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エンジニアリング会社の社内システム再構築
         - 平成21年度 午後I 問2 -


              @yokkuns : 里 洋平
AGENDA

 ITストラテジストとは
 エンジニアリング会社の社内システム再構築
     要約
      C社の現状
      社内システムの運用状況
      各部門の要望
      新システムの要望

     設問
      新システムによって改善できること
      部門間での情報共有によって改善できること
      新システムに追加すべき機能
AGENDA

 ITストラテジストとは
 エンジニアリング会社の社内システム再構築
     要約
      C社の現状
      社内システムの運用状況
      各部門の要望
      新システムの要望

     設問
      新システムによって改善できること
      部門間での情報共有によって改善できること
      新システムに追加すべき機能
ITストラテジスト像

   定義
       高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて
        、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスにについて、情報
        技術を活用して改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・
        推進する者。また、組み込みシステムの企画及び開発を統括し、新たな
        価値を実現するための基本戦略を策定・提案・推進するもの
                  - 『試験要綱 Ver 1.2』の「2. 試験の対象者像」より引
        用–
   要するに
     企業の経営戦略と情報システムの橋渡し
企業経営の目的
企業経営の目的



          株主の視点
          お金を儲ける
企業経営の目的



          株主の視点
          お金を儲ける



                    顧客の視点
                   市場を満足させる
企業経営の目的



           株主の視点
           お金を儲ける



    社員の視点            顧客の視点
社員に対して満足できる環境       市場を満足させる
企業経営の目的



           株主の視点
           お金を儲ける



    社員の視点            顧客の視点
社員に対して満足できる環境       市場を満足させる



    3つの視点を同時に満足させることが
        企業の究極の目的
経営戦略とは

   戦略と戦術
       戦略 : 長期的・全体的展望にたった闘争の準備・計画・運用
        の方法
       戦術 : 個々の具体的な先頭における戦闘力の使用法
              一定の目的を達成するために取られる手段・方法
   経営戦略
     企業経営に関する、長期的・全体的展望にたった準
        備・計画・運営の方向性
情報戦略とは

   長期的視点から見た企業の情報化の基本方針

   情報化に関する組織内の意思決定や行動の枠
    組み

   企業環境に適応するための基本方針
情報戦略・情報システム構想の位置づけ

                     企業経営の目的
      経営戦略
情報戦略・情報システム構想の位置づけ

                     企業経営の目的
      経営戦略


      情報戦略
情報戦略・情報システム構想の位置づけ

                     企業経営の目的
      経営戦略


      情報戦略


     情報システム構想
情報戦略・情報システム構想の位置づけ

                     企業経営の目的
      経営戦略


      情報戦略


     情報システム構想


      システム計画
情報戦略・情報システム構想の位置づけ

                     企業経営の目的
      経営戦略


      情報戦略


     情報システム構想


      システム計画


      システム実装
      システム運用
      システム保守
情報戦略・情報システム構想の位置づけ

                     企業経営の目的
      経営戦略


      情報戦略


     情報システム構想


      システム計画


      システム実装    システム開発PJの支援
      システム運用    システム評価
      システム保守    情報化コンサルテーション
情報戦略・情報システム構想の位置づけ

                       企業経営の目的
      経営戦略


      情報戦略

                     ITストラテジストの
     情報システム構想        主要な業務範囲

      システム計画


      システム実装    システム開発PJの支援
      システム運用    システム評価
      システム保守    情報化コンサルテーション
AGENDA

 ITストラテジストとは
 エンジニアリング会社の社内システム再構築
     要約
      C社の現状
      社内システムの運用状況
      各部門の要望
      新システムの要望

     設問
      新システムによって改善できること
      部門間での情報共有によって改善できること
      新システムに追加すべき機能
C社の現状

 エンジニアリング会社
 顧客の業務システム開発を受託する情報システ
  ムの開発
     他社のハードウェア製品を購入して機能を強化、製
      品を新たに開発
     C社で設計を行い、製造はメーカに委託

   顧客の要求事項
     運用条件  : 24時間稼動や温度、湿度など
     設置条件 : 防水性やディスプレイに表示される
             文字の視認性など
社内システムの運用状況(営業部門)

   機能
     顧客情報管理
     受注
     検収

   利用状況
     顧客を訪問した記録は営業管理システムに入力し、
     営業担当者間で共有
社内運用状況(開発部門)

   機能
     PJのスケジュール管理
     各工程の完了時に工程別原価の実績を集計し、予
      定との対比が出来る原価管理
     購入仕様書作成

   利用状況
     購入仕様書は、情報システムの開発の一部を以来
     するパートナ会社やハードウェア製品のメーカへ発
     注を行うときに使用
社内システムの運用状況(購買部門)
   機能
     開発部門から発行される購入仕様書に基づいて、パ
     ートナ会社やメーカへの発注・検収を管理
   利用状況
     検収後に開発部門からパートナ会社の品質、コスト
     、納期に関する評価の報告を受け、毎年1回パート
     ナ会社の評価をまとめ、ランク付けし、購買管理シス
     テムで管理
   個別に顕著化してる問題
     メールのあて先の誤りによる誤送信防止やIDカード
     紛失防止などの情報セキュリティ強化のための活動
     について、パートナ会社から報告
社内システムの運用状況(システム間共通の問題)

   データが一致していないところがある
     それぞれのシステムは、導入当初には部門間で手
      渡しによってデータ連携
     その後、担当者の異動時の引継ぎが不十分でデー
      タの受渡しが行われなくなったり、それぞれの部門で
      データを変更したりするようになった
   各部門で個々に構築してきたので、情報共有が
    できていない
システム再構築の狙い

 部門間の情報共有の推進
 損益管理の強化
 顧客対応と提案活動の強化による受注の拡大
各部門の要望

   営業部門
     顧客活動の強化への課題
     システム上のデータの齟齬

   開発部門
     PJの採算悪化の防止
     顧客の要求を満足するパートナ会社を選択出来るこ
      と
     設計変更発生の抑制

   購買部門
     パートナ会社とのコストダウンの交渉力強化
新システムの要望
   基本構造
     営業管理、開発管理、購買管理のサブシステム
     顧客情報、プロジェクト情報など一元管理するDB
   営業管理機能
     商談ごとの進捗管理、受注・売上、顧客訪問記録管
     理の機能
   開発管理機能
     PJごとのスケジュール管理
     月別・工程別に原価の予定と実績を管理する原価
      管理
     発注予定時期と発注予定金額を管理する発注計画
AGENDA

 ITストラテジストとは
 エンジニアリング会社の社内システム再構築
     要約
      C社の現状
      社内システムの運用状況
      各部門の要望
      新システムの要望

     設問
      新システムによって改善できること
      部門間での情報共有によって改善できること
      新システムに追加すべき機能
新システムによって改善できること
   顧客に納入した情報システムやハードウェア製
    品に関する稼動情報の見直しを行うことによっ
    て、どのような提案活動が出来るか?(40字以
    内)
     稼動時期を基に、対象となる情報システムや機器を
     確認し、更新の提案を行う

   新しい開発管理によって、PJの問題を早い段階
    でどのように検出できるか? (35字以内)
     月ごとに原価の予定と実績を評価し、差が大きい場
     合に警告する
新システムによって改善できること
   顧客に納入した情報システムやハードウェア製
    品に関する稼動情報の見直しを行うことによっ
    て、どのような提案活動が出来るか?(40字以
    内)
     稼動時期を基に、対象となる情報システムや機器を
     確認し、更新の提案を行う

   新しい開発管理によって、PJの問題を早い段階
    でどのように検出できるか? (35字以内)
     月ごとに原価の予定と実績を評価し、差が大きい場
     合に警告する
新システムによって改善できること
   顧客に納入した情報システムやハードウェア製
    品に関する稼動情報の見直しを行うことによっ
    て、どのような提案活動が出来るか?(40字以
    内)
     稼動時期を基に、対象となる情報システムや機器を
     確認し、更新の提案を行う

   新しい開発管理によって、PJの問題を早い段階
    でどのように検出できるか? (35字以内)
     月ごとに原価の予定と実績を評価し、差が大きい場
     合に警告する
AGENDA

 ITストラテジストとは
 エンジニアリング会社の社内システム再構築
     要約
      C社の現状
      社内システムの運用状況
      各部門の要望
      新システムの要望

     設問
      新システムによって改善できること
      部門間での情報共有によって改善できること
      新システムに追加すべき機能
部門間の情報共有によって改善できること

   購買部門がパートナ会社との交渉において行う
    べきこと (40字以内)
     パートナ会社への発注計画から発注予定金額を集
     計して、価格を均衡する


   顧客活動を改善するために行うべきこと
    (35字以内)
     顧客訪問時の質問内容と回答状況の営業部門と開
     発部門による共有
部門間の情報共有によって改善できること

   購買部門がパートナ会社との交渉において行う
    べきこと (40字以内)
     パートナ会社への発注計画から発注予定金額を集
     計して、価格を均衡する


   顧客活動を改善するために行うべきこと
    (35字以内)
     顧客訪問時の質問内容と回答状況の営業部門と開
     発部門による共有
部門間の情報共有によって改善できること

   購買部門がパートナ会社との交渉において行う
    べきこと (40字以内)
     パートナ会社への発注計画から発注予定金額を集
     計して、価格を均衡する


   顧客活動を改善するために行うべきこと
    (35字以内)
     顧客訪問時の質問内容と回答状況の営業部門と開
     発部門による共有
AGENDA

 ITストラテジストとは
 エンジニアリング会社の社内システム再構築
     要約
      C社の現状
      社内システムの運用状況
      各部門の要望
      新システムの要望

     設問
      新システムによって改善できること
      部門間での情報共有によって改善できること
      新システムに追加すべき機能
新システムに追加すべき機能

   ハードウェア製品の開発管理に追加すべき機能
    (35字以内)
     運用条件と設置条件の入力と主要な項目の妥当性
     をチェックする機能


   パートナ会社を選定するために管理すべき情報
    (30字以内)
     顧客の要求する情報セキュリティの水準を達してい
     るかの評価結果
新システムに追加すべき機能

   ハードウェア製品の開発管理に追加すべき機能
    (35字以内)
     運用条件と設置条件の入力と主要な項目の妥当性
     をチェックする機能


   パートナ会社を選定するために管理すべき情報
    (30字以内)
     顧客の要求する情報セキュリティの水準を達してい
     るかの評価結果
新システムに追加すべき機能

   ハードウェア製品の開発管理に追加すべき機能
    (35字以内)
     運用条件と設置条件の入力と主要な項目の妥当性
     をチェックする機能


   パートナ会社を選定するために管理すべき情報
    (30字以内)
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エンジニアリング会社の社内システム再構築

  • 1. エンジニアリング会社の社内システム再構築 - 平成21年度 午後I 問2 - @yokkuns : 里 洋平
  • 2. AGENDA  ITストラテジストとは  エンジニアリング会社の社内システム再構築  要約  C社の現状  社内システムの運用状況  各部門の要望  新システムの要望  設問  新システムによって改善できること  部門間での情報共有によって改善できること  新システムに追加すべき機能
  • 3. AGENDA  ITストラテジストとは  エンジニアリング会社の社内システム再構築  要約  C社の現状  社内システムの運用状況  各部門の要望  新システムの要望  設問  新システムによって改善できること  部門間での情報共有によって改善できること  新システムに追加すべき機能
  • 4. ITストラテジスト像  定義  高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて 、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスにについて、情報 技術を活用して改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・ 推進する者。また、組み込みシステムの企画及び開発を統括し、新たな 価値を実現するための基本戦略を策定・提案・推進するもの - 『試験要綱 Ver 1.2』の「2. 試験の対象者像」より引 用–  要するに  企業の経営戦略と情報システムの橋渡し
  • 6. 企業経営の目的 株主の視点 お金を儲ける
  • 7. 企業経営の目的 株主の視点 お金を儲ける 顧客の視点 市場を満足させる
  • 8. 企業経営の目的 株主の視点 お金を儲ける 社員の視点 顧客の視点 社員に対して満足できる環境 市場を満足させる
  • 9. 企業経営の目的 株主の視点 お金を儲ける 社員の視点 顧客の視点 社員に対して満足できる環境 市場を満足させる 3つの視点を同時に満足させることが 企業の究極の目的
  • 10. 経営戦略とは  戦略と戦術  戦略 : 長期的・全体的展望にたった闘争の準備・計画・運用 の方法  戦術 : 個々の具体的な先頭における戦闘力の使用法 一定の目的を達成するために取られる手段・方法  経営戦略  企業経営に関する、長期的・全体的展望にたった準 備・計画・運営の方向性
  • 11. 情報戦略とは  長期的視点から見た企業の情報化の基本方針  情報化に関する組織内の意思決定や行動の枠 組み  企業環境に適応するための基本方針
  • 12. 情報戦略・情報システム構想の位置づけ 企業経営の目的 経営戦略
  • 13. 情報戦略・情報システム構想の位置づけ 企業経営の目的 経営戦略 情報戦略
  • 14. 情報戦略・情報システム構想の位置づけ 企業経営の目的 経営戦略 情報戦略 情報システム構想
  • 15. 情報戦略・情報システム構想の位置づけ 企業経営の目的 経営戦略 情報戦略 情報システム構想 システム計画
  • 16. 情報戦略・情報システム構想の位置づけ 企業経営の目的 経営戦略 情報戦略 情報システム構想 システム計画 システム実装 システム運用 システム保守
  • 17. 情報戦略・情報システム構想の位置づけ 企業経営の目的 経営戦略 情報戦略 情報システム構想 システム計画 システム実装 システム開発PJの支援 システム運用 システム評価 システム保守 情報化コンサルテーション
  • 18. 情報戦略・情報システム構想の位置づけ 企業経営の目的 経営戦略 情報戦略 ITストラテジストの 情報システム構想 主要な業務範囲 システム計画 システム実装 システム開発PJの支援 システム運用 システム評価 システム保守 情報化コンサルテーション
  • 19. AGENDA  ITストラテジストとは  エンジニアリング会社の社内システム再構築  要約  C社の現状  社内システムの運用状況  各部門の要望  新システムの要望  設問  新システムによって改善できること  部門間での情報共有によって改善できること  新システムに追加すべき機能
  • 20. C社の現状  エンジニアリング会社  顧客の業務システム開発を受託する情報システ ムの開発  他社のハードウェア製品を購入して機能を強化、製 品を新たに開発  C社で設計を行い、製造はメーカに委託  顧客の要求事項  運用条件 : 24時間稼動や温度、湿度など  設置条件 : 防水性やディスプレイに表示される        文字の視認性など
  • 21. 社内システムの運用状況(営業部門)  機能  顧客情報管理  受注  検収  利用状況  顧客を訪問した記録は営業管理システムに入力し、 営業担当者間で共有
  • 22. 社内運用状況(開発部門)  機能  PJのスケジュール管理  各工程の完了時に工程別原価の実績を集計し、予 定との対比が出来る原価管理  購入仕様書作成  利用状況  購入仕様書は、情報システムの開発の一部を以来 するパートナ会社やハードウェア製品のメーカへ発 注を行うときに使用
  • 23. 社内システムの運用状況(購買部門)  機能  開発部門から発行される購入仕様書に基づいて、パ ートナ会社やメーカへの発注・検収を管理  利用状況  検収後に開発部門からパートナ会社の品質、コスト 、納期に関する評価の報告を受け、毎年1回パート ナ会社の評価をまとめ、ランク付けし、購買管理シス テムで管理  個別に顕著化してる問題  メールのあて先の誤りによる誤送信防止やIDカード 紛失防止などの情報セキュリティ強化のための活動 について、パートナ会社から報告
  • 24. 社内システムの運用状況(システム間共通の問題)  データが一致していないところがある  それぞれのシステムは、導入当初には部門間で手 渡しによってデータ連携  その後、担当者の異動時の引継ぎが不十分でデー タの受渡しが行われなくなったり、それぞれの部門で データを変更したりするようになった  各部門で個々に構築してきたので、情報共有が できていない
  • 26. 各部門の要望  営業部門  顧客活動の強化への課題  システム上のデータの齟齬  開発部門  PJの採算悪化の防止  顧客の要求を満足するパートナ会社を選択出来るこ と  設計変更発生の抑制  購買部門  パートナ会社とのコストダウンの交渉力強化
  • 27. 新システムの要望  基本構造  営業管理、開発管理、購買管理のサブシステム  顧客情報、プロジェクト情報など一元管理するDB  営業管理機能  商談ごとの進捗管理、受注・売上、顧客訪問記録管 理の機能  開発管理機能  PJごとのスケジュール管理  月別・工程別に原価の予定と実績を管理する原価 管理  発注予定時期と発注予定金額を管理する発注計画
  • 28. AGENDA  ITストラテジストとは  エンジニアリング会社の社内システム再構築  要約  C社の現状  社内システムの運用状況  各部門の要望  新システムの要望  設問  新システムによって改善できること  部門間での情報共有によって改善できること  新システムに追加すべき機能
  • 29. 新システムによって改善できること  顧客に納入した情報システムやハードウェア製 品に関する稼動情報の見直しを行うことによっ て、どのような提案活動が出来るか?(40字以 内)  稼動時期を基に、対象となる情報システムや機器を 確認し、更新の提案を行う  新しい開発管理によって、PJの問題を早い段階 でどのように検出できるか? (35字以内)  月ごとに原価の予定と実績を評価し、差が大きい場 合に警告する
  • 30. 新システムによって改善できること  顧客に納入した情報システムやハードウェア製 品に関する稼動情報の見直しを行うことによっ て、どのような提案活動が出来るか?(40字以 内)  稼動時期を基に、対象となる情報システムや機器を 確認し、更新の提案を行う  新しい開発管理によって、PJの問題を早い段階 でどのように検出できるか? (35字以内)  月ごとに原価の予定と実績を評価し、差が大きい場 合に警告する
  • 31. 新システムによって改善できること  顧客に納入した情報システムやハードウェア製 品に関する稼動情報の見直しを行うことによっ て、どのような提案活動が出来るか?(40字以 内)  稼動時期を基に、対象となる情報システムや機器を 確認し、更新の提案を行う  新しい開発管理によって、PJの問題を早い段階 でどのように検出できるか? (35字以内)  月ごとに原価の予定と実績を評価し、差が大きい場 合に警告する
  • 32. AGENDA  ITストラテジストとは  エンジニアリング会社の社内システム再構築  要約  C社の現状  社内システムの運用状況  各部門の要望  新システムの要望  設問  新システムによって改善できること  部門間での情報共有によって改善できること  新システムに追加すべき機能
  • 33. 部門間の情報共有によって改善できること  購買部門がパートナ会社との交渉において行う べきこと (40字以内)  パートナ会社への発注計画から発注予定金額を集 計して、価格を均衡する  顧客活動を改善するために行うべきこと (35字以内)  顧客訪問時の質問内容と回答状況の営業部門と開 発部門による共有
  • 34. 部門間の情報共有によって改善できること  購買部門がパートナ会社との交渉において行う べきこと (40字以内)  パートナ会社への発注計画から発注予定金額を集 計して、価格を均衡する  顧客活動を改善するために行うべきこと (35字以内)  顧客訪問時の質問内容と回答状況の営業部門と開 発部門による共有
  • 35. 部門間の情報共有によって改善できること  購買部門がパートナ会社との交渉において行う べきこと (40字以内)  パートナ会社への発注計画から発注予定金額を集 計して、価格を均衡する  顧客活動を改善するために行うべきこと (35字以内)  顧客訪問時の質問内容と回答状況の営業部門と開 発部門による共有
  • 36. AGENDA  ITストラテジストとは  エンジニアリング会社の社内システム再構築  要約  C社の現状  社内システムの運用状況  各部門の要望  新システムの要望  設問  新システムによって改善できること  部門間での情報共有によって改善できること  新システムに追加すべき機能
  • 37. 新システムに追加すべき機能  ハードウェア製品の開発管理に追加すべき機能 (35字以内)  運用条件と設置条件の入力と主要な項目の妥当性 をチェックする機能  パートナ会社を選定するために管理すべき情報 (30字以内)  顧客の要求する情報セキュリティの水準を達してい るかの評価結果
  • 38. 新システムに追加すべき機能  ハードウェア製品の開発管理に追加すべき機能 (35字以内)  運用条件と設置条件の入力と主要な項目の妥当性 をチェックする機能  パートナ会社を選定するために管理すべき情報 (30字以内)  顧客の要求する情報セキュリティの水準を達してい るかの評価結果
  • 39. 新システムに追加すべき機能  ハードウェア製品の開発管理に追加すべき機能 (35字以内)  運用条件と設置条件の入力と主要な項目の妥当性 をチェックする機能  パートナ会社を選定するために管理すべき情報 (30字以内)  顧客の要求する情報セキュリティの水準を達してい るかの評価結果