1. 第2回 ジオメディアサミット西日本 2009/11/07 @南港ATC 建物の名前にみる地域名称－住宅地図データの有効活用－ 立命館大学大学院文学研究科 日本学術振興会特別研究員 桐村 喬 http://www.rgis.lt.ritsumei.ac.jp/~kiri/

2. きっかけ 住宅地図のデータは、値段の割には表舞台に立たない（注：少なくとも自分の周囲では） 無いと困るが、他のGISデータを作るときの脇役に徹している 主役にする方法を考える

3. 目的 ゼンリンのZMAPTOWN IIから、地域名称が含まれる建物の分布をみる 何がわかる？ イメージ、魅力度、流行 2008年の京都市のデータを利用 ※立命館大学地理学教室所蔵分

4. 「四条」が含まれる建物 少し無理をしているグループ 三条通 四条通 松原通 (旧五条) 遠くの地域名称をつけるのは共同住宅 三条通側（北）よりも松原通側（南）に寄っている

5. 「四条」の拡大 京都市全体で、211（1998）⇒307（2003）⇒410（2008） 年間+20棟のペース 無理をしているグループは2000年前後に増えた 最近は四条通に近いところで増えている

6. まとめと今後の展開 住宅地図データだけで、建物の名称に関する様々な分析が可能 地域名称の広がり 「ハイツ」や「メゾン」、「荘」 他の情報と組み合わせた分析 賃料や価格と地域名称の関係

7. 各地域名称に関する建物のカーネル密度 御所 北山 祇園 西陣 二条 堀川 四条 ご清聴ありがとうございました