2023年CFMD東京_PF発表会

1. AKS(ADACHI KIDS SALON)
子育てパパとママを応援する
親子で楽しむ診療所ヨガ
-コロナ禍で気軽に相談できない
母親・父親へのコミュニティ形成-
報告理由
コロナ禍をきっかけに、地域活動が軒並み中止になった。そのような状況下でも、感染対策をしつつ、
年4回行なっていた親子サロンを毎月の活動に増やす事ができた。コロナ禍で孤立しやすい子育て世代
を対象に、育児を気軽に相談できるコミュニティー形成のために、診療所活動が重要な役割を担うこと
が出来た
親子サロン改革の経緯
北足立生協診療所：
“ 引っ越してきて、当院初診でワクチン接種に来た” という親子が多い
⇨2 0 1 5 年から子育ての悩みを共有する親子サロン( A K S ) がスタート
しかし、2 0 2 0 年度〜コロナ禍となり開催中止へ
「土地勘もなく、コロナでママ友もなかなか出来ない」
「子育て支援イベントも軒並み中止で、祖父母も遠方で誰にも相談できない」など、
これまで以上に、子育て相談の機会が減少しているとの声が多かった
日暮里・舎人ライナー沿線地域の転入人口
⇨転入世帯、転入人口が増えている
A K S を再開しよう
コロナ禍だからこそ
頻度・内容を拡充し、
年4回 毎月
Lecture
主体
イベント衣装を用意しても
着る機会がない
焼き芋パーティー
みんなでお面を作ろう！
ひな祭り＆卒業式
写真アルバムの記念品贈呈！
Class of 2023 北足立生協診療所
AKS委員会：日向 佑樹
地域指向性ケア
手遊び歌/Lecture
親子ヨガ/季節Event
参考文献：新線開通による分譲マンションの立地誘導効果に関する研究
日暮里・舎人ライナー沿線地域を対象にして
考察
運営スタッフの大変さは増したが、医療者自身のストレスマネジメントにもつながっている。
また、「サンタの服を買っても着ていく機会がない」と母親同士で話題となり、みんなでサン
タの仮装をして参加するなど、最初は診療所に通っているという共通点だけで集まった参加者
が、徐々に打ち解け、気づけばママ友となっていた。イベントが終わった後も談笑が続く様子
に、地域活動の意義を感じる事ができた。コロナによる受療行動の変化によって、診療所を利
用する患者は減っており、これからは積極的に医療者が地域に出ていく必要がある。
平日昼の開催のため、ひとり親家庭など、サポートが必要と思われる層が参加できていない。
どのようにサポートが必要とされる人にアプローチをしていくかが今後の課題である。
節分豆まき
パパも参加できる土曜開催！
Zoom開催も活用