
家族の
介護力
訪問看護の
導入
家族の
自宅看取り
の意志
Clinical Pathway….
ご意見聞かせて下さい。
緩和あるある
看取り期Q&A
こんなときどうするの?
危篤時の症状
死亡前1週間以内
1.トイレに行けない
2.水分が飲めない
3.発語が減る
4.見かけが急激に弱る
5.目の勢いがなくなる
6.意識障害や傾眠傾向が出現
危篤時の症状
死亡前48時間以内
1.一日中、反応が少なくなってくる
2.脈拍の緊張が弱くなる
3.血圧が低下してくる
4.手足が冷たくなってくる
5.顔色が変わる
6.死前喘鳴が出現する
ごはんが食べられていないんです。
• 本人が望むのものを、望むだけ
• 食べやすい形、固さの工夫
• 少量でも栄養が摂れるもの(栄養補助食品)
• 氷片、かき氷、アイスクリーム
• うがい、口腔ケア
➡病状が進んでくると、病気そのもののために
徐々に食事や水分を取る量が少なくなってきます
十分量食事がとれなくてもいいのです
輸液の考え方
– 衰弱や臓器機能低下時に漫然と通常の維持輸液量が投与されると、終
末期に肺水腫を起こして喀痰や呼吸困難、強い死前喘鳴の原因となる
– 終末期の臓器不全や衰弱に伴う乏尿や無尿の状態では、輸液を減量
すべき
OPTIM:医療者向け資料・ツール
http://gankanwa.jp/tools/pro/index2.html
脱水になることが苦痛の原因になること
はほとんどありません。
むしろ楽になる!
こんな状態ではお風呂は
やめた方が良いですよね??
死亡前日でも入浴可能にする条件
• 本人や家族が強く希望している
• サービス提供者が患者/家族の希望を理解し支援し
ようという姿勢がある
• 病状についての情報共有
• 何があっても主治医が責任を持つ
だいとうクリニック機関誌よりhttp://www.daitoh.or.jp/news/news85_4.html
入浴によって病状が悪化することはない
本人が気持ちのよいことをしてあげよう
息苦しいっていわれたら
• 薬物療法のみならず、環境調整などのケアも症状緩
和に重要である
• 患者の訴えをよく聞き、病態を把握する
• 呼吸が楽に出来るように支援する
体位の工夫➡ギャッジアップしてみる
換気、室温湿度➡冷たい風
リラクゼーション➡アロマ(ユーカリなど)
酸素療法、緩和のための薬剤
つじつまの合わないことを言って、よくわからな
い。なんて答えたらいいの?
せん妄は進行した方の70%以上に起こる
薬や麻薬が原因ではない
患者さんの性格が原因ではない
精神病や認知症でもない
このような状態をせん妄といいます
•何を話したいのか想像してみる。昔のこと、気がかりなことをいっている
のかもしれない。あるいは口の乾きやトイレに行きたいのかも。。
•つじつまが合わない時は、否定せずに受け流す。間違いを正す必要はない。
•興奮状態の時はお薬が必要になる
•照明の調節
•日付/時間の手がかり(カレンダー、時計)
•眼鏡/補聴器の使用
•親しみやすい環境、使い慣れたもの
患者の意向
今後について、実際に
担当している医師と話
したいと思っている
Lo B, Arch Intern Med.2004
治る見込みが無いと
きに治療期間・余命
を知りたい
末期状態になった場合
延命処置はやめてほしい
71%
77%
厚労省 終末期医療に関する調査2008
目標を持ち共有する
•目標は多様
• 治癒、予後延長、苦痛の緩和、死や死後の準備
•目標は変化
• 病気の経過、環境などにより目標は変化する
• その人の人生の文脈に応じた目標設定
• 全体的な目標に焦点を当てる
Kaldjian,Am J Hosp Palliat Care,2009
アプローチの転換
•問題指向型アプローチ
“痛みを取る”、“歩けるようになる”
• 問題に対し解決することで希望が維持される
• 病状が進行すると、目の前の小さな問題を解決することに終始し
てしまう
•目標指向型アプローチ “家族を大切にする”
• 目標を持つことが希望になる
• 病状が進行しても、目標は変化させていくことができる
• いくつかの目標を持つことができる
Back AL, Ann Int Med 2003
Conclusion
• 癌の病の軌跡を学んだ。
• 看取り期に入った事を察知することは患
者・家族に心の準備を促すことができ、
サービスも必要なものを導入できる。
• 緩和ケアパスを利用することでより円滑な
看取りへむけての援助ができると思われ
る。
ご清聴ありがとうございました
Sakura-urban palliative team

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「緩和ケアセミナー」~限られた時間の中で満足度の高い生活を!~

Editor's Notes

  1. Temel JS et al. Early Palliative Care for Patients with Metastatic Non–Small-Cell Lung Cancer. NEJM. 2010; 363:733-742新たに診断された転移性非小細胞肺癌患者151名を対象に、早期緩和ケア導入の効果を無作為化試験で検討。標準治療群に比べ、緩和ケア+標準治療群では12週時のQOLおよびうつ症状の有意な改善が見られた。緩和ケア併用群では積極的な終末期ケアを受けた患者数は少なかったが、生存期間中央値は有意に延長した。
  2. 病状や治療上想定される症状を評価する
  3. ADLがベッド上になる 食事が摂れなくなる 薬が飲めなくなる 寝ている時間が長くなる
  4. ギャッジアップ、ポータブルトイレ、トイレ歩行可? どれくらいなのか知りたい